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4話 視点変更あり
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(モトレー視点)
「あはははは、そんなことがあったの? モトレー」
「ああ、そうなんだよ。ナープ」
私は自分の部屋でナープと話しをしていた。彼女は私の大切な幼馴染だ。彼女と婚約関係になれるのは非常に幸せだと言える。なぜか、エリスの奴と婚約話が進んだ時はどうしようかと思ったものだが。先代の父上との間で色々と協議が進んでいたらしい。まったく、迷惑な話だ。
「でも、エリス嬢を振って大丈夫だったの? 逆恨みされているかもしれないわよ」
「逆恨みか。まあ、その可能性もあると思ってエリスには脅しを掛けておいた。子爵令嬢程度では何もできないよ」
「脅しって……あなた、けっこう怖いことを考えているのね」
「まあ、浮気の件を口外したりしたらミュール子爵家が終わると言っただけだけどね。エリスの怖がった表情はぜひ見て欲しかったよ」
「なかなか滑稽だったんでしょうね」
「もちろんさ」
この年齢で伯爵になることを余儀なくされたのだ。私にも浮気をするくらいの権限はあるはずだ。それをあのエリスと来たら……本当にうるさい奴がいなくなって清々した気分だ。エリスの奴が父親に泣きついたとしても、伯爵である私には何もできるはずがない。
私はナープとの楽しい恋を進めて行けば問題ないのだ。
「エリス嬢の滑稽な表情は見てみたかったわ」
「滑稽な表情については、またどこかのパーティーで見れるだろうよ。その時を楽しみにしていてくれ」
「ふふふ、そうね」
ナープとの会話は本当に楽しいものだ。エリスとは大違いだな。私のこともしっかりと立ててくれるし。このまま夜までだって会話が出来る勢いというものだ。しかし、そんな時に来客があった。入って来たのは執事だ。
「あの……少しよろしいでしょうか、モトレー様」
「どうかしたのか?」
「実はその……来客がございまして……」
執事は申し訳なさそうにしている。私への来客だと? 今日はそんな予定は入っていないはずだが、どういうことだ?
「突然の訪問だということか? ん?」
「はい、予定にはないことですので、そうなります……」
「なんだそういうことか。父上の代にも突然の訪問はあったらしいな。追い返せ、今日は会う気にはならん」
「それが……お相手はクローム様なんですが」
「な、なんだと……クローム様が!?」
信じられないことだった。まさか、国王陛下が現れるなんて。そんなことあり得ない。しかも、アポイントもなく突然の訪問だと……? 一体、何があったのだ。
「お通ししてもよろしいでしょうか?」
「仕方あるまい。お通ししろ」
「モトレー……陛下が来ているの?」
不安そうな表情になっているナープだったが、今は彼女に構っている時間はない。私は心配ないことだけ伝えると、彼女を置いて応接室へと向かった。そこで陛下と話す必要があるからな。
-----------------------------------
「陛下、突然のご訪問如何いたしましたでしょうか?」
「モトレーか。いきなり押しかけて済まなかった」
「いえ、私の方は大丈夫なのですが。今日はオフの日でございましたし」
ナープと一緒に居る為に、今日は休みにしていたのだ。いくら国王陛下と言えども許せない気持ちではあった。しかし、それを公然と言うわけにはいかない。一体、どんな用件なのだろうか? 早めに済ませて帰ってもらわなければならないな。ナープの奴も待っていることだし。
だが、国王陛下が非公式に訪れるというのはただ事ではない気もする。なにか間違いを起こしてしまったか?
「あはははは、そんなことがあったの? モトレー」
「ああ、そうなんだよ。ナープ」
私は自分の部屋でナープと話しをしていた。彼女は私の大切な幼馴染だ。彼女と婚約関係になれるのは非常に幸せだと言える。なぜか、エリスの奴と婚約話が進んだ時はどうしようかと思ったものだが。先代の父上との間で色々と協議が進んでいたらしい。まったく、迷惑な話だ。
「でも、エリス嬢を振って大丈夫だったの? 逆恨みされているかもしれないわよ」
「逆恨みか。まあ、その可能性もあると思ってエリスには脅しを掛けておいた。子爵令嬢程度では何もできないよ」
「脅しって……あなた、けっこう怖いことを考えているのね」
「まあ、浮気の件を口外したりしたらミュール子爵家が終わると言っただけだけどね。エリスの怖がった表情はぜひ見て欲しかったよ」
「なかなか滑稽だったんでしょうね」
「もちろんさ」
この年齢で伯爵になることを余儀なくされたのだ。私にも浮気をするくらいの権限はあるはずだ。それをあのエリスと来たら……本当にうるさい奴がいなくなって清々した気分だ。エリスの奴が父親に泣きついたとしても、伯爵である私には何もできるはずがない。
私はナープとの楽しい恋を進めて行けば問題ないのだ。
「エリス嬢の滑稽な表情は見てみたかったわ」
「滑稽な表情については、またどこかのパーティーで見れるだろうよ。その時を楽しみにしていてくれ」
「ふふふ、そうね」
ナープとの会話は本当に楽しいものだ。エリスとは大違いだな。私のこともしっかりと立ててくれるし。このまま夜までだって会話が出来る勢いというものだ。しかし、そんな時に来客があった。入って来たのは執事だ。
「あの……少しよろしいでしょうか、モトレー様」
「どうかしたのか?」
「実はその……来客がございまして……」
執事は申し訳なさそうにしている。私への来客だと? 今日はそんな予定は入っていないはずだが、どういうことだ?
「突然の訪問だということか? ん?」
「はい、予定にはないことですので、そうなります……」
「なんだそういうことか。父上の代にも突然の訪問はあったらしいな。追い返せ、今日は会う気にはならん」
「それが……お相手はクローム様なんですが」
「な、なんだと……クローム様が!?」
信じられないことだった。まさか、国王陛下が現れるなんて。そんなことあり得ない。しかも、アポイントもなく突然の訪問だと……? 一体、何があったのだ。
「お通ししてもよろしいでしょうか?」
「仕方あるまい。お通ししろ」
「モトレー……陛下が来ているの?」
不安そうな表情になっているナープだったが、今は彼女に構っている時間はない。私は心配ないことだけ伝えると、彼女を置いて応接室へと向かった。そこで陛下と話す必要があるからな。
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「陛下、突然のご訪問如何いたしましたでしょうか?」
「モトレーか。いきなり押しかけて済まなかった」
「いえ、私の方は大丈夫なのですが。今日はオフの日でございましたし」
ナープと一緒に居る為に、今日は休みにしていたのだ。いくら国王陛下と言えども許せない気持ちではあった。しかし、それを公然と言うわけにはいかない。一体、どんな用件なのだろうか? 早めに済ませて帰ってもらわなければならないな。ナープの奴も待っていることだし。
だが、国王陛下が非公式に訪れるというのはただ事ではない気もする。なにか間違いを起こしてしまったか?
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