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第二十二話 宰相様、溺愛がバレました(印が勝手に光る)
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「距離を置く」と宣言された翌日。 私はいつも通り宰相府の執務室に出勤し、いつも通りの席――アシュ様の執務机と合体したデスク――に座っていた。
距離を置くとは何だったのか。 物理的な距離はゼロメートルのままである。
「……おはようございます、アシュ様」
「……あ、ああ。おはよう」
アシュ様は書類から目を離さずに挨拶を返してきた。 その耳は、朝一番だというのにほんのり赤い。 そして、彼の左手には包帯が巻かれ、さらにその上から魔法防御の手袋がはめられている。 明らかに『真実の誓約印』の輝きを物理的に隠蔽しようとする涙ぐましい努力だ。
「その手、どうなさいましたの? 怪我ですか?」
私がわざとらしく尋ねると、アシュ様はギクリと肩を震わせた。
「い、いや。昨夜、実験で軽微な魔力暴走を起こしただけだ。……印の調子が悪くてな。修理中だ」
嘘だ。 『嘘がつけない契約』があるのに嘘をつこうとしているから、手袋の下で印がビカビカと発光しているのが透けて見えている。 まるで懐中電灯を握りしめているみたいだ。
「そうですか。それは大変ですわね。……でも、印が壊れているなら、今日の『嘘がつけない契約』は無効なんですか?」
「いや! 機能自体は正常だ! ただ、出力制御がバグっていて……その、光漏れが激しいだけだ!」
アシュ様は早口で言い訳を並べ立てた。 要するに、「君への愛が溢れすぎて隠せないから、手袋で蓋をしてます」ということでしょう? 私は笑いを堪えるのに必死で、頬の内側を噛んだ。 ◇
その日の執務は、ある意味で地獄であり、天国だった。
「リディア、そこの資料を取ってくれ」 「はい、どうぞ」
資料を渡す際、指先が触れる。 カッ! アシュ様の手袋が、まばゆい赤色に発光した。
「うおっ!?」 「きゃっ!」
部下たちが「またかよ」という顔でサングラスを装着し始める。 アシュ様は「静電気だ」と呟いて顔を背けたが、静電気が赤く発光するものですか。
午後になり、他国の外交官との会談があった。 アシュ様はいつもの冷徹な仮面を被り、完璧な交渉術で相手を圧倒していた。 私はその横で書記を務めていたのだが、外交官が私に向かって愛想笑いを向けた瞬間だった。
「リディア夫人は、噂以上に美しい方ですな。ぜひ今度、我が国へも遊びにいらしてください」
単なる社交辞令だ。 私が「ありがとうございます」と返そうとした時。
「……断る」
アシュ様が低い声で遮った。 部屋の温度が氷点下になる。
「宰相閣下?」
「妻を国外に出す予定はない。特に、貴殿のような女好きの噂がある男の国になど、絶対に(・・・)行かせない」
外交官が凍りつく。 アシュ様の左手が、机の下でボンヤリと、しかし力強く発光している。 「そ、それは……失礼いたしました」
外交官が逃げるように去った後、私はアシュ様を睨んだ。
「アシュ様。今の発言、外交上のリスクになりかねませんわよ」
「……リスク計算済みだ。彼に君を近づけるリスクの方が、国益を損なうと判断した」
「どんな判断基準ですの?」
「私の精神衛生上の基準だ」
即答だった。 本音だ。 もう、隠す気がないのかしらこの人。
そして夕方。 私たちは休憩室でコーヒーを飲んでいた。 窓の外は美しい夕焼けに染まっている。
「……リディア」
アシュ様が、手袋を外した左手を見つめながらポツリと言った。
「私は今まで、感情というものを『バグ』だと思っていた。システムを乱すノイズだと」
「ええ。よくおっしゃっていますわね」
「だが……最近、考えが変わった」
彼は私の方を向き、透き通るような青い瞳で私を射抜いた。
「君を見ていると、胸が苦しくなる。君が笑うと、世界が明るく見える。君が他の男と話していると、破壊衝動に駆られる。……これらはすべて非合理な反応だ」
ドキドキと、心臓が高鳴る。 来るの? ついに、言っちゃうの?
「だが、このバグは……不快ではない。むしろ、この痛みさえも手放したくないと思う自分がいる」
アシュ様は手を伸ばし、私の頬に触れた。 印が、優しく、淡いピンク色に輝いている。 それは『真実の愛』を示す伝説の色だと言われているけれど、きっと彼は知らない。
「リディア。契約の第五条『恋愛感情の禁止』だが……」
「は、はい!」
「……改正を検討すべきかもしれない」
そこまで言って、アシュ様はパッと手を離し、顔を真っ赤にして背を向けた。
「い、いや! 今のは独り言だ! 忘れてくれ! まだ検証データが足りない!」
彼は逃げるように執務室へと戻っていった。 残された私は、へなへなと椅子に座り込んだ。
「……もう。ヘタレなんだから」
でも、嬉しかった。 契約という名の氷の壁は、もうほとんど溶けてしまっている。 あとは、最後の一押しだけ。
私は自分の薬指の指輪に口づけをした。 私の印もまた、彼と同じように淡いピンク色に輝いていた。
◇
しかし。 そんな甘い雰囲気は、翌日、最悪の形で吹き飛ばされることになった。
朝、私たちが登庁しようと屋敷を出ると、門の前に異様な人だかりができていたのだ。 普段なら好意的な市民たちが、今日は殺気立った目でこちらを睨んでいる。 彼らの手には、プラカードやビラが握られていた。
『悪魔の宰相を追放せよ!』 『リディアは魔女だ! 言葉を奪うな!』 『賢者様万歳! 真実の自由を!』
石が飛んでくる。 アシュ様が瞬時に風の結界を張り、それを弾き返した。
「……なんだ、これは」
アシュ様の声が低くなる。 群衆の先頭に立つ男が、拡声器を使って叫んだ。
「見ろ! 宰相が魔法で市民を攻撃したぞ! やはり噂通りだ! 彼らは『契約魔法』を使って私たちを支配し、言葉を奪おうとしている悪魔だ!」
「そうだ! リディアの『嘘がつけない契約』なんて、洗脳の第一歩だ!」 「賢者様がおっしゃっていた通りだ!」
根も葉もないデマだ。 でも、群衆は熱狂し、私たちの言葉を聞こうとしない。 その瞳はどこか虚ろで、まるで何かに操られているようにも見える。
「……扇動か」
私は唇を噛んだ。 ヴァルガス公爵や誓約院の副長官を捕らえても、まだ終わっていなかったのだ。 本丸――『沈黙の賢者』と呼ばれる黒幕が、ついに直接動き出したのだ。
ビラにはこう書かれていた。 『言葉の自由を取り戻せ。賢者の元へ集え』
彼らは、アシュ様の「契約による統治」を逆手に取り、「それは自由の侵害だ」と民衆の不安を煽っている。 さらに悪いことに、王太子を洗脳していた事実すら歪曲し、「あれは宰相が王家を乗っ取るための自作自演だ」という陰謀論を広めているようだ。
「……厄介だな」
アシュ様が呟く。
「法や論理で戦える相手ではない。民衆の『感情』という、最も扱いづらい怪物をけしかけてきた」
石や卵が次々と結界に当たる音。 罵声。 敵意。 かつて私を「悪役令嬢」と罵った時と同じ、理不尽な悪意の波。
私は震える手を隠し、アシュ様の手を握った。
「大丈夫です、アシュ様。こんなの、慣れっこですわ」
私はニッと笑って見せた。
「悪名は無名に勝る。……これだけの注目を集めているなら、逆に利用してやりましょう」
アシュ様は私を見て、ふっと表情を緩めた。
「頼もしいな、私の妻は。……だが、君を傷つける者は許さない」
彼の瞳に、冷たい怒りの炎が灯る。
「行くぞ。賢者とやらが民衆を盾にするなら、私たちはその盾ごと『真実』で貫くのみだ」
私たちは罵声を背に受けながら、馬車へと乗り込んだ。 幸せな溺愛ごっこは一時中断。 国を二分する、最後にして最大の「世論戦争(プロパガンダ・ウォーズ)」が始まろうとしていた。
距離を置くとは何だったのか。 物理的な距離はゼロメートルのままである。
「……おはようございます、アシュ様」
「……あ、ああ。おはよう」
アシュ様は書類から目を離さずに挨拶を返してきた。 その耳は、朝一番だというのにほんのり赤い。 そして、彼の左手には包帯が巻かれ、さらにその上から魔法防御の手袋がはめられている。 明らかに『真実の誓約印』の輝きを物理的に隠蔽しようとする涙ぐましい努力だ。
「その手、どうなさいましたの? 怪我ですか?」
私がわざとらしく尋ねると、アシュ様はギクリと肩を震わせた。
「い、いや。昨夜、実験で軽微な魔力暴走を起こしただけだ。……印の調子が悪くてな。修理中だ」
嘘だ。 『嘘がつけない契約』があるのに嘘をつこうとしているから、手袋の下で印がビカビカと発光しているのが透けて見えている。 まるで懐中電灯を握りしめているみたいだ。
「そうですか。それは大変ですわね。……でも、印が壊れているなら、今日の『嘘がつけない契約』は無効なんですか?」
「いや! 機能自体は正常だ! ただ、出力制御がバグっていて……その、光漏れが激しいだけだ!」
アシュ様は早口で言い訳を並べ立てた。 要するに、「君への愛が溢れすぎて隠せないから、手袋で蓋をしてます」ということでしょう? 私は笑いを堪えるのに必死で、頬の内側を噛んだ。 ◇
その日の執務は、ある意味で地獄であり、天国だった。
「リディア、そこの資料を取ってくれ」 「はい、どうぞ」
資料を渡す際、指先が触れる。 カッ! アシュ様の手袋が、まばゆい赤色に発光した。
「うおっ!?」 「きゃっ!」
部下たちが「またかよ」という顔でサングラスを装着し始める。 アシュ様は「静電気だ」と呟いて顔を背けたが、静電気が赤く発光するものですか。
午後になり、他国の外交官との会談があった。 アシュ様はいつもの冷徹な仮面を被り、完璧な交渉術で相手を圧倒していた。 私はその横で書記を務めていたのだが、外交官が私に向かって愛想笑いを向けた瞬間だった。
「リディア夫人は、噂以上に美しい方ですな。ぜひ今度、我が国へも遊びにいらしてください」
単なる社交辞令だ。 私が「ありがとうございます」と返そうとした時。
「……断る」
アシュ様が低い声で遮った。 部屋の温度が氷点下になる。
「宰相閣下?」
「妻を国外に出す予定はない。特に、貴殿のような女好きの噂がある男の国になど、絶対に(・・・)行かせない」
外交官が凍りつく。 アシュ様の左手が、机の下でボンヤリと、しかし力強く発光している。 「そ、それは……失礼いたしました」
外交官が逃げるように去った後、私はアシュ様を睨んだ。
「アシュ様。今の発言、外交上のリスクになりかねませんわよ」
「……リスク計算済みだ。彼に君を近づけるリスクの方が、国益を損なうと判断した」
「どんな判断基準ですの?」
「私の精神衛生上の基準だ」
即答だった。 本音だ。 もう、隠す気がないのかしらこの人。
そして夕方。 私たちは休憩室でコーヒーを飲んでいた。 窓の外は美しい夕焼けに染まっている。
「……リディア」
アシュ様が、手袋を外した左手を見つめながらポツリと言った。
「私は今まで、感情というものを『バグ』だと思っていた。システムを乱すノイズだと」
「ええ。よくおっしゃっていますわね」
「だが……最近、考えが変わった」
彼は私の方を向き、透き通るような青い瞳で私を射抜いた。
「君を見ていると、胸が苦しくなる。君が笑うと、世界が明るく見える。君が他の男と話していると、破壊衝動に駆られる。……これらはすべて非合理な反応だ」
ドキドキと、心臓が高鳴る。 来るの? ついに、言っちゃうの?
「だが、このバグは……不快ではない。むしろ、この痛みさえも手放したくないと思う自分がいる」
アシュ様は手を伸ばし、私の頬に触れた。 印が、優しく、淡いピンク色に輝いている。 それは『真実の愛』を示す伝説の色だと言われているけれど、きっと彼は知らない。
「リディア。契約の第五条『恋愛感情の禁止』だが……」
「は、はい!」
「……改正を検討すべきかもしれない」
そこまで言って、アシュ様はパッと手を離し、顔を真っ赤にして背を向けた。
「い、いや! 今のは独り言だ! 忘れてくれ! まだ検証データが足りない!」
彼は逃げるように執務室へと戻っていった。 残された私は、へなへなと椅子に座り込んだ。
「……もう。ヘタレなんだから」
でも、嬉しかった。 契約という名の氷の壁は、もうほとんど溶けてしまっている。 あとは、最後の一押しだけ。
私は自分の薬指の指輪に口づけをした。 私の印もまた、彼と同じように淡いピンク色に輝いていた。
◇
しかし。 そんな甘い雰囲気は、翌日、最悪の形で吹き飛ばされることになった。
朝、私たちが登庁しようと屋敷を出ると、門の前に異様な人だかりができていたのだ。 普段なら好意的な市民たちが、今日は殺気立った目でこちらを睨んでいる。 彼らの手には、プラカードやビラが握られていた。
『悪魔の宰相を追放せよ!』 『リディアは魔女だ! 言葉を奪うな!』 『賢者様万歳! 真実の自由を!』
石が飛んでくる。 アシュ様が瞬時に風の結界を張り、それを弾き返した。
「……なんだ、これは」
アシュ様の声が低くなる。 群衆の先頭に立つ男が、拡声器を使って叫んだ。
「見ろ! 宰相が魔法で市民を攻撃したぞ! やはり噂通りだ! 彼らは『契約魔法』を使って私たちを支配し、言葉を奪おうとしている悪魔だ!」
「そうだ! リディアの『嘘がつけない契約』なんて、洗脳の第一歩だ!」 「賢者様がおっしゃっていた通りだ!」
根も葉もないデマだ。 でも、群衆は熱狂し、私たちの言葉を聞こうとしない。 その瞳はどこか虚ろで、まるで何かに操られているようにも見える。
「……扇動か」
私は唇を噛んだ。 ヴァルガス公爵や誓約院の副長官を捕らえても、まだ終わっていなかったのだ。 本丸――『沈黙の賢者』と呼ばれる黒幕が、ついに直接動き出したのだ。
ビラにはこう書かれていた。 『言葉の自由を取り戻せ。賢者の元へ集え』
彼らは、アシュ様の「契約による統治」を逆手に取り、「それは自由の侵害だ」と民衆の不安を煽っている。 さらに悪いことに、王太子を洗脳していた事実すら歪曲し、「あれは宰相が王家を乗っ取るための自作自演だ」という陰謀論を広めているようだ。
「……厄介だな」
アシュ様が呟く。
「法や論理で戦える相手ではない。民衆の『感情』という、最も扱いづらい怪物をけしかけてきた」
石や卵が次々と結界に当たる音。 罵声。 敵意。 かつて私を「悪役令嬢」と罵った時と同じ、理不尽な悪意の波。
私は震える手を隠し、アシュ様の手を握った。
「大丈夫です、アシュ様。こんなの、慣れっこですわ」
私はニッと笑って見せた。
「悪名は無名に勝る。……これだけの注目を集めているなら、逆に利用してやりましょう」
アシュ様は私を見て、ふっと表情を緩めた。
「頼もしいな、私の妻は。……だが、君を傷つける者は許さない」
彼の瞳に、冷たい怒りの炎が灯る。
「行くぞ。賢者とやらが民衆を盾にするなら、私たちはその盾ごと『真実』で貫くのみだ」
私たちは罵声を背に受けながら、馬車へと乗り込んだ。 幸せな溺愛ごっこは一時中断。 国を二分する、最後にして最大の「世論戦争(プロパガンダ・ウォーズ)」が始まろうとしていた。
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