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第5章
第33話
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第33話
まだじわじわと溶け続けて滑る氷の上を走っていると、シロヤマが先程言っていた通り、突然背後から雪玉の大玉が転がってきたものの、途中で一番後ろに並び変わったヤスドルが拳で砕いて被害はなかった。
しかし、雪玉が砕けたからといってもそれだけで済むわけがなく、前方に大きな白い毛むくじゃらが降り立った。
「やっぱりすんなり通してくれないよね。
皆んな!あまり時間掛けちゃうと仲間呼ばれちゃうから、さっさと倒しちゃうよ!」
彼女がそう叫ぶと、彼女と並んで走っていたシーバスが飛び出て雪毛皮に斬りかかる。続けてアマとアミが後方から炎と風の魔法を唱え放ち、雪毛皮からの攻撃がシーバスや彼女たちに向かないように士郎が滑る氷の上でもリズムよくステップを踏んで翻弄する。
ダメージは与えてないようだが、軽めのパンチを与えつつ動いているところ、雪毛皮は鬱陶しそうに士郎を攻撃するが、動きに付いて行けてないようで、攻撃が空振りする。
士郎はこんなに素早かったかと思うほど、雪毛皮が遅く感じたものの、シロヤマも参戦して士郎に素早くなる魔法を使っている様子だ。
「トドメはミーツさんがやってくれ!俺たちじゃ、あの分厚い毛皮に傷を付けられない」
シーバスが連携の取れた攻撃を繰り出しながら、そう叫けんだ。確かに、雪毛皮の状況を見ると、彼女たちによる魔法で毛先が焦げており、焦げた毛先をシーバスがカットしているように見えた。 彼の言う通り、雪毛皮の毛皮が分厚過ぎて肉まで届いてないようだ。
この戦闘に参加してないのは俺とヤスドルだけかと思ったら、彼もいつの間にか雪毛皮の身体にしがみついて、頭部に拳や肘を打ち下ろしているものの、雪毛皮は全く気にしてないところ、ほとんどダメージを与えてないみたいだ。
「分かった。じゃあ、俺がトドメを刺すから、ヤスドルにシーバスと士郎は離れていろ!」
彼らでは倒しきれない雪毛皮にトドメを刺すべく、俺は彼らにそう言って焦熱剣を構えると、雪毛皮は何かを感じ取ったのか、大きな手の平から氷の玉を生成してそれを俺に向かって投げつけるも、MPを込めた焦熱剣の熱射レーザーによって氷玉ごと雪毛皮の頭部を貫いて倒した。
倒した雪毛皮と呼ばれる魔物に近づいて触ると、毛皮が厚く、手の大きさだけでも大人一人分よりも大きい。大きな図体なのに凍っている毛をかき分けて中身を見たら、目は毛に覆われて見えないものの、口は何でも噛み砕いてしまいそうな鋭い牙が沢山生えている大きな口だ。
こんなのがこの階層にはまだまだいるのかと思うと、俺一人だとどうとでもなるが、今回みたいに一匹に対して連携して戦えたらいいが、沢山の雪毛皮が現れたとき、仲間たちを助けられる自信がなく、急ごうと言って走り出すシロヤマを追い越すようにアマとアミを抱きかかえて進む。
「ちょっとミーツくん!ボクより先に行くのはいいけど、闇雲に進んでも次の階層に辿り着けないよ!」
シロヤマを追い越した途端に背後から声をかけられて立ち止まると、彼女は怒ったように頰を膨らませながら、ジロリと見てこっちだよと言いながら俺を追い越したところで直角に曲がった。
それからは、走るのを止めて慎重に歩き出して時折大きくカーブして曲がったり、ジグザグに進んだりしているところ、適当に進んでいるのではないかと思い、両脇に抱えているアマとアミを降ろして、彼女の歩く方向を変えて踏み歩くと、地面の氷が割れて氷と氷の割れ目のクレバスに落ちそうになってしまった。
「シロヤマ姉ちゃん!ちょっと待って!おじさんが落ちそうになっちゃってるからさ」
「ミーツさん、どうして全然違う方に歩きだしたんですか?」
落ちそうになったときに違う方向に歩き出した俺を不審に思ったアマとアミが、二人で助けてくれて、後ろを気にせずに歩き続けるシロヤマを呼び止めた。
「もうミーツくんはなにやってんだよ。
オシッコ?オシッコがしたかったの?」
「いや、違う悪かった。てっきりシロヤマが適当に進みだしたと思ったから、なにも君に付いて行かなくてもいけるんじゃないかと思ったんだ」
「この辺りはね。大きな亀裂や薄い氷が多いから慎重に進まなきゃいけないんだよ。そりゃあ説明しなかったボクも悪かったかもだけど、次からは気を付けてよね。この辺りではその所為で魔物も現れないからね」
彼女はそう言って、前の方で待たせているシーバスたちの所に行って再び歩き出した。
そんなところならばと再びアマとアミを両脇に抱きかかえて、列の最後尾に付いて行く。
「あともう少しで終わりだそうです」
俺の前にいるヤスドルが前からそう伝言されてきたそうで、あと少しかと気が緩んだ瞬間、地響きが起きた。
普通のダンジョンでは地震は起きないだろうが、このダンジョンではそういった現状が起きても不思議ではないため、珍しいなという感覚だったのだが、立ち止まったまま動かないヤスドルを飛び越えてシロヤマの前に降り立つと、先程の地響きの原因が分かった。その原因とは沢山の雪毛皮だった。
ザッと見る限り、数十体の雪毛皮が目の前で壁のように立ち塞がっている。
「あとちょっとなのに!普通、こんなところで雪毛皮は現れないはずなのに何で!」
シロヤマは絶叫気味にそう叫んで四つん這いになって、もう終わりだと呟いた。
しかし俺は左程危機感を感じてはいないところ、焦熱剣と俺の想像魔法があればなんとかなるのではないかと思っている。
「焦熱剣、これくらいの魔獣はいけるよね?」
【俺様を誰だと思ってんだ!こんな雑魚共を蹴散らすなんて朝メシ前だってんだ】
「朝メシ前って、メシ食わないじゃないか」
【うっせえ!お前さん行くぜ!】
両脇の彼女らを降ろしてやる気満々の焦熱剣を構えると、壁のように立ち塞がる雪毛皮も動きだして一斉に巨大な氷の玉を生成して放ってきたものの、俺の想像していることを焦熱剣に伝えると、焦熱剣も面白れえと言ってくれた。
「皆んな!しゃがんで頭を伏せていろ!」
俺の想像したことは、焦熱剣を使って360度の横一線に斬り振って、熱波の衝撃波を飛ばすことだ。 それを剣とともにやってみると、迫ってきていた氷玉は水蒸気を発して消え、壁のような雪毛皮は身体が真っ二つになって全滅した。
それらをまだ頭を伏せたままの仲間たちに見られることなく、倒した雪毛皮はI.Bに収納し、俺の背後でブルブルと震えているシロヤマの頭をコツンと叩いた。
「痛っ、もう頭を上げていいの?上げるよ?
って、あれ?あれだけの雪毛皮はどこいったの?」
「倒したに決まってるだろ。倒すときに頭を上げていたら、今頃は背丈的にシロヤマは大丈夫だろうけど、他のメンバーは頭が無くなっていただろうね」
「今回もミーツくん一人で倒しちゃったんだね。
でも、今回こそは終わりだと思っちゃったから逆に助かったよ。皆んなもミーツくんにお礼を言いなよ」
シロヤマがそう言うと、アマとアミ以外のメンバーがそれぞれ礼を言ってきた。
「そ、そうだな。ミーツさんありがとう」
「ミーツさんありがとうございます。でも、どうやってあれだけの魔獣を倒したか気になりますけど、聞いたらデコピンが飛んで来そうなんで止めときます」
「ありがとう」
それぞれの礼を聴いたあと、さっきから俺を見上げて黙って凝視しているアマとアミに視線を送ると急に二人同時に喋りだした。
「あたしたちはおじさんの攻撃見てたけど、赤い光がピカーって光ったと思ったら雪毛皮が真っ二つになってたんだよ。凄い光景だったなあ」
「うんうん。そうだね。ミーツさんはやっぱりとーっっっても素敵です!」
興奮状態の彼女たちを落ち着かせようと、それぞれに軽めのデコピンをして一時は落ち着かせたが、それでも興奮は冷めずに額を摩りながら、他のメンバーたちに先程の攻撃について話している。
「ほらほら、アマもアミも落ち着いて、次の階層はとっても厄介な所で、兎に角ボクが手渡す物なしでは誰も信じちゃダメだよ」
「誰も信じるなってどういうことだい?」
「うん。それを今から説明するから、次の階層はねダンジョン産の人間がいる階層なんだ。人間といっても普通の肉体を持っている人間ではなくて、倒したら消えるから影みたいな物だと思ってくれたらいいよ。
ただ、一番厄介なのがそれぞれの見知っている人に化けて出てくるのと、魔法陣に乗っちゃったら皆んなバラバラになっちゃうことなんだ。
だからこれから仲間を識別できるヤマトの玩具なんだけど、これを手渡すからね。
これの説明だけど、これを持ってる人同士だと光るんだ。離れていると光らないから、兎に角光らない相手はどんな姿をしていても斬って倒しちゃってよ。
偶に仲間同士合流できるから、その時は一緒に行動したらいいよ。で、倒しながら進んで魔法陣に乗れば次の階層に辿り着くから、そのまま動かないで待つこと!ボクが今言えるのはそれだけだから」
シロヤマはそう言うと、一人一人に小さな黒いキューブを手渡してから、先に行くねと彼女が最初に行き、続けてシーバスも魔法陣に乗って消えた。 そんな危険な階層ならばと俺は急いで想像魔法で作り出した回復薬を数本づつ仲間たちに手渡した。 それからは順番でヤスドルが乗って消え、次に士郎が行き、アマとアミが手を繋いで行ったあとで、最後に残った俺もそのままキューブを握りしめて魔法陣に飛び乗った。
まだじわじわと溶け続けて滑る氷の上を走っていると、シロヤマが先程言っていた通り、突然背後から雪玉の大玉が転がってきたものの、途中で一番後ろに並び変わったヤスドルが拳で砕いて被害はなかった。
しかし、雪玉が砕けたからといってもそれだけで済むわけがなく、前方に大きな白い毛むくじゃらが降り立った。
「やっぱりすんなり通してくれないよね。
皆んな!あまり時間掛けちゃうと仲間呼ばれちゃうから、さっさと倒しちゃうよ!」
彼女がそう叫ぶと、彼女と並んで走っていたシーバスが飛び出て雪毛皮に斬りかかる。続けてアマとアミが後方から炎と風の魔法を唱え放ち、雪毛皮からの攻撃がシーバスや彼女たちに向かないように士郎が滑る氷の上でもリズムよくステップを踏んで翻弄する。
ダメージは与えてないようだが、軽めのパンチを与えつつ動いているところ、雪毛皮は鬱陶しそうに士郎を攻撃するが、動きに付いて行けてないようで、攻撃が空振りする。
士郎はこんなに素早かったかと思うほど、雪毛皮が遅く感じたものの、シロヤマも参戦して士郎に素早くなる魔法を使っている様子だ。
「トドメはミーツさんがやってくれ!俺たちじゃ、あの分厚い毛皮に傷を付けられない」
シーバスが連携の取れた攻撃を繰り出しながら、そう叫けんだ。確かに、雪毛皮の状況を見ると、彼女たちによる魔法で毛先が焦げており、焦げた毛先をシーバスがカットしているように見えた。 彼の言う通り、雪毛皮の毛皮が分厚過ぎて肉まで届いてないようだ。
この戦闘に参加してないのは俺とヤスドルだけかと思ったら、彼もいつの間にか雪毛皮の身体にしがみついて、頭部に拳や肘を打ち下ろしているものの、雪毛皮は全く気にしてないところ、ほとんどダメージを与えてないみたいだ。
「分かった。じゃあ、俺がトドメを刺すから、ヤスドルにシーバスと士郎は離れていろ!」
彼らでは倒しきれない雪毛皮にトドメを刺すべく、俺は彼らにそう言って焦熱剣を構えると、雪毛皮は何かを感じ取ったのか、大きな手の平から氷の玉を生成してそれを俺に向かって投げつけるも、MPを込めた焦熱剣の熱射レーザーによって氷玉ごと雪毛皮の頭部を貫いて倒した。
倒した雪毛皮と呼ばれる魔物に近づいて触ると、毛皮が厚く、手の大きさだけでも大人一人分よりも大きい。大きな図体なのに凍っている毛をかき分けて中身を見たら、目は毛に覆われて見えないものの、口は何でも噛み砕いてしまいそうな鋭い牙が沢山生えている大きな口だ。
こんなのがこの階層にはまだまだいるのかと思うと、俺一人だとどうとでもなるが、今回みたいに一匹に対して連携して戦えたらいいが、沢山の雪毛皮が現れたとき、仲間たちを助けられる自信がなく、急ごうと言って走り出すシロヤマを追い越すようにアマとアミを抱きかかえて進む。
「ちょっとミーツくん!ボクより先に行くのはいいけど、闇雲に進んでも次の階層に辿り着けないよ!」
シロヤマを追い越した途端に背後から声をかけられて立ち止まると、彼女は怒ったように頰を膨らませながら、ジロリと見てこっちだよと言いながら俺を追い越したところで直角に曲がった。
それからは、走るのを止めて慎重に歩き出して時折大きくカーブして曲がったり、ジグザグに進んだりしているところ、適当に進んでいるのではないかと思い、両脇に抱えているアマとアミを降ろして、彼女の歩く方向を変えて踏み歩くと、地面の氷が割れて氷と氷の割れ目のクレバスに落ちそうになってしまった。
「シロヤマ姉ちゃん!ちょっと待って!おじさんが落ちそうになっちゃってるからさ」
「ミーツさん、どうして全然違う方に歩きだしたんですか?」
落ちそうになったときに違う方向に歩き出した俺を不審に思ったアマとアミが、二人で助けてくれて、後ろを気にせずに歩き続けるシロヤマを呼び止めた。
「もうミーツくんはなにやってんだよ。
オシッコ?オシッコがしたかったの?」
「いや、違う悪かった。てっきりシロヤマが適当に進みだしたと思ったから、なにも君に付いて行かなくてもいけるんじゃないかと思ったんだ」
「この辺りはね。大きな亀裂や薄い氷が多いから慎重に進まなきゃいけないんだよ。そりゃあ説明しなかったボクも悪かったかもだけど、次からは気を付けてよね。この辺りではその所為で魔物も現れないからね」
彼女はそう言って、前の方で待たせているシーバスたちの所に行って再び歩き出した。
そんなところならばと再びアマとアミを両脇に抱きかかえて、列の最後尾に付いて行く。
「あともう少しで終わりだそうです」
俺の前にいるヤスドルが前からそう伝言されてきたそうで、あと少しかと気が緩んだ瞬間、地響きが起きた。
普通のダンジョンでは地震は起きないだろうが、このダンジョンではそういった現状が起きても不思議ではないため、珍しいなという感覚だったのだが、立ち止まったまま動かないヤスドルを飛び越えてシロヤマの前に降り立つと、先程の地響きの原因が分かった。その原因とは沢山の雪毛皮だった。
ザッと見る限り、数十体の雪毛皮が目の前で壁のように立ち塞がっている。
「あとちょっとなのに!普通、こんなところで雪毛皮は現れないはずなのに何で!」
シロヤマは絶叫気味にそう叫んで四つん這いになって、もう終わりだと呟いた。
しかし俺は左程危機感を感じてはいないところ、焦熱剣と俺の想像魔法があればなんとかなるのではないかと思っている。
「焦熱剣、これくらいの魔獣はいけるよね?」
【俺様を誰だと思ってんだ!こんな雑魚共を蹴散らすなんて朝メシ前だってんだ】
「朝メシ前って、メシ食わないじゃないか」
【うっせえ!お前さん行くぜ!】
両脇の彼女らを降ろしてやる気満々の焦熱剣を構えると、壁のように立ち塞がる雪毛皮も動きだして一斉に巨大な氷の玉を生成して放ってきたものの、俺の想像していることを焦熱剣に伝えると、焦熱剣も面白れえと言ってくれた。
「皆んな!しゃがんで頭を伏せていろ!」
俺の想像したことは、焦熱剣を使って360度の横一線に斬り振って、熱波の衝撃波を飛ばすことだ。 それを剣とともにやってみると、迫ってきていた氷玉は水蒸気を発して消え、壁のような雪毛皮は身体が真っ二つになって全滅した。
それらをまだ頭を伏せたままの仲間たちに見られることなく、倒した雪毛皮はI.Bに収納し、俺の背後でブルブルと震えているシロヤマの頭をコツンと叩いた。
「痛っ、もう頭を上げていいの?上げるよ?
って、あれ?あれだけの雪毛皮はどこいったの?」
「倒したに決まってるだろ。倒すときに頭を上げていたら、今頃は背丈的にシロヤマは大丈夫だろうけど、他のメンバーは頭が無くなっていただろうね」
「今回もミーツくん一人で倒しちゃったんだね。
でも、今回こそは終わりだと思っちゃったから逆に助かったよ。皆んなもミーツくんにお礼を言いなよ」
シロヤマがそう言うと、アマとアミ以外のメンバーがそれぞれ礼を言ってきた。
「そ、そうだな。ミーツさんありがとう」
「ミーツさんありがとうございます。でも、どうやってあれだけの魔獣を倒したか気になりますけど、聞いたらデコピンが飛んで来そうなんで止めときます」
「ありがとう」
それぞれの礼を聴いたあと、さっきから俺を見上げて黙って凝視しているアマとアミに視線を送ると急に二人同時に喋りだした。
「あたしたちはおじさんの攻撃見てたけど、赤い光がピカーって光ったと思ったら雪毛皮が真っ二つになってたんだよ。凄い光景だったなあ」
「うんうん。そうだね。ミーツさんはやっぱりとーっっっても素敵です!」
興奮状態の彼女たちを落ち着かせようと、それぞれに軽めのデコピンをして一時は落ち着かせたが、それでも興奮は冷めずに額を摩りながら、他のメンバーたちに先程の攻撃について話している。
「ほらほら、アマもアミも落ち着いて、次の階層はとっても厄介な所で、兎に角ボクが手渡す物なしでは誰も信じちゃダメだよ」
「誰も信じるなってどういうことだい?」
「うん。それを今から説明するから、次の階層はねダンジョン産の人間がいる階層なんだ。人間といっても普通の肉体を持っている人間ではなくて、倒したら消えるから影みたいな物だと思ってくれたらいいよ。
ただ、一番厄介なのがそれぞれの見知っている人に化けて出てくるのと、魔法陣に乗っちゃったら皆んなバラバラになっちゃうことなんだ。
だからこれから仲間を識別できるヤマトの玩具なんだけど、これを手渡すからね。
これの説明だけど、これを持ってる人同士だと光るんだ。離れていると光らないから、兎に角光らない相手はどんな姿をしていても斬って倒しちゃってよ。
偶に仲間同士合流できるから、その時は一緒に行動したらいいよ。で、倒しながら進んで魔法陣に乗れば次の階層に辿り着くから、そのまま動かないで待つこと!ボクが今言えるのはそれだけだから」
シロヤマはそう言うと、一人一人に小さな黒いキューブを手渡してから、先に行くねと彼女が最初に行き、続けてシーバスも魔法陣に乗って消えた。 そんな危険な階層ならばと俺は急いで想像魔法で作り出した回復薬を数本づつ仲間たちに手渡した。 それからは順番でヤスドルが乗って消え、次に士郎が行き、アマとアミが手を繋いで行ったあとで、最後に残った俺もそのままキューブを握りしめて魔法陣に飛び乗った。
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