3 / 20
3話 視点変更あり
しおりを挟む
(レイナ子爵令嬢視点)
うふふふ、やったわ! あの二枚目で有名なシーザー様と婚約出来た。お姉ちゃんから奪い取ったみたいなものだけれど……お姉ちゃんも怒っている節はなかったし、きっと大丈夫よね!
「ああ、レイナ……私はお前と婚約出来たことを幸せに思うよ」
「えへへ、ありがとうございますシーザー様! 私も幸せです!」
「そうかそうか……ふふふふふ」
シーザー様は侯爵家の当主をされている。年齢はまだ25歳だけれど、彼のお父様が早めに引退したからシーザー様が跡を継いだらしい。お姉ちゃんからはそう聞かされている。
「でもシーザー様……私のお姉ちゃんのことは諦めて良かったのですか?」
外見は私の方が上だと思うけど、お姉ちゃんは内面部分を好かれ貴族の方々から人気があることは知っている。それだけに、簡単? に私を選んだシーザー様の真意は分からなかった。
「もちろんだ、レイナ。やはり、侯爵である私には美しい令嬢が近くに居る方が望ましい」
「あ、なるほど! そういうことだったんですね!」
「うむ、そういうことだ」
やっぱり侯爵様という立場になると、婚約者の外見って重要視されるもんね! 私のわがままで決まった婚約破棄と再婚約だけれど、あながち間違いではなかったのかも! うふふ、ごめんなさいねお姉ちゃん。私一人だけが幸せになっちゃって!
「ふふふ、レイナなら私の望みも叶えてくれそうだしな……たっぷりと可愛がってやろう」
「えっ? なにかおっしゃいましたか?」
「いいや、なんでもないよ。ふふふふふっ」
??? シーザー様は何かをおっしゃっていたように聞こえたけれど、内容はよく分からなかった。まあいいか……。
「そういえば、ルーグナー家のジェームズ殿が貴族街に新たな屋敷を建造したらしいな」
「ルーグナー……? えっ、ジェームズ様が建造されたんですか?」
「ああ、そう聞いているが……どうかしたのか?」
「あ、いえ……なんでもないです」
シーザー様とは婚約したばかりだし、ジェームズ様と幼馴染だったとは言わない方が良いかもしれないわね。まあ、シーザー様程のお方が嫉妬に狂うなんてことはなさそうだけれど。
「ジェームズ・ルーグナー殿は公爵の立場になったようだ。それを祝しての新たな屋敷の建造ということなのだろうが……この建造ペースを考えると、ほぼ間違いなく公爵になることは決定したようだな」
「ジェームズ様が……へ、へえ~~~~そうなんですね……」
「……レイナ?」
そっかそっか……ジェームズ様が公爵になられるんだ。ルーグナー家は群雄割拠で当主になれる可能性は凄く低いと聞いていたけど、凄いな~~。
シーザー様には悪いけれど、私は幼馴染の成功を素直に祝福していた。その屋敷にちょっと行ってみたいかも!
うふふふ、やったわ! あの二枚目で有名なシーザー様と婚約出来た。お姉ちゃんから奪い取ったみたいなものだけれど……お姉ちゃんも怒っている節はなかったし、きっと大丈夫よね!
「ああ、レイナ……私はお前と婚約出来たことを幸せに思うよ」
「えへへ、ありがとうございますシーザー様! 私も幸せです!」
「そうかそうか……ふふふふふ」
シーザー様は侯爵家の当主をされている。年齢はまだ25歳だけれど、彼のお父様が早めに引退したからシーザー様が跡を継いだらしい。お姉ちゃんからはそう聞かされている。
「でもシーザー様……私のお姉ちゃんのことは諦めて良かったのですか?」
外見は私の方が上だと思うけど、お姉ちゃんは内面部分を好かれ貴族の方々から人気があることは知っている。それだけに、簡単? に私を選んだシーザー様の真意は分からなかった。
「もちろんだ、レイナ。やはり、侯爵である私には美しい令嬢が近くに居る方が望ましい」
「あ、なるほど! そういうことだったんですね!」
「うむ、そういうことだ」
やっぱり侯爵様という立場になると、婚約者の外見って重要視されるもんね! 私のわがままで決まった婚約破棄と再婚約だけれど、あながち間違いではなかったのかも! うふふ、ごめんなさいねお姉ちゃん。私一人だけが幸せになっちゃって!
「ふふふ、レイナなら私の望みも叶えてくれそうだしな……たっぷりと可愛がってやろう」
「えっ? なにかおっしゃいましたか?」
「いいや、なんでもないよ。ふふふふふっ」
??? シーザー様は何かをおっしゃっていたように聞こえたけれど、内容はよく分からなかった。まあいいか……。
「そういえば、ルーグナー家のジェームズ殿が貴族街に新たな屋敷を建造したらしいな」
「ルーグナー……? えっ、ジェームズ様が建造されたんですか?」
「ああ、そう聞いているが……どうかしたのか?」
「あ、いえ……なんでもないです」
シーザー様とは婚約したばかりだし、ジェームズ様と幼馴染だったとは言わない方が良いかもしれないわね。まあ、シーザー様程のお方が嫉妬に狂うなんてことはなさそうだけれど。
「ジェームズ・ルーグナー殿は公爵の立場になったようだ。それを祝しての新たな屋敷の建造ということなのだろうが……この建造ペースを考えると、ほぼ間違いなく公爵になることは決定したようだな」
「ジェームズ様が……へ、へえ~~~~そうなんですね……」
「……レイナ?」
そっかそっか……ジェームズ様が公爵になられるんだ。ルーグナー家は群雄割拠で当主になれる可能性は凄く低いと聞いていたけど、凄いな~~。
シーザー様には悪いけれど、私は幼馴染の成功を素直に祝福していた。その屋敷にちょっと行ってみたいかも!
28
あなたにおすすめの小説
妹を選んで婚約破棄した婚約者は、平民になる現実を理解していなかったようです
藤原遊
恋愛
跡継ぎとして育てられた私には、将来を約束された婚約者がいた。
――けれど彼は、私ではなく「妹」を選んだ。
妹は父の愛人の子。
身分も立場も分かったうえでの選択だと思っていたのに、
彼はどうやら、何も理解していなかったらしい。
婚約を破棄し、妹と結ばれた彼は、
当然のように貴族の立場を失い、平民として生きることになる。
一方で、妹は覚悟を決めて現実に向き合っていく。
だが彼だけが、最後まで「元に戻れる」と信じ続けていた。
これは、誰かが罰した物語ではない。
ただ、選んだ道の先にあった現実の話。
覚悟のなかった婚約者が、
自分の選択と向き合うまでを描いた、静かなざまぁ物語。
わざわざ証拠まで用意してくれたみたいなのですが、それ、私じゃないですよね?
ここあ
恋愛
「ヴァレリアン!この場をもって、宣言しようではないか!俺はお前と婚約破棄をさせていただく!」
ダンスパーティの途中、伯爵令嬢の私・ヴァレリアンは、侯爵家のオランジェレス様に婚約破棄を言い渡されてしまった。
一体どういう理由でなのかしらね?
あるいは、きちんと証拠もお揃いなのかしら。
そう思っていたヴァレリアンだが…。
※誤字脱字等あるかもしれません!
※設定はゆるふわです。
※題名やサブタイトルの言葉がそのまま出てくるとは限りません。
※現代の文明のようなものが混じっていますが、ファンタジーの物語なのでご了承ください。
両親から謝ることもできない娘と思われ、妹の邪魔する存在と決めつけられて養子となりましたが、必要のないもの全てを捨てて幸せになれました
珠宮さくら
恋愛
伯爵家に生まれたユルシュル・バシュラールは、妹の言うことばかりを信じる両親と妹のしていることで、最低最悪な婚約者と解消や破棄ができたと言われる日々を送っていた。
一見良いことのように思えることだが、実際は妹がしていることは褒められることではなかった。
更には自己中な幼なじみやその異母妹や王妃や側妃たちによって、ユルシュルは心労の尽きない日々を送っているというのにそれに気づいてくれる人は周りにいなかったことで、ユルシュルはいつ倒れてもおかしくない状態が続いていたのだが……。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
〖完結〗旦那様には出て行っていただきます。どうか平民の愛人とお幸せに·····
藍川みいな
恋愛
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」
……これは一体、どういう事でしょう?
いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。
ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全6話で完結になります。
【完結】恋人との子を我が家の跡取りにする? 冗談も大概にして下さいませ
水月 潮
恋愛
侯爵家令嬢アイリーン・エヴァンスは遠縁の伯爵家令息のシリル・マイソンと婚約している。
ある日、シリルの恋人と名乗る女性・エイダ・バーク男爵家令嬢がエヴァンス侯爵邸を訪れた。
なんでも彼の子供が出来たから、シリルと別れてくれとのこと。
アイリーンはそれを承諾し、二人を追い返そうとするが、シリルとエイダはこの子を侯爵家の跡取りにして、アイリーンは侯爵家から出て行けというとんでもないことを主張する。
※設定は緩いので物語としてお楽しみ頂けたらと思います
☆HOTランキング20位(2021.6.21)
感謝です*.*
HOTランキング5位(2021.6.22)
私よりも姉を好きになった婚約者
神々廻
恋愛
「エミリー!お前とは婚約破棄し、お前の姉のティアと婚約する事にした!」
「ごめんなさい、エミリー.......私が悪いの、私は昔から家督を継ぐ様に言われて貴方が羨ましかったの。それでっ、私たら貴方の婚約者のアルに恋をしてしまったの.......」
「ティア、君は悪くないよ。今まで辛かったよな。だけど僕が居るからね。エミリーには僕の従兄弟でティアの元婚約者をあげるよ。それで、エミリーがティアの代わりに家督を継いで、僕の従兄と結婚する。なんて素敵なんだろう。ティアは僕のお嫁さんになって、2人で幸せな家庭を築くんだ!」
「まぁ、アルったら。家庭なんてまだ早いわよ!」
このバカップルは何を言っているの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる