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しおりを挟むあの夜差し出された手を取ってしまったのは、湊の手がとても綺麗だったから。
あとまあ当然非常に動揺していた。
だけど俺の手を包み込む掌の温かさと柔らかさ、そしてぐいぐい引っ張って進む強引さが心地よかった。
セックスも、こんなおっさん適当に抱いて出せばいいのに(下準備は家で済ませて臨むし)俺にばっかり気を回して。優しく甘やかして。芯から溶かして。
何よりもめちゃくちゃ嬉しそうに抱いてくれたんだ。
あんなのはズルい。
流されやすい性質じゃなくてもコロッと転がされて当たり前だ。
あと、湊のビジュアルが好みなのも大きかった。
『何かの記念に取り敢えず一回』って思った事は否めない。
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