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私、ざまぁ系ヒロインに転生してしまったかも……!?
チート路線は回避しきれませんでした。
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「……一応侯爵家の分家に声をかけてはいるけれど。
あの人が今回の件を面白く思っていない事は既に知れ渡っていますからね……。
本家に睨まれたくない事なかれ主義の彼らのエスコートはほぼ絶望的でしょうね」
義母にも相談してみたのだけれど。
彼女もまた頭痛を堪えるようにこめかみを指で揉みほぐしている。
……だいぶお疲れの様だ。ちょっと申し訳なく思い、
「気休め程度ではありますが、ルノーに精神疲労回復の魔法を使って貰いましょうか?」
「お願いしようかしらね。
あれからあの人の散財が更に増していて……。
流石に今日明日にも傾くとは言わないけれど、あまり続く様だと少し厳しくてね、やりくりが大変でね」
「ルノー、お願いできる?」
「うん、分かった~♪
あ、それとね、闇の精霊王様から伝言~!
その、『えすこーと』? だけど、皆興味津々で。でも流石に精霊王様総出で行くのは色々マズいから、大精霊をそれぞれ一人派遣したいんだって。
よく分かんないけど、大丈夫そうなら僕から返事しておくよ?」
「ん……? それってつまり六人がかりででエスコートされるって事?」
「あー、闇は僕が居るから……、五人かな?」
普通エスコート役って一人につき一人が当たり前。
両手に花状態で居れば当然目立つ。
それが、まさかの五人がかり!
目立つどころの騒ぎじゃないわ。せっかく鑑定の結果を誤魔化したのに!
だけど、精霊女王ティターニア様は創造神ガイア様の代弁者で、精霊族はその配下。
人族とは明確に異なる、世界を管理し動かす存在。
それも精霊王やら大精霊クラスの要請を安易に無下には出来ないんだけど……。
「あの……、せめてもう少し人数絞れませんかね……?」
「うーん、皆契約して欲しくて仕方ないみたい。
事前に契約したなら、他の精霊は遠慮すると思うよ?
闇の大精霊様も僕が居るから遠慮してくれたんだし」
そして交渉の結果。
「おう、これから宜しくな、フィリーネ!」
テンプレ熱血体育会系キャラの火の大精霊ファロンと。
「私も、光の程ではありませんが、癒やしの魔法も使えます。どうぞお役立て下さい」
涼しい顔のインテリ青髪長髪の美青年な水の大精霊、ウォルターと。
私は精霊二人がかりでのエスコートが決定してしまった。
「一応事前にジークリンデ様とマルグリット様にはお知らせしてあるけど、私も彼女達も当日は婚約者がエスコート約だから……、あまりフォローしきれないかも知れないわ。
間違いなく騒ぎになるし……、心配だわ……」
「私もあの人がパートナーですから……。
いつもならあの人、会場入りしてしまえば若い娘と踊るか、男性同士のお付き合いに忙しくなるのですけど。
こうなるとどう動くか予想できませんわ……」
「でも、大精霊様が隣に居られるのに、滅多な事を言える勇者が果たしてこの国の貴族に居るかしら? 居たら勇気というより蛮勇をお持ちの愚か者でしょうけど……残念な事に有り得そうで恐ろしいわ」
「夜会には教会の偉い方も出席なさるから……、流石に大精霊様に暴言を吐く様な方は神職様にお叱りを受けるのではなくて?」
お義母様とロジーネお義姉様が恐ろしい会話を続けているんだけど。
あぁ、もう……。参加する前から既に疲れてきたよ……
「回復しましょうか?」
「いや、今はいいよ。
夜会の後にお願いするわ……」
夜会後に正気を保てていたら、多分……ね……。
あの人が今回の件を面白く思っていない事は既に知れ渡っていますからね……。
本家に睨まれたくない事なかれ主義の彼らのエスコートはほぼ絶望的でしょうね」
義母にも相談してみたのだけれど。
彼女もまた頭痛を堪えるようにこめかみを指で揉みほぐしている。
……だいぶお疲れの様だ。ちょっと申し訳なく思い、
「気休め程度ではありますが、ルノーに精神疲労回復の魔法を使って貰いましょうか?」
「お願いしようかしらね。
あれからあの人の散財が更に増していて……。
流石に今日明日にも傾くとは言わないけれど、あまり続く様だと少し厳しくてね、やりくりが大変でね」
「ルノー、お願いできる?」
「うん、分かった~♪
あ、それとね、闇の精霊王様から伝言~!
その、『えすこーと』? だけど、皆興味津々で。でも流石に精霊王様総出で行くのは色々マズいから、大精霊をそれぞれ一人派遣したいんだって。
よく分かんないけど、大丈夫そうなら僕から返事しておくよ?」
「ん……? それってつまり六人がかりででエスコートされるって事?」
「あー、闇は僕が居るから……、五人かな?」
普通エスコート役って一人につき一人が当たり前。
両手に花状態で居れば当然目立つ。
それが、まさかの五人がかり!
目立つどころの騒ぎじゃないわ。せっかく鑑定の結果を誤魔化したのに!
だけど、精霊女王ティターニア様は創造神ガイア様の代弁者で、精霊族はその配下。
人族とは明確に異なる、世界を管理し動かす存在。
それも精霊王やら大精霊クラスの要請を安易に無下には出来ないんだけど……。
「あの……、せめてもう少し人数絞れませんかね……?」
「うーん、皆契約して欲しくて仕方ないみたい。
事前に契約したなら、他の精霊は遠慮すると思うよ?
闇の大精霊様も僕が居るから遠慮してくれたんだし」
そして交渉の結果。
「おう、これから宜しくな、フィリーネ!」
テンプレ熱血体育会系キャラの火の大精霊ファロンと。
「私も、光の程ではありませんが、癒やしの魔法も使えます。どうぞお役立て下さい」
涼しい顔のインテリ青髪長髪の美青年な水の大精霊、ウォルターと。
私は精霊二人がかりでのエスコートが決定してしまった。
「一応事前にジークリンデ様とマルグリット様にはお知らせしてあるけど、私も彼女達も当日は婚約者がエスコート約だから……、あまりフォローしきれないかも知れないわ。
間違いなく騒ぎになるし……、心配だわ……」
「私もあの人がパートナーですから……。
いつもならあの人、会場入りしてしまえば若い娘と踊るか、男性同士のお付き合いに忙しくなるのですけど。
こうなるとどう動くか予想できませんわ……」
「でも、大精霊様が隣に居られるのに、滅多な事を言える勇者が果たしてこの国の貴族に居るかしら? 居たら勇気というより蛮勇をお持ちの愚か者でしょうけど……残念な事に有り得そうで恐ろしいわ」
「夜会には教会の偉い方も出席なさるから……、流石に大精霊様に暴言を吐く様な方は神職様にお叱りを受けるのではなくて?」
お義母様とロジーネお義姉様が恐ろしい会話を続けているんだけど。
あぁ、もう……。参加する前から既に疲れてきたよ……
「回復しましょうか?」
「いや、今はいいよ。
夜会の後にお願いするわ……」
夜会後に正気を保てていたら、多分……ね……。
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