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第二章
24話 圧倒的な強さ
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身体が動かない。
そんな中、平然と近づいてくる人の姿に団長は声を絞り出す。
「エドガー…お前…」
「団長、悪いですね。今日はこれで休みましょうよ?俺、疲れちゃって
最近ずっと溜まってたんですよね~、こいつマジで薬が入ってるとな
んでか勘がいいのか避けてたんですよね?だから今回は全員の分に入
れさせてもらいましたよ」
「お前…わかっているのか…もし魔物が…」
言いかけると、腹部を蹴り上げていた。
「ぐふっ…」
「団長~、俺の父親がどれだけ寄付したと思ってるんです?このくらい
いいでしょ?それに気持ちよ~くするだけだし。可愛い顔してもっと
ってねだってくるかもしれませんよ?」
ほとんどの団員は眠ってしまっている。
ここで眠ってしまってはいけない。
団長は腰の剣を握りしめると自分の足に刺した。
痛みでなんとか意識を繋いでいると目の前で眠るケイルを抱き起こしロ
ープで縛るエドガーの姿が見えた。
「な…なにを…」
「可愛いだろう?男なのが残念だが…まぁ、いい。」
腕を縛るとズボンを脱がしにかかる。
そしてずりおろすと股を開かせた。
「やっぱり付いてるかぁ~、いっそ切り取った方がいいかもな~」
そう言って小さなものを握ろうとした瞬間、顔面に蹴りが入った。
「嫌なら触るんじゃねーよ、変態っ!」
やっと魔力を練って解毒できると身体も動くようになった。
が、腕の自由が効かない。
「そんなんで俺に敵うとでも?」
「貴族のボンボンに負けるとでも?」
「その口を塞がないとダメなようだな?」
エドガーは合図をすると、周りに隠れていた傭兵が現れたのだった。
部が悪い。
そうとしか言いようがなかった。
ナシスとノックに剣を突きつけられると、ケイル自身、何も抵抗でき
なくなった。
「初めからおとなしくしてればいいんだよ。ガキのくせに…」
苛立っていたせいか思いっきり顔を殴っていた。
幼く可愛い見た目が、少し頬が真っ赤になって腫れていた。
顎を掴むと地面に叩きつけた。
「おい、お前からねだって見ろよ?気持ちよくして下さいって言って
見ろよ?じゃないとこいつらに変わりをさせるか?」
「…」
唇を噛み締めると自然と何もできない自分に腹がたった。
自分は無力だ…と。
イリアがいなければ切り抜けれないなんて…情けない。
震える自分を押さえ込むとエドガーを睨みつけながら口を開こうとして、
言葉を失った。
「イ…イリア…」
空の上に浮かんでいる人影に視線が釘付けになった。
傭兵達が気づくと、一斉に矢を撃ち放った。
そんなもの当たるはずない。
「そこで何をしているの?」
腹の底に響いてくる声に誰もがゾッとしただろう。
そして空一面に光が走ると、目の前にいた傭兵を貫いていた。
血飛沫を撒き散らせながら全員が命を散らせた。
「おいおい、なんなんだよ…お前…誰だ!」
「その汚い手を退けなさい。死にたいの?」
真っ黒な髪に幼く見えるが、それ以上に訳も分からなくなるくらいの
重圧に、今見ている少女は人間なのかと思えるほど凶悪にみえる。
「お、お前は…」
「聞こえないの?私のものに手を出すなって言ってるのよ?」
そういうと、ケイルを抑えていた腕が地面に転がった。
肩から先がない!
エドガーの悲鳴が大声でこだまする中、イリアはケイルに近づいた。
「だから言ったでしょ?こんなの行くもんじゃないって」
「イリア…ごめん…」
「いいわ。ケイルが無事ならそれでいいの」
ロープを解くとぎゅっと抱きしめられた。
その光景を間近で見ていた団長は恐ろしくなった。
この少女は見た目とは程遠い存在なのだと。
膨大な魔力は人間の持つものではない。
まるで魔王でも目の前にしている気さえする。
「あ…あなたが…ケイルのお姉さんなのですか…」
「団長…これは…」
ケイルが何か言おうとしたが、すぐにイリアに止められた。
「貴方が団長なの?ケイルを危ないめに合わせて言うことはあるかしら?
魔物相手なら誰にも引けを取らないように鍛えたわ。でもね、人間相手
にはまだまだなの。それをこんなやつにいいようにさせるなんて…」
「すまない。まさか全員に薬を仕込むとは…」
「だ、だずけてくれーーー、痛い、いだいよぉーーー」
さっきから後ろで騒がしいエドガーを無視していたがイリアは振り向くと
首を刎ねた。
一瞬だった。
一気に燃え上がると遺体すら残らなかった。
「そ…そんな…」
「なに?何か言いたいことでもある?」
「いや…すまなかった」
団長が項垂れるとイリアが『そう』と一言だけ返した。
そんな中、平然と近づいてくる人の姿に団長は声を絞り出す。
「エドガー…お前…」
「団長、悪いですね。今日はこれで休みましょうよ?俺、疲れちゃって
最近ずっと溜まってたんですよね~、こいつマジで薬が入ってるとな
んでか勘がいいのか避けてたんですよね?だから今回は全員の分に入
れさせてもらいましたよ」
「お前…わかっているのか…もし魔物が…」
言いかけると、腹部を蹴り上げていた。
「ぐふっ…」
「団長~、俺の父親がどれだけ寄付したと思ってるんです?このくらい
いいでしょ?それに気持ちよ~くするだけだし。可愛い顔してもっと
ってねだってくるかもしれませんよ?」
ほとんどの団員は眠ってしまっている。
ここで眠ってしまってはいけない。
団長は腰の剣を握りしめると自分の足に刺した。
痛みでなんとか意識を繋いでいると目の前で眠るケイルを抱き起こしロ
ープで縛るエドガーの姿が見えた。
「な…なにを…」
「可愛いだろう?男なのが残念だが…まぁ、いい。」
腕を縛るとズボンを脱がしにかかる。
そしてずりおろすと股を開かせた。
「やっぱり付いてるかぁ~、いっそ切り取った方がいいかもな~」
そう言って小さなものを握ろうとした瞬間、顔面に蹴りが入った。
「嫌なら触るんじゃねーよ、変態っ!」
やっと魔力を練って解毒できると身体も動くようになった。
が、腕の自由が効かない。
「そんなんで俺に敵うとでも?」
「貴族のボンボンに負けるとでも?」
「その口を塞がないとダメなようだな?」
エドガーは合図をすると、周りに隠れていた傭兵が現れたのだった。
部が悪い。
そうとしか言いようがなかった。
ナシスとノックに剣を突きつけられると、ケイル自身、何も抵抗でき
なくなった。
「初めからおとなしくしてればいいんだよ。ガキのくせに…」
苛立っていたせいか思いっきり顔を殴っていた。
幼く可愛い見た目が、少し頬が真っ赤になって腫れていた。
顎を掴むと地面に叩きつけた。
「おい、お前からねだって見ろよ?気持ちよくして下さいって言って
見ろよ?じゃないとこいつらに変わりをさせるか?」
「…」
唇を噛み締めると自然と何もできない自分に腹がたった。
自分は無力だ…と。
イリアがいなければ切り抜けれないなんて…情けない。
震える自分を押さえ込むとエドガーを睨みつけながら口を開こうとして、
言葉を失った。
「イ…イリア…」
空の上に浮かんでいる人影に視線が釘付けになった。
傭兵達が気づくと、一斉に矢を撃ち放った。
そんなもの当たるはずない。
「そこで何をしているの?」
腹の底に響いてくる声に誰もがゾッとしただろう。
そして空一面に光が走ると、目の前にいた傭兵を貫いていた。
血飛沫を撒き散らせながら全員が命を散らせた。
「おいおい、なんなんだよ…お前…誰だ!」
「その汚い手を退けなさい。死にたいの?」
真っ黒な髪に幼く見えるが、それ以上に訳も分からなくなるくらいの
重圧に、今見ている少女は人間なのかと思えるほど凶悪にみえる。
「お、お前は…」
「聞こえないの?私のものに手を出すなって言ってるのよ?」
そういうと、ケイルを抑えていた腕が地面に転がった。
肩から先がない!
エドガーの悲鳴が大声でこだまする中、イリアはケイルに近づいた。
「だから言ったでしょ?こんなの行くもんじゃないって」
「イリア…ごめん…」
「いいわ。ケイルが無事ならそれでいいの」
ロープを解くとぎゅっと抱きしめられた。
その光景を間近で見ていた団長は恐ろしくなった。
この少女は見た目とは程遠い存在なのだと。
膨大な魔力は人間の持つものではない。
まるで魔王でも目の前にしている気さえする。
「あ…あなたが…ケイルのお姉さんなのですか…」
「団長…これは…」
ケイルが何か言おうとしたが、すぐにイリアに止められた。
「貴方が団長なの?ケイルを危ないめに合わせて言うことはあるかしら?
魔物相手なら誰にも引けを取らないように鍛えたわ。でもね、人間相手
にはまだまだなの。それをこんなやつにいいようにさせるなんて…」
「すまない。まさか全員に薬を仕込むとは…」
「だ、だずけてくれーーー、痛い、いだいよぉーーー」
さっきから後ろで騒がしいエドガーを無視していたがイリアは振り向くと
首を刎ねた。
一瞬だった。
一気に燃え上がると遺体すら残らなかった。
「そ…そんな…」
「なに?何か言いたいことでもある?」
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団長が項垂れるとイリアが『そう』と一言だけ返した。
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