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しおりを挟むデザインを学ぶようになって知った。黄金比、1対1.618はレオナルド・ダ・ヴィンチも愛したこの世の全て、森羅万象の『美しさ』の源だ。
殊に建築に携わってしまうと、長方形の中に無限に存在する正方形の魅力に取り憑かれて抜け出せない。いや、これは俺だけかも知れないけど。
昔から、俺の好きなもの、見ていて安心するフォルムは概ね黄金比で出来ている。
例えばピラミッド、パルテノン神殿、サグラダファミリア。身近な物では名刺やカード。日本人は1:1.4の白銀比が好きだと言われているけど(法隆寺とか金閣寺とか新型スマホとか)、俺が落ち着くのが黄金比なのは本能的にどうしようもない。
「藤間さん。パソコンの壁紙、いい加減変えません?」
「アンモナイト見ると安心するだろ?ザ・黄金比」
「いや~~~わかんないっすわ~~~黄金比なら、フィボナッチ数列とかの壁紙ありますよ」
「虫嫌いの垂水くんに配慮して、かたつむりから化石に変えてあげたのに」
「その名前出さないでください~~また夏が来る~~虫の季節が始まる~~」
垂水くんにとって、かたつむりは虫の季節の予兆らしい。冬でも枯葉の中にいたりするけどな。言えば騒ぎそうだから言わないけど。
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