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第三章
天球ツアー(3)
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子供達を中心として、半円球状に光を放ち、親達が取り囲む。そして親達は自分の指先を噛み、傷をつけ血を魔法陣へ垂らした。
血が注がれた魔法陣は、更に輝きを増す。中に居る子供達は半球体に囲まれ、外の様子が伺えず怯えた様子を見せていた。だが、その中でただ1人だけ他の子と違う反応をみせていた。…蓮だ。
「何だこの感じ…?身体の中から暖かいものが広がっていく…?」
蓮は自分の両手や身体を見る。薄らと光のベールに包まれている。その蓮の反応に、子供達はそれぞれ自分や他の子を交互に確認する。
「本当…に、暖かい…。身体が光っているわ…!」
「これが、能力の解放ですか?…凄い!」
その呟きの後、一斉に光りが膨れ上がり、乾いた破裂音の後、視界が元に戻った。
「結界が…、破られた…だと?」
驚きに目を見開いた表情で、蓮の父が呟く。
「えぇ、凄まじい魔力が眠っていたようですね…?一塊になっていたので誰の魔力かは分かりませんでしたが…。」
「それでも、周囲に気づかれぬよう全力で結界を張っていたんだぞ…?自慢じゃないが、手練れの魔術師10人がかりでも破る事は出来ない結界だ…。」
その言葉に天音の父が絶句した。この解放の儀を行う際、結界をかける事は知っていた。まさか、子供の能力の解放の為に、蓮の父が全力で結界を張っているとは思ってもみなかったからだ。蓮の父の結界はこの天球でも破れるものはそうはいない。15年前の反勢力との戦いでも、この結界によって今この場所にいるメンバーは生き残ったのだ。
その結界が、ここにいる6人の子供の何の自覚もない魔力によって破られたと聞けば、絶句してしまうのも頷ける状況であった。
「ふぅ…。まぁ終わった事だ。魔力は今度検証しよう。それより、先程の魔力の破裂で気づかれたかもしれん。早々に移動するぞ?」
「はっはい!直ちに…。」
絶句していた光の父が復活し、全員に指示を飛ばす。
その中で子供達が若干1名を除き、絶句していた。初めて視界へと映ったフェンリルとドラゴンを見て…。
「ジン、この前はありがとう!また会えて嬉しいよ!それと、お隣のドラゴン…かな?は、お友達?」
若干1名の質問を受け、フェンリルのジンが応えた。
「蓮様。よくぞ天球へおいで下さいました。御礼は結構です。それよりご紹介致しましょう。レッドドラゴンのギルです。私共々、よろしくお願いいたします!」
フェンリルのジンは首を下げる。蓮はその鼻先を怖がる事なくくすぐってやった。するとジンも嬉しそうに顔を擦り付けた。
「蓮殿、お初にお目にかかる。私は古代竜、レッドドラゴンのギルと申す。ジンと共に鬼城殿達より世話になっておる。皆も宜しく頼む。」
蓮はパッとドラゴンへ振り向き、驚きつつも物凄い笑顔でドラゴンへ挨拶する。
「話せるのっ?うわぁー凄い!!僕は蓮だよ!こちらこそよろしくね!!」
「…何で平然と話しできるんだ?…オレなんて腰抜けちまって立つこともできねーのに…?」
腰を抜かし、地面に腰を付けた状態で勇が呟く。
「さすが蓮くんね!もうフェンリルとドラゴンと仲良しだわ?楽しそうね!」
フェンリルとドラゴンの存在より、蓮の反応をきにする光、更に楓が続く。
「モフモフよ!モフモフ。白いモフモフが目の前に…。触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい!!」
目をギラつかせ、呪文のように繰り返しながら手の指を前に出しワキャワキャと動かしている。側から見れば危ない人一直線である。
「楓ちゃん~?目と手がぁ、危ないですよ~!抑えてくださいね~!」
茜がスローながら、楓を嗜める。
「はぁ、今からこんな状況でこの先やっていけるのでしょうか?不安です…。」
翔が、全員を見回し溜め息を吐くのだった。
「楽しいーっ!!もっと速く飛んで~っ!!」
「おっおい!!ヤメロッ!!もう十分だっ!死ぬっ死ぬから、やめてくれーっ!!」
蓮、勇、翔の3人はドラゴンの背で絶賛飛行中だ。
「蓮、勇がうるさいので余り調子に乗らないでください。勇の前にいるので声はうるさいし、身体は掴まれて痛いしで、最悪です!」
「え~っ?こんなに楽しいのに?そうだ勇、1番前に乗る?最高だよ?病みつきになるよ!」
蓮が勇を無神経に煽る。
「なる訳ねーだろっ!!いいから高度とスピードおとさせろ!」
「分かったよ、もう。せっかく楽しかったのに…。ギル、もう少し速度と高度落としてくれるかな?」
渋々蓮が折れ、ドラゴンのギルへとお願いした。
「承知した!」
コクリと頷いたギルは徐々にスピードを落とし、高度も下げていく。蓮が下を見れば、3人を背中に乗せたフェンリルが疾走していた。
「あっちも楽しそう!!次はジンに乗せてもらおう!」
一方疾走しているフェンリルの背中では、3人の女性達が寛いでいた。
「あんまり~揺れないんですね~!」
「きゃあ、蓮くんがドラゴンからこっちに手を振ってるわ!蓮く~ん!!」
光が手を振りかえすその真下では、
「モフモフよ!モフモフ、モフモフ!!」
とフェンリルの背に抱きつく楓がそこにいた。
その6人の姿を、飛行しながら見ている親達は「育て方を間違えた(かしら)?」と目を細め、首を傾げながら若干引き気味に見ていた。
そこでドラゴンのギルから声がかかる。
「蓮殿。見えてきましたぞ!あの村がフジーネ村ですぞ!」
その言葉に蓮が首を伸ばして確認する。
「えっ?どれ?…あ!あった!村だ!」
村の手前の上空で一度止まる。そこで村の全景が確認出来た。手前の門から10m程の広さの通りが続き、左右に住宅や最低限の店が立ち並ぶ。建物は100もいかない程度が並びその外側では畑がたち並ぶ。中央には開けた広場があり、奥には教会と普通の住宅3軒分程の大きさの家が2軒並んでいた。村と聞いて寂れているのかと想像していたが、思っていたよりも街並みは綺麗で整っていた。
「ここが、フジーネ村だ。私達かジン、ギルと一緒にいないと辿り着く事は出来ないように、周囲に様々な結界を張っている。言うなれば、幻の村、不可視の村とも言われている。迷い込んで一度入れたとしても、二度と同じ道からは入れない。出入口を常に移動させているからね!だから勝手に村から離れるなよ!戻って来れなくなるからな?」
子供達は一斉に首を傾げ、考えるが早々に思考を放棄した。考えたって今の蓮達には解らないのだからこれが正解だろう。
「村の中心の広場で降りるぞ!」
そう言い残し、蓮の父が飛び去った。
「よしっ!行こう!!」
蓮の掛け声で、子供達を乗せたフェンリルとドラゴンが飛び去り、続けて親達も広場へと飛び去っていった。
ただ、1人を除いて…。
血が注がれた魔法陣は、更に輝きを増す。中に居る子供達は半球体に囲まれ、外の様子が伺えず怯えた様子を見せていた。だが、その中でただ1人だけ他の子と違う反応をみせていた。…蓮だ。
「何だこの感じ…?身体の中から暖かいものが広がっていく…?」
蓮は自分の両手や身体を見る。薄らと光のベールに包まれている。その蓮の反応に、子供達はそれぞれ自分や他の子を交互に確認する。
「本当…に、暖かい…。身体が光っているわ…!」
「これが、能力の解放ですか?…凄い!」
その呟きの後、一斉に光りが膨れ上がり、乾いた破裂音の後、視界が元に戻った。
「結界が…、破られた…だと?」
驚きに目を見開いた表情で、蓮の父が呟く。
「えぇ、凄まじい魔力が眠っていたようですね…?一塊になっていたので誰の魔力かは分かりませんでしたが…。」
「それでも、周囲に気づかれぬよう全力で結界を張っていたんだぞ…?自慢じゃないが、手練れの魔術師10人がかりでも破る事は出来ない結界だ…。」
その言葉に天音の父が絶句した。この解放の儀を行う際、結界をかける事は知っていた。まさか、子供の能力の解放の為に、蓮の父が全力で結界を張っているとは思ってもみなかったからだ。蓮の父の結界はこの天球でも破れるものはそうはいない。15年前の反勢力との戦いでも、この結界によって今この場所にいるメンバーは生き残ったのだ。
その結界が、ここにいる6人の子供の何の自覚もない魔力によって破られたと聞けば、絶句してしまうのも頷ける状況であった。
「ふぅ…。まぁ終わった事だ。魔力は今度検証しよう。それより、先程の魔力の破裂で気づかれたかもしれん。早々に移動するぞ?」
「はっはい!直ちに…。」
絶句していた光の父が復活し、全員に指示を飛ばす。
その中で子供達が若干1名を除き、絶句していた。初めて視界へと映ったフェンリルとドラゴンを見て…。
「ジン、この前はありがとう!また会えて嬉しいよ!それと、お隣のドラゴン…かな?は、お友達?」
若干1名の質問を受け、フェンリルのジンが応えた。
「蓮様。よくぞ天球へおいで下さいました。御礼は結構です。それよりご紹介致しましょう。レッドドラゴンのギルです。私共々、よろしくお願いいたします!」
フェンリルのジンは首を下げる。蓮はその鼻先を怖がる事なくくすぐってやった。するとジンも嬉しそうに顔を擦り付けた。
「蓮殿、お初にお目にかかる。私は古代竜、レッドドラゴンのギルと申す。ジンと共に鬼城殿達より世話になっておる。皆も宜しく頼む。」
蓮はパッとドラゴンへ振り向き、驚きつつも物凄い笑顔でドラゴンへ挨拶する。
「話せるのっ?うわぁー凄い!!僕は蓮だよ!こちらこそよろしくね!!」
「…何で平然と話しできるんだ?…オレなんて腰抜けちまって立つこともできねーのに…?」
腰を抜かし、地面に腰を付けた状態で勇が呟く。
「さすが蓮くんね!もうフェンリルとドラゴンと仲良しだわ?楽しそうね!」
フェンリルとドラゴンの存在より、蓮の反応をきにする光、更に楓が続く。
「モフモフよ!モフモフ。白いモフモフが目の前に…。触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい!!」
目をギラつかせ、呪文のように繰り返しながら手の指を前に出しワキャワキャと動かしている。側から見れば危ない人一直線である。
「楓ちゃん~?目と手がぁ、危ないですよ~!抑えてくださいね~!」
茜がスローながら、楓を嗜める。
「はぁ、今からこんな状況でこの先やっていけるのでしょうか?不安です…。」
翔が、全員を見回し溜め息を吐くのだった。
「楽しいーっ!!もっと速く飛んで~っ!!」
「おっおい!!ヤメロッ!!もう十分だっ!死ぬっ死ぬから、やめてくれーっ!!」
蓮、勇、翔の3人はドラゴンの背で絶賛飛行中だ。
「蓮、勇がうるさいので余り調子に乗らないでください。勇の前にいるので声はうるさいし、身体は掴まれて痛いしで、最悪です!」
「え~っ?こんなに楽しいのに?そうだ勇、1番前に乗る?最高だよ?病みつきになるよ!」
蓮が勇を無神経に煽る。
「なる訳ねーだろっ!!いいから高度とスピードおとさせろ!」
「分かったよ、もう。せっかく楽しかったのに…。ギル、もう少し速度と高度落としてくれるかな?」
渋々蓮が折れ、ドラゴンのギルへとお願いした。
「承知した!」
コクリと頷いたギルは徐々にスピードを落とし、高度も下げていく。蓮が下を見れば、3人を背中に乗せたフェンリルが疾走していた。
「あっちも楽しそう!!次はジンに乗せてもらおう!」
一方疾走しているフェンリルの背中では、3人の女性達が寛いでいた。
「あんまり~揺れないんですね~!」
「きゃあ、蓮くんがドラゴンからこっちに手を振ってるわ!蓮く~ん!!」
光が手を振りかえすその真下では、
「モフモフよ!モフモフ、モフモフ!!」
とフェンリルの背に抱きつく楓がそこにいた。
その6人の姿を、飛行しながら見ている親達は「育て方を間違えた(かしら)?」と目を細め、首を傾げながら若干引き気味に見ていた。
そこでドラゴンのギルから声がかかる。
「蓮殿。見えてきましたぞ!あの村がフジーネ村ですぞ!」
その言葉に蓮が首を伸ばして確認する。
「えっ?どれ?…あ!あった!村だ!」
村の手前の上空で一度止まる。そこで村の全景が確認出来た。手前の門から10m程の広さの通りが続き、左右に住宅や最低限の店が立ち並ぶ。建物は100もいかない程度が並びその外側では畑がたち並ぶ。中央には開けた広場があり、奥には教会と普通の住宅3軒分程の大きさの家が2軒並んでいた。村と聞いて寂れているのかと想像していたが、思っていたよりも街並みは綺麗で整っていた。
「ここが、フジーネ村だ。私達かジン、ギルと一緒にいないと辿り着く事は出来ないように、周囲に様々な結界を張っている。言うなれば、幻の村、不可視の村とも言われている。迷い込んで一度入れたとしても、二度と同じ道からは入れない。出入口を常に移動させているからね!だから勝手に村から離れるなよ!戻って来れなくなるからな?」
子供達は一斉に首を傾げ、考えるが早々に思考を放棄した。考えたって今の蓮達には解らないのだからこれが正解だろう。
「村の中心の広場で降りるぞ!」
そう言い残し、蓮の父が飛び去った。
「よしっ!行こう!!」
蓮の掛け声で、子供達を乗せたフェンリルとドラゴンが飛び去り、続けて親達も広場へと飛び去っていった。
ただ、1人を除いて…。
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