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本編
第82話 お坊っちゃんとの再会
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お坊っちゃんたちのパーティー名に衝撃を受けてしまったが、それよりもマロンさんを探し出すために為にもお坊っちゃんたちワルキューレのメンバーに会う必要がある。
「ぶふぅワワルキューレが人たちが泊まっている宿とか行きそうな場所ってわかったりしませんか?」
ダメだ。人探しの為にも真面目に話さなければいけないのについ笑ってしまう。
「ランク高くないから安宿だと思いますがどこかはわからないですね」
そうか……マーガレット義姉様がいるから宿やお店を一件一件回って、街中を探し回る訳にも行かないしな。どうしたものやら……
うん……何か下が騒がしいな。冒険者たちがまた騒いでいるんだろうか。
困ったものだ。酒場でお酒ばかり飲んでいないで、依頼受けに行けばいいのにな。
「おい。ランレイ。うるさいから下の様子見てきてくれ。
出来れば騒ぎも収めてきてくれ」
「わかりました」
応対してくれた受付嬢はランレイさんっていうのか。
ランレイさんは、ギルマスからの指示で、下の様子を見に部屋を出ていった。
「いました」
ランレイさんがすぐに戻ってきた。
まだ騒ぎ声が聞こえているし、ランレイさんではてに負えない感じ?
今、いましたって言ったな。
「ワルキューレが下に居たってことですか?」
「はい。今、冒険者たちに囲まれています」
アイリスさんがマロンさんが行方不明な事とお坊っちゃんのところに行くと言って出掛けてから帰ってきてないと話したりしたらしいから、ギルドにワルキューレが来たところを取り囲んだのだろう。
私たちも行ってみよう。
「アイリスさん。行きましょう」
「はい」
アイリスさんだけに声を掛けたが、危険もあるので、全員で行くんだけどね。
「ちょっと退いてもらえますか」
二階から一階に降り、騒いでいる冒険者たちを掻き分けて、ワルキューレに話を聞くことにした。
「アイリスさん。この人たちで間違いないですか?」
「はい。間違いないです」
「お久しぶりですね。ダメクさん。
お話を聞かせてもらいたいのですけど、いいですかね?」
「お前は!!ダメクさんに生意気な口を聞くな。
お前の所為で俺たちは、ファミーユに居れなくなるし、大変だったんだぞ」
ダメクさんは、口を開こうとする前にパーティーメンバーが文句を言ってきた。
ダメクさん以外は、私が公爵令嬢って知りませんもんね。
「失礼しますわ。義妹に難癖をつけるのは、やめていただきましょうか。
あなたたちがファミーユに居れなくなったのは、自業自得でしょうが」
マーガレット義姉様がアーロンさんとリットさんに護られながら、文句を言ってきた男の前まで行き、そう言った。
「うるせえ。お前誰なんだよ。関係ねえだろうが!!騎士なんか連れやがって、護られながらじゃなければ、文句も言えないか」
いやいや。王女殿下なのですから、この場にいるのがおかしいということは置いておいて、騒ぎが起きているのですから、危害を加えられないように騎士に護られながらなのは、当たり前だと思いますよ。
彼らは、騎士に護られながら行動する方々が、どういう立場の方なのかわからないのですかね。
子供でもわかることだと思いますけど……彼らの思考は、子供以下なんですかね。
「私は、アイリスちゃんの義姉になる予定のマーガレット・フォン・スクラルドですが何か」
「マーガレットだかタブレットだか知らねえが女のくせに偉そうにするな。
だが、見た目はいいから俺たちが遊んでやろうか」
「きれいな顔しているな!酌しろや!」
「興奮してきたぜ」
マーガレット義姉様が名乗ったに更に失礼な言動。
ワルキューレは、マロンさんのことにもし関わっていなかったとしても終わりですね。
ああ、お坊っちゃんは顔を真っ青にしちゃってますよ。
あなたたち……後ろにいる自分のパーティーのリーダーがどんな顔をしているのか確認された方がいいですよ。
「お前たち……やめろ。その方が誰だかわかっているのか!!」
失礼な言動にアーロンさんとリットさんが動こうとしたが、お坊っちゃんが叫んだので、任せることにしたのか取り押さえようとしていたのを一旦やめた。
「この女がどうしたんですか?ダメクさん」
マーガレット義姉様が名乗ったのにこの反応ですからお坊っちゃんや、君の仲間はマーガレット義姉様が誰かわからないみたいよ。
まあ、誰か知った後で、何を言おうとマーガレット義姉様が名乗ってしまった後なので、彼らは終わりです。
ファミーユでは、お坊っちゃんにイラつきましたが、今回は可哀想に思ってしまいます。
「この方は、スクラルド王国のこの国の第一王女であるマーガレット殿下だぞ。
王女殿下か……仲間が大変失礼なことを致しました。申し訳ございませんでした」
お坊っちゃんが土下座して謝罪した。
この世界に転生してから初めて土下座をする人を見た。
この世界にも土下座ってあるんだね。
ワルキューレのメンバーも顔を真っ青にし、震えながらダメクと同じように土下座しだしたけど、もう手遅れだからさ。御愁傷様です。
「ぶふぅワワルキューレが人たちが泊まっている宿とか行きそうな場所ってわかったりしませんか?」
ダメだ。人探しの為にも真面目に話さなければいけないのについ笑ってしまう。
「ランク高くないから安宿だと思いますがどこかはわからないですね」
そうか……マーガレット義姉様がいるから宿やお店を一件一件回って、街中を探し回る訳にも行かないしな。どうしたものやら……
うん……何か下が騒がしいな。冒険者たちがまた騒いでいるんだろうか。
困ったものだ。酒場でお酒ばかり飲んでいないで、依頼受けに行けばいいのにな。
「おい。ランレイ。うるさいから下の様子見てきてくれ。
出来れば騒ぎも収めてきてくれ」
「わかりました」
応対してくれた受付嬢はランレイさんっていうのか。
ランレイさんは、ギルマスからの指示で、下の様子を見に部屋を出ていった。
「いました」
ランレイさんがすぐに戻ってきた。
まだ騒ぎ声が聞こえているし、ランレイさんではてに負えない感じ?
今、いましたって言ったな。
「ワルキューレが下に居たってことですか?」
「はい。今、冒険者たちに囲まれています」
アイリスさんがマロンさんが行方不明な事とお坊っちゃんのところに行くと言って出掛けてから帰ってきてないと話したりしたらしいから、ギルドにワルキューレが来たところを取り囲んだのだろう。
私たちも行ってみよう。
「アイリスさん。行きましょう」
「はい」
アイリスさんだけに声を掛けたが、危険もあるので、全員で行くんだけどね。
「ちょっと退いてもらえますか」
二階から一階に降り、騒いでいる冒険者たちを掻き分けて、ワルキューレに話を聞くことにした。
「アイリスさん。この人たちで間違いないですか?」
「はい。間違いないです」
「お久しぶりですね。ダメクさん。
お話を聞かせてもらいたいのですけど、いいですかね?」
「お前は!!ダメクさんに生意気な口を聞くな。
お前の所為で俺たちは、ファミーユに居れなくなるし、大変だったんだぞ」
ダメクさんは、口を開こうとする前にパーティーメンバーが文句を言ってきた。
ダメクさん以外は、私が公爵令嬢って知りませんもんね。
「失礼しますわ。義妹に難癖をつけるのは、やめていただきましょうか。
あなたたちがファミーユに居れなくなったのは、自業自得でしょうが」
マーガレット義姉様がアーロンさんとリットさんに護られながら、文句を言ってきた男の前まで行き、そう言った。
「うるせえ。お前誰なんだよ。関係ねえだろうが!!騎士なんか連れやがって、護られながらじゃなければ、文句も言えないか」
いやいや。王女殿下なのですから、この場にいるのがおかしいということは置いておいて、騒ぎが起きているのですから、危害を加えられないように騎士に護られながらなのは、当たり前だと思いますよ。
彼らは、騎士に護られながら行動する方々が、どういう立場の方なのかわからないのですかね。
子供でもわかることだと思いますけど……彼らの思考は、子供以下なんですかね。
「私は、アイリスちゃんの義姉になる予定のマーガレット・フォン・スクラルドですが何か」
「マーガレットだかタブレットだか知らねえが女のくせに偉そうにするな。
だが、見た目はいいから俺たちが遊んでやろうか」
「きれいな顔しているな!酌しろや!」
「興奮してきたぜ」
マーガレット義姉様が名乗ったに更に失礼な言動。
ワルキューレは、マロンさんのことにもし関わっていなかったとしても終わりですね。
ああ、お坊っちゃんは顔を真っ青にしちゃってますよ。
あなたたち……後ろにいる自分のパーティーのリーダーがどんな顔をしているのか確認された方がいいですよ。
「お前たち……やめろ。その方が誰だかわかっているのか!!」
失礼な言動にアーロンさんとリットさんが動こうとしたが、お坊っちゃんが叫んだので、任せることにしたのか取り押さえようとしていたのを一旦やめた。
「この女がどうしたんですか?ダメクさん」
マーガレット義姉様が名乗ったのにこの反応ですからお坊っちゃんや、君の仲間はマーガレット義姉様が誰かわからないみたいよ。
まあ、誰か知った後で、何を言おうとマーガレット義姉様が名乗ってしまった後なので、彼らは終わりです。
ファミーユでは、お坊っちゃんにイラつきましたが、今回は可哀想に思ってしまいます。
「この方は、スクラルド王国のこの国の第一王女であるマーガレット殿下だぞ。
王女殿下か……仲間が大変失礼なことを致しました。申し訳ございませんでした」
お坊っちゃんが土下座して謝罪した。
この世界に転生してから初めて土下座をする人を見た。
この世界にも土下座ってあるんだね。
ワルキューレのメンバーも顔を真っ青にし、震えながらダメクと同じように土下座しだしたけど、もう手遅れだからさ。御愁傷様です。
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