455 / 830
第二十二章 甘いお菓子と、甘い現実
おなじもの
しおりを挟む
「こんなところでいいのかい?」
「大丈夫です。ここから、泊まる場所まで歩いて帰りますので」
結局あの後、ロンロを呼び出した。
それから、ロンロに頼んでミズキを呼び出してもらい、皆で馬車に乗って帰った。
「店にいた男の人って、前から店にいる人じゃないっぽいね」
「イスミダルさん? あの人だったら、なんか帝都で働いてて、お菓子の祭典を目当てに旅行できたらしいよ」
あの男の人は、イスミダルというのか。
「旅行してきた人が、どうしてあの店に?」
「職人が辞めちゃって、ダメ元で募集したんだってさ。そしたら、ヘーテビアーナの間だけって話になったらしいよ」
「臨時の職員なのか」
「その後、次々と職人辞めちゃって、どうにもならなくなって、今は見習いのサラムロ君もいろいろ仕事してるらしいけどね」
「サラムロ?」
「ほら、一緒にいた男の子。ラテイフさん……店主の弟」
あぁ。やんちゃな感じの子か。
で、オレ達より確実に年下な、あの女性……ラテイフが店主か。
「でも、犯人がイスミダルさんのお父さんだとしたらどうなるんスかね?」
「どうなるって?」
「だってほら、犯人はやりすぎたってことで、見つかれば罰せられるんスよね?」
「御者の話ではそうだったな」
「だったら、あのお菓子屋さんが助かるためには、イスミダルさんの父親が処分されるってっスよね」
「そうなるかもね。お祭りの後は犯人を捜すって話だから、その後になりそうだけどさ」
「今日は、大丈夫なんでしょうか? また、襲われたらと……不安に思います。思いません?」
「しばらく、兵士が見守ってくれるらしいよ」
御者のお姉さんもやり過ぎだと言っていたように、兵士達も今回の件は重大に見ているらしい。結構、優秀だよなと思う。
家に戻ってからは、昨日と同じように、飛行島で食事をしのんびりして過ごす。
デザートは観光しながら買い集めたお菓子だ。
「いろんなお菓子があって楽しいと思います。思いません?」
「これはチョコレートっスね」
「そうだな」
中には、みたらし団子もあった。
「和風だな」
「みたらし団子だと思って口に入れると、びっくりするぞ」
「サムソン先輩が口に入れた瞬間、吐きそうになってたっスよ」
「みたらし団子だと思ったら、めちゃくちゃ甘いカレー味だったからな」
警戒しつつ食べると、確かにスパイシーな上に酷く甘いお菓子だ。
異世界お菓子は油断がならない。
「燃えるお菓子もすごかったでち」
「びっくりした」
「そうそう、ノアノアが助けてって……」
「言っちゃダメ」
「アハハ」
小さなクッキーの上に、赤い粒が乗っかったお菓子。
いきなりこぶし大の炎が上がってビックリした一品だったそうだ。
さらに驚いたのは、炎に見えたソレは、実は綿菓子の綿で食べられたこと。
初日の観光での話なので、オレは見ていないのが惜しい。
「でも、一通り見るとクッキー系のお菓子が多いと思います。思いません?」
言われてみると半分以上がクッキーだ。
それぞれ色々な違いがあるが、これは何かと問われればクッキー。
大量生産しやすいからってことかもあるだろう。
「あのね、こんなお菓子もあったの」
「ノアノア、絵がうまくなったじゃん」
「本当」
ノアがいくつかスケッチを見せてくれる。
オレ達は観光してお菓子が美味しいとしか思わなかったが、ノアは細かいところまで見ていたのか。
買わなかった、お菓子の絵も描いてある。
「これがね、すっごくきれいだったの」
いちごが乗ったショートケーキか。
「確かに美味そう」
「一口サイズのケーキも素敵だと思います」
「えっと、メニュー作りも考えるんだっけ」
「メニューは考えてもらいます。私達が手伝うのは大量生産だけです」
「そっか」
「どんなお菓子作るんスかね」
「よくよく考えたら魔法で手伝うんだから、寒天の材料を返した方がいいんじゃないかと思うぞ」
確かにサムソンが言うとおりだ。
というか、なんで寒天の材料を売ってくれたのだろう。
御者の話では、店を持っている以上は、お菓子の祭典ヘーテビアーナに不参加という選択肢はないはずだ。
「あのー、もう半分ぐらい食べちゃったです」
そんなサムソンの言葉をうけて、ピッキーが申し訳なさそうに言う。
1日で、あの量を半分か。
うちの海亀は本当にやりたい放題だな。
「うーん。でも追加の食材買い占められたから、寒天を使った料理諦めるって言ってたよ」
「そうなんだ」
「まぁ、明日にでも、聞けばさ、これからどうするのか分かるんじゃないかな」
次の日もやはりサムソンに留守番を頼んでお店に行く。
「あれ、先輩、あの人」
それはちょうど店の前に着いた時だった。
店と通りはさんで向かい側に、昨日イスミダルと話をしていた男がウロウロとしていた。
「ロンロ、あの人の後を着いていって調べてもらえる?」
「わかったわぁ」
オレ達に気がつくと、逃げるように立ち去ろうとしていたので、ロンロにお願いし追跡してもらう。
ミズキの話では、イスミダルはこの町の人間ではないと周りに言っていたらしいので、おそらく素性を隠しているのだろう。
「カルボパン?」
「ええ、この辺ではメジャーなお菓子なんですが」
「それを予選に出すんですか?」
お店にいくと、待ち構えていたかのように、試作品を見せてくれた。
手のひらサイズの食パン。
パッと見はそんな感じだ。
上には、緑色の小さな玉が乗っている。
グリーンピースに似ているな。
少しだけ溶けて、小さなパンに垂れているのをみると、飴に近いのかもしれない。
「えぇ。無事な調理設備と、残ってる材料では作れるものは限られます」
「でも、イスミダルは凄いのですよ。限られた条件でこれだけの物を作ったのですから」
「いや……たまたま、知っている工夫ができただけだよ」
最低限作らなくてはいけない量があるという。
沢山作るとなると、原価は抑えなくてはならない。
祭りのため、採算を度外視すると、資金繰りに困って店をたたむことになりかねない。
それらを考慮した結果が、このお菓子だそうだ。
日持ちがして、なおかつ人気のあるお菓子をベースとして、一工夫して新作を作ったらしい。
特に、差別化を図るために上に載せたグリーンピースのような果物は欠かせないのだそうだ。
「これ、果物だったんですね。飴かと思いました」
「果物を、私が考えたソースで煮込んだものです」
イスミダルが、カガミの言葉を聞いて、嬉しそうに語る。
「では、試作品を持っていきましょう」
そう言ったラテイフが準備する間、残ったお菓子を食べる。
上のグリーンピースに似た果物は、爽やかなオレンジ風味で、プチッと弾ける食感が良い。
なんとなしに食べて、すでに3つめ。
「美味しい。いくらでもいけそう」
手応えを感じ、菓子ギルドへ持って行く。
似たよう物がないかのチェックだ。
問題がなければ、予選に出品してOK。
ところが。
「んー。これはダメだよ。ほとんど同じ物が、さっき提出あったんだよね」
菓子職人ギルドの担当は、サンプルを口に入れ、事も無げに言った。
「大丈夫です。ここから、泊まる場所まで歩いて帰りますので」
結局あの後、ロンロを呼び出した。
それから、ロンロに頼んでミズキを呼び出してもらい、皆で馬車に乗って帰った。
「店にいた男の人って、前から店にいる人じゃないっぽいね」
「イスミダルさん? あの人だったら、なんか帝都で働いてて、お菓子の祭典を目当てに旅行できたらしいよ」
あの男の人は、イスミダルというのか。
「旅行してきた人が、どうしてあの店に?」
「職人が辞めちゃって、ダメ元で募集したんだってさ。そしたら、ヘーテビアーナの間だけって話になったらしいよ」
「臨時の職員なのか」
「その後、次々と職人辞めちゃって、どうにもならなくなって、今は見習いのサラムロ君もいろいろ仕事してるらしいけどね」
「サラムロ?」
「ほら、一緒にいた男の子。ラテイフさん……店主の弟」
あぁ。やんちゃな感じの子か。
で、オレ達より確実に年下な、あの女性……ラテイフが店主か。
「でも、犯人がイスミダルさんのお父さんだとしたらどうなるんスかね?」
「どうなるって?」
「だってほら、犯人はやりすぎたってことで、見つかれば罰せられるんスよね?」
「御者の話ではそうだったな」
「だったら、あのお菓子屋さんが助かるためには、イスミダルさんの父親が処分されるってっスよね」
「そうなるかもね。お祭りの後は犯人を捜すって話だから、その後になりそうだけどさ」
「今日は、大丈夫なんでしょうか? また、襲われたらと……不安に思います。思いません?」
「しばらく、兵士が見守ってくれるらしいよ」
御者のお姉さんもやり過ぎだと言っていたように、兵士達も今回の件は重大に見ているらしい。結構、優秀だよなと思う。
家に戻ってからは、昨日と同じように、飛行島で食事をしのんびりして過ごす。
デザートは観光しながら買い集めたお菓子だ。
「いろんなお菓子があって楽しいと思います。思いません?」
「これはチョコレートっスね」
「そうだな」
中には、みたらし団子もあった。
「和風だな」
「みたらし団子だと思って口に入れると、びっくりするぞ」
「サムソン先輩が口に入れた瞬間、吐きそうになってたっスよ」
「みたらし団子だと思ったら、めちゃくちゃ甘いカレー味だったからな」
警戒しつつ食べると、確かにスパイシーな上に酷く甘いお菓子だ。
異世界お菓子は油断がならない。
「燃えるお菓子もすごかったでち」
「びっくりした」
「そうそう、ノアノアが助けてって……」
「言っちゃダメ」
「アハハ」
小さなクッキーの上に、赤い粒が乗っかったお菓子。
いきなりこぶし大の炎が上がってビックリした一品だったそうだ。
さらに驚いたのは、炎に見えたソレは、実は綿菓子の綿で食べられたこと。
初日の観光での話なので、オレは見ていないのが惜しい。
「でも、一通り見るとクッキー系のお菓子が多いと思います。思いません?」
言われてみると半分以上がクッキーだ。
それぞれ色々な違いがあるが、これは何かと問われればクッキー。
大量生産しやすいからってことかもあるだろう。
「あのね、こんなお菓子もあったの」
「ノアノア、絵がうまくなったじゃん」
「本当」
ノアがいくつかスケッチを見せてくれる。
オレ達は観光してお菓子が美味しいとしか思わなかったが、ノアは細かいところまで見ていたのか。
買わなかった、お菓子の絵も描いてある。
「これがね、すっごくきれいだったの」
いちごが乗ったショートケーキか。
「確かに美味そう」
「一口サイズのケーキも素敵だと思います」
「えっと、メニュー作りも考えるんだっけ」
「メニューは考えてもらいます。私達が手伝うのは大量生産だけです」
「そっか」
「どんなお菓子作るんスかね」
「よくよく考えたら魔法で手伝うんだから、寒天の材料を返した方がいいんじゃないかと思うぞ」
確かにサムソンが言うとおりだ。
というか、なんで寒天の材料を売ってくれたのだろう。
御者の話では、店を持っている以上は、お菓子の祭典ヘーテビアーナに不参加という選択肢はないはずだ。
「あのー、もう半分ぐらい食べちゃったです」
そんなサムソンの言葉をうけて、ピッキーが申し訳なさそうに言う。
1日で、あの量を半分か。
うちの海亀は本当にやりたい放題だな。
「うーん。でも追加の食材買い占められたから、寒天を使った料理諦めるって言ってたよ」
「そうなんだ」
「まぁ、明日にでも、聞けばさ、これからどうするのか分かるんじゃないかな」
次の日もやはりサムソンに留守番を頼んでお店に行く。
「あれ、先輩、あの人」
それはちょうど店の前に着いた時だった。
店と通りはさんで向かい側に、昨日イスミダルと話をしていた男がウロウロとしていた。
「ロンロ、あの人の後を着いていって調べてもらえる?」
「わかったわぁ」
オレ達に気がつくと、逃げるように立ち去ろうとしていたので、ロンロにお願いし追跡してもらう。
ミズキの話では、イスミダルはこの町の人間ではないと周りに言っていたらしいので、おそらく素性を隠しているのだろう。
「カルボパン?」
「ええ、この辺ではメジャーなお菓子なんですが」
「それを予選に出すんですか?」
お店にいくと、待ち構えていたかのように、試作品を見せてくれた。
手のひらサイズの食パン。
パッと見はそんな感じだ。
上には、緑色の小さな玉が乗っている。
グリーンピースに似ているな。
少しだけ溶けて、小さなパンに垂れているのをみると、飴に近いのかもしれない。
「えぇ。無事な調理設備と、残ってる材料では作れるものは限られます」
「でも、イスミダルは凄いのですよ。限られた条件でこれだけの物を作ったのですから」
「いや……たまたま、知っている工夫ができただけだよ」
最低限作らなくてはいけない量があるという。
沢山作るとなると、原価は抑えなくてはならない。
祭りのため、採算を度外視すると、資金繰りに困って店をたたむことになりかねない。
それらを考慮した結果が、このお菓子だそうだ。
日持ちがして、なおかつ人気のあるお菓子をベースとして、一工夫して新作を作ったらしい。
特に、差別化を図るために上に載せたグリーンピースのような果物は欠かせないのだそうだ。
「これ、果物だったんですね。飴かと思いました」
「果物を、私が考えたソースで煮込んだものです」
イスミダルが、カガミの言葉を聞いて、嬉しそうに語る。
「では、試作品を持っていきましょう」
そう言ったラテイフが準備する間、残ったお菓子を食べる。
上のグリーンピースに似た果物は、爽やかなオレンジ風味で、プチッと弾ける食感が良い。
なんとなしに食べて、すでに3つめ。
「美味しい。いくらでもいけそう」
手応えを感じ、菓子ギルドへ持って行く。
似たよう物がないかのチェックだ。
問題がなければ、予選に出品してOK。
ところが。
「んー。これはダメだよ。ほとんど同じ物が、さっき提出あったんだよね」
菓子職人ギルドの担当は、サンプルを口に入れ、事も無げに言った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】身代わり皇妃は処刑を逃れたい
マロン株式
恋愛
「おまえは前提条件が悪すぎる。皇妃になる前に、離縁してくれ。」
新婚初夜に皇太子に告げられた言葉。
1度目の人生で聖女を害した罪により皇妃となった妹が処刑された。
2度目の人生は妹の代わりに私が皇妃候補として王宮へ行く事になった。
そんな中での離縁の申し出に喜ぶテリアだったがー…
別サイトにて、コミックアラカルト漫画原作大賞最終候補28作品ノミネート
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
【完結】一番腹黒いのはだあれ?
やまぐちこはる
恋愛
■□■
貧しいコイント子爵家のソンドールは、貴族学院には進学せず、騎士学校に通って若くして正騎士となった有望株である。
三歳でコイント家に養子に来たソンドールの生家はパートルム公爵家。
しかし、関わりを持たずに生きてきたため、自分が公爵家生まれだったことなどすっかり忘れていた。
ある日、実の父がソンドールに会いに来て、自分の出自を改めて知り、勝手なことを言う実父に憤りながらも、生家の騒動に巻き込まれていく。
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる