朝が来るまでキスをして。

月湖

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87 つけられた道 side hikaru

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「息吐いて、チカラ、抜いてな?」



「んっ」



ナガレくんが言った直後、繋がったところに冷たいジェルが垂らされた。

そしてそれを彼の指が広げるように伸ばしていく。

ゆるゆるとアナの周囲を撫でられ、カラダが期待に疼いてくる。



「コラ。力抜いてろっての(笑)」



「んあっ」



突然、ナカに指が入って来た。

ナガレくんのでいっぱいになったナカに。



「やぁ・・っ」



これ以上は無理だって・・・っ



「・・・裂けてるかもって思ってたけど、大丈夫そうだな」



そう呟くと少しだけ指を抜きまたソコにジェルを垂らした。

そのジェルを中に塗り込めるように、指がゆっくりと浅く深く抜き差しを繰り返しながら少しずつ周囲を移動していく。



「あっ・・んん・・っ」



その度に勝手に漏れる声はしかたないと思う。



「ホント、淫乱(笑)」



こんな言葉にドキドキするのも。



「・・・もういいんじゃね?」



直後に指が根元まで入れられ、滑らかな動きでぐるりと一周撫でられた。



「んああ・・・っ」



待ちかねた大きな動きに濡れた声が上がる。

そうするとまた彼は面白がるように言うんだ。



「ふふ。指だけで、イってみる?」



指が抜かれ、更にずるりと、大きなモノが動く。



「ああぁ・・・」



そんなの。



「いや、だ・・・っ」



そう言ってるのに。



「んふふ」



ゆっくり、抜かれていくソレ。

入り口の裏側に大きく張った亀頭を感じた瞬間、俺は彼の首に腕を回し、グッとカラダを引き寄せた。



「・・っ抜かないで・・」



そして腰を少し上げ、抜かれた部分を追いかける。



「んんぁ・・っ」



さっき入れた時とは全然違う。

滑りが広げられ道がついているのもあり、それはヌルリと、たいした抵抗もなく入っていく。



「・・っ・・奥まで、入れて・・っ」



でも根元近くまで来て、この体勢では自力ではこれ以上入れられない事に気付いた。


もっと奥にあるのに・・・っ



「ねえ・・っ」



「明日、立ってんの大変かもよ?(笑)」



強請る俺に、全然心配なんかしてない声でそんな事を言う。



「そんなの、大丈夫、だからっ」「んじゃいくよ?」



「ああぁあ・・っ」



欲しい、と強請り声をあげようとしたと同時に声を掛けられ、大きく張ったモノが一気に奥まで突き刺さった。


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