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結婚式②
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ーーーコンコンコン、
「みーちゃん、準備終わった?」
「はい、ルイボス殿下。終わりましたよ」
わざとそっけなく返事をしたミルフィーユは、おろおろと入室してきて、そして顔を真っ赤にして口元を手で覆ったまま固まってしまった新郎ルイボスに対して、むうっとくちびるを尖らせた。
「感想は?」
「………綺麗だ」
「ーーー………………」
「綺麗すぎる。連れていきたくない。………よし!みーちゃん、駆け落ちしよう!!」
「………洒落にならないからやめなさい」
(彼ならやりかねないわ)
叫んでそのままお姫さま抱っこをしようとしたルイボスを必死に押しとどめたミルフィーユは、はあーっと堂々と溜め息をこぼした。
だが、綺麗だと言われて嬉しくなって染まってしまった頬の赤みは全くもって取れていない。それどころか、口元が緩んでニヤニヤとしてしまっている。
「ルー君もとってもかっこいいわ、さすがわたくしの旦那さま」
「~~~~ーーー………!!」
「あら、真っ赤なお顔ね」
くつくつと揶揄う新婦に対して、ルイボスは頬を膨らませて艶めかしく腰を触った。
「ーーー今夜は覚えとけよ?」
妖艶な笑みを浮かべて去っていく婚約者の背中を見送ったミルフィーユは、ぼふんと顔を赤くしてヘナヘナと鏡台に突っ伏した。
「………ルー君のばか」
ミルフィーユ・アフォガードは、今日、この世で1番幸せな花嫁となる。
たくさんの人にトレーンを持ってもらったミルフィーユは、赤くなってふわふわとしてしまっている自分を律して教会へと向かう。
愛する大切な人と、結婚をするために。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
次はようやく結婚式です!!
「みーちゃん、準備終わった?」
「はい、ルイボス殿下。終わりましたよ」
わざとそっけなく返事をしたミルフィーユは、おろおろと入室してきて、そして顔を真っ赤にして口元を手で覆ったまま固まってしまった新郎ルイボスに対して、むうっとくちびるを尖らせた。
「感想は?」
「………綺麗だ」
「ーーー………………」
「綺麗すぎる。連れていきたくない。………よし!みーちゃん、駆け落ちしよう!!」
「………洒落にならないからやめなさい」
(彼ならやりかねないわ)
叫んでそのままお姫さま抱っこをしようとしたルイボスを必死に押しとどめたミルフィーユは、はあーっと堂々と溜め息をこぼした。
だが、綺麗だと言われて嬉しくなって染まってしまった頬の赤みは全くもって取れていない。それどころか、口元が緩んでニヤニヤとしてしまっている。
「ルー君もとってもかっこいいわ、さすがわたくしの旦那さま」
「~~~~ーーー………!!」
「あら、真っ赤なお顔ね」
くつくつと揶揄う新婦に対して、ルイボスは頬を膨らませて艶めかしく腰を触った。
「ーーー今夜は覚えとけよ?」
妖艶な笑みを浮かべて去っていく婚約者の背中を見送ったミルフィーユは、ぼふんと顔を赤くしてヘナヘナと鏡台に突っ伏した。
「………ルー君のばか」
ミルフィーユ・アフォガードは、今日、この世で1番幸せな花嫁となる。
たくさんの人にトレーンを持ってもらったミルフィーユは、赤くなってふわふわとしてしまっている自分を律して教会へと向かう。
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次はようやく結婚式です!!
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