11 / 19
11話Let's家事!
しおりを挟む
「キミたちはいつもこうなの?」
「いや、いつもと言っても会ったのは昨日で……」
「そうだよね。昨日会ったばっかりなんだよね」
「は、はい……」
「なら尚更、節度ってものがあるとおもうんだけどなぁ~」
「ごもっともです……」
「特にハルトはセクハラなんだけどなぁ~自覚あるのかなぁ~」
「うぅ」
あれからレイさんに正座させられて延々と説教?をされている
「ハルトがそんなだと、ボクはこの先が心配だよ……」
ハァとため息をつくレイさん
「別に僕の将来にレイは関係ないじゃないか……」
ハルトが口をとがらせて言う
「うるさいなあ!別に心配くらい誰でもするよ!」
まったくと目をハルトから壁に向けたレイさんは固まった。
「レイ?」
「レイさん…?」
と、次の瞬間
「ぁぁああああああ!」
「わっ!」
「びっくり…した」
「どうしたんだよレイ…」
「どうしたもこうしたも、ハルト!時間無い!早く仕度して!」
「ぁぁああああああ!マズい!」
そこからドタバタと仕度した二人は、
「「いってきまぁぁあす!」」
といって、疾風の如く家から出ていった。
「・・・いってらっしゃいませ…」
遠くから
ハルトがヘンなコトするから!
レイだって説教長過ぎだよ!
という声が聞こえてくる。
とりあえず扉の鍵を閉めておく
二人はどうしてあんなに急いでいるのだろうか?わたしにはわからないけど、やれる事は…いや、やらなくてはならないことならある。
掃除、洗濯etc…さしあたってまずは、
「お皿…洗わなくちゃ…」
ハルトがテーブルに残していった(トーストは完食していった)皿をシンクまで持っていき、スポンジに洗剤を付けて洗っていく。
次は掃除
掃除機の場所がわからなかったので、家の探索を開始する。数分後無事に見つけ、掃除機をかける。今日は掃除機だけにして、明日は窓なんかも拭こう。
わたしは掃除をするために書斎に向かった。
書斎にはたくさんの本があり、掃除をしながらも気になってしまい、ついチラチラと見てしまう。わたしは読書は勿論、棚に並ぶ本を眺めることも好きなので、書店なんかには何度通ったかわからない。
本棚の右端、上から4番目の棚に置かれている本の、なにもかかれていない背表紙が目がとまる。
わたしが手を伸ばして取れる位の棚にあるその本は、何故か懐かしさとわずかな痛みを感じさせた。
書斎を後にしたわたしは、先程の本のことを思い出しながら他の部屋の掃除に向かう。
確か、あの本のタイトルはーーー
「いや、いつもと言っても会ったのは昨日で……」
「そうだよね。昨日会ったばっかりなんだよね」
「は、はい……」
「なら尚更、節度ってものがあるとおもうんだけどなぁ~」
「ごもっともです……」
「特にハルトはセクハラなんだけどなぁ~自覚あるのかなぁ~」
「うぅ」
あれからレイさんに正座させられて延々と説教?をされている
「ハルトがそんなだと、ボクはこの先が心配だよ……」
ハァとため息をつくレイさん
「別に僕の将来にレイは関係ないじゃないか……」
ハルトが口をとがらせて言う
「うるさいなあ!別に心配くらい誰でもするよ!」
まったくと目をハルトから壁に向けたレイさんは固まった。
「レイ?」
「レイさん…?」
と、次の瞬間
「ぁぁああああああ!」
「わっ!」
「びっくり…した」
「どうしたんだよレイ…」
「どうしたもこうしたも、ハルト!時間無い!早く仕度して!」
「ぁぁああああああ!マズい!」
そこからドタバタと仕度した二人は、
「「いってきまぁぁあす!」」
といって、疾風の如く家から出ていった。
「・・・いってらっしゃいませ…」
遠くから
ハルトがヘンなコトするから!
レイだって説教長過ぎだよ!
という声が聞こえてくる。
とりあえず扉の鍵を閉めておく
二人はどうしてあんなに急いでいるのだろうか?わたしにはわからないけど、やれる事は…いや、やらなくてはならないことならある。
掃除、洗濯etc…さしあたってまずは、
「お皿…洗わなくちゃ…」
ハルトがテーブルに残していった(トーストは完食していった)皿をシンクまで持っていき、スポンジに洗剤を付けて洗っていく。
次は掃除
掃除機の場所がわからなかったので、家の探索を開始する。数分後無事に見つけ、掃除機をかける。今日は掃除機だけにして、明日は窓なんかも拭こう。
わたしは掃除をするために書斎に向かった。
書斎にはたくさんの本があり、掃除をしながらも気になってしまい、ついチラチラと見てしまう。わたしは読書は勿論、棚に並ぶ本を眺めることも好きなので、書店なんかには何度通ったかわからない。
本棚の右端、上から4番目の棚に置かれている本の、なにもかかれていない背表紙が目がとまる。
わたしが手を伸ばして取れる位の棚にあるその本は、何故か懐かしさとわずかな痛みを感じさせた。
書斎を後にしたわたしは、先程の本のことを思い出しながら他の部屋の掃除に向かう。
確か、あの本のタイトルはーーー
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる