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Ocean 8
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「すごく…… なんつーのかな、…… 魅力的だと思うよ」
体型のことは、女子にとっては非常~にデリケートな話題なの分かってるから、慎重に言葉を選んだつもりだ。
けどやっぱり言葉が足りないみたいで、下を向いてた菜花が、キロッと俺を見る。
むむむ、ってへの字口でベソかいてる顔は、ガキの頃と変わってない。
全然変わってなくて、可愛いな。
…… 正直、どんな表情も可愛いくて仕方ないんだけど。
「ウソだぁ!ヒロ、無理してる!」
「ウソじゃねぇし無理じゃねぇよ。
俺、ホント目のやり場に困ってんだから……」
と言いながらも、ネグリジェ姿の菜花のおっぱいをチラ見してしまう。
これ絶対前よりデカくなってる。
あの巨大なマシュマロ、揉んで吸って間に挟まれてパフパフしてぇ……!
「と、とにかく……ものすごくソソられるんだよ、今の菜花。
…… っとに、俺がどんだけ我慢してると」
そこまで言ったとき、ベッドサイドに膝立ちになってる俺の首に、菜花がぴょん、と上から抱き付いてきて、おおぅ⁈ と慌てて胸で支える。
「おっ、おまえ、お腹、」
菜花の腹が気になりながらも、菜花の首筋から漂う甘い香り、俺の胸に押し当たっている菜花のおっぱいの重みに、股間がズクンと反応してしまう。
…… ちょっとコレ、抱き締めちゃったりしたらどうなるか自信無いので手ぇ出せん。
「ヒロ、好き。…… 大好き」
菜花は手のやり場に困ってる俺の首にぶら下がって、上目遣いに見上げていたかと思うと、急に恥ずかしそうに顔を伏せて、
「…… ぎゅーってして?」
「…………。」
なんだよおまえ、いつからそんな甘えん坊サンになっちゃったの。
可愛いなぁ…… なんて可愛いんだろ、俺の奥さん……!
お腹に気を付けながら、身体を密着させて“ぎゅーっ”てしてやると、菜花、俺の背中に手を回して、確かめるように何度も肩口に頬擦りをしてくる。
「嬉しい。…… ずっとこうして欲しかった」
キュン。
そ、そっか、こういうスキンシップは大事だよな。
俺、エロいことばっか考えちゃうから、考えないようにすんのに身体に触れること、避けてたわ。
ごめんな、菜花。
お腹にもう1コの命抱えて、不安で、寂しかったよな。
反省の意を込めて、菜花を抱き締めて一回りした手の先で、まあるく膨らんだお腹を撫でる。
こん中———菜花の子宮の中に、俺の子どもが居る。
俺が菜花にしたことのお陰でこんなになっちゃってるんだって思うと、今俺に抱き付いてる菜花の身体の柔らかい感触も相まって、行為の快感の記憶と結び付いて、…… ものすごく興奮する。
「あ、今、お腹撫でないで。ぎゅうって張るから……」
「え⁉︎…… ご、ごめん」
菜花によれば、妊娠中期から時折子宮が収縮して、出産の練習を始めてるんだそうな。
後期の今は、お腹の表面を撫でられると、刺激で子宮がぎゅっと痛いくらいに収縮するようになっているらしい…… 夕方から夜にかけては特に。
なんてことを聞かされると、ますますエロい感じがして興奮してしまうんだが、やっぱり俺って変態なんだろか……。
「ヒロ…… あのね、」
「ん?」
何だか言いにくそうにモジモジしてる、菜花。
「おっぱいマッサージ、して欲しいの」
「は⁈」
突然のパワーワードに股間を鷲掴みされる。
けど真面目な話、世の妊婦さん達は母乳が出易くなるよう、赤ちゃんが吸い易くなるよう、おっぱい全体や乳首のマッサージをするように指導を受けるらしい。
「1人じゃ疲れるから、スキンシップがてらダンナさんに手伝ってもらうのもいいね、って助産師さんが言ってたよ。
ヒロ、疲れてんの分かるんだけど…… いい?」
「い、いや、別に疲れてなんか」
菜花、さっき俺が“生理現象”って言い訳したのを覚えてたらしく、俺のがまた半勃ちになってんのを疲れマラと勘違いしてる風だ。
いいも何も、いいのかなーそんなことさせてもらって……。
薄い生地の上から胸元にチラチラ視線を這わせていると、菜花がネグリジェの前を開いて見せる。
えっえっ、まさか……⁈
「だって出さないと…… ちゃんとマッサージ出来ないんだもん」
なっ、ナマでマッサージ⁈
それ、今の俺にとってはちとキビシーんじゃないか……。
だって俺、見かけはアラサーのオッサンらしいけど、中身は至って多感な18歳…… しかも、なんなら国語辞典見て字面で抜けちゃうくらい絶賛性欲持て余し中なんだぜ?
さっきは愛しの菜花ちゅわんに襲われて、人生初のフェラで燻ってた煩悩惑わされちゃった上に、おっぱいマッサージなんかしたら俺、無事で居られる気がしないんだが……。
前で開くタイプのブラジャーの存在に“あ、これエロいな、いいなー”なんて感動するのも束の間、ぷるんと現れた菜花のおっぱいは半年前に見たときより明らかに2周りくらい大きくなってて、びっくりする程の巨乳ちゃんになっちゃってる。
ポチッと小っちゃかった薄赤色の乳首も、少し大きくなって更に濃く色付き、いかにも吸って欲しそうにピーンと勃ってて…… ますますエロさが増している。
「見てて。…… こうやるの」
「…………!」
菜花はおっぱいの脇に両手を添えてユサユサ揺らしたり、乳首を指で摘んでクリクリしたり引っ張ったりして見せる。
俺、ドギマギしてまともに見れない。
マジか…… “ダンナさんに”って…… 母親教室じゃそんなエッチな指導すんの?
っていやいや、あくまでも母乳育児の為、赤ちゃんの為ってのは分かってんだけど、百戦錬磨のオトーサン達ならいざ知らず、まだまだ初心な実質半童貞の俺には刺激強過ぎますって……。
ゴクリと生唾を飲みながら、素朴な疑問。
「なぁ、それ…… 自分でやってて気持ちヨくなっちゃったりしねぇの?」
「…… するよ」
菜花が恥ずかしそうに睨んでくる。
「ヒロにして欲しいなぁ、って思いながら、毎日してたんだよ…… 」
菜花の言う“1人でしてる”っつーのはコレのことか…… なんだ、俺はまたもっとスゲェことを想像して…… アハハ、やっぱカワイイなぁ、菜花!
「…… 手伝ってくれる……?」
ほんのり頬を染めて、消え入りそうな声でお願いする菜花。
シャキーン。
じゃ、じゃあ手伝ってやるかな、仕っ方ねぇから……!
菜花を疲れないよう横にして、さっき菜花がやって見せたみたいに、おっぱいの脇に手を添える。
あくまでもそぉっと優しく、乳房全体を根元から揺らすように、と……。
「こう?…… こんな感じ?」
「うん…… すごい上手。…… ヒロの手、熱くて気持ちいい……」
と溜め息混じりに、うっとりした表情で菜花が見上げてくる。
俺におっぱいたゆんたゆんされながら気持ち良さそうにしてんの見てたら…… 堪らん。もぉー堪らん。
俺、静かに充填MAXになってんの、おまえは気付いてねぇだろうな……。
つーかここ、おまえ一番弱いとこな筈だけど…… ほんとに触っていいのか?
躊躇いながら乳首の上に指先を滑らせると、
「んっ……」
菜花の唇から、さっきとは別の種類の気持ちいい声が漏れる。
「き、気持ちいい?」
「うん…… あ…… はぁっ…… ぅんっ……!」
乳首を摘んでクリクリしてやると、菜花が身体を捩ってヨがり始める。
えっ、コレ普通に性感として感じてるよな?
つーか…… なんか、あのときより更に感度良くなってね?
菜花が恥ずかしそうに、声の出た言い訳をする。
「ヒロの触り方、なんかエッチなんだもん……」
「何ィ?俺は至って真面目にマッサージをだな、」
そう言いつつも、考えてることが考えてることだけに、次第に手付きがいやらしくなってるのが自分でも分かる。
菜花の感じるところを、感じるように…… こうやって先っぽを転がしたり、頂点をカリカリするのは、おっぱいマッサージとは確かに違う趣向だよな……。
「はぁっ…… ぅん…… 」
胸元をはだけ、おっぱいにイタズラされながらひらひらしたネグリジェに包まれた大きなお腹を揺すって腰をくねらせる菜花。
やべぇな。また俺、しばらくゴハンが進んで困りそう。
「キスして……」
熱っぽく潤んだ瞳。浅い呼吸。
菜花が俺に欲情してるのが分かると、俺のもいよいよビキーンてなる。
屈み込む俺の首に両手を掛けて引き寄せ、自分から唇を合わせてくる菜花。
熱くて柔らかくて蕩ける感触に、この口がさっきまで俺のを…… って意識して受け止めていると、カリ裏をくすぐる菜花の舌の感じや、唇を窄めて引圧掛けながらジュポジュポされた感じなんかがまざまざと蘇る。
俺、菜花にフェラなんかやらせたいって思ったことなかったのにな……結局快感には勝てないサルなのか……。
そして更には、あの夜、半分夢見心地で溶け合うみたいに全身で交わったのを思い出して、俺もすっかり欲情してしまっている。
いやいやこんなん、どうやったってマッサージだけじゃ済まねぇだろ。
なんつーこと指導してくれんだよ、助産師さんよ……。
「…… して?」
切なげな声で、懇願する菜花。
“して”って…… “する”ってことだよな?俺の勘違いじゃなければ。
「だっておまえ…… 声ガマン出来る?」
妊婦だし、ほんとにそういうことしていいのか?って思うとこもあるけど、第一階下にはおまえの両親が居るんだぜ?
俺が菜花に会いに来てるときは気を遣って二階へ来ることはないけど、なんとなく聞き耳を立てられてる気がしてならない。
「…… 声?
うん、我慢する。するから、して?ねぇ、お願い」
「どんなことして欲しいんだよ」
笑ってはぐらかそうとする俺に、
「…… イジワルだぁ……」
また泣きそうになる菜花。
それでもやっぱりなりふり構っていられないくらいして欲しいらしく、口をへの字にしながら胸に縋ってきて、小っちゃな声で囁く。
「ヒロと、セックスしたいの……」
なんだよもう、そんなエッチになっちゃって。
カワイイったらありゃしねぇな!
あーもう、こうなったら……!
唇を合わせて舌先が触れ合った瞬間、俺ん中で理性を留めていたタガが外れた音がする。
舌を挿し入れながら、菜花の身体をめちゃくちゃに撫で回す。
そういえば俺、生身でこんな風に菜花に触るの、初めてだ。
菜花の肌、こんな柔らかくて滑らかで気持ちいいもんだったか……。
自然と菜花の下半身に手が伸びる。
大きくどっしりと育ってるお尻。
更にむっちりとしてきてる太腿。
赤ちゃんを守る為の変化だってのは分かってるけど、父ちゃんにとっても目の毒…… 造精の肥やしになるくらい、喜ばしいことなんだぜ……。
菜花の脇に右肘をついて横になり、唇を合わせながら身体を撫で回す内に、菜花がモジモジと膝を擦り合わせるような動きをしてることに気付く。
あぁこれ、触って欲しくなってるな。
寒くないように布団を掛けてやりながら、ネグリジェの裾を捲って直接腿を撫でる。
ふうっ、ふうっ、と菜花が吐息を漏らしながら声を我慢してるのが分かると、俺も更に興奮してくる。
お腹には触れないよう気を付けてパンツの上からソコに手を這わせると、菜花のモジモジが強くなる。
「ここ、触って欲しいのか?」
口を離して聞くと、菜花が恥ずかしそうに答える。
「うん…… 優しくしてね……」
分かってるよ、お姫様。
これ以上ないくらい優しくシてやるよ……!
布団の中でパンツを脱がせ、そろりと指先を忍ばせると、菜花のソコはもう溢れるくらいに潤っている。
俺のチンコしゃぶってエッチな気分になってたところへ、自分から誘っておっぱいマッサージで追い討ち掛けられて、おツユ溢れさしちゃってんだな。
エロいなー…… エロくて可愛いよ、俺の菜花ちゃん……!
身体のこと考えると疲れるくらいしちゃダメだろうから、菜花の欲求を満たしてやることに集中する。
そう、これはあくまでも“ご奉仕”であって、俺の欲望を叶える為のものではない…… と思いたい。
右の乳首に吸い付いて舌先で愛撫しながら、左の指先で手マンしてやろうと探ると、既にぷっくり膨らんでた菜花のクリは指先が触れただけでビクビクッとなり、軽くイったのが分かる。
「ふうぅんっ……!」
自分で口押さえて声を我慢してる菜花、可愛い。
もっと気持ち良くしてやりたい…… けど、さすがに指挿れんのは躊躇われる。
この奥に頭を下にして子どもが眠ってることを考えると…… つついて何かあっちゃいけないし……。
「挿れて……」
えっ。
指、挿れちゃっていいの……?
おっぱいから口を離して菜花を見る。
恍惚として、すっかり快感に夢中になってる蕩けた表情。
あぁ、なんてエロ可愛い表情すんだよ、おまえ……。
なんて見惚れてたら、油断し切ってた股間に思わぬ刺激を感じてビクッと腰が跳ねる。
「これ、欲しいの……」
菜花がジーンズの上から俺のカタチをなぞるように撫でる。
「ヒロの、挿れて欲しい」
エッロ……。
どうする、俺。
菜花、俺のを挿れて欲しいって。
おい、どうするよ?
自分に問いながら、菜花を見つめる。
「浅くゆっくりなら大丈夫だから…… ね、お願い……」
2秒迷ってベルトに手を掛け、パーカーの首をインナーごと引っ掴んで全部脱ぐまで5秒。
余りの素早さに菜花もちょっと引いてるみたいだけど、この状況で愛する妻から“欲しい”とか言われて断れる程働き者の理性は、俺ん中には常勤していない。
「なぁ、ちょっとでもヤバそうって思ったら、言えよ?
すぐ止めっから」
「うん…… 張ってきたりとかしたら、言うね」
菜花が起き上がって、いそいそとベッドに上がる俺の身体を見てる…… バキバキになって下腹に張り付く程反り返ってるチンコじゃなく、さっきからずっと菜花の横でサイドプランクみたいな体勢になっててパンプアップしてる肩や腕、絞って無駄肉を削ぎ落とした腹筋の辺りを。
「すごい…… 触っていい?」
改めて言われると照れ臭いけど、そうよ俺、実は脱いだら割とすごいのよ。
「…… 引退してからすること無くて、筋トレばっかしてたからな」
菜花が俺の顔を伺いながら、うっとりと俺の腹を撫でる。
あぁ、俺、この為に鍛え続けてたのかも。とか、ちょっと思う。
絞り切れてないとこがあるからシックスパックじゃなく4つくらいしか見えてないけど、あんまり脂肪落とすと体調崩し易い気がしてるし、こんくらいでいいとこかなー。菜花にも喜んでもらえてるみたいだし。
なんて思っていると、菜花の手が大胸筋に伸びて、うふふ、ヒロのおっぱい、 すっごい離れてるー、とか悪戯っぽく言いながら、俺の両方の乳首を人差し指の先でツンツンする。
「ヒロ、感じないの?」
「俺は別に…… 人によるんじゃね?」
「……。」
なんだよそのつまんなそーな顔は。
またおまえ、何か変なの観てベンキョーしたことを俺で試そうとしてんな……?
残念ながら乳首でメスイキする男なんかそうそう居ねぇから。
つーか俺にそんなもん期待すんな、ビジュ的に許されんわ。
「俺も菜花の見たい。見して」
ヒラリと攻勢に転じる。
「えっ⁈ やだよぅ……」
有無を言わせずネグリジェを下から捲り上げてスポンと脱がせると、菜花はやっぱり恥ずかしいのか、胸を隠して俯いてる。
久しぶりに見る、菜花の裸。
あの夏の日の夜にここで見たときにも綺麗だって思ったけど、妊婦になった菜花の身体は更にオトナっぽい色香を増していて、俺の思いつく限りのエロ要素を凝縮して体現しているかのような美しさだ。
「そんな見ないでよぉ……」
恥ずかしさに顔をくしゃくしゃにして身体を隠そうとする仕草が、ますますソソる。
「綺麗だよ、菜花。…… すっげぇ綺麗だ」
それ以外に何と形容しようか。
ヤバい。何がヤバいって、ヤバいとこがヤバい具合にヤバい。
何か言ってやりたい気もするが、感動と興奮の余り語彙がバカになってアホな言葉ばかり羅列してしまいそうだから、ここはきっと口にするのはやめとくのが正解だ。
堪らず菜花を正面から抱き身体を密着させて、“ぎゅーっ”とする。
菜花も俺の背中に手を伸ばして、抱擁に応えてくれる。
「好きだよ、菜花」
柔らかい。いい匂い。
少しひんやりしてて、もちもちと吸い付くような滑らかな肌。
菜花と抱き合うの、気持ちいい。
嬉しい。幸せだ……。
「あたしも。
好きよ、ヒロ…… ずーっと、一緒に居ようね……」
菜花がチュッ、と唇に触れてくる。
俺も、チュウッ、と返す。
目と目が合うと、どちらからともなく、自然に唇を重ねる。
ガキの頃に確かめ合ったときそのままで、感動し過ぎて興奮し過ぎて、息が震える。
俺たち、あの頃と何も変わらない。
お互い素っ裸なことと、菜花の胎内に俺たちの子どもが居ること、それと、この後すること以外は……。
「四つん這いになれるか?」
「う、うん……」
裸を見られるのはやっぱり恥ずかしいらしく、返事をするのに瞬き多めな菜花。
「正常位は無理だから、バックかサイドしか手はないな…… ホントはおまえの気持ち良くなってる顔見ながらシたいんだけどさ」
「…… 見なくていいよっ!」
恥ずかしそうにムクレる表情の菜花が可愛くて、奮い立つ。
うんしょ、と重たい腹を抱えて菜花が四つん這いになり、2つの乳房とお腹を揺らしながらお尻を突き出し、俺に身体を差し出す。
それを横から見ていた俺、興奮に拍車を掛けられて、ヒヒーン!といななくことはしないまでも、馬みたいにぶるるっと身震いして鼻息を荒くする。
かつてこれほどまでに興奮したことがあるか?俺。
「ヒロ…… 来て」
肉付きが良くなってますます魅力的なまあるいお尻をふりふりして誘う菜花。
むっちりとした真っ白な腿の間、露に濡れた薄赤色の花びらの真ん中が誘うように蠢いてるのを見て、挿れる前からビクビクするくらい射精の準備が整ってるチンコを握り、角度を調整して先っぽをあてがう。
浅く、ゆっくり…… 浅く、ゆっくりだぞ……。
頭ん中で復唱してないと暴走しそうだ。
背中から覆い被さり、細っそりとした首筋や背中に口付けながら、布団に着きそうなくらい豊かな両方のおっぱいを掴み、指先で乳首を摘んでクリクリしてやる。
「あぁぁあぁっ……!」
挿れると同時に、菜花の身体がビクンビクンと大きく痙攣し、膣内がぎゅぎゅっと締まって、いったのが分かる。
えええ⁉︎ おまえいくの早いよ、早過ぎんだろ菜花。
俺、もうちょっと挿れてたいんだけど⁈
即座に持ってかれそうになり、慌てておっぱいを離して、菜花の腰を掴む。
すぐさま奥まで突き挿れて鬼ピストンしたくなるのをグッと堪え、そぉ~っと中程まで挿れて、ゆっくりと抽送する。
あくまでもご奉仕、ご奉仕だぞ…… あ、でもこれ、逆効果だ。
ゆ~っくり抜き差しすんの、お互い擦れ合う粘膜の感触が感じ易くて、やべぇ気持ちいい……!
「はあぁぁっ!いいぃっ!ヒロぉっ!気持ちいいよぉっ……! 」
「おま…… 声デカいよ、聞こえちゃうだろ」
「だってぇっ!…… すごいのぉっ!…… ヒロの、硬くて大っきいのぉっ…… ずっと欲しかったの、嬉しいぃよぉおぉっ!」
解けてしまった長い髪を振り、菜花が乱れる。
ゆさゆさ揺れる、でっかいおっぱいとお腹。
膣内が絞るような動きで俺のに絡み付いてきて、奥へ奥へと誘う。
「はぁっ、はぁっ、んあぁぁ…… もっときてぇっ、ヒロっ、ヒロぉっ!」
「なのっ…… か……ッ…… そんな動いたらッ…… 奥入る……!」
腰を少し引いてそろーっと抜き気味にすると、俺の反り返った裏筋で腹側が押され、カリが丁度いい具合に擦れるらしく、菜花が髪を振り乱して喘ぐ。
「あはぁぁん!それいいぃぃ!ヒロ好きぃっ!好きぃぃぃヒロぉぉっ!」
おいおい、階下どころか近所にも聞こえんぞ⁉︎
声我慢するっつったクセに…… しかも俺の名前連呼してくれちゃって、この…… 悪い娘ちゃんめっ!
顎を掴んで菜花の口を塞ごうと唇を合わせたところが、前のめりになって更に奥に入ってしまう。
「 んんん~っ! んんんん~~っ‼︎」
菜花、自分からお尻を突き出して動かし、俺ので一番奥を突かせて嬉しそうに喘いでる。
ウッ…… やべぇ。
ガッツリ奥届いてるわコレ。
『Don't Disturb』って札の掛かってる子宮口、鬼頭でガンガンノックしちゃってるわコレ……!
ごめん、騒がしくしてごめんな、俺たちの赤ちゃん。
父ちゃんと母ちゃん、今すっげぇ…… 過去イチ仲良ししてっから…… 枕元つついちゃうの許して。
言っとくけど、両親仲良いせいで早産とか勘弁だぞ、おまえまだそっから出て来るにゃ早えんだからな?
もうちょっとの間、母ちゃんにしがみ付いてろよッ……‼︎
なんて勝手なことを思いながらも、やっぱり快感には抗えず、最早浅くもなくゆっくりでもなく普通に奥まで挿れてガン突きしちゃってる俺。
だめだだめだ、乱暴にしちゃ……とは思うけど、動きをゆっくりにすると逆にたちまち上り詰めそうになる。
菜花の身体が薄っすらと汗ばみ、腿がふるふると震え始める。
四つん這いで身体を支えてた細い腕が崩れて更にお尻を突き出した形になると、俺のがすごくイイとこに当たるみたいで、身体を硬直させて足先がピーンてなってる。
あぁ、この体位、俺もすげぇイイッ……!
またいきたくなってんだよな?
…… あ、おまえ興奮し過ぎてちょい酸欠気味になってんだろ。
キスで塞いでた口を解放してやると、プハッと息をして開口一番、
「んあぁいいぃぃっ!気持ちいいっ…… いきたい、いきたいよヒロぉっ…… お願い、いかせてぇぇっ!」
オッケ。待ってました、俺ももう限界だ。
おまえいかせて俺もいくわ。
一番好きなとこ弄ってやるから、思いっきり気持ち良くなれよ。
両手で揺れてる乳房を揉みしだきながら両方の乳首を摘んでクリクリしてやると、菜花の膣内の蠕動が強くなる。
射精を促すように俺をぎゅーって締め付けて絞るように絡み付いてきて…… 、
「アァッ、」
「あはぁっ、」
『…… くっ~~~~~‼︎』
ビクッ、ビクッ、ビクッ……!
ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ……!
これ以上妊娠しようがないのをいいことに、思いっ切り奥で射精す。
菜花の子宮口が俺の精液を呑み込みたそうにして鬼頭の先に吸い付いてくるけど、当然行き場がなく膣奥に溜まっているのが分かる。
菜花の身体にしがみ付き、最後まで射出し終えた俺は、ゴロンと菜花ごと横向きに布団に倒れ込む。
…… あー、すげ。
あのとき“こんな気持ちいい射精、初めてだ” って思ったのを軽々と更新した。
一発で大満足。いや、正確に言えば二発目だったけど。
菜花に欲しがられて、満たしてやれて、俺も気持ち良くしてもらえて、最高に幸せだ……。
体外離脱中だったあのときには、イッてもイッてもイき足りない感じがして辛い程だったけど、今、実体で初めて体験したセックスでの強烈な快感を伴う射精感には、一度だけで多幸感に満たされてる不思議。
考えてみれば俺、今のがこの身体での初体験ってことになんのか?
菜花は…… ユーレイの俺とシて妊娠して、今また実体の俺とシてんだよな。
うーむ。考えれば考えるほど不思議だ。
まだ締め付けてる菜花の中に挿れたままで、呼吸を忘れる程の快感の余韻にぶるるっと大きく震えて悶えながら、同じく俺の腕の中で力尽き、まだハアハアと肩で呼吸している菜花の頭にキスする。
「…… 大丈夫か?」
「うん…… 今、お腹ぎゅーって張ってる」
下腹に手を当てて、張りが治るのをじっと待っているようだ。
そっか、感じると子宮収縮しちゃうんだっけ。
「え、痛いのか⁉︎ …… おまえ…… ほんと大丈夫かよ……?
…… ごめん、ごめんな、無理させちゃったな…… 」
今更だけどオロオロする俺に、菜花は落ち着き払って、
「ううん。あたしが“来て”ってお願いしたんだもん。
…… うん、もう大丈夫だよ。治ってきた」
「ほんとかよ…… 」
俺ってば、またまた快感に我を忘れてしまった。っとにサルだな!
反省するならサルでも出来る、って古いCMを思い出す。
あれ、ポーズだけで反省はしてねぇだろ…… と考えると、ますます俺がサルと同レベルに思えてくる。
「ヒロ、すごかったぁ……」
俺の腕に頬擦りしながら、うっとりと溜め息混じりに呟く菜花。
そして、まだ自分の膣内にある俺のモノの変化に気付いて、
「あ、小っちゃくなってる……?」
不思議そうに呟く。
「あー。オッサン、2回射精したしね、もーさすがにね」
「ひゃんっ⁈」
抜くと同時に、枕元から2、3枚引っ掴んだティッシュを菜花のアソコに当ててやる。
思った通り、行き場の無い俺の精液が溢れてきて、ティッシュがじんわりと湿っていくのが分かる。
菜花が自分で押さえるのを確認して手を離すと、菜花、何を思ったかティッシュを外して、まだ溢れてくる俺のを指先に取って眺めてる。
エロい光景…… 目に焼き付けとこう。
「ほら、もう着ろよ。身体冷えてんぞ」
菜花の腕が、汗かいて冷えたのかひんやりしてるのが気になって、起き上がってブラジャーを着けてる菜花の頭からネグリジェをスポンと元のように被せて着せてやる。
「もう…… そういうとこ、ほんとオカンだよねー」
「オカンはこんなアカンことしませんて……」
裸で股間にティッシュ当てたまま倒れてる俺を見ると、菜花が興味津々で覗き込んでくる。
「……まだ出てる?」
「縮むときに残ってるのが出てくんだよ」
「へー…… あ、ほんとだ、小っちゃくなってる。
あはっ、なんかカワイ~!」
手を伸ばして、そっと俺のリトルジュニアに触れてくる。
ちょっと恥ずかしいけど、満足し切って賢者モードになってる今の俺はどうにでもしてくれな気分。
今日はもうコレ、何されても勃たねーぞ…… 多分。
「あはは、ふにゃふにゃ~。
これがあんな大っきくなってカチカチになっちゃうの?面白いねー」
根元を摘んでぷるんぷるんしてる菜花。…… 遊ぶな。残りが飛び散るだろ。
菜花、俺の身体に興味津々らしく、タマが片方ずつきゅうっと上がるのを見たり、伸び放題の毛を引っ張ってみたり、あちこち見て触って面白がってる。
どうも俺が菜花の身体に抱く性的興奮を伴った興味とは、また別もんらしい……。
「そんな珍しいかよ…… 父ちゃんとか兄ちゃんの、見たことあんだろ」
「ある訳ないでしょ⁈
ヒロのだって、こんなちゃんと見たの、今日が初めてだもん。
ってか、ヒロ、全然包茎なんかじゃないじゃん」
「だから言ったべ…… 勃てばちゃんと剥ける、って」
立ち上がって服を着てると、ベッドに横になった菜花がパンツの裾を摘んで引っ張り、半ケツになってる俺を見てぶっ、と吹き出してる。
俺、腰周り痩せたから簡単にパンツ脱げちゃうんだ、っつーの。
「ヒロ、ほんと痩せたね。
…… けど、お尻はでっかいままだねー。
5年生からずっとキャッチャーやってたんだもんね」
お陰様で下半身強くてね、大変ですよ。
腿の筋肉量が勃起力に影響する、ってのは何で読んだんだったか…… でも血流量ってことを考えたら確かにそうなんだろう。
腿周り太いから股擦れしてズボンの内側に穴空いちゃうのには困ったもんだけど。
「毎年夏に、職場総出で近くの神社の祭りに出るんだってさ。
今からオバチャン達に“フンドシ似合いそうだねー”って言われてるよ」
「似合う!絶対似合うよ!」
フンドシで散々笑った後で、ジーンズ履いてパーカーに袖を通してる俺を見ていた菜花、急に真顔になる。
「…… 帰っちゃうの?」
「…………。」
上目遣いに見上げていた菜花の視線が俺の目から口元へ下がり、俺が何も言わないのを見ると、静かに目を伏せる。
離れ難い。
寂しいけどワガママ言っちゃいけないな、とか考えてるのが手に取るように分かる。
…… そんな顔されたら、帰れなくなるだろ……。
しょうがねぇな、の溜め息を吐きながら結局ベッドに戻り、菜花の脇に潜り込むと、やったー!って飛び付いてくる菜花。
「っだから!お腹気ィ付けろよおまえ……」
「うん、嬉しいっ!一緒に寝るの」
「俺居たら狭いだろうが…… 寝れねぇだろ」
「うふふ。ヒロ、あったか~い!」
おまえな、ヒトの話聞いてっか?とか口では言いつつ、素直にデレて引っ付いてくる菜花が可愛いくて堪らない。
菜花は肘枕で横向きに寝てる俺に枕を1コ貸してくれて、ポスンと自分の枕に頭を沈めると、溜め息を吐く。
「…… 早く3月にならないかなぁ」
「もう2月の半ばだろ。
あと2週間で卒業式だ」
「うん…… ほんとにあと少しなんだよね」
主に受験生の為、2月に入ってから自由登校になってる俺たちには、何だかもう学校なんか終わってる感じがしてんだけど、菜花は足りない単位の為の特別授業でまだ通ってるし、元生徒会役員と就職組が主立って卒業のイベント企画してるから、俺もちょいちょい登校はしてる。
卒業までは別々に暮らす、ってのは、2人で決めたことだ。
卒業式を終えたら、既に入籍してる菜花は俺の岡田姓を名乗ることになってるが、俺ん家には入らず、俺が菜花ん家に引っ越して一緒に暮らすことにしてる。
だから俺は、実質お婿さんになる訳だ。
俺ん家は弟2人が居て何かと手狭な上に、菜花がそこへ来たらあいつらには刺激が強過ぎるだろうし、そんでもって子どもも産まれるとなると…… 色々問題があるだろ。
まぁ、ゆーて徒歩1分だ。
スープが冷めないどころか熱々で届けられる距離だから、どっちの両親も賛成してくれてる。
菜花のベッド、どうやっても仰向けに並んで寝るには狭いから両腕を挙げて上で組んでいると、菜花がぴとっと俺の胸に寄り添い、逃げるなよ、とばかりに俺の脚に脚を絡めて腹に手を回し、ぐりぐりおでこをくっ付けてくる。
「ヒロ…… 抱っこして 」
……可愛い。キュン死しそう。
「しててやっから、安心してもう寝ろよ」
「…… うん」
今日は逃げないで朝まで隣に居るよ。
俺も布団の上から菜花の背中に手を回し、抱き合う形になって、目を閉じる。
俺明日も仕事だから、朝には帰って風呂入って着替えなきゃ。
あー、腹減ったなー…… そう言や晩飯食ってなかった。
でも、思いもよらず菜花食べれたから大満足。
つーかお腹、ほんとに大丈夫かな……次はちゃんと加減しないと……。
あと少し。
あともう少しで、堂々と一緒に暮らせる日が来る。
好きなだけ菜花とイチャイチャ出来る日が来るんだ……。
脈絡もなく色々考えながら目を閉じている内に、急速に眠気がさしてくる。
卒業したら、晴れて一緒になれる。
俺たち、ほんとに、ずっと一緒に居られるようになるんだな……。
抱き締めた菜花の感触と香りに、身も心も安らぐ。
これからも俺たち、ずっと、ずーっと、一緒に居ような……。
体型のことは、女子にとっては非常~にデリケートな話題なの分かってるから、慎重に言葉を選んだつもりだ。
けどやっぱり言葉が足りないみたいで、下を向いてた菜花が、キロッと俺を見る。
むむむ、ってへの字口でベソかいてる顔は、ガキの頃と変わってない。
全然変わってなくて、可愛いな。
…… 正直、どんな表情も可愛いくて仕方ないんだけど。
「ウソだぁ!ヒロ、無理してる!」
「ウソじゃねぇし無理じゃねぇよ。
俺、ホント目のやり場に困ってんだから……」
と言いながらも、ネグリジェ姿の菜花のおっぱいをチラ見してしまう。
これ絶対前よりデカくなってる。
あの巨大なマシュマロ、揉んで吸って間に挟まれてパフパフしてぇ……!
「と、とにかく……ものすごくソソられるんだよ、今の菜花。
…… っとに、俺がどんだけ我慢してると」
そこまで言ったとき、ベッドサイドに膝立ちになってる俺の首に、菜花がぴょん、と上から抱き付いてきて、おおぅ⁈ と慌てて胸で支える。
「おっ、おまえ、お腹、」
菜花の腹が気になりながらも、菜花の首筋から漂う甘い香り、俺の胸に押し当たっている菜花のおっぱいの重みに、股間がズクンと反応してしまう。
…… ちょっとコレ、抱き締めちゃったりしたらどうなるか自信無いので手ぇ出せん。
「ヒロ、好き。…… 大好き」
菜花は手のやり場に困ってる俺の首にぶら下がって、上目遣いに見上げていたかと思うと、急に恥ずかしそうに顔を伏せて、
「…… ぎゅーってして?」
「…………。」
なんだよおまえ、いつからそんな甘えん坊サンになっちゃったの。
可愛いなぁ…… なんて可愛いんだろ、俺の奥さん……!
お腹に気を付けながら、身体を密着させて“ぎゅーっ”てしてやると、菜花、俺の背中に手を回して、確かめるように何度も肩口に頬擦りをしてくる。
「嬉しい。…… ずっとこうして欲しかった」
キュン。
そ、そっか、こういうスキンシップは大事だよな。
俺、エロいことばっか考えちゃうから、考えないようにすんのに身体に触れること、避けてたわ。
ごめんな、菜花。
お腹にもう1コの命抱えて、不安で、寂しかったよな。
反省の意を込めて、菜花を抱き締めて一回りした手の先で、まあるく膨らんだお腹を撫でる。
こん中———菜花の子宮の中に、俺の子どもが居る。
俺が菜花にしたことのお陰でこんなになっちゃってるんだって思うと、今俺に抱き付いてる菜花の身体の柔らかい感触も相まって、行為の快感の記憶と結び付いて、…… ものすごく興奮する。
「あ、今、お腹撫でないで。ぎゅうって張るから……」
「え⁉︎…… ご、ごめん」
菜花によれば、妊娠中期から時折子宮が収縮して、出産の練習を始めてるんだそうな。
後期の今は、お腹の表面を撫でられると、刺激で子宮がぎゅっと痛いくらいに収縮するようになっているらしい…… 夕方から夜にかけては特に。
なんてことを聞かされると、ますますエロい感じがして興奮してしまうんだが、やっぱり俺って変態なんだろか……。
「ヒロ…… あのね、」
「ん?」
何だか言いにくそうにモジモジしてる、菜花。
「おっぱいマッサージ、して欲しいの」
「は⁈」
突然のパワーワードに股間を鷲掴みされる。
けど真面目な話、世の妊婦さん達は母乳が出易くなるよう、赤ちゃんが吸い易くなるよう、おっぱい全体や乳首のマッサージをするように指導を受けるらしい。
「1人じゃ疲れるから、スキンシップがてらダンナさんに手伝ってもらうのもいいね、って助産師さんが言ってたよ。
ヒロ、疲れてんの分かるんだけど…… いい?」
「い、いや、別に疲れてなんか」
菜花、さっき俺が“生理現象”って言い訳したのを覚えてたらしく、俺のがまた半勃ちになってんのを疲れマラと勘違いしてる風だ。
いいも何も、いいのかなーそんなことさせてもらって……。
薄い生地の上から胸元にチラチラ視線を這わせていると、菜花がネグリジェの前を開いて見せる。
えっえっ、まさか……⁈
「だって出さないと…… ちゃんとマッサージ出来ないんだもん」
なっ、ナマでマッサージ⁈
それ、今の俺にとってはちとキビシーんじゃないか……。
だって俺、見かけはアラサーのオッサンらしいけど、中身は至って多感な18歳…… しかも、なんなら国語辞典見て字面で抜けちゃうくらい絶賛性欲持て余し中なんだぜ?
さっきは愛しの菜花ちゅわんに襲われて、人生初のフェラで燻ってた煩悩惑わされちゃった上に、おっぱいマッサージなんかしたら俺、無事で居られる気がしないんだが……。
前で開くタイプのブラジャーの存在に“あ、これエロいな、いいなー”なんて感動するのも束の間、ぷるんと現れた菜花のおっぱいは半年前に見たときより明らかに2周りくらい大きくなってて、びっくりする程の巨乳ちゃんになっちゃってる。
ポチッと小っちゃかった薄赤色の乳首も、少し大きくなって更に濃く色付き、いかにも吸って欲しそうにピーンと勃ってて…… ますますエロさが増している。
「見てて。…… こうやるの」
「…………!」
菜花はおっぱいの脇に両手を添えてユサユサ揺らしたり、乳首を指で摘んでクリクリしたり引っ張ったりして見せる。
俺、ドギマギしてまともに見れない。
マジか…… “ダンナさんに”って…… 母親教室じゃそんなエッチな指導すんの?
っていやいや、あくまでも母乳育児の為、赤ちゃんの為ってのは分かってんだけど、百戦錬磨のオトーサン達ならいざ知らず、まだまだ初心な実質半童貞の俺には刺激強過ぎますって……。
ゴクリと生唾を飲みながら、素朴な疑問。
「なぁ、それ…… 自分でやってて気持ちヨくなっちゃったりしねぇの?」
「…… するよ」
菜花が恥ずかしそうに睨んでくる。
「ヒロにして欲しいなぁ、って思いながら、毎日してたんだよ…… 」
菜花の言う“1人でしてる”っつーのはコレのことか…… なんだ、俺はまたもっとスゲェことを想像して…… アハハ、やっぱカワイイなぁ、菜花!
「…… 手伝ってくれる……?」
ほんのり頬を染めて、消え入りそうな声でお願いする菜花。
シャキーン。
じゃ、じゃあ手伝ってやるかな、仕っ方ねぇから……!
菜花を疲れないよう横にして、さっき菜花がやって見せたみたいに、おっぱいの脇に手を添える。
あくまでもそぉっと優しく、乳房全体を根元から揺らすように、と……。
「こう?…… こんな感じ?」
「うん…… すごい上手。…… ヒロの手、熱くて気持ちいい……」
と溜め息混じりに、うっとりした表情で菜花が見上げてくる。
俺におっぱいたゆんたゆんされながら気持ち良さそうにしてんの見てたら…… 堪らん。もぉー堪らん。
俺、静かに充填MAXになってんの、おまえは気付いてねぇだろうな……。
つーかここ、おまえ一番弱いとこな筈だけど…… ほんとに触っていいのか?
躊躇いながら乳首の上に指先を滑らせると、
「んっ……」
菜花の唇から、さっきとは別の種類の気持ちいい声が漏れる。
「き、気持ちいい?」
「うん…… あ…… はぁっ…… ぅんっ……!」
乳首を摘んでクリクリしてやると、菜花が身体を捩ってヨがり始める。
えっ、コレ普通に性感として感じてるよな?
つーか…… なんか、あのときより更に感度良くなってね?
菜花が恥ずかしそうに、声の出た言い訳をする。
「ヒロの触り方、なんかエッチなんだもん……」
「何ィ?俺は至って真面目にマッサージをだな、」
そう言いつつも、考えてることが考えてることだけに、次第に手付きがいやらしくなってるのが自分でも分かる。
菜花の感じるところを、感じるように…… こうやって先っぽを転がしたり、頂点をカリカリするのは、おっぱいマッサージとは確かに違う趣向だよな……。
「はぁっ…… ぅん…… 」
胸元をはだけ、おっぱいにイタズラされながらひらひらしたネグリジェに包まれた大きなお腹を揺すって腰をくねらせる菜花。
やべぇな。また俺、しばらくゴハンが進んで困りそう。
「キスして……」
熱っぽく潤んだ瞳。浅い呼吸。
菜花が俺に欲情してるのが分かると、俺のもいよいよビキーンてなる。
屈み込む俺の首に両手を掛けて引き寄せ、自分から唇を合わせてくる菜花。
熱くて柔らかくて蕩ける感触に、この口がさっきまで俺のを…… って意識して受け止めていると、カリ裏をくすぐる菜花の舌の感じや、唇を窄めて引圧掛けながらジュポジュポされた感じなんかがまざまざと蘇る。
俺、菜花にフェラなんかやらせたいって思ったことなかったのにな……結局快感には勝てないサルなのか……。
そして更には、あの夜、半分夢見心地で溶け合うみたいに全身で交わったのを思い出して、俺もすっかり欲情してしまっている。
いやいやこんなん、どうやったってマッサージだけじゃ済まねぇだろ。
なんつーこと指導してくれんだよ、助産師さんよ……。
「…… して?」
切なげな声で、懇願する菜花。
“して”って…… “する”ってことだよな?俺の勘違いじゃなければ。
「だっておまえ…… 声ガマン出来る?」
妊婦だし、ほんとにそういうことしていいのか?って思うとこもあるけど、第一階下にはおまえの両親が居るんだぜ?
俺が菜花に会いに来てるときは気を遣って二階へ来ることはないけど、なんとなく聞き耳を立てられてる気がしてならない。
「…… 声?
うん、我慢する。するから、して?ねぇ、お願い」
「どんなことして欲しいんだよ」
笑ってはぐらかそうとする俺に、
「…… イジワルだぁ……」
また泣きそうになる菜花。
それでもやっぱりなりふり構っていられないくらいして欲しいらしく、口をへの字にしながら胸に縋ってきて、小っちゃな声で囁く。
「ヒロと、セックスしたいの……」
なんだよもう、そんなエッチになっちゃって。
カワイイったらありゃしねぇな!
あーもう、こうなったら……!
唇を合わせて舌先が触れ合った瞬間、俺ん中で理性を留めていたタガが外れた音がする。
舌を挿し入れながら、菜花の身体をめちゃくちゃに撫で回す。
そういえば俺、生身でこんな風に菜花に触るの、初めてだ。
菜花の肌、こんな柔らかくて滑らかで気持ちいいもんだったか……。
自然と菜花の下半身に手が伸びる。
大きくどっしりと育ってるお尻。
更にむっちりとしてきてる太腿。
赤ちゃんを守る為の変化だってのは分かってるけど、父ちゃんにとっても目の毒…… 造精の肥やしになるくらい、喜ばしいことなんだぜ……。
菜花の脇に右肘をついて横になり、唇を合わせながら身体を撫で回す内に、菜花がモジモジと膝を擦り合わせるような動きをしてることに気付く。
あぁこれ、触って欲しくなってるな。
寒くないように布団を掛けてやりながら、ネグリジェの裾を捲って直接腿を撫でる。
ふうっ、ふうっ、と菜花が吐息を漏らしながら声を我慢してるのが分かると、俺も更に興奮してくる。
お腹には触れないよう気を付けてパンツの上からソコに手を這わせると、菜花のモジモジが強くなる。
「ここ、触って欲しいのか?」
口を離して聞くと、菜花が恥ずかしそうに答える。
「うん…… 優しくしてね……」
分かってるよ、お姫様。
これ以上ないくらい優しくシてやるよ……!
布団の中でパンツを脱がせ、そろりと指先を忍ばせると、菜花のソコはもう溢れるくらいに潤っている。
俺のチンコしゃぶってエッチな気分になってたところへ、自分から誘っておっぱいマッサージで追い討ち掛けられて、おツユ溢れさしちゃってんだな。
エロいなー…… エロくて可愛いよ、俺の菜花ちゃん……!
身体のこと考えると疲れるくらいしちゃダメだろうから、菜花の欲求を満たしてやることに集中する。
そう、これはあくまでも“ご奉仕”であって、俺の欲望を叶える為のものではない…… と思いたい。
右の乳首に吸い付いて舌先で愛撫しながら、左の指先で手マンしてやろうと探ると、既にぷっくり膨らんでた菜花のクリは指先が触れただけでビクビクッとなり、軽くイったのが分かる。
「ふうぅんっ……!」
自分で口押さえて声を我慢してる菜花、可愛い。
もっと気持ち良くしてやりたい…… けど、さすがに指挿れんのは躊躇われる。
この奥に頭を下にして子どもが眠ってることを考えると…… つついて何かあっちゃいけないし……。
「挿れて……」
えっ。
指、挿れちゃっていいの……?
おっぱいから口を離して菜花を見る。
恍惚として、すっかり快感に夢中になってる蕩けた表情。
あぁ、なんてエロ可愛い表情すんだよ、おまえ……。
なんて見惚れてたら、油断し切ってた股間に思わぬ刺激を感じてビクッと腰が跳ねる。
「これ、欲しいの……」
菜花がジーンズの上から俺のカタチをなぞるように撫でる。
「ヒロの、挿れて欲しい」
エッロ……。
どうする、俺。
菜花、俺のを挿れて欲しいって。
おい、どうするよ?
自分に問いながら、菜花を見つめる。
「浅くゆっくりなら大丈夫だから…… ね、お願い……」
2秒迷ってベルトに手を掛け、パーカーの首をインナーごと引っ掴んで全部脱ぐまで5秒。
余りの素早さに菜花もちょっと引いてるみたいだけど、この状況で愛する妻から“欲しい”とか言われて断れる程働き者の理性は、俺ん中には常勤していない。
「なぁ、ちょっとでもヤバそうって思ったら、言えよ?
すぐ止めっから」
「うん…… 張ってきたりとかしたら、言うね」
菜花が起き上がって、いそいそとベッドに上がる俺の身体を見てる…… バキバキになって下腹に張り付く程反り返ってるチンコじゃなく、さっきからずっと菜花の横でサイドプランクみたいな体勢になっててパンプアップしてる肩や腕、絞って無駄肉を削ぎ落とした腹筋の辺りを。
「すごい…… 触っていい?」
改めて言われると照れ臭いけど、そうよ俺、実は脱いだら割とすごいのよ。
「…… 引退してからすること無くて、筋トレばっかしてたからな」
菜花が俺の顔を伺いながら、うっとりと俺の腹を撫でる。
あぁ、俺、この為に鍛え続けてたのかも。とか、ちょっと思う。
絞り切れてないとこがあるからシックスパックじゃなく4つくらいしか見えてないけど、あんまり脂肪落とすと体調崩し易い気がしてるし、こんくらいでいいとこかなー。菜花にも喜んでもらえてるみたいだし。
なんて思っていると、菜花の手が大胸筋に伸びて、うふふ、ヒロのおっぱい、 すっごい離れてるー、とか悪戯っぽく言いながら、俺の両方の乳首を人差し指の先でツンツンする。
「ヒロ、感じないの?」
「俺は別に…… 人によるんじゃね?」
「……。」
なんだよそのつまんなそーな顔は。
またおまえ、何か変なの観てベンキョーしたことを俺で試そうとしてんな……?
残念ながら乳首でメスイキする男なんかそうそう居ねぇから。
つーか俺にそんなもん期待すんな、ビジュ的に許されんわ。
「俺も菜花の見たい。見して」
ヒラリと攻勢に転じる。
「えっ⁈ やだよぅ……」
有無を言わせずネグリジェを下から捲り上げてスポンと脱がせると、菜花はやっぱり恥ずかしいのか、胸を隠して俯いてる。
久しぶりに見る、菜花の裸。
あの夏の日の夜にここで見たときにも綺麗だって思ったけど、妊婦になった菜花の身体は更にオトナっぽい色香を増していて、俺の思いつく限りのエロ要素を凝縮して体現しているかのような美しさだ。
「そんな見ないでよぉ……」
恥ずかしさに顔をくしゃくしゃにして身体を隠そうとする仕草が、ますますソソる。
「綺麗だよ、菜花。…… すっげぇ綺麗だ」
それ以外に何と形容しようか。
ヤバい。何がヤバいって、ヤバいとこがヤバい具合にヤバい。
何か言ってやりたい気もするが、感動と興奮の余り語彙がバカになってアホな言葉ばかり羅列してしまいそうだから、ここはきっと口にするのはやめとくのが正解だ。
堪らず菜花を正面から抱き身体を密着させて、“ぎゅーっ”とする。
菜花も俺の背中に手を伸ばして、抱擁に応えてくれる。
「好きだよ、菜花」
柔らかい。いい匂い。
少しひんやりしてて、もちもちと吸い付くような滑らかな肌。
菜花と抱き合うの、気持ちいい。
嬉しい。幸せだ……。
「あたしも。
好きよ、ヒロ…… ずーっと、一緒に居ようね……」
菜花がチュッ、と唇に触れてくる。
俺も、チュウッ、と返す。
目と目が合うと、どちらからともなく、自然に唇を重ねる。
ガキの頃に確かめ合ったときそのままで、感動し過ぎて興奮し過ぎて、息が震える。
俺たち、あの頃と何も変わらない。
お互い素っ裸なことと、菜花の胎内に俺たちの子どもが居ること、それと、この後すること以外は……。
「四つん這いになれるか?」
「う、うん……」
裸を見られるのはやっぱり恥ずかしいらしく、返事をするのに瞬き多めな菜花。
「正常位は無理だから、バックかサイドしか手はないな…… ホントはおまえの気持ち良くなってる顔見ながらシたいんだけどさ」
「…… 見なくていいよっ!」
恥ずかしそうにムクレる表情の菜花が可愛くて、奮い立つ。
うんしょ、と重たい腹を抱えて菜花が四つん這いになり、2つの乳房とお腹を揺らしながらお尻を突き出し、俺に身体を差し出す。
それを横から見ていた俺、興奮に拍車を掛けられて、ヒヒーン!といななくことはしないまでも、馬みたいにぶるるっと身震いして鼻息を荒くする。
かつてこれほどまでに興奮したことがあるか?俺。
「ヒロ…… 来て」
肉付きが良くなってますます魅力的なまあるいお尻をふりふりして誘う菜花。
むっちりとした真っ白な腿の間、露に濡れた薄赤色の花びらの真ん中が誘うように蠢いてるのを見て、挿れる前からビクビクするくらい射精の準備が整ってるチンコを握り、角度を調整して先っぽをあてがう。
浅く、ゆっくり…… 浅く、ゆっくりだぞ……。
頭ん中で復唱してないと暴走しそうだ。
背中から覆い被さり、細っそりとした首筋や背中に口付けながら、布団に着きそうなくらい豊かな両方のおっぱいを掴み、指先で乳首を摘んでクリクリしてやる。
「あぁぁあぁっ……!」
挿れると同時に、菜花の身体がビクンビクンと大きく痙攣し、膣内がぎゅぎゅっと締まって、いったのが分かる。
えええ⁉︎ おまえいくの早いよ、早過ぎんだろ菜花。
俺、もうちょっと挿れてたいんだけど⁈
即座に持ってかれそうになり、慌てておっぱいを離して、菜花の腰を掴む。
すぐさま奥まで突き挿れて鬼ピストンしたくなるのをグッと堪え、そぉ~っと中程まで挿れて、ゆっくりと抽送する。
あくまでもご奉仕、ご奉仕だぞ…… あ、でもこれ、逆効果だ。
ゆ~っくり抜き差しすんの、お互い擦れ合う粘膜の感触が感じ易くて、やべぇ気持ちいい……!
「はあぁぁっ!いいぃっ!ヒロぉっ!気持ちいいよぉっ……! 」
「おま…… 声デカいよ、聞こえちゃうだろ」
「だってぇっ!…… すごいのぉっ!…… ヒロの、硬くて大っきいのぉっ…… ずっと欲しかったの、嬉しいぃよぉおぉっ!」
解けてしまった長い髪を振り、菜花が乱れる。
ゆさゆさ揺れる、でっかいおっぱいとお腹。
膣内が絞るような動きで俺のに絡み付いてきて、奥へ奥へと誘う。
「はぁっ、はぁっ、んあぁぁ…… もっときてぇっ、ヒロっ、ヒロぉっ!」
「なのっ…… か……ッ…… そんな動いたらッ…… 奥入る……!」
腰を少し引いてそろーっと抜き気味にすると、俺の反り返った裏筋で腹側が押され、カリが丁度いい具合に擦れるらしく、菜花が髪を振り乱して喘ぐ。
「あはぁぁん!それいいぃぃ!ヒロ好きぃっ!好きぃぃぃヒロぉぉっ!」
おいおい、階下どころか近所にも聞こえんぞ⁉︎
声我慢するっつったクセに…… しかも俺の名前連呼してくれちゃって、この…… 悪い娘ちゃんめっ!
顎を掴んで菜花の口を塞ごうと唇を合わせたところが、前のめりになって更に奥に入ってしまう。
「 んんん~っ! んんんん~~っ‼︎」
菜花、自分からお尻を突き出して動かし、俺ので一番奥を突かせて嬉しそうに喘いでる。
ウッ…… やべぇ。
ガッツリ奥届いてるわコレ。
『Don't Disturb』って札の掛かってる子宮口、鬼頭でガンガンノックしちゃってるわコレ……!
ごめん、騒がしくしてごめんな、俺たちの赤ちゃん。
父ちゃんと母ちゃん、今すっげぇ…… 過去イチ仲良ししてっから…… 枕元つついちゃうの許して。
言っとくけど、両親仲良いせいで早産とか勘弁だぞ、おまえまだそっから出て来るにゃ早えんだからな?
もうちょっとの間、母ちゃんにしがみ付いてろよッ……‼︎
なんて勝手なことを思いながらも、やっぱり快感には抗えず、最早浅くもなくゆっくりでもなく普通に奥まで挿れてガン突きしちゃってる俺。
だめだだめだ、乱暴にしちゃ……とは思うけど、動きをゆっくりにすると逆にたちまち上り詰めそうになる。
菜花の身体が薄っすらと汗ばみ、腿がふるふると震え始める。
四つん這いで身体を支えてた細い腕が崩れて更にお尻を突き出した形になると、俺のがすごくイイとこに当たるみたいで、身体を硬直させて足先がピーンてなってる。
あぁ、この体位、俺もすげぇイイッ……!
またいきたくなってんだよな?
…… あ、おまえ興奮し過ぎてちょい酸欠気味になってんだろ。
キスで塞いでた口を解放してやると、プハッと息をして開口一番、
「んあぁいいぃぃっ!気持ちいいっ…… いきたい、いきたいよヒロぉっ…… お願い、いかせてぇぇっ!」
オッケ。待ってました、俺ももう限界だ。
おまえいかせて俺もいくわ。
一番好きなとこ弄ってやるから、思いっきり気持ち良くなれよ。
両手で揺れてる乳房を揉みしだきながら両方の乳首を摘んでクリクリしてやると、菜花の膣内の蠕動が強くなる。
射精を促すように俺をぎゅーって締め付けて絞るように絡み付いてきて…… 、
「アァッ、」
「あはぁっ、」
『…… くっ~~~~~‼︎』
ビクッ、ビクッ、ビクッ……!
ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ……!
これ以上妊娠しようがないのをいいことに、思いっ切り奥で射精す。
菜花の子宮口が俺の精液を呑み込みたそうにして鬼頭の先に吸い付いてくるけど、当然行き場がなく膣奥に溜まっているのが分かる。
菜花の身体にしがみ付き、最後まで射出し終えた俺は、ゴロンと菜花ごと横向きに布団に倒れ込む。
…… あー、すげ。
あのとき“こんな気持ちいい射精、初めてだ” って思ったのを軽々と更新した。
一発で大満足。いや、正確に言えば二発目だったけど。
菜花に欲しがられて、満たしてやれて、俺も気持ち良くしてもらえて、最高に幸せだ……。
体外離脱中だったあのときには、イッてもイッてもイき足りない感じがして辛い程だったけど、今、実体で初めて体験したセックスでの強烈な快感を伴う射精感には、一度だけで多幸感に満たされてる不思議。
考えてみれば俺、今のがこの身体での初体験ってことになんのか?
菜花は…… ユーレイの俺とシて妊娠して、今また実体の俺とシてんだよな。
うーむ。考えれば考えるほど不思議だ。
まだ締め付けてる菜花の中に挿れたままで、呼吸を忘れる程の快感の余韻にぶるるっと大きく震えて悶えながら、同じく俺の腕の中で力尽き、まだハアハアと肩で呼吸している菜花の頭にキスする。
「…… 大丈夫か?」
「うん…… 今、お腹ぎゅーって張ってる」
下腹に手を当てて、張りが治るのをじっと待っているようだ。
そっか、感じると子宮収縮しちゃうんだっけ。
「え、痛いのか⁉︎ …… おまえ…… ほんと大丈夫かよ……?
…… ごめん、ごめんな、無理させちゃったな…… 」
今更だけどオロオロする俺に、菜花は落ち着き払って、
「ううん。あたしが“来て”ってお願いしたんだもん。
…… うん、もう大丈夫だよ。治ってきた」
「ほんとかよ…… 」
俺ってば、またまた快感に我を忘れてしまった。っとにサルだな!
反省するならサルでも出来る、って古いCMを思い出す。
あれ、ポーズだけで反省はしてねぇだろ…… と考えると、ますます俺がサルと同レベルに思えてくる。
「ヒロ、すごかったぁ……」
俺の腕に頬擦りしながら、うっとりと溜め息混じりに呟く菜花。
そして、まだ自分の膣内にある俺のモノの変化に気付いて、
「あ、小っちゃくなってる……?」
不思議そうに呟く。
「あー。オッサン、2回射精したしね、もーさすがにね」
「ひゃんっ⁈」
抜くと同時に、枕元から2、3枚引っ掴んだティッシュを菜花のアソコに当ててやる。
思った通り、行き場の無い俺の精液が溢れてきて、ティッシュがじんわりと湿っていくのが分かる。
菜花が自分で押さえるのを確認して手を離すと、菜花、何を思ったかティッシュを外して、まだ溢れてくる俺のを指先に取って眺めてる。
エロい光景…… 目に焼き付けとこう。
「ほら、もう着ろよ。身体冷えてんぞ」
菜花の腕が、汗かいて冷えたのかひんやりしてるのが気になって、起き上がってブラジャーを着けてる菜花の頭からネグリジェをスポンと元のように被せて着せてやる。
「もう…… そういうとこ、ほんとオカンだよねー」
「オカンはこんなアカンことしませんて……」
裸で股間にティッシュ当てたまま倒れてる俺を見ると、菜花が興味津々で覗き込んでくる。
「……まだ出てる?」
「縮むときに残ってるのが出てくんだよ」
「へー…… あ、ほんとだ、小っちゃくなってる。
あはっ、なんかカワイ~!」
手を伸ばして、そっと俺のリトルジュニアに触れてくる。
ちょっと恥ずかしいけど、満足し切って賢者モードになってる今の俺はどうにでもしてくれな気分。
今日はもうコレ、何されても勃たねーぞ…… 多分。
「あはは、ふにゃふにゃ~。
これがあんな大っきくなってカチカチになっちゃうの?面白いねー」
根元を摘んでぷるんぷるんしてる菜花。…… 遊ぶな。残りが飛び散るだろ。
菜花、俺の身体に興味津々らしく、タマが片方ずつきゅうっと上がるのを見たり、伸び放題の毛を引っ張ってみたり、あちこち見て触って面白がってる。
どうも俺が菜花の身体に抱く性的興奮を伴った興味とは、また別もんらしい……。
「そんな珍しいかよ…… 父ちゃんとか兄ちゃんの、見たことあんだろ」
「ある訳ないでしょ⁈
ヒロのだって、こんなちゃんと見たの、今日が初めてだもん。
ってか、ヒロ、全然包茎なんかじゃないじゃん」
「だから言ったべ…… 勃てばちゃんと剥ける、って」
立ち上がって服を着てると、ベッドに横になった菜花がパンツの裾を摘んで引っ張り、半ケツになってる俺を見てぶっ、と吹き出してる。
俺、腰周り痩せたから簡単にパンツ脱げちゃうんだ、っつーの。
「ヒロ、ほんと痩せたね。
…… けど、お尻はでっかいままだねー。
5年生からずっとキャッチャーやってたんだもんね」
お陰様で下半身強くてね、大変ですよ。
腿の筋肉量が勃起力に影響する、ってのは何で読んだんだったか…… でも血流量ってことを考えたら確かにそうなんだろう。
腿周り太いから股擦れしてズボンの内側に穴空いちゃうのには困ったもんだけど。
「毎年夏に、職場総出で近くの神社の祭りに出るんだってさ。
今からオバチャン達に“フンドシ似合いそうだねー”って言われてるよ」
「似合う!絶対似合うよ!」
フンドシで散々笑った後で、ジーンズ履いてパーカーに袖を通してる俺を見ていた菜花、急に真顔になる。
「…… 帰っちゃうの?」
「…………。」
上目遣いに見上げていた菜花の視線が俺の目から口元へ下がり、俺が何も言わないのを見ると、静かに目を伏せる。
離れ難い。
寂しいけどワガママ言っちゃいけないな、とか考えてるのが手に取るように分かる。
…… そんな顔されたら、帰れなくなるだろ……。
しょうがねぇな、の溜め息を吐きながら結局ベッドに戻り、菜花の脇に潜り込むと、やったー!って飛び付いてくる菜花。
「っだから!お腹気ィ付けろよおまえ……」
「うん、嬉しいっ!一緒に寝るの」
「俺居たら狭いだろうが…… 寝れねぇだろ」
「うふふ。ヒロ、あったか~い!」
おまえな、ヒトの話聞いてっか?とか口では言いつつ、素直にデレて引っ付いてくる菜花が可愛いくて堪らない。
菜花は肘枕で横向きに寝てる俺に枕を1コ貸してくれて、ポスンと自分の枕に頭を沈めると、溜め息を吐く。
「…… 早く3月にならないかなぁ」
「もう2月の半ばだろ。
あと2週間で卒業式だ」
「うん…… ほんとにあと少しなんだよね」
主に受験生の為、2月に入ってから自由登校になってる俺たちには、何だかもう学校なんか終わってる感じがしてんだけど、菜花は足りない単位の為の特別授業でまだ通ってるし、元生徒会役員と就職組が主立って卒業のイベント企画してるから、俺もちょいちょい登校はしてる。
卒業までは別々に暮らす、ってのは、2人で決めたことだ。
卒業式を終えたら、既に入籍してる菜花は俺の岡田姓を名乗ることになってるが、俺ん家には入らず、俺が菜花ん家に引っ越して一緒に暮らすことにしてる。
だから俺は、実質お婿さんになる訳だ。
俺ん家は弟2人が居て何かと手狭な上に、菜花がそこへ来たらあいつらには刺激が強過ぎるだろうし、そんでもって子どもも産まれるとなると…… 色々問題があるだろ。
まぁ、ゆーて徒歩1分だ。
スープが冷めないどころか熱々で届けられる距離だから、どっちの両親も賛成してくれてる。
菜花のベッド、どうやっても仰向けに並んで寝るには狭いから両腕を挙げて上で組んでいると、菜花がぴとっと俺の胸に寄り添い、逃げるなよ、とばかりに俺の脚に脚を絡めて腹に手を回し、ぐりぐりおでこをくっ付けてくる。
「ヒロ…… 抱っこして 」
……可愛い。キュン死しそう。
「しててやっから、安心してもう寝ろよ」
「…… うん」
今日は逃げないで朝まで隣に居るよ。
俺も布団の上から菜花の背中に手を回し、抱き合う形になって、目を閉じる。
俺明日も仕事だから、朝には帰って風呂入って着替えなきゃ。
あー、腹減ったなー…… そう言や晩飯食ってなかった。
でも、思いもよらず菜花食べれたから大満足。
つーかお腹、ほんとに大丈夫かな……次はちゃんと加減しないと……。
あと少し。
あともう少しで、堂々と一緒に暮らせる日が来る。
好きなだけ菜花とイチャイチャ出来る日が来るんだ……。
脈絡もなく色々考えながら目を閉じている内に、急速に眠気がさしてくる。
卒業したら、晴れて一緒になれる。
俺たち、ほんとに、ずっと一緒に居られるようになるんだな……。
抱き締めた菜花の感触と香りに、身も心も安らぐ。
これからも俺たち、ずっと、ずーっと、一緒に居ような……。
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