俺が恋をした相手は

秋元智也

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15 お互いのルール

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なんで…ゴム持ってるって…。
うそだろ…。
俺、今なかに出されてる!?
気持ちよかったけど…学校で処理するなんて…無理だろ?

「尻ってこんなに気持ちいいんだな~癖になりそうだわ。帰りに家
 寄ってもいいか?」
「…なんでゴムしてねーんだよ…。」
「あぁ、ゴムな…うーん、付けようとしたんだけど…」

そう言って見せてきたのはゴムの残骸だった。
上手く付けれず諦めたようだった。

「ゴムくらい自分で付けれるようになれよ。…それに、もう二度と
 生で入れるな!守れないなら、もうヤらせね~から!いいな!」

俺はそういうと、大輔を個室から追い出した。

このあと、どーしてくれるんだ?
まだ奥に入っている感覚がある。
授業中に垂れてきたらと思うとゾッとする。

その後、授業に出るのは断念し保健室へと寄った。

「すいませ~ん。気分悪いのでベッド借りていいですか?」
「熱は?なさそうだね…確かに顔が赤いし…いいよ、そこに横に
 なっていなさい」

擁護教医は深く追求することなく許可してくれた。
俺にとってはありがたかった。
トイレで掻き出せるだけ出したが未だに残っている気がしてなら
ない。
 
腰は痛いし身体は怠くて授業どころではない。

帰りに教室に顔を出すとまだ大輔が残っていた。

「昼から教室こね~しどうしたんだよ?心配しただろ?」
「心配?なら…昼に何したか思い出せるよな?俺、イヤだって言っ
 たよな?」

問い詰めると焦りながら部活があるからと慌てて出て行ってしまっ
た。
都合が悪くなると逃げる癖は未だに煽っていないらしい。


「そいえば、大輔お前最近調子がいいな?やっぱりセフレの影響か?」
「ま~な。すっげー体調がよくてさ~、今ならなんでもできそうだ
 ぜ!」
「調子に乗んなよ?」
「へへへ」

バスケ部万年補欠だった大輔がメキメキ実力を発揮し、最近では補欠
じゃなくなっていた。

毎日のように家に通ってきてはセックスだけ求められ、それでも気持
ちよければそれでいいとさえ思えていた。

「なぁ~聞いてくれよ!今日な、レビュラー入りが決まったんだよ。
 すげーだろ?」

身体を揺さぶられ自慢げに話しかけてくる大輔は自身に溢れていて、
女性を抱いた事がないと焦っていた時とは大違いだった。

「あっ…もう、むりっ…ああぁっ…」
「もっといけるよな?もう一回いいだろう?」
「はぁ、はぁ、はぁ、少し、休ませて…それに、ルール忘れんなよ?」
「あぁ。ゴムをつけるんだっけ?分かってるって…くどいな~付けたら
 もう一回な?」

勝手に決めると精液のたっぷり入ったゴムを外すと口を縛り、新しい
ゴムを取りだしぎこちない手つきで付け始めた。

「あんまり上手くできねーんだよな~。稔~口でやってくれよ?いい
 だろ?」
「言い訳ねーだろ?そのくらい自分でつけれるようになれよ!付けれ
 ねーなら今日はここまでな!」
「いや、待って~。ちゃんと付けるって!」

大輔はモジモジとしながら不恰好にもゴムの装着をした。

「先端は空気抜けって言ったよな?まぁ…いいけどっ…ちょっ!」

ゴムをつけ終わると俺の足を掴み引き寄せるとさっきまで入っていた
孔へと性急に突き入れてくる。

「あぁっ…やぁっ…今はまだ敏感になってるからァ…あんっ!激しくし
 ないでぇ~」
「ゴム付けたらいいんだろう?気持ちいいぜ~おっと、締め付けすぎ
 だって!」

俺の事などお構いなしにガツガツと突き立ててくる。
腰が浮いて揺さぶられるのも毎日にもなれば慣れてくる。
あきらさんと違って高校生の性への執着は凄い事を改めて知ったのだった。
体力もそうだが、それ以上に俺も興奮していたんだと思う。

最近では玩具を入れなくても毎晩してれば慣れてきていた。
今は学校に玩具を入れていくこともなくなった。

そして、二人の間に明確なルールをもうけた。

それは…
学校では一切エッチはしない。
ゴムをしないなら、入れさせない。
ゴムは自分でつけれるようになる事。
俺たちの関係は他言無用である事。

3Pなどはごめんだ。

など、簡単な事だがなあなあになりがちな事をまとめた。
そして、セックスは親が家にいない時に限る。と付け加えた。

「はぁ~、疲れた~練習の後の運動は気持ちいいな~」
「運動って…俺はもう限界だ、終わったのならさっさと帰れよ!」
「そんな事言うなよ~セックスしてる仲だろ?俺達。」
「そうだな…勝手に来てセックスさせろって、したいだけして後片
 付けもしないで帰るんだもんな~?」

罰が悪そうに頭を掻くとシーツを丸めて洗濯機の中へと入れると俺を
抱き上げて風呂場へと連れていく。」

「洗ってやるって…」
「さっさと帰れよ!一人で入りたいから。」

俺はすぐに拒否ると追い返した。

このまま風呂場で第二ラウンドなどされたら本気で起きれなくなる可能性
がある。
まだ、明日も学校があるし最近は体調不良が多くて体育の授業はまともに
参加できていなかったのだ。

着替えようにも、胸や腰の至るところに赤い痕を残していくせいでいつも
風呂場でどこに付けられたら確認する必要があった。

そういえば最初にセックスした時に大輔に不思議そうに聞かれたっけ?

「なんでちんこの毛が生えてねーんだ?」
「あぁ。剃ってるんだよ。毛が生えてると扱く時痛いだろ?それに…舐めた
 時に口に毛が入っちゃうし…。」
「へ~確かに、たまに毛が痛てーよな~」
「うん…」

あの時はそうやって答えたけど、本当はただの習慣になってるだけ。
癖になってて、いつも剃ってしまうのだ。






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