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ノースポール公爵家の事情編
お嬢様に報告③
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結果、透明にする事はできた。
しかし、ヒナタの一部に触れていないと離した途端に見えてしまうのでそこは注意が必要だった。
一部と言っても、ミニを持たせておいても大丈夫だったのであまり心配はいらないだろう。
それから、グレース様を部屋から出す方法もヒナタが風魔法で宙に浮かせて、連れてくるという方法になった。
ドアを開けたりするのは大変なので、リタについて来てもらい連携して連れ出す事にした。
「こんな感じですね。では、グレース奥様を匿う場所が欲しいですね。どこか心当たりはないですか?」
フローレンスもリタも思案顔になり唸る。
「う~ん・・・わたくしの部屋ではすぐにバレてしまうわよね。なるべく遠い所がいいんだけど・・・あ!それなら、学園に通うように買い上げた王都の家はどうかしら?狭いけど、リタしか連れて行く予定ではなかったから、お母様がいてもバレないわ!」
「学園・・・ですか?」
なんでもフローレンスは12歳から王立ウィステリア学園に通う準備をしていたのだという。なるべく早くこの屋敷から出たいとの思いから、少し早めに準備はしていたが、もともと貴族は手続きにも移動にも時間がかかる為、最近、小さいながらも家を押さえたところだったのだそうだ。
「それはいいかもしれませんね。今なら準備の為に往復していると言えば、奥様の物を運んでも違和感はないでしょうし。」
リタもその案には賛成だったようで、笑顔が戻っていた。
「でも懸念されるのは、お母様の・・・その・・・毒よね?シュルグ毒だったかしら?聞いた事がないのよね。解毒薬なんて、さっぱり分からないわ。」
「わたしが本で調べてみます!もしかしたら解決策が載っているかもしれませんし。」
リタが必死の表情で名乗り出てきた。
「ありがとう、リタ。お願いするわ。わたくしも調べるから一緒に頑張りましょうね。そうね、毒の種類が分かっているなら調べやすいわね。・・・ところで、なんで毒の種類が分かったの?」
「それは、鑑定の魔法を使ったからですよ?」
なんでも無い事のようにヒナタは答えるが、フローレンスはそれだけでは納得できなかった。
「はあ?貴女ねぇ!そんな魔法が使えるなんて言わなかったじゃないの!」
急に怒り出したフローレンスにタジタジになるヒナタだが、必死に答える。
「え、あ、いや、その、あの、わた・・わたしにもその、何の魔法が使えるか、その、わかってなくて・・・」
「なら、なんで鑑定魔法が使えると分かったのよ!その魔法を使える人は一握りの神官くらいなんだから!」
「そうなんですか?でも・・・そう言われても・・・使えたらいいなって思ったら、使えちゃったんで・・・。」
「鑑定するのは神官の特権なのよ!というか、鑑定が使える人は必ずと神殿へ行かないといけないんだから!」
「いや、わたしは・・・人間じゃないので・・・。」
「・・・・・あ、そうだったわね。貴女スライムだったわ。」
「・・・です。」
ふぅーと息を吐き、深呼吸をして息を整え落ち着くフローレンス。
少し動揺していた気持ちを落ち着ける。
「それで、鑑定で毒の種類が分かったのなら解毒の方法も分からないの?」
「は!そこまで詳しく鑑定しませんでした・・・。毒に動揺しちゃって・・・。」
「じゃあ、貴女は魔法で調べられる事は調べてみて。・・・ちなみにエライザ様は鑑定したの?」
「わ・・・忘れてました・・・えへ。」
「はぁ、笑って誤魔化さないでよ・・・。じゃあ、次に会う時は調べちょうだいね。」
「わっかりましたぁ!」
「返事だけは一人前ね。」
とりあえず、今後の方針が決まりほっとするヒナタにリタが近寄ってきた。
「では、ヒナ?貴女に今から紅茶の淹れ方を教えるわね?」
「え?」
「それはいいわね、リタ。ちょっと貴女が淹れてくれた紅茶は・・・渋いわ。」
「え?」
「さあ、やりますよ!」
「えええええっ?」
ずりずりと引きずられ、あれよあれよと言う間に部屋の隅で紅茶教室が始まるのだった。
しかし、ヒナタの一部に触れていないと離した途端に見えてしまうのでそこは注意が必要だった。
一部と言っても、ミニを持たせておいても大丈夫だったのであまり心配はいらないだろう。
それから、グレース様を部屋から出す方法もヒナタが風魔法で宙に浮かせて、連れてくるという方法になった。
ドアを開けたりするのは大変なので、リタについて来てもらい連携して連れ出す事にした。
「こんな感じですね。では、グレース奥様を匿う場所が欲しいですね。どこか心当たりはないですか?」
フローレンスもリタも思案顔になり唸る。
「う~ん・・・わたくしの部屋ではすぐにバレてしまうわよね。なるべく遠い所がいいんだけど・・・あ!それなら、学園に通うように買い上げた王都の家はどうかしら?狭いけど、リタしか連れて行く予定ではなかったから、お母様がいてもバレないわ!」
「学園・・・ですか?」
なんでもフローレンスは12歳から王立ウィステリア学園に通う準備をしていたのだという。なるべく早くこの屋敷から出たいとの思いから、少し早めに準備はしていたが、もともと貴族は手続きにも移動にも時間がかかる為、最近、小さいながらも家を押さえたところだったのだそうだ。
「それはいいかもしれませんね。今なら準備の為に往復していると言えば、奥様の物を運んでも違和感はないでしょうし。」
リタもその案には賛成だったようで、笑顔が戻っていた。
「でも懸念されるのは、お母様の・・・その・・・毒よね?シュルグ毒だったかしら?聞いた事がないのよね。解毒薬なんて、さっぱり分からないわ。」
「わたしが本で調べてみます!もしかしたら解決策が載っているかもしれませんし。」
リタが必死の表情で名乗り出てきた。
「ありがとう、リタ。お願いするわ。わたくしも調べるから一緒に頑張りましょうね。そうね、毒の種類が分かっているなら調べやすいわね。・・・ところで、なんで毒の種類が分かったの?」
「それは、鑑定の魔法を使ったからですよ?」
なんでも無い事のようにヒナタは答えるが、フローレンスはそれだけでは納得できなかった。
「はあ?貴女ねぇ!そんな魔法が使えるなんて言わなかったじゃないの!」
急に怒り出したフローレンスにタジタジになるヒナタだが、必死に答える。
「え、あ、いや、その、あの、わた・・わたしにもその、何の魔法が使えるか、その、わかってなくて・・・」
「なら、なんで鑑定魔法が使えると分かったのよ!その魔法を使える人は一握りの神官くらいなんだから!」
「そうなんですか?でも・・・そう言われても・・・使えたらいいなって思ったら、使えちゃったんで・・・。」
「鑑定するのは神官の特権なのよ!というか、鑑定が使える人は必ずと神殿へ行かないといけないんだから!」
「いや、わたしは・・・人間じゃないので・・・。」
「・・・・・あ、そうだったわね。貴女スライムだったわ。」
「・・・です。」
ふぅーと息を吐き、深呼吸をして息を整え落ち着くフローレンス。
少し動揺していた気持ちを落ち着ける。
「それで、鑑定で毒の種類が分かったのなら解毒の方法も分からないの?」
「は!そこまで詳しく鑑定しませんでした・・・。毒に動揺しちゃって・・・。」
「じゃあ、貴女は魔法で調べられる事は調べてみて。・・・ちなみにエライザ様は鑑定したの?」
「わ・・・忘れてました・・・えへ。」
「はぁ、笑って誤魔化さないでよ・・・。じゃあ、次に会う時は調べちょうだいね。」
「わっかりましたぁ!」
「返事だけは一人前ね。」
とりあえず、今後の方針が決まりほっとするヒナタにリタが近寄ってきた。
「では、ヒナ?貴女に今から紅茶の淹れ方を教えるわね?」
「え?」
「それはいいわね、リタ。ちょっと貴女が淹れてくれた紅茶は・・・渋いわ。」
「え?」
「さあ、やりますよ!」
「えええええっ?」
ずりずりと引きずられ、あれよあれよと言う間に部屋の隅で紅茶教室が始まるのだった。
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