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21話 本音 その2
しおりを挟む「申し訳ありませんでした……シムルグ様、アーシャ様。それにコーデリア様」
「マイク、その言葉は嘘を吐いていたことを認めるということで良いのか?」
「さ、左様でございます……」
マイクさんは二人からのプレッシャーに耐えきれなくなったのか、それとも罪の意識に苛まれたのか。とても後悔している様子だった。顔を下に向けて私達から目線を逸らしている。
「君の言葉でもう一度言ってもらおうか」
「は、はい……私は報告書作成で聞き間違えたと言いましたが、あれは嘘でございます……」
「ふむ、そういうことか。それでは真相は? どうなんだ」
「はい。真相はミストマ様が婚約破棄を、婚約解消の報告書に変えるように指示をしてきました。それが真実でございます」
「やはりそうだったのね」
驚くほど予想通りの結果だった。マイクさんに本音を話されたと知ったら、ミストマ様はどのように思うのかしら? それよりも、マイクさんの立場はどうなるんだろうか。
「あの……シムルグ様」
「どうかしたのか、コーデリア?」
「はい、ええと……マイクさんはどうなるのでしょうか?」
マイクさんに遠慮する必要はないのだけど、シムルグ様に念のため、聞いてみることにした。マイクさんが罰せられることになると、なんとなく良い気分にはならないだろうから。
「そうだな……姉さま、マイクの進退はどのようになるでしょうか?」
「そうね、真実を話せば良きに計らうことも出来るかと思うわ。新しい職場の紹介も可能かもしれない」
「と、いうことだコーデリア。納得して貰えたかな?」
「あ、はい。そうですね……マイクさん、そういうことらしいので正直に話されることをおススメ致します」
「か、畏まりました……!」
オドオドしているマイクさんだったけれど、少しだけ元気が戻ったようだった。マイクさんの懸念としては、今後の仕事に関することだろうし……その部分の保証をしてくれるのであれば、真実を話すのは問題ないと言った印象だった。もしかしたら、彼はミストマ様の下で働くのに嫌気がさしていたのかもしれないわね。
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