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4月
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「一ノ瀬先輩、やっぱかっこいいね」
「うん、そうだね」
校庭の周りに巡らされた金網にへばりつきながら、そんなことをぼそぼそと話し合う。まだ散り残った桜の花びらが、ちらほらと風に舞っている。
ここは私立中学校「潮吹学園」。わたしはこの春、中学二年生になった小森麗。わたしには憧れの人がいる。三年生の一ノ瀬君だ。
一ノ瀬君はテニス部に所属していて、とにかくかっこいいんだ。今日は今学期初めてのテニス部の練習試合が校庭で行われていて、わたしたちは一ノ瀬君目当てにその様子をうっとりと眺めていた。
中学二年生なんて、お菓子の話だとか推しの話だとかでワイワイ無邪気に盛り上がっているだけだろう、なんて考えている、そこのあなた。大間違いです。ビッグ・ミステイク。
特にこの季節、犬猫でさえ盛る四月。女子中学生だって、たぎるのだ。
「あっ、すごいサーブ」
一ノ瀬君が打ったサーブが相手のコートを直撃する。ついでにわたしの心にまで突き刺さる。サービスエース。一ノ瀬君が打ったボールには手出しができない。
「一ノ瀬先輩、やっぱかっこいいね」と、佳穂が繰り返す。
わたしは心の中で一ノ瀬先輩を「一ノ瀬君」って呼ぶ。だってわたしの妄想の中では一ノ瀬君はわたしと結ばれることになっているから、「先輩」って呼ぶのは、少し他人行儀すぎるでしょう。
その一ノ瀬君が、手毬をつくみたいに何度もテニスボールを地面に弾ませる。それから不意にそのボールを投げ上げたかと思うと、伸びをするように踵を上げ、背をのけ反らせる。バレエダンサーがポーズをしているのかと思えるほど長い間その美しい姿勢で静止しているのだけど、たわめられた板バネがはじけるように、ラケットが不意に鋭く振り下ろされる。「パコン」という不似合いなほど長閑な音とともに「うっ!」と言う喘ぎ声が、風に乗って聞こえてくる。
「えっ、またサービスエース」
一ノ瀬君、あなたみたいに素敵な王子様は、テニス部よりもペニス部に入部してほしかった。
ペニス部では、毎日ペニスを鍛えたり、様々なテクニックに磨きをかける練習をしているの。もちろん実戦も経験しないといけないから、そのための練習台が必要になる。
「きょうは麗にしょう」って、一ノ瀬君が言う。
えっ、わたし? だめだよ、わたしまだやったことがないし、みんなの見ている前で一ノ瀬君にそんなことされるなんて恥ずかしいよ。
「どうしたんだ、麗、早くこっちに来いよ」
一ノ瀬君にそう言われると、わたしは拒めない。
「は、はい。お手柔らかにお願いします」
そう言うのが精いっぱい。
「おい、一ノ瀬、おまえ、麗のことが好きなんだろう」
「よく麗とやりたいって言ってたもんな」
外野がうるさい。女の子たちも黙っていない。
「あの子、二年のくせに一ノ瀬君のサーブを受けるなんて、生意気だよ」
「麗、あそこが涎たらしてるよ」
まあ、なんてお下品な、と思いつつ、椅子に座っている一ノ瀬君の前にわたしは立つ。
「麗、スカートを捲ってみろ」
「は、はい」
わたしは両手でスカートをたくし上げる。あっ、ショーツ汚れてないかな、そんなことを考えると、恥ずかしくて真っ赤になる。
一ノ瀬君は少し乱暴にショーツを引き下ろす。わたしの恥ずかしい部分が一ノ瀬君の眼の前に晒される。
ああ、一ノ瀬君、そんなに見つめないで。でも、・・・もっと見て。
「一ノ瀬君、そこは悪魔の谷よ」と、嫉妬に狂った女どもが騒ぎ立てる。
「まだ子供の筋マンじゃない、どこがいいの」
「一ノ瀬先輩の美しい瞳が穢れてしまう」
何とでもほざけ。わたしはあんたらのような負け犬とは違う。一ノ瀬君の愛を勝ち取った勝者なのだ。
一ノ瀬君はわたしの秘密の丘を眺めまわした後、片手を伸ばして、そっとタッチしてくる。
「おっ、一ノ瀬、今日はやる気満々だな」
「練習台が変わると、こうも変わるものかね」
一ノ瀬君、あんな野次は気にしないで。わたし、もう覚悟はできているから、わたしの体内の温かさを存分に楽しんで。
「なかなかいいヌメリ具合だ」と、一ノ瀬君が言う。女どもが一層騒ぎ立てる。
一ノ瀬君が中指でわたしの固く閉じた渓谷を優しく撫でる。ああ、やっぱりだめ。一ノ瀬君に愛撫されていると思うと、膝がガクガク震えてしまう。
・・・と、そんなことを考えながら、テニスコートに立つ一ノ瀬君の凛々しい姿を眺めていたら、わたし、もう、濡れちゃいそうだよ。
わたしは自分の妄想を秘密のノートに書き溜めている。もう二冊目になった。八割がたは一ノ瀬君と結ばれる話。無理やり押し倒される話もあれば、わたしが誘惑する話もある。
こんなものを他人に見られたなら、そいつが消えるか、自分が消えるかの二者択一だ。それにしても盛りのついた女って、恐ろしい、と他人事のように考えながら、今日も妄想をノートに書きつける。
えーと、一ノ瀬君がペニス部(ほんとうにどう言う発想なのだろう)に所属していて、練習台として、わたしが指名されたって言うところまでだったかな。
【一ノ瀬君、あなたの力強いサーブをわたしの中に打ち込んで。もうわたし、あなたの球を受ける準備はできているわ。
でも一ノ瀬君ったら、わざと焦らすように緩めのカーブでわたしを翻弄してくる。あっ、そこはだめ。そこは反則だよ。
でもわたし、一ノ瀬君に嫌われたくない。「麗、おまえはこんなことで腰が引けてしまうのか。俺に対する想いって、その程度のものだったのか」なんて思われたくない。
だからわたしは必死に耐える。一ノ瀬君の反則を受け入れようと、一生懸命努力する。】
そんなことを書き綴っているうちに、わたしは催してきた。ネイチャー・コールズ・ミー。というわけで、ベッドに潜り込み、ショーツの中に手を入れる。
うわぁ、やっぱり。一ノ瀬君のこと考えてると、いつもこうなっちゃう。いつものことだけど、十年に一度の大洪水だ。
わたしは中指を第一関節くらいまで差し入れて、クチュクチュとかき混ぜるようにして指を動かす。
「あっ、一ノ瀬君、だめ。みんなが見てるわ。そんなに激しく指を動かしたら、わたし、わたし・・・」
バタンッ!
突然部屋のドアが開いた。
「お姉ちゃん、なにしてるの?」
妹の杏だ。妹は成績優秀で、そのうえ美人だから小学生のときからクラスの男の子にも人気が高い。性格もとてもいいんだけど、姉の私に対してだけは、少し意地悪なところもある。中学一年生で、最近めっきり色気づいてきた。
「チッ」と、わたしは舌打ちをした。
この「チッ」という発音を、日本語に直訳すると、こんな風になる。
「なんであんたはいつも、いいとこで邪魔しに来るの。せっかくもう少しで一ノ瀬君とひとつになれるところだったのに。(もっとも妄想の中での話だけどね)早く出ていけ。もう一度やり直すから」
「なに、これ?」
しまった! 迂闊にも勉強机の上に、妄想ノートを開きっぱなしにしていた。
「触るな!」って叫んだけど、杏はノートを手に取って読み上げ始めた。
「一ノ瀬君、もう焦らさないで。早く入れて。はっ?」
わたしはショーツを引き上げると、慌てて布団を跳ねのけて起き上がった。
「もうわたしのあそこは、欲しくて、欲しくて、涎を垂らしているの」
「バカ!」と、言ってわたしはノートを取り上げると、杏のことを突き飛ばした。
あっ、いけない。
「ごめん、痛かった?」
心配になって、床に倒れ込んでいる杏の体を抱き起こす。
「ふーん、お姉ちゃんって、一ノ瀬先輩のことが好きなんだ」
騙された。抱き起した杏の体をもう一度突き飛ばす。
それにしても、こいつ、入学して間もないのに、もう一ノ瀬君のことを嗅ぎつけたか。一ノ瀬人気、畏るべし。
「それでエッチなこと考えてるんだ」
「言い触らしたら、承知しないからね」
「ねえ、そのノート、もっと読ましてよ」
「絶対にいや!」
「でも、いやらしくて、とってもいい」
「はっ?」
「ねえ、わたしも一ノ瀬先輩にエッチなことされるところを考えるときがあるんだ」
ふむー。血は争えないと言うことか。
「どんな風に?」と、停戦状態の口調になって聞いてみる。
「たとえば悪者に捕まって、わたしが鎖で縛られているところに一ノ瀬先輩が助けに来てくれるの」
「ふむ、ふむ」
「でもその鎖を外すための鍵が、わたしのあそこに入れられていて、そのことを一ノ瀬先輩に話すと・・・」
杏の妄想を要約すると、杏は恥ずかしがって足を開けないんだけど、悪者はすぐそこまで迫っていて、一ノ瀬君は杏を助けるために無理やり足を押し開いて、隠された鍵を取り出そうとする。でもなかなかそれが取り出せなくて、一ノ瀬君の指が体内を行ったり来たりする、って言うお話。
「なかなかいい話じゃん」と、聞き終わって私は言った。
「わたしも話したんだから、お姉ちゃんも話してよ」
そんなこんなでわたしたちは、一ノ瀬君をオカズにエッチな妄想を二、三披露しあった。
「うん、そうだね」
校庭の周りに巡らされた金網にへばりつきながら、そんなことをぼそぼそと話し合う。まだ散り残った桜の花びらが、ちらほらと風に舞っている。
ここは私立中学校「潮吹学園」。わたしはこの春、中学二年生になった小森麗。わたしには憧れの人がいる。三年生の一ノ瀬君だ。
一ノ瀬君はテニス部に所属していて、とにかくかっこいいんだ。今日は今学期初めてのテニス部の練習試合が校庭で行われていて、わたしたちは一ノ瀬君目当てにその様子をうっとりと眺めていた。
中学二年生なんて、お菓子の話だとか推しの話だとかでワイワイ無邪気に盛り上がっているだけだろう、なんて考えている、そこのあなた。大間違いです。ビッグ・ミステイク。
特にこの季節、犬猫でさえ盛る四月。女子中学生だって、たぎるのだ。
「あっ、すごいサーブ」
一ノ瀬君が打ったサーブが相手のコートを直撃する。ついでにわたしの心にまで突き刺さる。サービスエース。一ノ瀬君が打ったボールには手出しができない。
「一ノ瀬先輩、やっぱかっこいいね」と、佳穂が繰り返す。
わたしは心の中で一ノ瀬先輩を「一ノ瀬君」って呼ぶ。だってわたしの妄想の中では一ノ瀬君はわたしと結ばれることになっているから、「先輩」って呼ぶのは、少し他人行儀すぎるでしょう。
その一ノ瀬君が、手毬をつくみたいに何度もテニスボールを地面に弾ませる。それから不意にそのボールを投げ上げたかと思うと、伸びをするように踵を上げ、背をのけ反らせる。バレエダンサーがポーズをしているのかと思えるほど長い間その美しい姿勢で静止しているのだけど、たわめられた板バネがはじけるように、ラケットが不意に鋭く振り下ろされる。「パコン」という不似合いなほど長閑な音とともに「うっ!」と言う喘ぎ声が、風に乗って聞こえてくる。
「えっ、またサービスエース」
一ノ瀬君、あなたみたいに素敵な王子様は、テニス部よりもペニス部に入部してほしかった。
ペニス部では、毎日ペニスを鍛えたり、様々なテクニックに磨きをかける練習をしているの。もちろん実戦も経験しないといけないから、そのための練習台が必要になる。
「きょうは麗にしょう」って、一ノ瀬君が言う。
えっ、わたし? だめだよ、わたしまだやったことがないし、みんなの見ている前で一ノ瀬君にそんなことされるなんて恥ずかしいよ。
「どうしたんだ、麗、早くこっちに来いよ」
一ノ瀬君にそう言われると、わたしは拒めない。
「は、はい。お手柔らかにお願いします」
そう言うのが精いっぱい。
「おい、一ノ瀬、おまえ、麗のことが好きなんだろう」
「よく麗とやりたいって言ってたもんな」
外野がうるさい。女の子たちも黙っていない。
「あの子、二年のくせに一ノ瀬君のサーブを受けるなんて、生意気だよ」
「麗、あそこが涎たらしてるよ」
まあ、なんてお下品な、と思いつつ、椅子に座っている一ノ瀬君の前にわたしは立つ。
「麗、スカートを捲ってみろ」
「は、はい」
わたしは両手でスカートをたくし上げる。あっ、ショーツ汚れてないかな、そんなことを考えると、恥ずかしくて真っ赤になる。
一ノ瀬君は少し乱暴にショーツを引き下ろす。わたしの恥ずかしい部分が一ノ瀬君の眼の前に晒される。
ああ、一ノ瀬君、そんなに見つめないで。でも、・・・もっと見て。
「一ノ瀬君、そこは悪魔の谷よ」と、嫉妬に狂った女どもが騒ぎ立てる。
「まだ子供の筋マンじゃない、どこがいいの」
「一ノ瀬先輩の美しい瞳が穢れてしまう」
何とでもほざけ。わたしはあんたらのような負け犬とは違う。一ノ瀬君の愛を勝ち取った勝者なのだ。
一ノ瀬君はわたしの秘密の丘を眺めまわした後、片手を伸ばして、そっとタッチしてくる。
「おっ、一ノ瀬、今日はやる気満々だな」
「練習台が変わると、こうも変わるものかね」
一ノ瀬君、あんな野次は気にしないで。わたし、もう覚悟はできているから、わたしの体内の温かさを存分に楽しんで。
「なかなかいいヌメリ具合だ」と、一ノ瀬君が言う。女どもが一層騒ぎ立てる。
一ノ瀬君が中指でわたしの固く閉じた渓谷を優しく撫でる。ああ、やっぱりだめ。一ノ瀬君に愛撫されていると思うと、膝がガクガク震えてしまう。
・・・と、そんなことを考えながら、テニスコートに立つ一ノ瀬君の凛々しい姿を眺めていたら、わたし、もう、濡れちゃいそうだよ。
わたしは自分の妄想を秘密のノートに書き溜めている。もう二冊目になった。八割がたは一ノ瀬君と結ばれる話。無理やり押し倒される話もあれば、わたしが誘惑する話もある。
こんなものを他人に見られたなら、そいつが消えるか、自分が消えるかの二者択一だ。それにしても盛りのついた女って、恐ろしい、と他人事のように考えながら、今日も妄想をノートに書きつける。
えーと、一ノ瀬君がペニス部(ほんとうにどう言う発想なのだろう)に所属していて、練習台として、わたしが指名されたって言うところまでだったかな。
【一ノ瀬君、あなたの力強いサーブをわたしの中に打ち込んで。もうわたし、あなたの球を受ける準備はできているわ。
でも一ノ瀬君ったら、わざと焦らすように緩めのカーブでわたしを翻弄してくる。あっ、そこはだめ。そこは反則だよ。
でもわたし、一ノ瀬君に嫌われたくない。「麗、おまえはこんなことで腰が引けてしまうのか。俺に対する想いって、その程度のものだったのか」なんて思われたくない。
だからわたしは必死に耐える。一ノ瀬君の反則を受け入れようと、一生懸命努力する。】
そんなことを書き綴っているうちに、わたしは催してきた。ネイチャー・コールズ・ミー。というわけで、ベッドに潜り込み、ショーツの中に手を入れる。
うわぁ、やっぱり。一ノ瀬君のこと考えてると、いつもこうなっちゃう。いつものことだけど、十年に一度の大洪水だ。
わたしは中指を第一関節くらいまで差し入れて、クチュクチュとかき混ぜるようにして指を動かす。
「あっ、一ノ瀬君、だめ。みんなが見てるわ。そんなに激しく指を動かしたら、わたし、わたし・・・」
バタンッ!
突然部屋のドアが開いた。
「お姉ちゃん、なにしてるの?」
妹の杏だ。妹は成績優秀で、そのうえ美人だから小学生のときからクラスの男の子にも人気が高い。性格もとてもいいんだけど、姉の私に対してだけは、少し意地悪なところもある。中学一年生で、最近めっきり色気づいてきた。
「チッ」と、わたしは舌打ちをした。
この「チッ」という発音を、日本語に直訳すると、こんな風になる。
「なんであんたはいつも、いいとこで邪魔しに来るの。せっかくもう少しで一ノ瀬君とひとつになれるところだったのに。(もっとも妄想の中での話だけどね)早く出ていけ。もう一度やり直すから」
「なに、これ?」
しまった! 迂闊にも勉強机の上に、妄想ノートを開きっぱなしにしていた。
「触るな!」って叫んだけど、杏はノートを手に取って読み上げ始めた。
「一ノ瀬君、もう焦らさないで。早く入れて。はっ?」
わたしはショーツを引き上げると、慌てて布団を跳ねのけて起き上がった。
「もうわたしのあそこは、欲しくて、欲しくて、涎を垂らしているの」
「バカ!」と、言ってわたしはノートを取り上げると、杏のことを突き飛ばした。
あっ、いけない。
「ごめん、痛かった?」
心配になって、床に倒れ込んでいる杏の体を抱き起こす。
「ふーん、お姉ちゃんって、一ノ瀬先輩のことが好きなんだ」
騙された。抱き起した杏の体をもう一度突き飛ばす。
それにしても、こいつ、入学して間もないのに、もう一ノ瀬君のことを嗅ぎつけたか。一ノ瀬人気、畏るべし。
「それでエッチなこと考えてるんだ」
「言い触らしたら、承知しないからね」
「ねえ、そのノート、もっと読ましてよ」
「絶対にいや!」
「でも、いやらしくて、とってもいい」
「はっ?」
「ねえ、わたしも一ノ瀬先輩にエッチなことされるところを考えるときがあるんだ」
ふむー。血は争えないと言うことか。
「どんな風に?」と、停戦状態の口調になって聞いてみる。
「たとえば悪者に捕まって、わたしが鎖で縛られているところに一ノ瀬先輩が助けに来てくれるの」
「ふむ、ふむ」
「でもその鎖を外すための鍵が、わたしのあそこに入れられていて、そのことを一ノ瀬先輩に話すと・・・」
杏の妄想を要約すると、杏は恥ずかしがって足を開けないんだけど、悪者はすぐそこまで迫っていて、一ノ瀬君は杏を助けるために無理やり足を押し開いて、隠された鍵を取り出そうとする。でもなかなかそれが取り出せなくて、一ノ瀬君の指が体内を行ったり来たりする、って言うお話。
「なかなかいい話じゃん」と、聞き終わって私は言った。
「わたしも話したんだから、お姉ちゃんも話してよ」
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