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本編
第69話 トムヤムクン&グリーンカレー麺
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屋敷に戻るとカイル兄様の元に向かった。
「カイル兄様。入ってもよろしいですか?」
「アイリスか。帰ってきたんだね。いいよ、入りなさい」
「ただいま戻りました。ちょっと魔の森に寄り道しましたけどね。
それで、新しいハーブを見つけたのですけど、カイル兄様は、辛い物や酸っぱい物は得意ですか?」
「見つけたハーブで何か作るんだね。
そうだな。カレーくらいの辛さなら大丈夫だけど、あまり辛いのは得意じゃないね。酸っぱいのは、大丈夫だよ。何を作るんだい?」
カイル兄様は、あまり辛いのが得意ではないと。
じゃあ、グリーンカレーは食べられないから、トムヤムクンにしよう。
日本人のイメージする赤かったり、オレンジ色だったりする酸っぱ辛い濃厚なトムヤムクンのトムヤムクン・ナムコン。
辛いのが得意ではないカイル兄様のために、そちらだけではなく、本場タイで最もポピュラーでよく食べられている酸っぱ旨いクリアなスープのトムヤムクン・ナムサイも作ろることにしよう。
サクヤは、グリーンカレーが食べたいだろうから、トムヤムクン・ナムコン、トムヤムクン・ナムサイ、グリーンカレーと三種種類作ろう。
作るものが決まったので、調理場に向かった。
「アイリス様。お帰りなさい。何か作るんですか?」
「そうです。これを使って、トムヤムクン・ナムコン、トムヤムクン・ナムサイ、グリーンカレーを作ります」
私は、ゾイルさんとマキさんにゴブミカンなど先ほど魔の森で見つけた物や魔国に行った時に見つけ作っておいたココナッツミルクや護衛で立ち寄った街の市場で買った食材を無限収納から取り出しそう言った。
まずは、トムヤムクン二種類からだね。
「ゾイルさんは、チキンスープを作ってください。マキさんは私と一緒に別の作業をしましょう」
「「わかった」」
ニンニク、葱、干し海老をみじん切りにして、フライパンでニンニクと葱、オイルを入れ、弱火でかき混ぜながら、少し色ずくまで炒める。
色が付いたら、干し海老・唐辛子を入れ全体が赤茶色になるまで炒める。
赤茶色になるまで炒めたら、ナンプラー、砂糖を入れて炒めれば、チリインオイルの出来上がり。
「ゾイルさん。トムヤムクン・ナムサイの方をお願いします。私たちが作ったチリインオイルとココナッツミルクを入れなければあとは同じで作れるので、一緒に作りましょう」
「わかったが、ココナッツミルクってなんだ?普通のミルクとは違うのか?」
「魔国で見つけた未成熟のココナッツの中にあるココナッツウォーター飲んだじゃないですか?」
「飲ませてもらったな」
「ココナッツミルクは、成熟したココナッツの種子の固形胚乳を細かく粉砕し、水と一緒に弱火で煮込んだものなのです」
「よくわからんが……わかった」
ココナッツミルクの説明も済んだし、ゾイルさんに作っておいてもらったチキンスープを|にエビの殻とレモングラス、コブミカンの葉、青唐辛子、ショウガなどの香辛料を煮る。
ナンプラー、チリインオイル、ココナツミルク、コブミカンの果汁で味を調え、スープにエビの身とキノコを投入して、火が通ったらトムヤムクン・ナムコンの出来上がりだ。
「ゾイルさん。トムヤムクン・ナムサイもできましたか?」
「おお出来たぞ。似たような材料で、似たような名前なのにまったく見た目が違うな」
「トムヤムクン・ナムコンのオレンジ色は、チリインオイルとココナッツミルクを入れたからです。
味は、トムヤムクン・ナムコンは、辛味と酸味が味わえる独特な感じで、トムヤムクン・ナムサイは、唐辛子を入れるタイミングをこっちより遅くしたので、酸味が際立ちさっぱりした感じです。
唐辛子を入れるタイミングを早くすれば辛味が増しますよ」
次は、グリーンカレーだな。
まずは、カレーペーストからだ。
フードプロセッサーだと空回りしてしまうから、前世で作っていた時は、ミルミキサーを使っていたけど皆、よく食べるから大量に必要だからフードプロセッサーでやる。
コリアンダーシードとクミンシードを香りが出るまでから煎ってからフードプロセッサーで、塩、胡椒、こぶみかんの皮、しょうが、レモングラス、パクチー、青唐辛子、にんにく、エシャロットを入れて、ペースト状にする。
ココナッツミルクを半分入れ、油が浮いてくるまでしっかり熱し、ミルクと油が分離してきたらペーストを入れて、じっくり油を分離させる。
食べやすく切ったコカトリスの肉を入れて、肉に8割ほど火が通り、煮え詰まってきたら、ナンプラー、残りのココナッツミルク、チキンスープを加えて煮込む。
「今回は麺類のスープに使うので、チキンスープを入れて、水分多めでサラっとした感じにしますが、カレーライスにする場合は、不要です。
もしそれで煮詰まってしまったら、水を加えて調整してください」
青唐辛子、ししとう、バジルの葉筋を取って千切ったこぶみかんの葉を入れ火が通れば出来上がりだ。
「あとは、米粉から作った麺であるセイレックか普通のラーメン用の麺どちらか好きな方を茹でて、器に入れスープを掛ければトムヤムクン&グリーンカレー麺の完成です」
スープが出来たので、好みを聞いて麺を茹で、昼食となった。
カイル兄様もグリーンカレーが気になったらしく、私のを少し食べたが、辛くてヒイヒイ言っていた。
そんなカイル兄様とグレンは、トムヤムクン・ナムサイとセイレックの組み合わせが、サクヤとアナリスさんは、グリーンカレーラーメンが気に入ったみたいだ。
ルシフェル、スノーにいたっては、二種類の麺を三種類のスープの組み合わせで食べ、更に自分の好みの組み合わせでおかわりをしていた。
そういえば、辛いもの繋がりで思い出したけど韓国では、家庭でキムチを作るから、国際結婚で韓国人と結婚した友人が結婚した当初は、大変だよとか言っていたが、最後に会った時に辛いものが苦手な人が増えてきていて、洋食文化が浸透してきているからか若者のキムチ離れが進んできているとか言っていたな。
「カイル兄様。入ってもよろしいですか?」
「アイリスか。帰ってきたんだね。いいよ、入りなさい」
「ただいま戻りました。ちょっと魔の森に寄り道しましたけどね。
それで、新しいハーブを見つけたのですけど、カイル兄様は、辛い物や酸っぱい物は得意ですか?」
「見つけたハーブで何か作るんだね。
そうだな。カレーくらいの辛さなら大丈夫だけど、あまり辛いのは得意じゃないね。酸っぱいのは、大丈夫だよ。何を作るんだい?」
カイル兄様は、あまり辛いのが得意ではないと。
じゃあ、グリーンカレーは食べられないから、トムヤムクンにしよう。
日本人のイメージする赤かったり、オレンジ色だったりする酸っぱ辛い濃厚なトムヤムクンのトムヤムクン・ナムコン。
辛いのが得意ではないカイル兄様のために、そちらだけではなく、本場タイで最もポピュラーでよく食べられている酸っぱ旨いクリアなスープのトムヤムクン・ナムサイも作ろることにしよう。
サクヤは、グリーンカレーが食べたいだろうから、トムヤムクン・ナムコン、トムヤムクン・ナムサイ、グリーンカレーと三種種類作ろう。
作るものが決まったので、調理場に向かった。
「アイリス様。お帰りなさい。何か作るんですか?」
「そうです。これを使って、トムヤムクン・ナムコン、トムヤムクン・ナムサイ、グリーンカレーを作ります」
私は、ゾイルさんとマキさんにゴブミカンなど先ほど魔の森で見つけた物や魔国に行った時に見つけ作っておいたココナッツミルクや護衛で立ち寄った街の市場で買った食材を無限収納から取り出しそう言った。
まずは、トムヤムクン二種類からだね。
「ゾイルさんは、チキンスープを作ってください。マキさんは私と一緒に別の作業をしましょう」
「「わかった」」
ニンニク、葱、干し海老をみじん切りにして、フライパンでニンニクと葱、オイルを入れ、弱火でかき混ぜながら、少し色ずくまで炒める。
色が付いたら、干し海老・唐辛子を入れ全体が赤茶色になるまで炒める。
赤茶色になるまで炒めたら、ナンプラー、砂糖を入れて炒めれば、チリインオイルの出来上がり。
「ゾイルさん。トムヤムクン・ナムサイの方をお願いします。私たちが作ったチリインオイルとココナッツミルクを入れなければあとは同じで作れるので、一緒に作りましょう」
「わかったが、ココナッツミルクってなんだ?普通のミルクとは違うのか?」
「魔国で見つけた未成熟のココナッツの中にあるココナッツウォーター飲んだじゃないですか?」
「飲ませてもらったな」
「ココナッツミルクは、成熟したココナッツの種子の固形胚乳を細かく粉砕し、水と一緒に弱火で煮込んだものなのです」
「よくわからんが……わかった」
ココナッツミルクの説明も済んだし、ゾイルさんに作っておいてもらったチキンスープを|にエビの殻とレモングラス、コブミカンの葉、青唐辛子、ショウガなどの香辛料を煮る。
ナンプラー、チリインオイル、ココナツミルク、コブミカンの果汁で味を調え、スープにエビの身とキノコを投入して、火が通ったらトムヤムクン・ナムコンの出来上がりだ。
「ゾイルさん。トムヤムクン・ナムサイもできましたか?」
「おお出来たぞ。似たような材料で、似たような名前なのにまったく見た目が違うな」
「トムヤムクン・ナムコンのオレンジ色は、チリインオイルとココナッツミルクを入れたからです。
味は、トムヤムクン・ナムコンは、辛味と酸味が味わえる独特な感じで、トムヤムクン・ナムサイは、唐辛子を入れるタイミングをこっちより遅くしたので、酸味が際立ちさっぱりした感じです。
唐辛子を入れるタイミングを早くすれば辛味が増しますよ」
次は、グリーンカレーだな。
まずは、カレーペーストからだ。
フードプロセッサーだと空回りしてしまうから、前世で作っていた時は、ミルミキサーを使っていたけど皆、よく食べるから大量に必要だからフードプロセッサーでやる。
コリアンダーシードとクミンシードを香りが出るまでから煎ってからフードプロセッサーで、塩、胡椒、こぶみかんの皮、しょうが、レモングラス、パクチー、青唐辛子、にんにく、エシャロットを入れて、ペースト状にする。
ココナッツミルクを半分入れ、油が浮いてくるまでしっかり熱し、ミルクと油が分離してきたらペーストを入れて、じっくり油を分離させる。
食べやすく切ったコカトリスの肉を入れて、肉に8割ほど火が通り、煮え詰まってきたら、ナンプラー、残りのココナッツミルク、チキンスープを加えて煮込む。
「今回は麺類のスープに使うので、チキンスープを入れて、水分多めでサラっとした感じにしますが、カレーライスにする場合は、不要です。
もしそれで煮詰まってしまったら、水を加えて調整してください」
青唐辛子、ししとう、バジルの葉筋を取って千切ったこぶみかんの葉を入れ火が通れば出来上がりだ。
「あとは、米粉から作った麺であるセイレックか普通のラーメン用の麺どちらか好きな方を茹でて、器に入れスープを掛ければトムヤムクン&グリーンカレー麺の完成です」
スープが出来たので、好みを聞いて麺を茹で、昼食となった。
カイル兄様もグリーンカレーが気になったらしく、私のを少し食べたが、辛くてヒイヒイ言っていた。
そんなカイル兄様とグレンは、トムヤムクン・ナムサイとセイレックの組み合わせが、サクヤとアナリスさんは、グリーンカレーラーメンが気に入ったみたいだ。
ルシフェル、スノーにいたっては、二種類の麺を三種類のスープの組み合わせで食べ、更に自分の好みの組み合わせでおかわりをしていた。
そういえば、辛いもの繋がりで思い出したけど韓国では、家庭でキムチを作るから、国際結婚で韓国人と結婚した友人が結婚した当初は、大変だよとか言っていたが、最後に会った時に辛いものが苦手な人が増えてきていて、洋食文化が浸透してきているからか若者のキムチ離れが進んできているとか言っていたな。
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