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ドワーフの家でお昼ごはん!
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「千春何作るの?」
「んー、カラーシャ様食べたい物あります?」
「チハル様の料理でしたら何でもたべますわ。」
「ん~、ゲルダムさんとザイフォンさんは呑むよねぇ。」
「んじゃ酒のツマミ的な?」
「私達も食べるし、お酒のつまみになるもの・・・?」
千春が首を傾げる、横ではカラーシャ、フラワもエプロンを付け話を聞いている、そして。
「シノ、料理出来る?」
千春が問いかけると、志乃が頷く。
「うん、家で結構手伝うよ?」
「おー、得意料理とかは?」
「んー、レシピ見ながらなら一通り作れると思うけど、材料はどうするの?」
ザイフォンの厨房に並ぶのは乾燥肉やパン、何か分からない干物が干してあった。
「材料は色々あるよ。」
千春はそう言うと、アイテムボックスから魚や肉、野菜をポイポイと取り出す。
「へぇ、これってこっちの野菜?」
「そうだよ。」
「キャベツにジャガイモ、これは人参?大根?」
色の濃い根野菜を見て問いかける志乃。
「それはマンドラゴラだよ、もう死んでるから叫ばないけど。」
「叫ぶんだコレ、どんな味?」
「ほぼ大根!」
「おー、んで、これがジャガイモ・・・あるんだジャガイモ。」
「あったんだよね、さつまいもっぽいのも発見してるよ。」
「へぇ・・・」
「どうしたの?」
「いや、異世界でジャガイモって言うと、ジャガイモ警察が出て来るんだけどね。」
「何それ。」
「色々あるのよ。」
「ふーん。」
「あ、チーズだ!」
志乃はチーズの塊を見て喜ぶ。
「チーズ好きなの?」
「大好き!これも異世界産?」
「うん、これは魔国産だね。」
「・・・魔国?」
「そう、魔王様が統治してる国だよ。」
「魔王いるの!?」
「いるよ、めっちゃ良い国だよ。」
「・・・え?仲良さげに言ってるけど、魔王だよね?」
「うん、魔族の王様。」
「意味わからないわ。」
志乃はそう呟くと、チーズとジャガイモを手に取る。
「ガレット作っていい?」
「いいよー、お酒のつまみにもなりそうだし、私も食べたい♪」
「おっけー、ベーコンとかもあればよかったんだけど。」
「あるよ?」
「あるの!?」
「うん、燻製肉は結構出回ってんだよね。」
千春はベーコンの塊を取り出す。
「・・・大きいね。」
「日本のベーコンと違うよねー、でも味はベーコンだから。」
「ちなみにコレ何のベーコンなの?」
「これはオークだね。」
「オーク!?」
次々と異世界の料理や地名が出て来る、志乃は驚きながらも嬉しそうに叫ぶ。
「魔物いるって言ってたけど、オーク食べるんだ!」
「食べるね、こっちじゃ主食だよ。」
「マ?他にも食べる魔物あるの?」
「あるね、コカトリスとか、ミノタウロスとか。」
「ミノタウロスいるんだ・・・ギリシャ神話の怪物なのに。」
呆れるように呟く志乃。
「シノってこういうの詳しいよね。」
「・・・まぁ、人並みに?」
「いや、私知らないもん。」
千春はそう言うと頼子を見る。
「あ、私は知ってるよ、異世界漫画大好きだし。」
「何の漫画読んだ?」
「えっとねー・・・」
頼子と志乃は漫画の話を始めた、そして話もそこそこに料理を作り始めた。
-------------------------
「チハル様、焼き加減はこれくらいでよろしいです?」
カラーシャがオーブンから皿を取り出す、チーズがたっぷりと掛けられたグラタンだ。
「ばっちりです!」
「うわー良い匂い♪」
「おいしそう♪」
「チハルさん、ピザも焼けましたー。」
「はいはーい、サフィー、アイテムボックスに入れておいてー。」
「はーい。」
焼き立てをサフィーナがアイテムボックスに入れ、次の料理をオーブンに入れる、そして千春達は揚げ物や焼き物を皿においては次を焼く。
「チーズまみれな料理だね。」
千春は簡単に作った春巻きの皮でチーズ揚げを作りながら呟く。
「カロリーヤバそう。」
頼子はチーズを豚肉で巻いた物を焼いていた、そして志乃はポテトガレットを焼きながら頷く。
「これはヤバいかもしれない。」
嬉しそうに言う志乃に千春が呟く。
「シノはチーズ聖女だね。」
「なにそれ。」
「シノの二つ名。」
「やめてちょうだい。」
「なんで?」
「ダサいじゃん!」
「そう?」
「チハルは何て言われてるの?」
「わたし?なんだろ。」
首を傾げる千春に頼子が答える。
「美食聖女でしょ?」
「そうなの?」
「前、魔導師団の人が言ってたよ。」
頼子が言うと、横にいたモリアンが答える。
「王都では豊穣聖女っていわれてますよぉ?」
「は?初めて聞いたんだけど?」
「そうなんです?」
「うん。」
「モリーちゃん、私は?」
頼子が問いかけると、サフィーナが答える。
「ヨリは美肌聖女と貴族子女から言われてましたね。」
「あー・・・前治したもんね。」
笑いながら料理を作る頼子、すると志乃が突っ込む。
「2人はそんな良い感じなのになんで私がチーズ聖女なのよ。」
「ヒマリはホタテ聖女だから。」
「なにそれ。」
「ホタテが大好きだから。」
「かわいそう・・・ヒマリ。」
「まんざらでもなさそうだけどね。」
千春は笑いながら答えた、そして料理を一通り作り終わると、男達が待つ部屋へ移動する、テーブルに次々と出される料理に男達は声をあげる。
「美味そうだな!」
ゲルダムが嬉しそうに言うと、カラーシャはグラタン皿をゲルダムの前に置く。
「ゲルダム様、これは私がつくりましたの♪」
「美味しそうだな。」
「♪」
嬉しそうに微笑むカラーシャ、そしてザイフォンの前にもピザやチーズの揚げ物が並べられ、ザイフォンは今にもよだれを落としそうだ。
「これは美味しそうだ。」
ミシェールは並べられた料理を見て驚く、志乃は嬉しそうに料理をミシェールの前に置く。
「これ・・・私が作ったんですけど・・・口に合えばいいのですけど。」
「ありがとうシノ様。」
「様はいらないですよ、チハルたちみたいに志乃って呼んでもらって。」
「・・・良いのですか?」
「はい。」
「・・・ありがとう、シノ。」
ミシェールに名前を呼ばれ、顔を赤くする志乃、それを見た千春と頼子は顔を手で隠しながら呟く。
「ういういしい・・・」
「まぶしいよ・・・私達にはまぶしいよ・・・」
「チハル、料理が冷めますよ。」
サフィーナは笑いながら千春と頼子に言うと、2人は返事をしながら料理を並べ、エプロンを外すと、それぞれ相方の横に座る。
「ハルト、これチーズ春巻き美味しいよ。」
「アリンさん、この肉巻きは私がつくったんだよ。」
2人は大皿からそれぞれ料理を小皿にとりわけた。
「ハルトお酒呑む?」
「いや、まだ動き回るだろ?」
「回るけど、その時はアンチドートで酔い消してあげるよ?」
「それはそれでどうなんだ?」
「呑むのが楽しいんじゃないの?」
「いや、まぁそうなんだが。」
「私呑まないからわかんないもん。」
千春が言うと、ハルトは微笑む。
「俺は城に戻ったらのんびり呑むから大丈夫だ。」
エンハルトが言うと、アリンハンドも頷く。
「私もお酒は大丈夫ですよ。」
2人が酒を断る、だが目の前にいるドワーフ2人は既に大きな木のジョッキにウイスキーをドボドボと流し込んでいた。
「それでは!新しい聖女に!」
ゲルダムはそう言うと志乃にジョッキを掲げる、そしてザイフォンもジョッキを掲げると、2人は酒を一気に飲み干した。
「んー、カラーシャ様食べたい物あります?」
「チハル様の料理でしたら何でもたべますわ。」
「ん~、ゲルダムさんとザイフォンさんは呑むよねぇ。」
「んじゃ酒のツマミ的な?」
「私達も食べるし、お酒のつまみになるもの・・・?」
千春が首を傾げる、横ではカラーシャ、フラワもエプロンを付け話を聞いている、そして。
「シノ、料理出来る?」
千春が問いかけると、志乃が頷く。
「うん、家で結構手伝うよ?」
「おー、得意料理とかは?」
「んー、レシピ見ながらなら一通り作れると思うけど、材料はどうするの?」
ザイフォンの厨房に並ぶのは乾燥肉やパン、何か分からない干物が干してあった。
「材料は色々あるよ。」
千春はそう言うと、アイテムボックスから魚や肉、野菜をポイポイと取り出す。
「へぇ、これってこっちの野菜?」
「そうだよ。」
「キャベツにジャガイモ、これは人参?大根?」
色の濃い根野菜を見て問いかける志乃。
「それはマンドラゴラだよ、もう死んでるから叫ばないけど。」
「叫ぶんだコレ、どんな味?」
「ほぼ大根!」
「おー、んで、これがジャガイモ・・・あるんだジャガイモ。」
「あったんだよね、さつまいもっぽいのも発見してるよ。」
「へぇ・・・」
「どうしたの?」
「いや、異世界でジャガイモって言うと、ジャガイモ警察が出て来るんだけどね。」
「何それ。」
「色々あるのよ。」
「ふーん。」
「あ、チーズだ!」
志乃はチーズの塊を見て喜ぶ。
「チーズ好きなの?」
「大好き!これも異世界産?」
「うん、これは魔国産だね。」
「・・・魔国?」
「そう、魔王様が統治してる国だよ。」
「魔王いるの!?」
「いるよ、めっちゃ良い国だよ。」
「・・・え?仲良さげに言ってるけど、魔王だよね?」
「うん、魔族の王様。」
「意味わからないわ。」
志乃はそう呟くと、チーズとジャガイモを手に取る。
「ガレット作っていい?」
「いいよー、お酒のつまみにもなりそうだし、私も食べたい♪」
「おっけー、ベーコンとかもあればよかったんだけど。」
「あるよ?」
「あるの!?」
「うん、燻製肉は結構出回ってんだよね。」
千春はベーコンの塊を取り出す。
「・・・大きいね。」
「日本のベーコンと違うよねー、でも味はベーコンだから。」
「ちなみにコレ何のベーコンなの?」
「これはオークだね。」
「オーク!?」
次々と異世界の料理や地名が出て来る、志乃は驚きながらも嬉しそうに叫ぶ。
「魔物いるって言ってたけど、オーク食べるんだ!」
「食べるね、こっちじゃ主食だよ。」
「マ?他にも食べる魔物あるの?」
「あるね、コカトリスとか、ミノタウロスとか。」
「ミノタウロスいるんだ・・・ギリシャ神話の怪物なのに。」
呆れるように呟く志乃。
「シノってこういうの詳しいよね。」
「・・・まぁ、人並みに?」
「いや、私知らないもん。」
千春はそう言うと頼子を見る。
「あ、私は知ってるよ、異世界漫画大好きだし。」
「何の漫画読んだ?」
「えっとねー・・・」
頼子と志乃は漫画の話を始めた、そして話もそこそこに料理を作り始めた。
-------------------------
「チハル様、焼き加減はこれくらいでよろしいです?」
カラーシャがオーブンから皿を取り出す、チーズがたっぷりと掛けられたグラタンだ。
「ばっちりです!」
「うわー良い匂い♪」
「おいしそう♪」
「チハルさん、ピザも焼けましたー。」
「はいはーい、サフィー、アイテムボックスに入れておいてー。」
「はーい。」
焼き立てをサフィーナがアイテムボックスに入れ、次の料理をオーブンに入れる、そして千春達は揚げ物や焼き物を皿においては次を焼く。
「チーズまみれな料理だね。」
千春は簡単に作った春巻きの皮でチーズ揚げを作りながら呟く。
「カロリーヤバそう。」
頼子はチーズを豚肉で巻いた物を焼いていた、そして志乃はポテトガレットを焼きながら頷く。
「これはヤバいかもしれない。」
嬉しそうに言う志乃に千春が呟く。
「シノはチーズ聖女だね。」
「なにそれ。」
「シノの二つ名。」
「やめてちょうだい。」
「なんで?」
「ダサいじゃん!」
「そう?」
「チハルは何て言われてるの?」
「わたし?なんだろ。」
首を傾げる千春に頼子が答える。
「美食聖女でしょ?」
「そうなの?」
「前、魔導師団の人が言ってたよ。」
頼子が言うと、横にいたモリアンが答える。
「王都では豊穣聖女っていわれてますよぉ?」
「は?初めて聞いたんだけど?」
「そうなんです?」
「うん。」
「モリーちゃん、私は?」
頼子が問いかけると、サフィーナが答える。
「ヨリは美肌聖女と貴族子女から言われてましたね。」
「あー・・・前治したもんね。」
笑いながら料理を作る頼子、すると志乃が突っ込む。
「2人はそんな良い感じなのになんで私がチーズ聖女なのよ。」
「ヒマリはホタテ聖女だから。」
「なにそれ。」
「ホタテが大好きだから。」
「かわいそう・・・ヒマリ。」
「まんざらでもなさそうだけどね。」
千春は笑いながら答えた、そして料理を一通り作り終わると、男達が待つ部屋へ移動する、テーブルに次々と出される料理に男達は声をあげる。
「美味そうだな!」
ゲルダムが嬉しそうに言うと、カラーシャはグラタン皿をゲルダムの前に置く。
「ゲルダム様、これは私がつくりましたの♪」
「美味しそうだな。」
「♪」
嬉しそうに微笑むカラーシャ、そしてザイフォンの前にもピザやチーズの揚げ物が並べられ、ザイフォンは今にもよだれを落としそうだ。
「これは美味しそうだ。」
ミシェールは並べられた料理を見て驚く、志乃は嬉しそうに料理をミシェールの前に置く。
「これ・・・私が作ったんですけど・・・口に合えばいいのですけど。」
「ありがとうシノ様。」
「様はいらないですよ、チハルたちみたいに志乃って呼んでもらって。」
「・・・良いのですか?」
「はい。」
「・・・ありがとう、シノ。」
ミシェールに名前を呼ばれ、顔を赤くする志乃、それを見た千春と頼子は顔を手で隠しながら呟く。
「ういういしい・・・」
「まぶしいよ・・・私達にはまぶしいよ・・・」
「チハル、料理が冷めますよ。」
サフィーナは笑いながら千春と頼子に言うと、2人は返事をしながら料理を並べ、エプロンを外すと、それぞれ相方の横に座る。
「ハルト、これチーズ春巻き美味しいよ。」
「アリンさん、この肉巻きは私がつくったんだよ。」
2人は大皿からそれぞれ料理を小皿にとりわけた。
「ハルトお酒呑む?」
「いや、まだ動き回るだろ?」
「回るけど、その時はアンチドートで酔い消してあげるよ?」
「それはそれでどうなんだ?」
「呑むのが楽しいんじゃないの?」
「いや、まぁそうなんだが。」
「私呑まないからわかんないもん。」
千春が言うと、ハルトは微笑む。
「俺は城に戻ったらのんびり呑むから大丈夫だ。」
エンハルトが言うと、アリンハンドも頷く。
「私もお酒は大丈夫ですよ。」
2人が酒を断る、だが目の前にいるドワーフ2人は既に大きな木のジョッキにウイスキーをドボドボと流し込んでいた。
「それでは!新しい聖女に!」
ゲルダムはそう言うと志乃にジョッキを掲げる、そしてザイフォンもジョッキを掲げると、2人は酒を一気に飲み干した。
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