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26 ひめごと
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大輔side
稔の状態が日に日に悪くなっていく。
自分にできる事はなんだろう?
健康な俺が側にいるせいで負い目を感じないだろうか?
いっそ、同じ苦しみがわかったらいいのに…。
思い立つとあきらさんに相談しに行った。
「俺さ、稔と同じになりたい。あいつの苦しみを少しでも
わかってあげたい」
「それは…何を言っているか分かっているのかい?」
「分かってるつもりだ。これ以上見ていられない…俺も同じ
なら少しは分かってあげられるし、寄り添えるだろ?」
「それは…君は治らないって分かってて…それでもいいのかい?」
「分かってる!分かってて言ってるんだ。あいつと触れ合えない
のは俺にうつしたくないからだろ?もう、なっちまえば一緒に
いられるじゃん?辛さも分かってあげられるし…」
しばらく考えていたが、あきらさんは了承してくれた。
「手のかかる息子を二人も持ってしまったようだ~」
とはにかみながら笑った。
そして、稔と交わった。
騙すようで、少し心が痛かったけど彼を抱いている時は本当に幸
せだった。
血だらけになって気を失うまでシテしまったのは少し誤算だった。
それから順調に来ていた。
だが、最近身体が重いと思うようになった。
疲れやすく、体力だけは自信があったがそれもすぐに無くなった。
最近では稔が心配しだした。
このままでは気づかれてしまいそうだ。
稔が点滴をしている間、俺も投薬治療をしている。
少しは楽になってはいる。
稔には効かなかった投薬治療が俺には効いているらしい。
皮肉なものだ…。
どうしても辛くなって、稔の前でカッコ悪いところを見せたくな
くて、病院へとやってきた。
そして家に帰ると、しまっていたはずの俺の薬が稔の部屋にあった。
これは完全にバレた事を示していた。
メールであきらさんにも知らせると、今日は早く帰って来てくれる
との返事だった。
稔の状態が日に日に悪くなっていく。
自分にできる事はなんだろう?
健康な俺が側にいるせいで負い目を感じないだろうか?
いっそ、同じ苦しみがわかったらいいのに…。
思い立つとあきらさんに相談しに行った。
「俺さ、稔と同じになりたい。あいつの苦しみを少しでも
わかってあげたい」
「それは…何を言っているか分かっているのかい?」
「分かってるつもりだ。これ以上見ていられない…俺も同じ
なら少しは分かってあげられるし、寄り添えるだろ?」
「それは…君は治らないって分かってて…それでもいいのかい?」
「分かってる!分かってて言ってるんだ。あいつと触れ合えない
のは俺にうつしたくないからだろ?もう、なっちまえば一緒に
いられるじゃん?辛さも分かってあげられるし…」
しばらく考えていたが、あきらさんは了承してくれた。
「手のかかる息子を二人も持ってしまったようだ~」
とはにかみながら笑った。
そして、稔と交わった。
騙すようで、少し心が痛かったけど彼を抱いている時は本当に幸
せだった。
血だらけになって気を失うまでシテしまったのは少し誤算だった。
それから順調に来ていた。
だが、最近身体が重いと思うようになった。
疲れやすく、体力だけは自信があったがそれもすぐに無くなった。
最近では稔が心配しだした。
このままでは気づかれてしまいそうだ。
稔が点滴をしている間、俺も投薬治療をしている。
少しは楽になってはいる。
稔には効かなかった投薬治療が俺には効いているらしい。
皮肉なものだ…。
どうしても辛くなって、稔の前でカッコ悪いところを見せたくな
くて、病院へとやってきた。
そして家に帰ると、しまっていたはずの俺の薬が稔の部屋にあった。
これは完全にバレた事を示していた。
メールであきらさんにも知らせると、今日は早く帰って来てくれる
との返事だった。
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