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私、ざまぁ系ヒロインに転生してしまったかも……!?
ヒロイン役はお断りですよ!
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「フィリーネ、お茶が入りましたよ?」
「フィリーネ! 菓子が焼き上がったぞ! どうだこの芸術的な火加減!」
「あ、ありがとう……」
大精霊二人と契約してから。
勉強会の合間にも、何かと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。
……えーと、大精霊との契約ってこんなだったっけ?
「ンな訳ないだろう」
「……だよね。うん、分かってた」
ミヒャエルの冷静な突っ込みに、敢え無く崩れ落ちる。
「大精霊どころか大妖精とだって、素養や相性があって契約できる者は限られている。
ましてや大精霊……、しかも二属性も……。
普通は――言葉は悪いがご機嫌伺いしつつお願いするものなのに。
こんな、執事喫茶の店員みたいな……」
「執事喫茶?」
「ああ、フライハイト王国で一時期流行った飲食店だよ。
貴族の生活に憧れる娘さん方をターゲットに、眉目秀麗な男に執事服着せてそれらしく接客させるの。
モノホン執事に言わせりゃ突っ込み処満載らしいが、手軽にお嬢様気分を味わえると店は人気だったな……。
男で入りたがる奴はほぼ居なかったけど。
甘い物好きの男でも、女連れでも――むしろ女連れの男こそデート先に選びたくない店だったろうな……。
逆にメイド喫茶ってのもあったが、そっちは女も普通に居たのにな」
「へぇ、ちょっと興味あるわね。
受検の後にでも行ってみようかしら?」
「……僕は行かないからな」
「あら、私は少し興味あるな、それ。
あ、執事の方じゃなくてメイド喫茶の方ね。
私の専属はカイだから。
一応身繕いの為の侍女も居るには居るが、メイドにチヤホヤってちょっと憧れるな」
マルグリット様が可愛らしいメイドにチヤホヤ……。
なんかイケない扉を開いてしまう少女達が出ないか少し心配になるわね……。
「それは、安心しました。
商売の意図は理解しますが。
お嬢様の護衛が優先任務とはいえ、私も執事として誇りを持って仕事をしておりますからね。
なんちゃって執事に喜ばれたら私の自尊心は粉々ですよ……」
そう。
落ちようと受かろうと、入試はフライハイト王国の学園で行われる。
だから少なくともその一度はフライハイト王国の土を踏める。
勿論落ちるつもりはないけれど。
試験が終わるまでは当然遊ぶ余裕なんかあるはずないけど。
試験が終わった後、帰りの船に乗り込むまでの間に少しだけ遊ぶ余裕がある。
「何、我らは好きでしているのだ。フィリーネが気にする事はない。
むしろ羨ましがられているからな……。
今後は契約を願う者が列をなしそうで……牽制に忙しくなるな!」
「そうですね。同属性の者は……精霊王様を除き諦めましたが、他属性の者は次の機会を虎視眈々と狙っていますから」
その二人の言葉に、ロジーネお義姉様とジークリンデ様は呆れた微笑みを浮かべ、マルグリット様は素直に尊敬の眼差しをこちらへ向けてくる。
……うぅ、何かむず痒いよ~!
「その二人を連れて会場入りするとは……まさにお伽噺のお姫様みたいだな」
「いや、我ら二人ではない。あくまで我らは二番手・三番手だからな。
最初の契約精霊はルノーとルドルフだ。
三人と一匹だ。」
まぁ、背丈と体型からエスコートは我らの仕事となろうが」
「私、精霊王様の巫女様のお話の絵本を読んで貰った事があったのですけれど。
当時は巫女様に憧れたものですけど……、まさか現実にある意味それより凄いかもしれない画を見る事になるとは思いませんでしたわ……」
いやいやいや。お伽噺のヒロイン役は、私、全力で拒否させて貰いますから~!
「フィリーネ! 菓子が焼き上がったぞ! どうだこの芸術的な火加減!」
「あ、ありがとう……」
大精霊二人と契約してから。
勉強会の合間にも、何かと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。
……えーと、大精霊との契約ってこんなだったっけ?
「ンな訳ないだろう」
「……だよね。うん、分かってた」
ミヒャエルの冷静な突っ込みに、敢え無く崩れ落ちる。
「大精霊どころか大妖精とだって、素養や相性があって契約できる者は限られている。
ましてや大精霊……、しかも二属性も……。
普通は――言葉は悪いがご機嫌伺いしつつお願いするものなのに。
こんな、執事喫茶の店員みたいな……」
「執事喫茶?」
「ああ、フライハイト王国で一時期流行った飲食店だよ。
貴族の生活に憧れる娘さん方をターゲットに、眉目秀麗な男に執事服着せてそれらしく接客させるの。
モノホン執事に言わせりゃ突っ込み処満載らしいが、手軽にお嬢様気分を味わえると店は人気だったな……。
男で入りたがる奴はほぼ居なかったけど。
甘い物好きの男でも、女連れでも――むしろ女連れの男こそデート先に選びたくない店だったろうな……。
逆にメイド喫茶ってのもあったが、そっちは女も普通に居たのにな」
「へぇ、ちょっと興味あるわね。
受検の後にでも行ってみようかしら?」
「……僕は行かないからな」
「あら、私は少し興味あるな、それ。
あ、執事の方じゃなくてメイド喫茶の方ね。
私の専属はカイだから。
一応身繕いの為の侍女も居るには居るが、メイドにチヤホヤってちょっと憧れるな」
マルグリット様が可愛らしいメイドにチヤホヤ……。
なんかイケない扉を開いてしまう少女達が出ないか少し心配になるわね……。
「それは、安心しました。
商売の意図は理解しますが。
お嬢様の護衛が優先任務とはいえ、私も執事として誇りを持って仕事をしておりますからね。
なんちゃって執事に喜ばれたら私の自尊心は粉々ですよ……」
そう。
落ちようと受かろうと、入試はフライハイト王国の学園で行われる。
だから少なくともその一度はフライハイト王国の土を踏める。
勿論落ちるつもりはないけれど。
試験が終わるまでは当然遊ぶ余裕なんかあるはずないけど。
試験が終わった後、帰りの船に乗り込むまでの間に少しだけ遊ぶ余裕がある。
「何、我らは好きでしているのだ。フィリーネが気にする事はない。
むしろ羨ましがられているからな……。
今後は契約を願う者が列をなしそうで……牽制に忙しくなるな!」
「そうですね。同属性の者は……精霊王様を除き諦めましたが、他属性の者は次の機会を虎視眈々と狙っていますから」
その二人の言葉に、ロジーネお義姉様とジークリンデ様は呆れた微笑みを浮かべ、マルグリット様は素直に尊敬の眼差しをこちらへ向けてくる。
……うぅ、何かむず痒いよ~!
「その二人を連れて会場入りするとは……まさにお伽噺のお姫様みたいだな」
「いや、我ら二人ではない。あくまで我らは二番手・三番手だからな。
最初の契約精霊はルノーとルドルフだ。
三人と一匹だ。」
まぁ、背丈と体型からエスコートは我らの仕事となろうが」
「私、精霊王様の巫女様のお話の絵本を読んで貰った事があったのですけれど。
当時は巫女様に憧れたものですけど……、まさか現実にある意味それより凄いかもしれない画を見る事になるとは思いませんでしたわ……」
いやいやいや。お伽噺のヒロイン役は、私、全力で拒否させて貰いますから~!
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本日78を公開するにあたって気付きましたので、77を正規の内容に変え、78を公開しました。
大変失礼いたしました。77から再度お読みいただくと話がちゃんとつながります。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
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