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vs異世界帰還者
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「小野くん!あいつが今回倒して欲しい敵です!」
「あの人か、……強そうだなぁぁ。」
おいおい、大丈夫かこれ。あの小野とかいうオタクくんが矢野に勝てる可能性など1%も無いぞ。例えるなら恐竜対蟻。ぱっと見そのくらいの階級差だ。
「おい、俺は弱いものいじめをする趣味なんてねぇぞ。」
それは嘘だろ
「はぁ……ったく。仕方ねえな。来いよ。」
ダンッ
小野くんは地面を蹴った。率直に言おう。めちゃくちゃ速かった。
「なっ!?……ちっ……!!」
矢野は右のパンチで迎え撃つ。そのパンチを嘲笑うように小野くんは華麗にかわし、矢野の右頬に拳を入れた。矢野の身体は吹き飛ぶ。
嘘だろ…………
「……ってぇ。なんだてめぇ。…………てめぇも異世界から帰ってきたってか?」
「へぇ。パトリシアのこと知ってるんだ。」
やはり。こいつも異世界帰還者か。しかもこの身体強化魔法(オグメンテーション)。おそらく出力は2倍ほどだろう。俺の魔法よりも質が上だ。
「火炎魔法(フィアーマ)」
!?おいおい待て待て!火炎魔法(フィアーマ)なんて一般人に撃ったら下手したら死ぬぞ!と、止める暇もなく小野くんは矢野に向かって火炎弾を発射した。
「水弾魔法(アークア)!」
バシャッジュワァァアア
俺の水魔法でなんとか矢野に向かう火炎弾を掻き消すことができた。
「へぇ。君も異世界帰還者(リターンズ)か……」
「リターンズ??君も……ってことは他にもいるのか?」
「異世界転移者は1000人を超えている。そして原因は不明だが、おそらくほとんどの転移者が現実世界へ帰還しているだろう。君だけが特別なわけじゃないのさ。」
「…………なるほどね。まぁそれはともかく……火炎魔法(フィアーマ)を一般人に向けて撃つなんてどういうつもりだ?下手したら死んでいたぞ。」
「ふふ。。リターンズは今裏社会では需要があるんだ。高額な依頼料でさまざまな依頼を受けている。殺しの依頼なんかもな。」
「殺しの依頼だと……?そんなことをしていたら直ぐに警察が動くはずだ。長く続けれると思っているのか……?」
「お前バカか?こっちは魔法が使えるんだ。警察などに手に負えるはずがないだろ。組織的にも、既に警察では対処できない規模なんだよ。」
確かに……魔法を使えるリターンズに一般人の警察が太刀打ちできる訳もないか。
「で……今回のお前の依頼は矢野を殺すことだってことか。」
「ご名答。ちなみに報酬は500万。ちょっと少ないけど、一般人を殺すだけでこれだけ貰えるなら充分だよね。でも……リターンズがいるんじゃ話は変わってくるよ。吉川くん?」
「え、ええ!勿論!報酬はその倍を支払います!」
「オッケー。じゃ、まずは君から殺させてもらうよ。……」
小野くんは再び地面を蹴る。2倍の強化。対してこちらは1.5倍……。身体能力で勝てないのは明白だが。
ガッ!
小野くんの拳をガードする。
「つぅっっ……。ってぇ。」
「君の強化率……1.5倍ってところか。僕も別に向こうで強かったわけではないけど、君はそれ以上にモブだったみたいだね。」
「…………うるさい。」
このままだと殺されるな。何か手を打たないといけないが。異世界では基本的に獣相手で人と戦うことなんか無かったからな。勝手がわからない。
「火炎魔法(フィアーマ)!」
「水弾魔法(アクーア)!」
バシュッ
「……ちっ。君は水属性の魔法が得意ってことか。僕の火炎魔法とは相性が悪い……」
俺は広く浅く色んな魔法が使えるだけだが、、これは対人戦においては大きなアドバンテージだ。次はこちらから仕掛ける。
「水弾魔法(アクーア)!」
小野くんは右によける。やっぱり早いな。2倍は。だがそっちは壁だぞ。
「水弾魔法(アクーア)!」
小野くんは立ち位置的に前に逃げるしかない。
「今だ!矢野!」
バキッッ!
前に飛んだ小野くんの顔面を、矢野の強烈なパンチが捉えた。的確に顎にヒットし、流石の小野くんも立ち上がることは不可能だった。
「ふぅ。不意打ちってのは気に入らねえが。そうも言ってる相手でもなかったからな。そっちは20人以上で待ち伏せしてたんだ。許せよ。」
「ねぇちょっと!カッコつけてるところ悪いんだけど……カズマくん、今のってもしかして魔法ってやつ!?」
「あっ……いや……ト、トリックですよ」
「いや、騙されないよ!流石に!」
「ですよね。」
俺は全てをお姉様にお話しした。
「なるほどねぇ。異世界かぁ。私も行ってみたいなぁ。あ、でも痛いのは嫌だ……」
「相変わらずデリカシーのねぇ姉貴だな。ったく。」
デリカシーのないお姉様。そんな所も素敵です。
「まぁとりあえずこいつを警察まで運ぼうぜ。ことの顛末は警察には話さない方がいいか?」
「いや、話そう。小野くんの言ってたことが本当なら、魔法が使える俺や今回の件で関わってしまった矢野はまた狙われる可能性が高い。」
「なるほどな。こいつみたいな奴がまた襲ってくるってか。次こそは1人でボコボコにしてやるぜ。」
「本人も言ってたけど、小野くんは異世界じゃそこまで強い方ではない。もっと上がいるんだ。一般人の矢野がリターンズと真正面から戦うのは極力避けた方がいい。」
「随分と生意気言うようになったじゃねえか。……」
「こら聖人!カズマくんは聖人のことを思って言ってんでしょ!」
「わぁったよ。ほら、警察行くぞ」
俺たちは警察に向かう。
「あの人か、……強そうだなぁぁ。」
おいおい、大丈夫かこれ。あの小野とかいうオタクくんが矢野に勝てる可能性など1%も無いぞ。例えるなら恐竜対蟻。ぱっと見そのくらいの階級差だ。
「おい、俺は弱いものいじめをする趣味なんてねぇぞ。」
それは嘘だろ
「はぁ……ったく。仕方ねえな。来いよ。」
ダンッ
小野くんは地面を蹴った。率直に言おう。めちゃくちゃ速かった。
「なっ!?……ちっ……!!」
矢野は右のパンチで迎え撃つ。そのパンチを嘲笑うように小野くんは華麗にかわし、矢野の右頬に拳を入れた。矢野の身体は吹き飛ぶ。
嘘だろ…………
「……ってぇ。なんだてめぇ。…………てめぇも異世界から帰ってきたってか?」
「へぇ。パトリシアのこと知ってるんだ。」
やはり。こいつも異世界帰還者か。しかもこの身体強化魔法(オグメンテーション)。おそらく出力は2倍ほどだろう。俺の魔法よりも質が上だ。
「火炎魔法(フィアーマ)」
!?おいおい待て待て!火炎魔法(フィアーマ)なんて一般人に撃ったら下手したら死ぬぞ!と、止める暇もなく小野くんは矢野に向かって火炎弾を発射した。
「水弾魔法(アークア)!」
バシャッジュワァァアア
俺の水魔法でなんとか矢野に向かう火炎弾を掻き消すことができた。
「へぇ。君も異世界帰還者(リターンズ)か……」
「リターンズ??君も……ってことは他にもいるのか?」
「異世界転移者は1000人を超えている。そして原因は不明だが、おそらくほとんどの転移者が現実世界へ帰還しているだろう。君だけが特別なわけじゃないのさ。」
「…………なるほどね。まぁそれはともかく……火炎魔法(フィアーマ)を一般人に向けて撃つなんてどういうつもりだ?下手したら死んでいたぞ。」
「ふふ。。リターンズは今裏社会では需要があるんだ。高額な依頼料でさまざまな依頼を受けている。殺しの依頼なんかもな。」
「殺しの依頼だと……?そんなことをしていたら直ぐに警察が動くはずだ。長く続けれると思っているのか……?」
「お前バカか?こっちは魔法が使えるんだ。警察などに手に負えるはずがないだろ。組織的にも、既に警察では対処できない規模なんだよ。」
確かに……魔法を使えるリターンズに一般人の警察が太刀打ちできる訳もないか。
「で……今回のお前の依頼は矢野を殺すことだってことか。」
「ご名答。ちなみに報酬は500万。ちょっと少ないけど、一般人を殺すだけでこれだけ貰えるなら充分だよね。でも……リターンズがいるんじゃ話は変わってくるよ。吉川くん?」
「え、ええ!勿論!報酬はその倍を支払います!」
「オッケー。じゃ、まずは君から殺させてもらうよ。……」
小野くんは再び地面を蹴る。2倍の強化。対してこちらは1.5倍……。身体能力で勝てないのは明白だが。
ガッ!
小野くんの拳をガードする。
「つぅっっ……。ってぇ。」
「君の強化率……1.5倍ってところか。僕も別に向こうで強かったわけではないけど、君はそれ以上にモブだったみたいだね。」
「…………うるさい。」
このままだと殺されるな。何か手を打たないといけないが。異世界では基本的に獣相手で人と戦うことなんか無かったからな。勝手がわからない。
「火炎魔法(フィアーマ)!」
「水弾魔法(アクーア)!」
バシュッ
「……ちっ。君は水属性の魔法が得意ってことか。僕の火炎魔法とは相性が悪い……」
俺は広く浅く色んな魔法が使えるだけだが、、これは対人戦においては大きなアドバンテージだ。次はこちらから仕掛ける。
「水弾魔法(アクーア)!」
小野くんは右によける。やっぱり早いな。2倍は。だがそっちは壁だぞ。
「水弾魔法(アクーア)!」
小野くんは立ち位置的に前に逃げるしかない。
「今だ!矢野!」
バキッッ!
前に飛んだ小野くんの顔面を、矢野の強烈なパンチが捉えた。的確に顎にヒットし、流石の小野くんも立ち上がることは不可能だった。
「ふぅ。不意打ちってのは気に入らねえが。そうも言ってる相手でもなかったからな。そっちは20人以上で待ち伏せしてたんだ。許せよ。」
「ねぇちょっと!カッコつけてるところ悪いんだけど……カズマくん、今のってもしかして魔法ってやつ!?」
「あっ……いや……ト、トリックですよ」
「いや、騙されないよ!流石に!」
「ですよね。」
俺は全てをお姉様にお話しした。
「なるほどねぇ。異世界かぁ。私も行ってみたいなぁ。あ、でも痛いのは嫌だ……」
「相変わらずデリカシーのねぇ姉貴だな。ったく。」
デリカシーのないお姉様。そんな所も素敵です。
「まぁとりあえずこいつを警察まで運ぼうぜ。ことの顛末は警察には話さない方がいいか?」
「いや、話そう。小野くんの言ってたことが本当なら、魔法が使える俺や今回の件で関わってしまった矢野はまた狙われる可能性が高い。」
「なるほどな。こいつみたいな奴がまた襲ってくるってか。次こそは1人でボコボコにしてやるぜ。」
「本人も言ってたけど、小野くんは異世界じゃそこまで強い方ではない。もっと上がいるんだ。一般人の矢野がリターンズと真正面から戦うのは極力避けた方がいい。」
「随分と生意気言うようになったじゃねえか。……」
「こら聖人!カズマくんは聖人のことを思って言ってんでしょ!」
「わぁったよ。ほら、警察行くぞ」
俺たちは警察に向かう。
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