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本編
第20話 国王陛下に報告①
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試食会後にカイル兄様に作る許可をいただき、冷凍・冷蔵庫とかき氷機を作った。
「アイリス。明日、国王陛下に報告に行くよ」
「今回作ったのは、話すだけで、王城の調理場がどんな感じかわからないので、渡さなくていいですよね?」
「そうだな……それでいいとは思うがな……」
ハッキリしませんね。話を聞いて、国王陛下が欲しがるとかかな?
アイスクリームとかき氷は、作ったものを渡すことは、できますからそれでいいと思う。そうしよう。
一晩明けて、報告のために王城にカイル兄様とスノーと一緒に転移した。
「国王陛下、エリック宰相、報告に参りました。
町を発展させて行きますのと魔の森の開拓は、これからとなりますが、外壁の撤去と町に結界を張るのを終えました」
「そうか。今のところ問題はないか?」
「はい。問題はありません。アイリスがやらかす以外は……」
「そちらにいらっしゃるのが、聖獣フェンリルのスノー様か。私は、この国の国王をしていますランバルと申します。スノー様にお会いできて嬉しく思います」
国王陛下が、スノーに丁寧な言葉で挨拶をした。
(国王か。そんなに畏まった感じじゃなく、スノーは普通に話してほしいな。敬称もいらない)
「国王陛下、発言してもよろしいでしょうか」
私は通訳するために発言の許可を国王陛下に求めた。
「かまわぬ」
「スノーは、丁寧な言葉使いではなく、普通に話してほしいそうです。あと敬称もいらないそうです」
「そうか。わかった」
そういえば、馬車のことも話さないといけないことを思い出した。あぶないあぶない。
「国王陛下、エリック宰相様、魔動馬車に関して、お伝えし忘れてしまったことが、ありましたのでご報告させていただきます。
本日も暑いてますので、こちらを召し上がりながらお聞きください」
私は、無限収納から器に入ったアイスクリームとスプーンを取り出し、国王陛下とエリック宰相様に手渡した。
「これは、何だ?」
「これは、アイスクリームという氷菓です」
(なにそれ、スノー知らないよ。それ)
スノーは、子供達と遊びに行ってたからアイスクリームとかき氷作った時に居なかったからね。
(今、あげるから待ってね。甘くて美味しいよ。)
そして、スノーにアイスクリームを出したら、すぐにペロペロ舐め始めた。
スノーは、元の姿ではなく、小さい姿なので、食べている姿も可愛らしい。
(甘くて冷たくって美味しい。もっと欲しい。)
スノーに追加のアイスクリームを置いてあげたら、また舐め始めた。
(今は、これでおしまいだからね。)
(わかった)
ものわかりのいい従魔で助かります。
国王陛下もエリック宰相様も気に入ってくれたみたいだ。
「魔動馬車なのですが、動いている時には、操縦する御者や魔動馬車に乗っている人からほんの僅かですが、魔力を吸ってサブの魔石に溜めるよう、止まっている時には、大気中にある魔素を消費した分だけメインの魔石が吸収する仕組みになっております」
「それでは、魔石内の魔力が空になることはないということか」
「はい。ですから魔石の交換も必要ありません」
「それは、便利だな。あとだな……私もアイスクリームをもう一つ貰えんだろうか」
「私も」
そう言われたので、国王陛下とエリック宰相様にアイスクリームを渡した。
「これは、アイリスが作ったのか?」
「はい。そうです。ミルク、卵、生クリーム、砂糖、バニラオイルを使い、氷魔法で冷やし固めて作りました」
「氷魔法が使えんと作ることは、できないのか?」
「いいえ。冷凍庫があれば、魔法より時間がかかりますが作ることができます」
「冷凍庫とはなんだ?」
「冷蔵庫みたい感じのもので、食品を凍らせて、長期保存をするためのものです」
「そんなものがあるのか。作ったのか?」
「作りました。町では、使われていますね」
「私たちには……ないのか?」
「王城の調理場がどのようになっているかわからないので……」
「そうか。アイリスでなければつくれないのか?」
「冷蔵庫は既にあるのですから、もっと冷えるように改良すれば、作れると思いますよ。
私が作ったものは、冷凍庫と冷蔵庫が一体化したもので、冷凍庫の方には、氷の魔石を設置して、内部温度を氷点下十八度以下に保たれるようにしてあります」
「そうか。他のものでも作れるのだな。
しかし、氷魔法が使える者は、少ないから魔石を入手するのに苦労するな」
魔石くらいなら提供してもかまわないかな。
「国王陛下、氷の魔石でしたら提供しますよ。どのくらい必要ですか?」
「まことか!!そうだな。とりあえず十万個ほど欲しいな。金はもちろん支払うぞ。十万個で、白金貨百枚でどうだ」
「!!」
カイル兄様は、驚いているからすごい金額なんだろうけど、私はお金使ったことないからどのくらいすごい金額なのかピンとこなかった。
「アイリス。明日、国王陛下に報告に行くよ」
「今回作ったのは、話すだけで、王城の調理場がどんな感じかわからないので、渡さなくていいですよね?」
「そうだな……それでいいとは思うがな……」
ハッキリしませんね。話を聞いて、国王陛下が欲しがるとかかな?
アイスクリームとかき氷は、作ったものを渡すことは、できますからそれでいいと思う。そうしよう。
一晩明けて、報告のために王城にカイル兄様とスノーと一緒に転移した。
「国王陛下、エリック宰相、報告に参りました。
町を発展させて行きますのと魔の森の開拓は、これからとなりますが、外壁の撤去と町に結界を張るのを終えました」
「そうか。今のところ問題はないか?」
「はい。問題はありません。アイリスがやらかす以外は……」
「そちらにいらっしゃるのが、聖獣フェンリルのスノー様か。私は、この国の国王をしていますランバルと申します。スノー様にお会いできて嬉しく思います」
国王陛下が、スノーに丁寧な言葉で挨拶をした。
(国王か。そんなに畏まった感じじゃなく、スノーは普通に話してほしいな。敬称もいらない)
「国王陛下、発言してもよろしいでしょうか」
私は通訳するために発言の許可を国王陛下に求めた。
「かまわぬ」
「スノーは、丁寧な言葉使いではなく、普通に話してほしいそうです。あと敬称もいらないそうです」
「そうか。わかった」
そういえば、馬車のことも話さないといけないことを思い出した。あぶないあぶない。
「国王陛下、エリック宰相様、魔動馬車に関して、お伝えし忘れてしまったことが、ありましたのでご報告させていただきます。
本日も暑いてますので、こちらを召し上がりながらお聞きください」
私は、無限収納から器に入ったアイスクリームとスプーンを取り出し、国王陛下とエリック宰相様に手渡した。
「これは、何だ?」
「これは、アイスクリームという氷菓です」
(なにそれ、スノー知らないよ。それ)
スノーは、子供達と遊びに行ってたからアイスクリームとかき氷作った時に居なかったからね。
(今、あげるから待ってね。甘くて美味しいよ。)
そして、スノーにアイスクリームを出したら、すぐにペロペロ舐め始めた。
スノーは、元の姿ではなく、小さい姿なので、食べている姿も可愛らしい。
(甘くて冷たくって美味しい。もっと欲しい。)
スノーに追加のアイスクリームを置いてあげたら、また舐め始めた。
(今は、これでおしまいだからね。)
(わかった)
ものわかりのいい従魔で助かります。
国王陛下もエリック宰相様も気に入ってくれたみたいだ。
「魔動馬車なのですが、動いている時には、操縦する御者や魔動馬車に乗っている人からほんの僅かですが、魔力を吸ってサブの魔石に溜めるよう、止まっている時には、大気中にある魔素を消費した分だけメインの魔石が吸収する仕組みになっております」
「それでは、魔石内の魔力が空になることはないということか」
「はい。ですから魔石の交換も必要ありません」
「それは、便利だな。あとだな……私もアイスクリームをもう一つ貰えんだろうか」
「私も」
そう言われたので、国王陛下とエリック宰相様にアイスクリームを渡した。
「これは、アイリスが作ったのか?」
「はい。そうです。ミルク、卵、生クリーム、砂糖、バニラオイルを使い、氷魔法で冷やし固めて作りました」
「氷魔法が使えんと作ることは、できないのか?」
「いいえ。冷凍庫があれば、魔法より時間がかかりますが作ることができます」
「冷凍庫とはなんだ?」
「冷蔵庫みたい感じのもので、食品を凍らせて、長期保存をするためのものです」
「そんなものがあるのか。作ったのか?」
「作りました。町では、使われていますね」
「私たちには……ないのか?」
「王城の調理場がどのようになっているかわからないので……」
「そうか。アイリスでなければつくれないのか?」
「冷蔵庫は既にあるのですから、もっと冷えるように改良すれば、作れると思いますよ。
私が作ったものは、冷凍庫と冷蔵庫が一体化したもので、冷凍庫の方には、氷の魔石を設置して、内部温度を氷点下十八度以下に保たれるようにしてあります」
「そうか。他のものでも作れるのだな。
しかし、氷魔法が使える者は、少ないから魔石を入手するのに苦労するな」
魔石くらいなら提供してもかまわないかな。
「国王陛下、氷の魔石でしたら提供しますよ。どのくらい必要ですか?」
「まことか!!そうだな。とりあえず十万個ほど欲しいな。金はもちろん支払うぞ。十万個で、白金貨百枚でどうだ」
「!!」
カイル兄様は、驚いているからすごい金額なんだろうけど、私はお金使ったことないからどのくらいすごい金額なのかピンとこなかった。
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