底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第3章

第15話

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第15話

 壁に沿って歩いていると、そこそこに広い広場に辿り着いた。
此処にも魔物が居るが、見た事無い魔物で金色の蠍だけれどコレも中々の大きさだ。

体長10mはあるんじゃないだろうか?
尻尾を上げればもっと大きいかもしれない。

「なぁ、ガメニ、アレは何の魔物だ?」


「最悪だ。滅多に出会わない魔物でビッグゴールドスコーピオンだ。
アレは逃げるにしても、全力で逃げなきゃ直ぐに追いつかれるぜ。

尻尾の先には猛毒があって、アレに刺されると治療できない遅毒性の毒で身体中に回って、意識のある生きたまま、ハサミで切られながら食われるんだ。

アイツにやられた仲間は沢山居るぜ。
流石に今回はヤバイからミーツさんが戦ってる時に逃げさせて貰うぜ」


「別に良いけど、倒しても今度は呼ばないからな?」


 巨大な蠍は巨体な身体に似合わず、素早く突っ込んで来た。
ガメニを見ると今来た通路に隠れている。

俺はさっきの突風を強めで想像し、蠍に飛ばすと、蠍の身体に小さな擦り傷のような物がついただけで、倒せなかったが飛びもしないでジッと風が収まるのを待っていた。

 風が収まり次第、俺を食ってやるぞ感が半端なくヒシヒシと感じる。
 ヤバイと感じながらも次に想像したのは冷凍の魔法だ。

冷凍の魔法を使う前に一応蠍の上から、巨大な水の塊を出して、それを落とした。

 びしょ濡れになった蠍を確認して、すかさず、薔薇の花も手で砕けるくらいの温度で思いっきり、–40度程の冷気を巨大な蠍に当ててみた。

すると、水が氷に変わるようにジワジワと凍り付いているのが見て分かった。
凍っている最中にゆっくりと動いていたが、次第に動かなくなって完全に凍りつき、近づいても大丈夫そうだ。

今のウチに叩き割ろうと思い、槍の持ち手側で思いっきり叩くと、ピキピキっとヒビが入りだして、氷が砕けて行った。

俺は倒したと思ってガメニの所に向かうと、俺の背後でズズンと地響きがした。
崩れたんだろうと思い振り返ると、蠍の表面の氷が砕けて中までは凍ってなかった。

 蠍は鋏で俺を狙おうと突き刺したが、俺が動いたから地面に突き刺さったんだ。
何て頑丈な魔物なんだ!

でも、動きが鈍い所をみると、冷凍の魔法は全く効いてなかった訳では無いようだ。

ゆっくりとした動きながらに鋏で攻撃を仕掛けるも、余裕で避けられるくらいに遅い為、槍で関節の隙間を突き刺して行くが、タフな魔物で中々倒れてくれない。

 突き刺して行くと俺の背後でガメニが叫んだ。

「オッサン避けろー!」

 俺はその言葉に素直に反応して、バックステップして大きく後ろに下がると、俺が今まで居た場所に液体が降り注いだ。

何だコレ?蠍の上を見ると、尻尾の先から緑色の液体が垂れ下がっていた。

「ガメニー!何だコレは!」

「ミーツさん、それに触れればさっき言った状態になるから気を付けてくれよー」

 成る程、俺が鋏攻撃を避けまくるから、俺が攻撃している隙に液体を落としたのか。
 それならば、もうそんな事すら出来ない位に突き刺してまくって斬ってやるぞ!

 それからは怒涛の俺の攻撃のターンで槍を突き刺しては、蠍の上に乗って尻尾を刀で斬り落とし、鋏も斬り落とした所で大人しくなった。

完全に動かなくなったが、念のため頭を斬り落とすと、ビクンと一瞬動いたが直ぐに止まり、今度こそ完全に活動を停止した。



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