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第二十七章 伝説の、真相
だいがくせいかつ
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スプリキト魔法大学での、最初の講義がはじまった。
「魔法は……思った通りに動かない。続きを」
年配の女性教授が一通り説明した後で、生徒に質問を投げかけた。
これは、あれだろ。
プログラムは思った通りに動かない、作った通りに動く……それと同じ感じのやつだ。
つまり答えは、作った通りに動く……だ。
「はい!」
「セルベテ君、答えは?」
「思った通りに動かない、願った通りに動きます」
「正解です。さすがグラムバウムの方ですね。素晴らしい。そうでございます。魔法は思うだけではダメです。願う……つまり発生と効果を強くイメージする必要があります」
違った。
そういや、魔法を作れるのはオレ達だけだった。
セルベテは、大仰にお辞儀すると席についた。得意満面だな。
最初の講義が終わり、時間割を見る。
こうしてみると本当に、元の世界の学校とそっくりだ。
初日の講義を受け終えて、翌日も、そのまた翌日、同じように学生生活を送った。
移動中に、見知った人と雑談することもある。
「あの……リーダ様。この、封印魔法学の課題なんですが、この一文がどうしてもわからなくて」
「ヌヴエ・トートア・ロッアは、いずれ大きくなるだろう。近隣が赤く燃えぬよう気をつけよう……どういう意味なのか……申し訳ありません、ヘレンニア様」
「難しいですよね」
移動中に勉強の話なんて、いままでしたこと無いので新鮮な気分だ。
講義はたまに面倒くさく思うが、いろいろと勉強にはなる。
スプリキト魔法大学での授業はなかなか有意義だ。
独学では、見落としていた要素をわかりやすく教えてくれる。
それから、学校での講義についての話を、家に戻るとする。
「魔力溜まり?」
「えぇ、スプリキト魔法大学のあたりは、他の場所にくらべて土地の魔力が満ちているらしいんです」
今日はこんなことを学んだ、こういう講義があったと話をする。
これが、毎日の日課になりつつある。
ノアは興味津々でいつも真剣に聞いてくれるのが嬉しい。
今日はカガミがずっと話している。
空気中に魔力の満ちている空間、魔力溜まりと呼ぶ土地があるそうだ。そこで幼少期を過ごすと、その人間が持つ魔力量が増えるらしい。
スプリキト魔法大学は、有名な魔力溜まりなのだそうだ。
なので、子供を立派な魔法使いにしたい親は、コネを使ってスプリ大学で子供時代を過ごさせるという。
どおりで、やたらと小さい子供を見ると思った。赤ちゃんも沢山いて、学生結婚かなと思ったけれど違うようだ。
幼なじみが、大学で再会するというシチュエーションも多いらしい。
運命の出会い的なやつだ。
他にも、1級は全員、成績が優秀なら2級の人も、担当する教授がつくそうだ。そして、まるで師弟のように仕事を手伝ったり、直接指導をうけることになるらしい。
サムソンは担当教授とソリが合わないらしいが、カガミは仲良くできているという。
担当教授……めんどくさそうだ。
大学生活は順調だ。スムーズに進んでいる。
「戦争……ですか?」
「えぇ。お祖父様が言っていたの。カルマハーラ巨壁の北で、帝国とヨラン王国の小競り合いがあったって」
ところが世の中は順調にはいっていないようだ。
ピサリテリアが講義の合間にそんな話をした。彼女は、なぜかいろいろとオレの世話を焼いてくれる。
恩を返すのだと、自分の方が大学の先輩なのだと、息巻いている。別に迷惑でもないし、講義のアドバイスも役に立つので、話は弾む。
授業の事はもちろん、学校にまつわる5つの不思議など、雑談のネタは多種多様だ。
戦争の話は、そのような雑談の一つだった。
どこの世界でも戦争は絶えないのだな。
「カルマハーラ巨壁の北か……カジャカの民も不安になるだろう」
そしてセルベテもまた雑談に加わる事が多い。
彼と話をする中で、思った以上に若いことがわかった。
ピサリテリア、セルベテ以外にも雑談する人は多い。
「でも、どうして戦争なんてするのかしら。魔神の復活が近いというのに、人間同士が争うなんて愚かだわ」
「魔神の復活が近づくにつれて常夜の森は拡大する。すると暮らしていた場所が失われる。おいたてられるように、安全な土地を求め……その先が他領の土地だった。よくある事よ」
憤慨するピサリテリアに、答えたのはヘレンニアだった。
彼女も、オレと同じようにこの学校に来て日が浅いらしい。たまに分からない事があるからと質問をうける。
常夜の森か……現地の人にとっては暗黒の森だな。入った魔物が死に忘れになって帰ってきたりとヤバい森。
「ヘレンニア様は詳しいのだな」
「えぇ。少し……ね。それでもヨラン王国はまだマシな方よ。南方のオアシスが常夜の森と化した日には、陰惨なオアシスを巡る争いに発展する。そうしたら、もう、国ですら止められない」
「どうにかして欲しいものだわ」
こうやって色々な地方から来ている人と話をすると、世の中のあれこれが分かって楽しい。
日々の学校での生活では学ぶ事が尽きない。
そして4日目には、初めて実践的な実習があった。
「本日は、この私、ハインハイグと、隣のクルズヤンク様が実践的な魔法戦闘の講義を行う」
ガタイの言い、ローブ姿の教授がそう宣言する。
場所は、茶色い土地が露出する屋外の闘技演習場。
学校の校庭にも似た、長方形のスペースだ。そこに、人形やらが置いている。
魔法戦闘学の実践という講義では、魔法で攻撃をする実技があるらしい。
皆が真剣な顔をしていた。
「魔法は、魔法陣と触媒、そして詠唱から成り立ちます。通常は、魔法陣を魔力で満たし、詠唱を完了させることで、魔法は発動します。ですが、地面に魔法陣を描いた場合は注意が必要です。詠唱中に敵が魔法陣を奪い取る恐れがあります」
その言葉で講義は始まった。
地面に描いた魔法陣を足で踏み詠唱する場合は、注意が必要……。魔法陣を奪うというのが、ピンと来ない。
「早速、実践してみましょう。ヘレンニア君、そこの魔法陣をつかってみなさい」
ヘレンニアが地面に描いた火球の魔法陣を踏み、詠唱する。
魔法の矢か……。彼女は、不慣れなようだ。詠唱が遅い。
「それでは、奪ってみせよう」
滑舌よく宣言し、教授であるハインハイグがサッと接近する。
そして、素早く魔法を詠唱してみせた。
「あっ、魔法の矢が」
ヘレンニアが声をあげる。
ヒュッと小さな風きり音を立てて、驚く彼女の周りを、魔法の矢が一回りした。
その後、魔法の矢が真上に飛ぶ。
なるほど、あんな風にヘレンニアの魔法を妨害しつつ、攻撃できるのか。それに、魔法の矢って思った以上に自由に動かせるんだな。
さすが、教授だと感心する。
さらに実践的な講義が続く。
他にも相手の触媒を、何らかの方法で奪う方法。
例えば、触媒をはじき飛ばして、魔法の完成を妨害する方法なども見せてもらう。
ただし、詠唱中に触媒を奪うと、魔法が暴走する危険性もあるということだ。
「あと、相手の動かす魔力を支配して、魔法の完成を妨害する方法もあるのよ」
感心するオレに、ピサリテリアが小声で教えてくれた。
「では、二人一組になって実践してみましょう」
説明の講義が終わったら模擬戦闘らしい。
二人一組になって、魔法のみで戦う。学んだ事を実践し体得しましょうという趣旨だ。
「げっ」
ぼんやりしていたら、オレは1人余ってしまった。
「では、君の相手は、私がしてやろう」
30センチくらいの短い杖をいじりながら、男が近づいてきた。
「よろしくお願いします」
「あぁ、よろしく。では、このクルズヤンクが……奴隷の君に、本物の魔法について教授しよう」
軽く会釈したオレに対して、クルズヤンクは、ニヤリと笑いそう言った。
「魔法は……思った通りに動かない。続きを」
年配の女性教授が一通り説明した後で、生徒に質問を投げかけた。
これは、あれだろ。
プログラムは思った通りに動かない、作った通りに動く……それと同じ感じのやつだ。
つまり答えは、作った通りに動く……だ。
「はい!」
「セルベテ君、答えは?」
「思った通りに動かない、願った通りに動きます」
「正解です。さすがグラムバウムの方ですね。素晴らしい。そうでございます。魔法は思うだけではダメです。願う……つまり発生と効果を強くイメージする必要があります」
違った。
そういや、魔法を作れるのはオレ達だけだった。
セルベテは、大仰にお辞儀すると席についた。得意満面だな。
最初の講義が終わり、時間割を見る。
こうしてみると本当に、元の世界の学校とそっくりだ。
初日の講義を受け終えて、翌日も、そのまた翌日、同じように学生生活を送った。
移動中に、見知った人と雑談することもある。
「あの……リーダ様。この、封印魔法学の課題なんですが、この一文がどうしてもわからなくて」
「ヌヴエ・トートア・ロッアは、いずれ大きくなるだろう。近隣が赤く燃えぬよう気をつけよう……どういう意味なのか……申し訳ありません、ヘレンニア様」
「難しいですよね」
移動中に勉強の話なんて、いままでしたこと無いので新鮮な気分だ。
講義はたまに面倒くさく思うが、いろいろと勉強にはなる。
スプリキト魔法大学での授業はなかなか有意義だ。
独学では、見落としていた要素をわかりやすく教えてくれる。
それから、学校での講義についての話を、家に戻るとする。
「魔力溜まり?」
「えぇ、スプリキト魔法大学のあたりは、他の場所にくらべて土地の魔力が満ちているらしいんです」
今日はこんなことを学んだ、こういう講義があったと話をする。
これが、毎日の日課になりつつある。
ノアは興味津々でいつも真剣に聞いてくれるのが嬉しい。
今日はカガミがずっと話している。
空気中に魔力の満ちている空間、魔力溜まりと呼ぶ土地があるそうだ。そこで幼少期を過ごすと、その人間が持つ魔力量が増えるらしい。
スプリキト魔法大学は、有名な魔力溜まりなのだそうだ。
なので、子供を立派な魔法使いにしたい親は、コネを使ってスプリ大学で子供時代を過ごさせるという。
どおりで、やたらと小さい子供を見ると思った。赤ちゃんも沢山いて、学生結婚かなと思ったけれど違うようだ。
幼なじみが、大学で再会するというシチュエーションも多いらしい。
運命の出会い的なやつだ。
他にも、1級は全員、成績が優秀なら2級の人も、担当する教授がつくそうだ。そして、まるで師弟のように仕事を手伝ったり、直接指導をうけることになるらしい。
サムソンは担当教授とソリが合わないらしいが、カガミは仲良くできているという。
担当教授……めんどくさそうだ。
大学生活は順調だ。スムーズに進んでいる。
「戦争……ですか?」
「えぇ。お祖父様が言っていたの。カルマハーラ巨壁の北で、帝国とヨラン王国の小競り合いがあったって」
ところが世の中は順調にはいっていないようだ。
ピサリテリアが講義の合間にそんな話をした。彼女は、なぜかいろいろとオレの世話を焼いてくれる。
恩を返すのだと、自分の方が大学の先輩なのだと、息巻いている。別に迷惑でもないし、講義のアドバイスも役に立つので、話は弾む。
授業の事はもちろん、学校にまつわる5つの不思議など、雑談のネタは多種多様だ。
戦争の話は、そのような雑談の一つだった。
どこの世界でも戦争は絶えないのだな。
「カルマハーラ巨壁の北か……カジャカの民も不安になるだろう」
そしてセルベテもまた雑談に加わる事が多い。
彼と話をする中で、思った以上に若いことがわかった。
ピサリテリア、セルベテ以外にも雑談する人は多い。
「でも、どうして戦争なんてするのかしら。魔神の復活が近いというのに、人間同士が争うなんて愚かだわ」
「魔神の復活が近づくにつれて常夜の森は拡大する。すると暮らしていた場所が失われる。おいたてられるように、安全な土地を求め……その先が他領の土地だった。よくある事よ」
憤慨するピサリテリアに、答えたのはヘレンニアだった。
彼女も、オレと同じようにこの学校に来て日が浅いらしい。たまに分からない事があるからと質問をうける。
常夜の森か……現地の人にとっては暗黒の森だな。入った魔物が死に忘れになって帰ってきたりとヤバい森。
「ヘレンニア様は詳しいのだな」
「えぇ。少し……ね。それでもヨラン王国はまだマシな方よ。南方のオアシスが常夜の森と化した日には、陰惨なオアシスを巡る争いに発展する。そうしたら、もう、国ですら止められない」
「どうにかして欲しいものだわ」
こうやって色々な地方から来ている人と話をすると、世の中のあれこれが分かって楽しい。
日々の学校での生活では学ぶ事が尽きない。
そして4日目には、初めて実践的な実習があった。
「本日は、この私、ハインハイグと、隣のクルズヤンク様が実践的な魔法戦闘の講義を行う」
ガタイの言い、ローブ姿の教授がそう宣言する。
場所は、茶色い土地が露出する屋外の闘技演習場。
学校の校庭にも似た、長方形のスペースだ。そこに、人形やらが置いている。
魔法戦闘学の実践という講義では、魔法で攻撃をする実技があるらしい。
皆が真剣な顔をしていた。
「魔法は、魔法陣と触媒、そして詠唱から成り立ちます。通常は、魔法陣を魔力で満たし、詠唱を完了させることで、魔法は発動します。ですが、地面に魔法陣を描いた場合は注意が必要です。詠唱中に敵が魔法陣を奪い取る恐れがあります」
その言葉で講義は始まった。
地面に描いた魔法陣を足で踏み詠唱する場合は、注意が必要……。魔法陣を奪うというのが、ピンと来ない。
「早速、実践してみましょう。ヘレンニア君、そこの魔法陣をつかってみなさい」
ヘレンニアが地面に描いた火球の魔法陣を踏み、詠唱する。
魔法の矢か……。彼女は、不慣れなようだ。詠唱が遅い。
「それでは、奪ってみせよう」
滑舌よく宣言し、教授であるハインハイグがサッと接近する。
そして、素早く魔法を詠唱してみせた。
「あっ、魔法の矢が」
ヘレンニアが声をあげる。
ヒュッと小さな風きり音を立てて、驚く彼女の周りを、魔法の矢が一回りした。
その後、魔法の矢が真上に飛ぶ。
なるほど、あんな風にヘレンニアの魔法を妨害しつつ、攻撃できるのか。それに、魔法の矢って思った以上に自由に動かせるんだな。
さすが、教授だと感心する。
さらに実践的な講義が続く。
他にも相手の触媒を、何らかの方法で奪う方法。
例えば、触媒をはじき飛ばして、魔法の完成を妨害する方法なども見せてもらう。
ただし、詠唱中に触媒を奪うと、魔法が暴走する危険性もあるということだ。
「あと、相手の動かす魔力を支配して、魔法の完成を妨害する方法もあるのよ」
感心するオレに、ピサリテリアが小声で教えてくれた。
「では、二人一組になって実践してみましょう」
説明の講義が終わったら模擬戦闘らしい。
二人一組になって、魔法のみで戦う。学んだ事を実践し体得しましょうという趣旨だ。
「げっ」
ぼんやりしていたら、オレは1人余ってしまった。
「では、君の相手は、私がしてやろう」
30センチくらいの短い杖をいじりながら、男が近づいてきた。
「よろしくお願いします」
「あぁ、よろしく。では、このクルズヤンクが……奴隷の君に、本物の魔法について教授しよう」
軽く会釈したオレに対して、クルズヤンクは、ニヤリと笑いそう言った。
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