3 / 11
1.始まりの始まり/故郷と呼べない村
調律魔法
しおりを挟む
クーレとさっきやってきた誰かが話している。中年の男だ。さっきと同じよう見つからないように二人のやりとりを観察していた。
男は右肩が痛い、腰が痺れるなどと言っていた。その後クーレは男をベッドに寝かせ、あの怪しげな青いモヤを彼に注いでいた。
最後に薬を手渡すと、男はすまんなぁと言いながら帰っていった。10分ほどの出来事だった。
次に小太りのおばさんとおじさんがやってきた。
「クーレちゃん、私、頭が痛いのよねぇ~」
「どうせたいした頭痛でもないのに、いつもすまないね」
「なによ~!あんたが家事を手伝わないからよ~!」
「なっ!俺のせいにするなよ!」
「まぁまぁアフテおばさん、トレイルおじさん、そのくらいにして…」
彼女もやはり青いモヤを5分くらい浴びる。
「クーレちゃんありがと!腰、楽になったわ~」
「私の魔法は応急処置みたいなものですから、後で渡す薬もきちんと飲んでくださいねー」
「もちろんよ~いつものあれでしょ?ペオナの根っこ、それと、アンペルッカの種、それから…」
「そうですそうですー!原料覚えてくださっているんですねー!嬉しいですー!」
一時の会話を楽しんだあと、彼女は付き添いの夫と言い合いをしながら帰っていった。仲睦まじい夫婦だ。
昼までにあと4,5人やってきたが、各々症状を訴えてはモヤを浴びせてもらい、時によもやま話をし、そして薬を手に上機嫌で帰っていった。
やはりあれは魔法だ。確かにクーレはそう言った。間違いない。ということは、この世界の魔法は俺の知っている魔法とだいぶ異なるみたいだ。
俺の世界で魔法は、圧縮され、小型化された魔法陣、つまり集積魔法回路が組み込まれた機器で発動するものだった。
それが発明される以前は魔法陣と詠唱の二通りの発動方法があったらしいが、魔法回路の発達により詠唱は廃れていった。
だがこの世界の魔法は詠唱も魔法陣も不要なようだ。もしかしたらクーレが特殊なだけかもしれないけれど。
一番の謎はあの青いモヤだ。あれが魔法の正体なんだろうけど、クーレ本人にも見えているのか、それとも魔眼を持つ俺だけ見えるものなんだろうか。
うーん、謎があまりにも多い…
考えを巡らせていると、いつの間にか昼時になっていた。
「お昼にしようかー」
クーレがカーテンからひょっこり顔だけのぞかせる。
クーレについていった先は小さめのダイニングのようだった。干し肉のようなものも天井から吊るされている。食卓には二人分のパンとスープが並べられていた。
さっきまで最後の患者の見送りに行っていたはずなのにもう準備ができている。
どうやったのかはわからないが、そんなことまで考え始めたら脳がオーバーヒートしそうだから止めておこう。
「クーレの魔法って本当に万能だよな、どんな患者でも治療できるみたいだし」
クーレの魔法が万能ではないことは分かっている。彼女は俺の助けが必要なケースがあると言っていたからだ。
患者との話を聞いていても見栄を張るタイプではなさそうだし、こんな風に尋ねれば何か新しい情報を話してくれるはずだと踏んだのだ。
「そんなことないよー!私の調律魔法で治せるのは魔力循環の障害が原因の症状だけだし、あとは痛みの軽減くらいしかできないからねー」
ちょっと待って新しい情報が多いよ…?調律魔法?聞いたことないな…そして、魔力循環?魔力って体内を巡るものなの?血液みたいに?
「あと、外傷の治療はやっぱりフォル君の方がいいしねー」
「そ、そう言ってくれて嬉しいよ」
なるほど俺は外傷の治療担当なのか。ということは…俺も何かしらの治療魔法が使えるってことか!
「そんなことよりさー、アフテおばさんとトレイルおじさんのやり取り聞いてたー?ほんと面白いよねー!」
クーレがこの少年と話をするのはきっと日常的なことなんだろうが、俺はクーレと出会ったばかりだ。どんなテンションで話せばいいかわからなくて困る。
そして彼女の顔を真正面から見たのもこの時が初めてだった。ずっと笑顔で話しかけてくる。陰キャな俺は眩しさで焼け死にそうな思いだ。
「ところでクーレ、この昼食はいつの間に準備したんだ?少し前まで患者さんと一緒にいただろ?」
「あーそれはね、隣のアフテおばさんが今日の治療のお礼にって言って用意してくれたんだよ。すっごく美味しいよねー!」
####
昼食を終え、少しするとまた患者さんがやって来はじめた。俺はとりあえずいつものように物置に待機だ。
一人目が帰ってしばらくして二人目が来た。二人目が帰ってまたしばらくして三人目が来た。三人目が帰って…午後の国語の授業に引けをとらない単調な時間が続き、いつの間にか眠ってしまった。
「だ、大丈夫ですか!?早く横になってください!」
いつにないクーレの慌てた声で目が覚めた。急患だろうか。部屋に入ってくる足音から察するに患者は複数人いるようだ。
「どうしたんですか!?その傷、獣にでも襲われたんですか!?」
「あぁ!山で狩りをしていたら背後から物音がして、振り返ったときにはリーダーが…相手が一体だったから何とか二人で追い払ったんだが…な!」
「えっと、自分たちも、その、死ぬかと思いました…」
狩人が狩りの途中で獲物に襲われたみたいだ。で、一緒にいた仲間たちがケガした一人をこの村まで運んできたんだな。
それにしても山には恐ろしい獣がいるんだな。話を聞く限りかなり素早い獣のようだ。自分も山に行くことになった際は用心しないと…
「フォル君出番だよ!」
「へっ!?」
「早く来て!」
クーレに引っ張られてベッドの前まで連れてこられた。ベッドの上には痛みで顔の引きつった男が一人いる。周囲には彼を運んできた仲間の狩人と思われる男が二人立っている。
一方は大柄だがもう一方は細身だ。ベッドの上の男は左腕の衣服がズタズタに引き裂かれており、真っ赤に染まっていた。頭にも赤くなった布が巻かれている。呼吸も荒い。かなりの重症だ。
「彼がお仲間さんを治します!あなたたちは外で待っていてください」
「すまんが、よろしく頼む!」
「よ、よろしくおねがい、します!」
立っていた対照的な体格の二人が俺に勢いよく頭を下げ、そして部屋を出ていった。
「ふぅ…じゃあ始めようかー、最初は私がやるねー」
そういってクーレはいつものようにベッドの横の丸イスに腰掛けて調律魔法をかけ始める。
すると、さっきまで痛みに耐えていた男の顔がみるみる平常に戻っていき、呼吸も落ち着いてきた。
(ん…?俺の助けがいるんじゃなかったの?いつものように治療が進んでますけど…?)
心の中でつぶやいたのを聞き取ったかのようにクーレが立ち上がり、
「じゃあ、ここからお願いねー」
そういって男の仲間の二人のいる方へすたすた歩いて行ってしまった。俺は傷だらけのままで眠ったようになっている男と二人きりになり、部屋が一瞬しんと静まり返る。
治療魔法…どうやって発動するかわからないんですけど……
男は右肩が痛い、腰が痺れるなどと言っていた。その後クーレは男をベッドに寝かせ、あの怪しげな青いモヤを彼に注いでいた。
最後に薬を手渡すと、男はすまんなぁと言いながら帰っていった。10分ほどの出来事だった。
次に小太りのおばさんとおじさんがやってきた。
「クーレちゃん、私、頭が痛いのよねぇ~」
「どうせたいした頭痛でもないのに、いつもすまないね」
「なによ~!あんたが家事を手伝わないからよ~!」
「なっ!俺のせいにするなよ!」
「まぁまぁアフテおばさん、トレイルおじさん、そのくらいにして…」
彼女もやはり青いモヤを5分くらい浴びる。
「クーレちゃんありがと!腰、楽になったわ~」
「私の魔法は応急処置みたいなものですから、後で渡す薬もきちんと飲んでくださいねー」
「もちろんよ~いつものあれでしょ?ペオナの根っこ、それと、アンペルッカの種、それから…」
「そうですそうですー!原料覚えてくださっているんですねー!嬉しいですー!」
一時の会話を楽しんだあと、彼女は付き添いの夫と言い合いをしながら帰っていった。仲睦まじい夫婦だ。
昼までにあと4,5人やってきたが、各々症状を訴えてはモヤを浴びせてもらい、時によもやま話をし、そして薬を手に上機嫌で帰っていった。
やはりあれは魔法だ。確かにクーレはそう言った。間違いない。ということは、この世界の魔法は俺の知っている魔法とだいぶ異なるみたいだ。
俺の世界で魔法は、圧縮され、小型化された魔法陣、つまり集積魔法回路が組み込まれた機器で発動するものだった。
それが発明される以前は魔法陣と詠唱の二通りの発動方法があったらしいが、魔法回路の発達により詠唱は廃れていった。
だがこの世界の魔法は詠唱も魔法陣も不要なようだ。もしかしたらクーレが特殊なだけかもしれないけれど。
一番の謎はあの青いモヤだ。あれが魔法の正体なんだろうけど、クーレ本人にも見えているのか、それとも魔眼を持つ俺だけ見えるものなんだろうか。
うーん、謎があまりにも多い…
考えを巡らせていると、いつの間にか昼時になっていた。
「お昼にしようかー」
クーレがカーテンからひょっこり顔だけのぞかせる。
クーレについていった先は小さめのダイニングのようだった。干し肉のようなものも天井から吊るされている。食卓には二人分のパンとスープが並べられていた。
さっきまで最後の患者の見送りに行っていたはずなのにもう準備ができている。
どうやったのかはわからないが、そんなことまで考え始めたら脳がオーバーヒートしそうだから止めておこう。
「クーレの魔法って本当に万能だよな、どんな患者でも治療できるみたいだし」
クーレの魔法が万能ではないことは分かっている。彼女は俺の助けが必要なケースがあると言っていたからだ。
患者との話を聞いていても見栄を張るタイプではなさそうだし、こんな風に尋ねれば何か新しい情報を話してくれるはずだと踏んだのだ。
「そんなことないよー!私の調律魔法で治せるのは魔力循環の障害が原因の症状だけだし、あとは痛みの軽減くらいしかできないからねー」
ちょっと待って新しい情報が多いよ…?調律魔法?聞いたことないな…そして、魔力循環?魔力って体内を巡るものなの?血液みたいに?
「あと、外傷の治療はやっぱりフォル君の方がいいしねー」
「そ、そう言ってくれて嬉しいよ」
なるほど俺は外傷の治療担当なのか。ということは…俺も何かしらの治療魔法が使えるってことか!
「そんなことよりさー、アフテおばさんとトレイルおじさんのやり取り聞いてたー?ほんと面白いよねー!」
クーレがこの少年と話をするのはきっと日常的なことなんだろうが、俺はクーレと出会ったばかりだ。どんなテンションで話せばいいかわからなくて困る。
そして彼女の顔を真正面から見たのもこの時が初めてだった。ずっと笑顔で話しかけてくる。陰キャな俺は眩しさで焼け死にそうな思いだ。
「ところでクーレ、この昼食はいつの間に準備したんだ?少し前まで患者さんと一緒にいただろ?」
「あーそれはね、隣のアフテおばさんが今日の治療のお礼にって言って用意してくれたんだよ。すっごく美味しいよねー!」
####
昼食を終え、少しするとまた患者さんがやって来はじめた。俺はとりあえずいつものように物置に待機だ。
一人目が帰ってしばらくして二人目が来た。二人目が帰ってまたしばらくして三人目が来た。三人目が帰って…午後の国語の授業に引けをとらない単調な時間が続き、いつの間にか眠ってしまった。
「だ、大丈夫ですか!?早く横になってください!」
いつにないクーレの慌てた声で目が覚めた。急患だろうか。部屋に入ってくる足音から察するに患者は複数人いるようだ。
「どうしたんですか!?その傷、獣にでも襲われたんですか!?」
「あぁ!山で狩りをしていたら背後から物音がして、振り返ったときにはリーダーが…相手が一体だったから何とか二人で追い払ったんだが…な!」
「えっと、自分たちも、その、死ぬかと思いました…」
狩人が狩りの途中で獲物に襲われたみたいだ。で、一緒にいた仲間たちがケガした一人をこの村まで運んできたんだな。
それにしても山には恐ろしい獣がいるんだな。話を聞く限りかなり素早い獣のようだ。自分も山に行くことになった際は用心しないと…
「フォル君出番だよ!」
「へっ!?」
「早く来て!」
クーレに引っ張られてベッドの前まで連れてこられた。ベッドの上には痛みで顔の引きつった男が一人いる。周囲には彼を運んできた仲間の狩人と思われる男が二人立っている。
一方は大柄だがもう一方は細身だ。ベッドの上の男は左腕の衣服がズタズタに引き裂かれており、真っ赤に染まっていた。頭にも赤くなった布が巻かれている。呼吸も荒い。かなりの重症だ。
「彼がお仲間さんを治します!あなたたちは外で待っていてください」
「すまんが、よろしく頼む!」
「よ、よろしくおねがい、します!」
立っていた対照的な体格の二人が俺に勢いよく頭を下げ、そして部屋を出ていった。
「ふぅ…じゃあ始めようかー、最初は私がやるねー」
そういってクーレはいつものようにベッドの横の丸イスに腰掛けて調律魔法をかけ始める。
すると、さっきまで痛みに耐えていた男の顔がみるみる平常に戻っていき、呼吸も落ち着いてきた。
(ん…?俺の助けがいるんじゃなかったの?いつものように治療が進んでますけど…?)
心の中でつぶやいたのを聞き取ったかのようにクーレが立ち上がり、
「じゃあ、ここからお願いねー」
そういって男の仲間の二人のいる方へすたすた歩いて行ってしまった。俺は傷だらけのままで眠ったようになっている男と二人きりになり、部屋が一瞬しんと静まり返る。
治療魔法…どうやって発動するかわからないんですけど……
1
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる