真・転生?したら男女貞操逆転世界

美鈴

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第二章

誰?

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「──ちょっといいか」

 俺に話し掛けてる…?そう思った俺は何の用件なのか聞こうと口を開こうとしたところで思い留まった。風華が先に口を開いたからだ。

「なっ、なんでここにお母さんが居るのよ!」

「お母さん…?」

 ──と、いう事は目の前のこの袴を着た女性は風華の母親という事だよな?

「私がここに居る理由は一つだ。お前が惚れたという男をこの眼で確かめに来たに過ぎない」

「ほっ、惚れてないわよ!?」

「惚れたの腫れたの濡れたのなんだあれ程言ってただろう?」 

「違っ!?違うからね!?あんた勘違いするんじゃないわよ!?おおおおお母さんが勝手な事言ってるだけなんだからね!?いいっ!」

「あ、うん」

 あたふたする風華に曖昧な返事を返す。こういう時ってなんて返したらいいんだろうな…?な、なんとなくは分かるんだよな…。好意というか、気にしてくれてるであろう事は流石に…。愛歌さんや梓希からは特にそういうのを感じてはいる。

「なんだ…?まだ己の気持ちも伝えていないのか?」

「い、いいから!?お母さんはとにかく黙ってその口を閉じてくれないかなっ!?」 

「やれやれ…もう気持ちくらいは素直に伝えているかと思えばまだ伝えていないとは…。ツンが過ぎるだろう?ったく、誰に似たのやら」

「べべべべ別にいいでしょっ!?」

「まあ、ここではなんだ。続きは私の家でするとしようか」

「…はい…?」

「なぁに…円香には話はしてある…故に行こうか」

「ちょっ!?」


 まあ、円香さんに話を通してあるなら俺に問題はない…。たぶん…風華のお母さんは心配なんじゃないかな?娘が異性と暮らしているわけだし…。

 少なくとも俺はそう思ってしまったんだけど、この世の中は逆だったなと思い直す。凛や優奈も愛歌さんのところも異性と暮らす事を伝えた際に、反対するどころか喜んでいたそうだしな…。


 とにかくだ…。俺と風華は風華のお母さんに連れられて風華の家に向かう事に決まったんだ。





♢♢♢


「ここがあたしの家よ」


 風華の家はなんて言ったいいんだろうな。古風な和の造りをしている家、そして如何にも道場と分かる外観の建物が敷地内に並んで建っているといえば分かりやすい…かな…?とにかくそんな感じだ。

「さあ、遠慮せずに入ってくれ」

 風華のお母さんの言葉に従うように家の中へと足を踏み入れる。

 通されたのは畳の部屋。テーブルに飲み物やらお菓子やらを用意してくれてから風華のお母さんが口を改めて開いた。

「そういえば名乗っていなかったな。すまない。まずは名乗ろう。風華の母親の風上千架かざかみせんかだ。宜しく」

「あ、天使豊和です。こちらこそ宜しくお願いします」

「ふむ。聞いてた通りとあの放送の通りの男だな」

 聞いてたとは円香さんからかな?いや、風華か?放送を見ていた事は言わずに心の中でしまっていてもらいたかったな…。なんともいえない恥ずかしさが猛烈に襲ってくる。「Oh! モーレツゥゥ!」って感じか?違うか…。


「それで…お母さんは自己紹介だけしたかったわけ?」

「まあ、それもある」

「それもある…?」

「ああ。私はお前の母親だぞ?色々知っておかなければならんだろ?」

「…何を知りたいのよ」


 風華は呆れたように言ってるが、当初俺が思った通り、やっぱり母親として風華の事が心配だったんだろう。なんとなく分かる。


「それは…コレだ!」

「…なっ!?」
「んなっ!?なななな何してんのっ!?お母さん!?」

 千架さんはそう言うと同時に着ていた袴を脱ぎ捨てると隣の部屋へと仕切りに使われている襖をバンと勢いよく開ける。隣の部屋も当然畳の部屋なのだが…

「なんで布団が敷かれているのよ!?」

 風華の言う通りだ。最初に視界に入ってきたのはこれ見よがしに畳の上に敷かれている布団。

「あの腰つきがホンモノか確かめねばなるまいて」

「ホンモノに決まってるでしょっ!?」

「映像はどうとでもなる。実際に受けてみないとな」

「お母さん頭おかしいのっ!?」

「ほら!すでに私は濡れていて準備万端だぞ?」

 そう言って見せつけるように足を開く千架さん…。みるみる血が滾っていくのを感じてしまう…。

「M字開脚すなっ!?」

 な、ナイスツッコミだ…風華…。冷静になれるかと思いきや…

「ほら!ついでにサービスだ!」

 おふっ……。それはマズイ…。更に血が滾る…。主に一部分に…。

「ちょっ!?ショーツずらして見せんな!?モロにお母さんのアワビ見えてるじゃないの!?あたしもまだ見せてないのにっ!!」

「嘆かわしい。そんな事でどうする?」

「えっ?」

「聞いたぞ?男性器を見ただけで気絶してるそうじゃないか」

「うっ…そ、それは」

「私と彼がするところを見て己を鍛えるがいい」

「さ、させるわけないでしょっ!?それに円香おばさんがそんな事許可するわけ…」
「甘いな?娘を鍛える為だ。言ったろ?許可はもらっていると」

「う、嘘っ…」

 うん…?ここまで俺が入れるような会話じゃなかったから口を閉じていたんだけど…早い話、千架さんと俺がセックスするって言ってる…?聞き間違いか?聞き間違いだよな…?


「な、なら…あああああたしがコイツとするわっ!」


 アレだな…。ガ◯ンコ風の実況が頭の聞こえてきたわ…。「一体どうなってしまうのかっ!?」ってな…。


 ホント…どうなるんだ…?





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