幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する

あおアンドあお

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第七章 ダンジョン探索テスト開始

15話・ダンジョン探索テスト終了

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「あ、でも貴女は必要なんじゃありませんか、アンネさん?だって、
ジャイアントベアを思いっきり叩き殴ろうとしていましたよね?」

「――うぐ!」

サーシュからさっきの失態を比喩されたアンネは、バツが悪いという
表情を浮かべてしまう。

そして、

「あは、あははは♪そ、そんな事よりもさ、ザック君!その武器を装備した
姿を私達に見せてよっ!」

アンネは苦情をこぼしながらサーシュの比喩を誤魔化すと、ザックが手に
入れた武器の装備を催促する。

「あ!わたしも見たい、見たい!」

「そ、そうですわね...ほら、平凡三下。さっさと装備しなさいなっ!」

「は、はい!それじゃあ、早速装備してみますねっ!」

ミカリ先輩とサーシュ先輩も同じく催促をしてくるので、俺はそんな
先輩達の注文を聞くべく、ガントレットを腕に装備していく。



「ど、どうですか、先輩方?」

そして装備したガントレットを俺の姿を、先輩達に披露すると、

「おお!中々似合っているじゃない、ザック君!」

「うんうん!とても格好良いよ、後輩くん!」

「ふ、ふん!まぁ...馬子にも衣装ですわね!」

「あ、ありがとうございます!先輩方っ!」

先輩達がお褒めの言葉をそれぞれ口にし、それを聞いた俺は頬を
赤くして照れてしまう。

それから間もなく、

ズゴゴゴゴゴゴォォォオオッ!


突如ランダム部屋がガタガタと震え出し、轟音が辺りいち面に響き渡る。

その震動と轟音がしばらく続いた後、ランダムイベントの部屋が少しずつ
消えて無くなっていき、そして気付くと、俺達は転移する前のダンジョンの
場所へと戻っていた。

「あ、ダンジョンの中に戻った......のか?」

俺がそう呟いた瞬間、

『一年生の皆様、お疲れ様でした。本日のテストはここまでとしますっ!』

...という、放送がダンジョン中に響き渡った。

「どうやら、テストはここまでのようね。お疲れ様、ザック君♪」

「...はは。先輩こそ、ご苦労様でした♪」

「あら、平凡三下。わたくし達に対しての、お疲れ様はないのかしら?」

先輩『達』と言わないザックに、サーシュが少し拗ねた表情でそう言うと、

ザックが苦笑を浮かべつつ、サーシュの方に振り向いて、

「いえいえ、そんな事ある訳ないじゃないですか。サーシュ先輩も
ミカリ先輩もお疲れ様でしたっ!」

ニッコリ笑顔でそう言った後、ザックが頭をペコッと下げる。

「フフン♪そうそう、分かっていればよろしいのですよ!平凡三下も
お疲れ様でしたわね!」

それを聞いたサーシュは、御満足といった表情を見せる。

そしてミカリも、

「よく頑張ったわね、後輩くん。お疲れ様♪」

と、ザックにニコッとした顔で返事を返す。

「それじゃ、遅れて先生に心配かける前に地上へと戻りましょうか!」

アンネがそう言うと、懐からテレポートストーンを取り出し、
それを床に叩きつける。

すると、目映い光が広がっていき、

ザック達を包み込むと同時に、その姿を消す。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「お、無事に帰って来たか!お疲れ様!そしてキミ達も一年生の
サポート、ご苦労様だったな!」

地上に出ると、地上に帰還したザック達を、教師達が拍手をパチパチと
鳴らして出迎えてくれた。

「それでは、テストのチェックシートを貰っても良いか?」

「あ、はい。どうぞ!」

手を差し出してきた教師に、アンネがテストのチェックをしていた紙を
手渡した。

「ん?その首と腕の装備、ダンジョンに入る前には装備していなかったよな?」

「ああ、こっちはアンネ先輩からの借り物で、こっちはドロップアイテムです!」

教師の問いに、俺はそう答える。

「それらの詳しい経緯は、そのテストチェック用紙に書いてありますわ!」

「なるほど、分かった。後でチェックしておくよ。それにしてもキミ、
中々良い物をゲットしたじゃないか、大事にしろよ!」

「はい!」

「では、行っていいぞ!」

「はい、では失礼します!」

俺は教師にペコリと頭を下げると、先輩達とその場を去って行く。

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