22 / 114
本編
第19話 暑い、あれ作ろう③
しおりを挟む
ビールは、後回しにしてと……
「子供でもOKなやつで、暑い日にと言えば、かき氷とかアイスクリームかな」
そういえば、この世界には冷蔵庫はあるけど、冷凍庫はないんだよな。
冷凍庫があれば、食材を冷凍保存したりできるし、商売でいえば、生では腐りやすい物を遠くに輸送できるようになるのにね。
まあ、私の無限収納は、時間が停止されるので個人的には関係ないんだけどね。
アイスクリームとかも食べたいときにみんなが食べれるようになったらいいと思うし、冷凍庫も作ろうかな。
まずは、冷凍とかどうしているのかを聞いてからだね。
「アイリスお嬢様、かき氷やアイスクリームって何ですか?」
「かき氷は、氷を細かく削って、削った氷の上に、シロップはないから……果汁やジャムをかけてた氷菓です。
アイスクリームは、ミルク、卵、生クリーム、砂糖、バニラオイルなどを使った氷菓です。」
バニラアイスの説明をしたけど、果物を使えば他の味も作れるしね。
そうだ、家庭でなら絞り袋を使えば、ソフトクリームも作れるな。
商売にするなら、ソフトクリームマシーンを作らなきゃだけどね。
「氷を使うのですか……氷は雪山に行きませんとありませんわね。
氷魔法が使えれば、別ですけどね」
「私、使えるから大丈夫だね。ということは、冷凍庫はやっぱりないんだね」
「冷凍庫とは?」
「冷凍庫は、冷蔵庫みたい感じのもので、食品を凍らせて、長期保存をするための箱ですかね」
「そういったものは、ないですね。
冷凍して長期保存させるとしたら、雪山の洞窟に保管する感じですね」
ええ!!……雪山の洞窟に保管!!必要なときに取りに行くの大変じゃん。
これは、すぐに冷凍庫作ろう。
こんなことなら、家立て替えた時に冷蔵庫も冷凍・冷蔵庫に作り替えておけばよかったよ。
「じゃあ、厨房に行って、ゾイルさんとマキさんと一緒に作ろうよ。
氷や冷やし固めるのは、私が魔法でやるからさ」
そうして私は、アリスと厨房に向かった。
「ゾイルさん、マキさん、暑いので、氷菓作りにきました。
新しいレシピも覚えられるし、一緒につくりましょう」
「「新しいレシピ!!是非!!」」
「材料は五つ。ミルク、卵、生クリーム、砂糖、バニラオイルです」
まず、ボウルに卵と砂糖を入れ、混ぜ合わせる。
「混ぜ続けると少しだけ白っぽさが出るので、そこまで混ぜてくださいね」
次に、鍋にミルクと生クリームを合わせて、弱めの中火にかけ、鍋の周りがふつふつと沸くまで加熱する
「鍋の周りがふつふつと沸いてきたら、卵と砂糖を混ぜたボウルの中に、混ぜながら少しずつ加えていきます」
液をこし器で濾して、液が人肌以下になるまで冷まします。
「人肌になったら、容器に移し、蓋をして冷凍庫に入れるのですが、冷凍庫がないので、今回は魔法でやります」
そうして魔法で、冷やし凍らせていった。
「冷凍庫は、近いうちに作るので、つかってくださいね。魔法でやるよりは、固まるまでにもちろん時間はかかりますけどね」
完全に固まる前にスプーンを使って、全体をかき混ぜる。
この作業を三、四回繰り返してから完全に凍らせる。
「この完全に固まる前に混ぜる作業をしないと、固いアイスになってしまうので、手間ですけど必ずやってくださいね」
そう言って、完成したアイスクリームを無限収納にしまった。
他にも作るけど冷凍庫ないので、そのまま置いておくと溶けちゃうからね。
「次は、かき氷です」
そう言って、氷魔法で大きな氷を作り、氷を包丁で削っていった。
うん。たくさん作る場合だと、包丁で削って行くのが面倒だからかき氷機も作ろう。
氷を削り終えて、氷の上にイチゴジャムをかけた。
「かき氷は、これで完成です。今回は、ジャムを使いましたが、いろんな果物の果汁をかけてもいいですし、冷凍庫があれば、果汁を凍らせて、凍った果汁を削ってかき氷にするってのもありですね」
そして、さっき作ったアイスクリームを無限収納から取り出し、試食する。
「冷たくてうまいな。暑いときにピッタリだ」
ゾイルさんがすごい勢いで、かき氷を口に運んでいく。
そんなふうに食べたら、大変なことになるよ。
「ああ、頭が……」
ほら、やっぱりアイスクリーム頭痛になった。
「美味しいのはわかりますが、急いで食べると頭がキーンってなるから、ゆっくり食べてくださいね」
「アイスクリームも美味しいです」
「甘くて美味しい。チョコレート入れて作ったらチョコレートアイスにできるかな」
さすが、マキさん。他の味を作れることに気づきましたね。
「はい。バニラオイルじゃなく、チョコレートを溶かして入れればチョコレートアイスができますよ。他にも色んな物を入れたら色んな味のアイスができます」
ゾイルさんは、かき氷、アリスさんとマキさんは、アイスクリームが気に入ったみたいです。
私ですか……私は、三人に気づかれないようにこっそり作ったソフトクリームがお気に入りです。
「子供でもOKなやつで、暑い日にと言えば、かき氷とかアイスクリームかな」
そういえば、この世界には冷蔵庫はあるけど、冷凍庫はないんだよな。
冷凍庫があれば、食材を冷凍保存したりできるし、商売でいえば、生では腐りやすい物を遠くに輸送できるようになるのにね。
まあ、私の無限収納は、時間が停止されるので個人的には関係ないんだけどね。
アイスクリームとかも食べたいときにみんなが食べれるようになったらいいと思うし、冷凍庫も作ろうかな。
まずは、冷凍とかどうしているのかを聞いてからだね。
「アイリスお嬢様、かき氷やアイスクリームって何ですか?」
「かき氷は、氷を細かく削って、削った氷の上に、シロップはないから……果汁やジャムをかけてた氷菓です。
アイスクリームは、ミルク、卵、生クリーム、砂糖、バニラオイルなどを使った氷菓です。」
バニラアイスの説明をしたけど、果物を使えば他の味も作れるしね。
そうだ、家庭でなら絞り袋を使えば、ソフトクリームも作れるな。
商売にするなら、ソフトクリームマシーンを作らなきゃだけどね。
「氷を使うのですか……氷は雪山に行きませんとありませんわね。
氷魔法が使えれば、別ですけどね」
「私、使えるから大丈夫だね。ということは、冷凍庫はやっぱりないんだね」
「冷凍庫とは?」
「冷凍庫は、冷蔵庫みたい感じのもので、食品を凍らせて、長期保存をするための箱ですかね」
「そういったものは、ないですね。
冷凍して長期保存させるとしたら、雪山の洞窟に保管する感じですね」
ええ!!……雪山の洞窟に保管!!必要なときに取りに行くの大変じゃん。
これは、すぐに冷凍庫作ろう。
こんなことなら、家立て替えた時に冷蔵庫も冷凍・冷蔵庫に作り替えておけばよかったよ。
「じゃあ、厨房に行って、ゾイルさんとマキさんと一緒に作ろうよ。
氷や冷やし固めるのは、私が魔法でやるからさ」
そうして私は、アリスと厨房に向かった。
「ゾイルさん、マキさん、暑いので、氷菓作りにきました。
新しいレシピも覚えられるし、一緒につくりましょう」
「「新しいレシピ!!是非!!」」
「材料は五つ。ミルク、卵、生クリーム、砂糖、バニラオイルです」
まず、ボウルに卵と砂糖を入れ、混ぜ合わせる。
「混ぜ続けると少しだけ白っぽさが出るので、そこまで混ぜてくださいね」
次に、鍋にミルクと生クリームを合わせて、弱めの中火にかけ、鍋の周りがふつふつと沸くまで加熱する
「鍋の周りがふつふつと沸いてきたら、卵と砂糖を混ぜたボウルの中に、混ぜながら少しずつ加えていきます」
液をこし器で濾して、液が人肌以下になるまで冷まします。
「人肌になったら、容器に移し、蓋をして冷凍庫に入れるのですが、冷凍庫がないので、今回は魔法でやります」
そうして魔法で、冷やし凍らせていった。
「冷凍庫は、近いうちに作るので、つかってくださいね。魔法でやるよりは、固まるまでにもちろん時間はかかりますけどね」
完全に固まる前にスプーンを使って、全体をかき混ぜる。
この作業を三、四回繰り返してから完全に凍らせる。
「この完全に固まる前に混ぜる作業をしないと、固いアイスになってしまうので、手間ですけど必ずやってくださいね」
そう言って、完成したアイスクリームを無限収納にしまった。
他にも作るけど冷凍庫ないので、そのまま置いておくと溶けちゃうからね。
「次は、かき氷です」
そう言って、氷魔法で大きな氷を作り、氷を包丁で削っていった。
うん。たくさん作る場合だと、包丁で削って行くのが面倒だからかき氷機も作ろう。
氷を削り終えて、氷の上にイチゴジャムをかけた。
「かき氷は、これで完成です。今回は、ジャムを使いましたが、いろんな果物の果汁をかけてもいいですし、冷凍庫があれば、果汁を凍らせて、凍った果汁を削ってかき氷にするってのもありですね」
そして、さっき作ったアイスクリームを無限収納から取り出し、試食する。
「冷たくてうまいな。暑いときにピッタリだ」
ゾイルさんがすごい勢いで、かき氷を口に運んでいく。
そんなふうに食べたら、大変なことになるよ。
「ああ、頭が……」
ほら、やっぱりアイスクリーム頭痛になった。
「美味しいのはわかりますが、急いで食べると頭がキーンってなるから、ゆっくり食べてくださいね」
「アイスクリームも美味しいです」
「甘くて美味しい。チョコレート入れて作ったらチョコレートアイスにできるかな」
さすが、マキさん。他の味を作れることに気づきましたね。
「はい。バニラオイルじゃなく、チョコレートを溶かして入れればチョコレートアイスができますよ。他にも色んな物を入れたら色んな味のアイスができます」
ゾイルさんは、かき氷、アリスさんとマキさんは、アイスクリームが気に入ったみたいです。
私ですか……私は、三人に気づかれないようにこっそり作ったソフトクリームがお気に入りです。
168
あなたにおすすめの小説
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
スラム街の幼女、魔導書を拾う。
海夏世もみじ
ファンタジー
スラム街でたくましく生きている六歳の幼女エシラはある日、貴族のゴミ捨て場で一冊の本を拾う。その本は一人たりとも契約できた者はいない伝説の魔導書だったが、彼女はなぜか契約できてしまう。
それからというもの、様々なトラブルに巻き込まれいくうちにみるみる強くなり、スラム街から世界へと羽ばたいて行く。
これは、その魔導書で人々の忘れ物を取り戻してゆき、決して忘れない、忘れられない〝忘れじの魔女〟として生きるための物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる