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私、ざまぁ系ヒロインに転生してしまったかも……!?
カイザー大陸
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「素養については学園入学時に報告義務がありますからね、いずれ侯爵家の負担で教会へ鑑定を依頼するつもり……の、はずですわ。
その報告を元に、一応入学直後のオリエンテーションで皆の前で鑑定を行うのが通例となっているそうですわ」
「……元は報告義務など無かったのですがね、中には魔力量が多すぎて、高価な鑑定魔導具の許容値を越えて壊してしまったり、はたまた微力過ぎて鑑定不能とされてしまったのが運悪く高位の貴族のご長男だったりと過去に何度かトラブルがあった故の事と聞きますが」
あー、やっぱり居たんだ。お約束を踏んだ運の悪い人が。
「なら、魔法関連はその鑑定後にやるべきかな。
それじゃあ先に地理と歴史中心に進めるか。
ガイアが造ったとされる大地は海に囲まれ、空に覆われている。
さて、その大地の総称……名前は?」
「カイザー大陸」
そう、まるで蝶ネクタイの様な形の大陸。
そして世界唯一の大陸。
……まぁ、唯一なんて思うのは私に前世の記憶があるからなんだろう。
船も航海技術も、大陸を三つの地方に分ける大河と、巨大な湖、そして大陸を囲う海の近海を航行するレベル。
海の果ては、かつての地球で信じられていた天動説の様に、滝になって流れ落ちているとされ、誰もその先へ行こうとはしない。
だって誰もその先があるなんて考えないから。
世界を創ったガイアがそうだと言ったと、精霊女王ティタニアの聖女となった方が証言した記録が残っている……らしいからね。
「正解。かつて、ガイアが創りし大地には全てのヒト族が差別なく暮らしていた。
まぁ、基本的にはそれそぞれの種族ごとに暮らし易い場所で集落を作り暮らしていた様だが。
しかし人が集まり生活をするとなれば、次第に統治者を必要とするのは必然。
やがて全ての種族が平和に暮らす楽園、カイザー帝国が誕生する。
そしてその国の名残が、この大陸の名だ」
「当時の皇帝は竜人族が代々担っていたそうですわ」
「文官としても武官としても優秀な人の多い、バランス良く能力の高い種族だからな、竜人族は。
そこに精霊と相性が良く頭脳労働の得意な者の多いエルフ族と、妖精と相性が良く肉体労働の得意な者の多い獣人族が手脚となって国を回し、その統治は長く続いた。
……が、能力や生活習慣の違いから、小さな諍いは絶えずあったとされているな。……その小さな諍いが長い時を経て大きな隔たりとなり、やがて争いが起きた。
結果、種族ごとに分かれて国を興しては争い、そして滅びまた新たに国を興すというサイクルを繰り返し、現在に至るわけだ」
「直近で一番新しくできた国が我がセイントランド聖国とフライハイト王国。かつてはシルヴェスター神聖国と言う一つの国だったんだけどね。
だからこそこのカイザー大陸の中心部をシルヴェスター地方と呼び、バーンズ湖の東側……セイントランド聖国のあるこちら側をシルイースト、西側のフライハイト王国のある方をシルウェストと呼ぶのは、そのかつての国でそう呼ばれていたからだ」
「ちなみにノーブル川で隔てられた北側の大地をサザーランド地方、ノエル川で隔てられた南側の大地をロイエンタール地方と呼ぶ」
「サザーランド地方には亜人の国が多く、ロイエンタール地方には各獣人族の王が治める王国を皇帝がまとめるリオン帝国がある」
そう、それが現在のウィルガイア、この世界の姿なのである。
その報告を元に、一応入学直後のオリエンテーションで皆の前で鑑定を行うのが通例となっているそうですわ」
「……元は報告義務など無かったのですがね、中には魔力量が多すぎて、高価な鑑定魔導具の許容値を越えて壊してしまったり、はたまた微力過ぎて鑑定不能とされてしまったのが運悪く高位の貴族のご長男だったりと過去に何度かトラブルがあった故の事と聞きますが」
あー、やっぱり居たんだ。お約束を踏んだ運の悪い人が。
「なら、魔法関連はその鑑定後にやるべきかな。
それじゃあ先に地理と歴史中心に進めるか。
ガイアが造ったとされる大地は海に囲まれ、空に覆われている。
さて、その大地の総称……名前は?」
「カイザー大陸」
そう、まるで蝶ネクタイの様な形の大陸。
そして世界唯一の大陸。
……まぁ、唯一なんて思うのは私に前世の記憶があるからなんだろう。
船も航海技術も、大陸を三つの地方に分ける大河と、巨大な湖、そして大陸を囲う海の近海を航行するレベル。
海の果ては、かつての地球で信じられていた天動説の様に、滝になって流れ落ちているとされ、誰もその先へ行こうとはしない。
だって誰もその先があるなんて考えないから。
世界を創ったガイアがそうだと言ったと、精霊女王ティタニアの聖女となった方が証言した記録が残っている……らしいからね。
「正解。かつて、ガイアが創りし大地には全てのヒト族が差別なく暮らしていた。
まぁ、基本的にはそれそぞれの種族ごとに暮らし易い場所で集落を作り暮らしていた様だが。
しかし人が集まり生活をするとなれば、次第に統治者を必要とするのは必然。
やがて全ての種族が平和に暮らす楽園、カイザー帝国が誕生する。
そしてその国の名残が、この大陸の名だ」
「当時の皇帝は竜人族が代々担っていたそうですわ」
「文官としても武官としても優秀な人の多い、バランス良く能力の高い種族だからな、竜人族は。
そこに精霊と相性が良く頭脳労働の得意な者の多いエルフ族と、妖精と相性が良く肉体労働の得意な者の多い獣人族が手脚となって国を回し、その統治は長く続いた。
……が、能力や生活習慣の違いから、小さな諍いは絶えずあったとされているな。……その小さな諍いが長い時を経て大きな隔たりとなり、やがて争いが起きた。
結果、種族ごとに分かれて国を興しては争い、そして滅びまた新たに国を興すというサイクルを繰り返し、現在に至るわけだ」
「直近で一番新しくできた国が我がセイントランド聖国とフライハイト王国。かつてはシルヴェスター神聖国と言う一つの国だったんだけどね。
だからこそこのカイザー大陸の中心部をシルヴェスター地方と呼び、バーンズ湖の東側……セイントランド聖国のあるこちら側をシルイースト、西側のフライハイト王国のある方をシルウェストと呼ぶのは、そのかつての国でそう呼ばれていたからだ」
「ちなみにノーブル川で隔てられた北側の大地をサザーランド地方、ノエル川で隔てられた南側の大地をロイエンタール地方と呼ぶ」
「サザーランド地方には亜人の国が多く、ロイエンタール地方には各獣人族の王が治める王国を皇帝がまとめるリオン帝国がある」
そう、それが現在のウィルガイア、この世界の姿なのである。
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本日78を公開するにあたって気付きましたので、77を正規の内容に変え、78を公開しました。
大変失礼いたしました。77から再度お読みいただくと話がちゃんとつながります。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
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