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第十九話 最終弁論:悪役令嬢は、嘘をつかない
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王都大法廷の空気は、張り詰めた弓の弦のように緊張していた。
壇上に立つ私、リディア・エルヴァイン。 その隣に控える宰相アシュ・ヴァレンシュタイン。 そして、私たちの背後に引き立てられた、誓約院副長官ベルンハルトと、裏切り者の元エージェント・ザック。
これ以上の「証拠」はない。 私は深紅のドレスの裾を翻し、裁判官席、そして傍聴席の群衆に向かって、扇子を高く掲げた。
「皆様。これが、この国を蝕んでいた病巣の正体です」
アシュ様がザックから押収した『黒い手帳』を、裁判長のデスクに叩きつける。 バン! という乾いた音が、静寂を打ち破った。
「この手帳には、ヴァルガス公爵と誓約院の一部勢力が結託し、禁忌とされる『精神干渉魔法』を用いてレオンハルト王太子の思考を操作していた記録が、詳細に記されています」
会場がどよめく。 ヴァルガス公爵が顔色を変えずに反論した。
「……妄言だ。そのような手帳、どこかの三文小説家が書いた創作に過ぎん。証拠能力などない」
「そうですか? では、この手帳の筆跡鑑定を行いましょうか? ……いいえ、もっと確実な方法がありますわね」
私は背後のベルンハルト副長官を振り返った。 彼は猿ぐつわを外されると、ガタガタと震えながら公爵を見た。
「ベルンハルト副長官。この手帳の内容は真実ですか? そして、あなたに指示を出していたのは誰ですか?」
副長官は口ごもる。 しかし、アシュ様が冷徹な声で告げた。
「沈黙は無意味だ。貴殿にはすでに『真実の誓約印(簡易版)』を施してある。嘘をつけば舌が痺れ、真実しか語れなくなる。……さあ、選べ。名誉ある自白か、無様なお喋りマシーンになるか」
副長官は観念したように項垂れた。
「……真実、です」
会場が息を呑む。
「我々は『沈黙の賢者』様の理想を実現するため、公爵と協力しました。王太子殿下に暗示をかけ、『リディアを憎め』『ミレイユを愛せ』と感情を誘導しました。……すべては、王家を傀儡化し、誓約院が国を支配するためです」
決定的証言。 レオンハルト殿下が、信じられないものを見る目で公爵を見た。
「こ、公爵……? 嘘だろう? 私は、お前を信じて……」
「……チッ」
公爵が、舌打ちをした。 その瞬間、好々爺の仮面が剥がれ落ちた。
「使えない手駒どもめ。……ええ、そうですよ。認めましょう」
公爵は開き直ったように両手を広げた。
「殿下、あなたはあまりに愚かだった。だから私が『賢い王』になれるよう、少しばかり魔法で調整して差し上げたのですよ。感謝していただきたいくらいだ」
「き、貴様ぁ……!」
殿下が怒りで震えるが、公爵は鼻で笑い、私とアシュ様に向き直った。
「だが、それがどうしたと言うのです? 確かに私は殿下を操ったかもしれない。だが、それは『国の安定』のためだ。宰相閣下、あなたならわかるでしょう? 感情で動く愚王より、理知的なシステムで管理された王の方が、国益に叶うと」
公爵は、アシュ様の合理主義に訴えかけてきた。 なるほど。アシュ様が「効率」を最優先することを知っての揺さぶりだ。
アシュ様は眼鏡の位置を直し、冷ややかに答えた。
「……一理あるな」
会場がざわつく。 まさか、宰相が公爵側に寝返るのか?
「確かに、愚かな君主はリスクだ。管理されたシステムの方が効率的かもしれない」
アシュ様は言葉を切り、そして――侮蔑の色を隠そうともせずに言い放った。
「だが、貴殿のやり方は美しくない」
「……何?」
「個人の自由意志を奪い、洗脳によって従わせる。それは『管理』ではなく『飼育』だ。人間を家畜と同列に扱うその思想、あまりに前時代的で非生産的だ。……私の美学に反する」
アシュ様は私の方を見た。 その瞳には、揺るぎない信頼が宿っていた。
「それに、私は知ってしまったのだ。……不確定で、感情的で、時に非合理な『人間の意志』こそが、計算を超えた可能性を生み出すことを」
彼は私の手を握った。 『嘘がつけない契約』があるからこそ、その言葉は重い。
「リディア。言ってやれ。君の言葉で、この腐った亡霊たちを葬り去れ」
アシュ様からのバトン。 私は強く頷き、一歩前へ踏み出した。
「ヴァルガス公爵。そして、この国を裏で操ろうとした『沈黙の賢者』の手先たちよ」
私の声が、法廷に凛と響き渡る。
「あなたたちは間違っています。言葉とは、人を縛る鎖ではありません。嘘も、間違いも、愛も、憎しみも……すべてを含めて、私たちが選び取る『未来』そのものです!」
私は左手を胸に当てた。
「私は悪役令嬢と呼ばれました。婚約破棄され、嘘つきだと罵られました。……でも、私は逃げなかった。自分の言葉で戦い、自分の足で立ち、そして最高のパートナーを見つけました」
私の薬指の指輪が、青く清らかな光を放ち始める。 それは、私の言葉に嘘がないことを証明する輝きだ。
「誰かに操られた『正しい言葉』なんていりません。傷ついても、間違えても、自分の心で紡いだ言葉だけが、世界を変えられるのです!」
私はレオンハルト殿下を見た。
「殿下。あなたは操られていたかもしれない。でも、その心の弱さにつけ込まれたのは、あなた自身が『自分の言葉』を持とうとしなかったからです。……今からでも遅くありません。ご自身の意志で、罪を償ってください」
殿下は涙を流し、崩れ落ちるように膝をついた。 公的拒絶誓約の印が、今はもう光っていない。彼の中で、憑き物が落ちたように『嘘』が消えたからだ。
「……申し訳、なかった……」
殿下の震える声が、法廷に響いた。
「勝負ありましたわね」
私は扇子を閉じ、公爵を見据えた。
「さあ、裁判長。判決を。……悪役令嬢(わたし)は、嘘をつきませんから」
法廷中が、静まり返った後、割れんばかりの拍手喝采に包まれた。 もはや疑う者はいない。 リディア・エルヴァインの潔白と、ヴァルガス公爵一派の悪事が、白日の下に晒された瞬間だった。
「判決を言い渡す!」
裁判長が興奮気味に木槌を鳴らす。
「被告人リディア・エルヴァインは無罪! 逆に、ヴァルガス公爵および誓約院副長官ベルンハルトを、国家反逆罪および禁忌魔法使用の容疑で拘束する!」
衛兵たちが公爵を取り囲む。 公爵は抵抗することなく、しかし最後に不気味な笑みを残した。
「……フフ。勝ったおつもりか? だが、これで終わりではないぞ」
公爵は連行されながら、私たちに向かって叫んだ。
「殿下の洗脳が解けたということは……『あの時』の婚約破棄宣言もまた、心神喪失状態での無効な契約となる! 宰相閣下、法の番人であるあなたならわかるはずだ!」
公爵の言葉に、アシュ様の眉がピクリと動いた。 会場の拍手が止む。 ……え? どういうこと?
公爵は歪んだ笑みを浮かべて続けた。
「つまり! 殿下の婚約破棄は法的に無効! リディア・エルヴァインは、依然として王太子妃候補のままである! したがって、宰相との結婚契約こそが『重婚』となり、無効なのだ!」
ドガァァン! 今度こそ、物理的な衝撃を受けたかのようなショックが私を襲った。
「は……はいぃぃぃっ!?」
私が素っ頓狂な声を上げる。 アシュ様も目を見開いていた。
「……なるほど。法的解釈の穴(バグ)か」
「感心している場合ですかアシュ様! 無効って、私たちの結婚がナシになるってことですの!?」
公爵の高笑いが遠ざかっていく中、法廷は新たな大混乱に陥った。 悪を倒したと思ったら、その悪が残した「法律の罠」が、私たちの絆を引き裂こうとしている。
ざわめく法廷の中で、アシュ様が私の肩を強く抱いた。
「慌てるな、リディア」
彼の手は熱く、そして力強かった。
「法が邪魔をするなら、法を書き換えればいい。……私は絶対に、君を手放さない」
その言葉は、どんな誓約魔法よりも強く、私の心に響いた。 私たちの戦いは、まだ終わらない。 次は「教会」でも「公爵」でもない。 この国の「法律そのもの」との戦いが始まるのだ。
上等じゃないの。 契約のプロフェッショナル夫婦を敵に回したこと、法律(ルール)に後悔させてやるわ!
壇上に立つ私、リディア・エルヴァイン。 その隣に控える宰相アシュ・ヴァレンシュタイン。 そして、私たちの背後に引き立てられた、誓約院副長官ベルンハルトと、裏切り者の元エージェント・ザック。
これ以上の「証拠」はない。 私は深紅のドレスの裾を翻し、裁判官席、そして傍聴席の群衆に向かって、扇子を高く掲げた。
「皆様。これが、この国を蝕んでいた病巣の正体です」
アシュ様がザックから押収した『黒い手帳』を、裁判長のデスクに叩きつける。 バン! という乾いた音が、静寂を打ち破った。
「この手帳には、ヴァルガス公爵と誓約院の一部勢力が結託し、禁忌とされる『精神干渉魔法』を用いてレオンハルト王太子の思考を操作していた記録が、詳細に記されています」
会場がどよめく。 ヴァルガス公爵が顔色を変えずに反論した。
「……妄言だ。そのような手帳、どこかの三文小説家が書いた創作に過ぎん。証拠能力などない」
「そうですか? では、この手帳の筆跡鑑定を行いましょうか? ……いいえ、もっと確実な方法がありますわね」
私は背後のベルンハルト副長官を振り返った。 彼は猿ぐつわを外されると、ガタガタと震えながら公爵を見た。
「ベルンハルト副長官。この手帳の内容は真実ですか? そして、あなたに指示を出していたのは誰ですか?」
副長官は口ごもる。 しかし、アシュ様が冷徹な声で告げた。
「沈黙は無意味だ。貴殿にはすでに『真実の誓約印(簡易版)』を施してある。嘘をつけば舌が痺れ、真実しか語れなくなる。……さあ、選べ。名誉ある自白か、無様なお喋りマシーンになるか」
副長官は観念したように項垂れた。
「……真実、です」
会場が息を呑む。
「我々は『沈黙の賢者』様の理想を実現するため、公爵と協力しました。王太子殿下に暗示をかけ、『リディアを憎め』『ミレイユを愛せ』と感情を誘導しました。……すべては、王家を傀儡化し、誓約院が国を支配するためです」
決定的証言。 レオンハルト殿下が、信じられないものを見る目で公爵を見た。
「こ、公爵……? 嘘だろう? 私は、お前を信じて……」
「……チッ」
公爵が、舌打ちをした。 その瞬間、好々爺の仮面が剥がれ落ちた。
「使えない手駒どもめ。……ええ、そうですよ。認めましょう」
公爵は開き直ったように両手を広げた。
「殿下、あなたはあまりに愚かだった。だから私が『賢い王』になれるよう、少しばかり魔法で調整して差し上げたのですよ。感謝していただきたいくらいだ」
「き、貴様ぁ……!」
殿下が怒りで震えるが、公爵は鼻で笑い、私とアシュ様に向き直った。
「だが、それがどうしたと言うのです? 確かに私は殿下を操ったかもしれない。だが、それは『国の安定』のためだ。宰相閣下、あなたならわかるでしょう? 感情で動く愚王より、理知的なシステムで管理された王の方が、国益に叶うと」
公爵は、アシュ様の合理主義に訴えかけてきた。 なるほど。アシュ様が「効率」を最優先することを知っての揺さぶりだ。
アシュ様は眼鏡の位置を直し、冷ややかに答えた。
「……一理あるな」
会場がざわつく。 まさか、宰相が公爵側に寝返るのか?
「確かに、愚かな君主はリスクだ。管理されたシステムの方が効率的かもしれない」
アシュ様は言葉を切り、そして――侮蔑の色を隠そうともせずに言い放った。
「だが、貴殿のやり方は美しくない」
「……何?」
「個人の自由意志を奪い、洗脳によって従わせる。それは『管理』ではなく『飼育』だ。人間を家畜と同列に扱うその思想、あまりに前時代的で非生産的だ。……私の美学に反する」
アシュ様は私の方を見た。 その瞳には、揺るぎない信頼が宿っていた。
「それに、私は知ってしまったのだ。……不確定で、感情的で、時に非合理な『人間の意志』こそが、計算を超えた可能性を生み出すことを」
彼は私の手を握った。 『嘘がつけない契約』があるからこそ、その言葉は重い。
「リディア。言ってやれ。君の言葉で、この腐った亡霊たちを葬り去れ」
アシュ様からのバトン。 私は強く頷き、一歩前へ踏み出した。
「ヴァルガス公爵。そして、この国を裏で操ろうとした『沈黙の賢者』の手先たちよ」
私の声が、法廷に凛と響き渡る。
「あなたたちは間違っています。言葉とは、人を縛る鎖ではありません。嘘も、間違いも、愛も、憎しみも……すべてを含めて、私たちが選び取る『未来』そのものです!」
私は左手を胸に当てた。
「私は悪役令嬢と呼ばれました。婚約破棄され、嘘つきだと罵られました。……でも、私は逃げなかった。自分の言葉で戦い、自分の足で立ち、そして最高のパートナーを見つけました」
私の薬指の指輪が、青く清らかな光を放ち始める。 それは、私の言葉に嘘がないことを証明する輝きだ。
「誰かに操られた『正しい言葉』なんていりません。傷ついても、間違えても、自分の心で紡いだ言葉だけが、世界を変えられるのです!」
私はレオンハルト殿下を見た。
「殿下。あなたは操られていたかもしれない。でも、その心の弱さにつけ込まれたのは、あなた自身が『自分の言葉』を持とうとしなかったからです。……今からでも遅くありません。ご自身の意志で、罪を償ってください」
殿下は涙を流し、崩れ落ちるように膝をついた。 公的拒絶誓約の印が、今はもう光っていない。彼の中で、憑き物が落ちたように『嘘』が消えたからだ。
「……申し訳、なかった……」
殿下の震える声が、法廷に響いた。
「勝負ありましたわね」
私は扇子を閉じ、公爵を見据えた。
「さあ、裁判長。判決を。……悪役令嬢(わたし)は、嘘をつきませんから」
法廷中が、静まり返った後、割れんばかりの拍手喝采に包まれた。 もはや疑う者はいない。 リディア・エルヴァインの潔白と、ヴァルガス公爵一派の悪事が、白日の下に晒された瞬間だった。
「判決を言い渡す!」
裁判長が興奮気味に木槌を鳴らす。
「被告人リディア・エルヴァインは無罪! 逆に、ヴァルガス公爵および誓約院副長官ベルンハルトを、国家反逆罪および禁忌魔法使用の容疑で拘束する!」
衛兵たちが公爵を取り囲む。 公爵は抵抗することなく、しかし最後に不気味な笑みを残した。
「……フフ。勝ったおつもりか? だが、これで終わりではないぞ」
公爵は連行されながら、私たちに向かって叫んだ。
「殿下の洗脳が解けたということは……『あの時』の婚約破棄宣言もまた、心神喪失状態での無効な契約となる! 宰相閣下、法の番人であるあなたならわかるはずだ!」
公爵の言葉に、アシュ様の眉がピクリと動いた。 会場の拍手が止む。 ……え? どういうこと?
公爵は歪んだ笑みを浮かべて続けた。
「つまり! 殿下の婚約破棄は法的に無効! リディア・エルヴァインは、依然として王太子妃候補のままである! したがって、宰相との結婚契約こそが『重婚』となり、無効なのだ!」
ドガァァン! 今度こそ、物理的な衝撃を受けたかのようなショックが私を襲った。
「は……はいぃぃぃっ!?」
私が素っ頓狂な声を上げる。 アシュ様も目を見開いていた。
「……なるほど。法的解釈の穴(バグ)か」
「感心している場合ですかアシュ様! 無効って、私たちの結婚がナシになるってことですの!?」
公爵の高笑いが遠ざかっていく中、法廷は新たな大混乱に陥った。 悪を倒したと思ったら、その悪が残した「法律の罠」が、私たちの絆を引き裂こうとしている。
ざわめく法廷の中で、アシュ様が私の肩を強く抱いた。
「慌てるな、リディア」
彼の手は熱く、そして力強かった。
「法が邪魔をするなら、法を書き換えればいい。……私は絶対に、君を手放さない」
その言葉は、どんな誓約魔法よりも強く、私の心に響いた。 私たちの戦いは、まだ終わらない。 次は「教会」でも「公爵」でもない。 この国の「法律そのもの」との戦いが始まるのだ。
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