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第5話
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許可を得たカブは今度こそ遠慮なく、橋爪を握った手を熱心に上下させた。完全に勃ち上がった固い肉の感触を、思うまま楽しんでいる。
その動きには橋爪を感じさせるような手管は無かったが、子供のような無邪気な動きが新鮮で、かえって煽られる。橋爪は漏れそうになる呻きを堪え、腹に力を入れた。
「あっすごい! 腹筋も一緒にビクビクなってる! かっこいい!」
はしゃぎ、うっとりしながら、カブは片手で橋爪の腹筋を撫で、もう片方の手で休まずに勃起を扱いた。まるで、愛しくてたまらないとでもいうかのように。
熱心に扱かれた橋爪の屹立は、遂には半透明の粘液を滲ませ始めてしまう。カブの口の穴からは、興奮を隠せない息遣いがハァハァと漏れていた。
「あぁ……橋爪さんの、出てる……はぁ……え、えっちだ……」
カブは指先で粘液を擦り取ると、橋爪の怒張に塗り広げる。その熱心な手つきが卑猥で、橋爪の喉がぐぅと音を立てた。日に焼けた頬がぴくりと震える。
稚拙ながら熱の篭った手つきに唆され、もはや橋爪も完全に欲情していた。久しぶりの他人の手をじっくり味わおうと、軽く目を閉じてタクシーの天井を仰ぐ。
だが、次の瞬間。
「うがっ!」
橋爪の口から野太い悲鳴が漏れた。これまで感じたことのない種類の痛みが、敏感な丸みを襲ったのだ。
慌てて股間に視線を落とせば、カブの後頭部、というか、カブそのものが橋爪の股間に乗っかっている。
「んー! 入んないぃー!」
カブのくぐもった声が股間に響く。敏感な箇所が圧迫され、ざらざらしたもので擦られる痛みに、橋爪は遅まきながら事態を悟った。
「あだだだだっ! こら! 無理だ! 穴の幅考えろ!」
がしっとカブ頭を掴み、無理矢理股間から引き剥がす。ざりっとした嫌な感触と共に離れたカブは、至極不満そうに見えた。
「だって、手じゃ足りないよ。橋爪さんのコレ、もっと味わいたいもん」
だからといって、明らかにサイズが合っていない楕円形の穴に捻じ込むのはどうかと思う。
生野菜の断面で擦られるというレアな経験をした『橋爪さんのコレ』は、残念ながら痛みで芯を失ってしまっていた。先走りと若干の野菜汁で汚れ、ふにゃりと項垂れたものを車中に晒しているのも居心地が悪く、持ち主の手でそそくさと下着の中にしまわれる。
「ったく、無茶しやがって。いてぇだろうが」
男相手にその気になってしまった照れもあり、橋爪はぶっきらぼうに文句を言った。だがそれでも、肩を落としたカブの口周辺を、少々乱暴に親指の腹で拭う。口でしようとしてくれたこと自体は、なんだかんだ結構嬉しいものだ。
カブの口部分に開いた穴の縁を強く擦ると、大根に似た瑞々しい香りが仄かに車内に広がった。そのリアルな野菜感に、橋爪は思わず「ぷっ」と噴き出してしまう。
ジャッコランタンの穴にちんこを突っ込むなんて、どう考えてもシュールすぎる。
「いや悪い。野菜にフェラされたんじゃ、おかしくってどっちみち萎えちまうなと」
失礼な言い様に怒るかと思われたが、しょんぼりした様子だったカブも、つられるように笑い出した。
「ふっ、ふふっ、確かに無理があるかも。お野菜フェラって新しすぎる」
『お野菜フェラ』という造語のゴロの良さに、橋爪は今度こそ声を出して笑った。
その動きには橋爪を感じさせるような手管は無かったが、子供のような無邪気な動きが新鮮で、かえって煽られる。橋爪は漏れそうになる呻きを堪え、腹に力を入れた。
「あっすごい! 腹筋も一緒にビクビクなってる! かっこいい!」
はしゃぎ、うっとりしながら、カブは片手で橋爪の腹筋を撫で、もう片方の手で休まずに勃起を扱いた。まるで、愛しくてたまらないとでもいうかのように。
熱心に扱かれた橋爪の屹立は、遂には半透明の粘液を滲ませ始めてしまう。カブの口の穴からは、興奮を隠せない息遣いがハァハァと漏れていた。
「あぁ……橋爪さんの、出てる……はぁ……え、えっちだ……」
カブは指先で粘液を擦り取ると、橋爪の怒張に塗り広げる。その熱心な手つきが卑猥で、橋爪の喉がぐぅと音を立てた。日に焼けた頬がぴくりと震える。
稚拙ながら熱の篭った手つきに唆され、もはや橋爪も完全に欲情していた。久しぶりの他人の手をじっくり味わおうと、軽く目を閉じてタクシーの天井を仰ぐ。
だが、次の瞬間。
「うがっ!」
橋爪の口から野太い悲鳴が漏れた。これまで感じたことのない種類の痛みが、敏感な丸みを襲ったのだ。
慌てて股間に視線を落とせば、カブの後頭部、というか、カブそのものが橋爪の股間に乗っかっている。
「んー! 入んないぃー!」
カブのくぐもった声が股間に響く。敏感な箇所が圧迫され、ざらざらしたもので擦られる痛みに、橋爪は遅まきながら事態を悟った。
「あだだだだっ! こら! 無理だ! 穴の幅考えろ!」
がしっとカブ頭を掴み、無理矢理股間から引き剥がす。ざりっとした嫌な感触と共に離れたカブは、至極不満そうに見えた。
「だって、手じゃ足りないよ。橋爪さんのコレ、もっと味わいたいもん」
だからといって、明らかにサイズが合っていない楕円形の穴に捻じ込むのはどうかと思う。
生野菜の断面で擦られるというレアな経験をした『橋爪さんのコレ』は、残念ながら痛みで芯を失ってしまっていた。先走りと若干の野菜汁で汚れ、ふにゃりと項垂れたものを車中に晒しているのも居心地が悪く、持ち主の手でそそくさと下着の中にしまわれる。
「ったく、無茶しやがって。いてぇだろうが」
男相手にその気になってしまった照れもあり、橋爪はぶっきらぼうに文句を言った。だがそれでも、肩を落としたカブの口周辺を、少々乱暴に親指の腹で拭う。口でしようとしてくれたこと自体は、なんだかんだ結構嬉しいものだ。
カブの口部分に開いた穴の縁を強く擦ると、大根に似た瑞々しい香りが仄かに車内に広がった。そのリアルな野菜感に、橋爪は思わず「ぷっ」と噴き出してしまう。
ジャッコランタンの穴にちんこを突っ込むなんて、どう考えてもシュールすぎる。
「いや悪い。野菜にフェラされたんじゃ、おかしくってどっちみち萎えちまうなと」
失礼な言い様に怒るかと思われたが、しょんぼりした様子だったカブも、つられるように笑い出した。
「ふっ、ふふっ、確かに無理があるかも。お野菜フェラって新しすぎる」
『お野菜フェラ』という造語のゴロの良さに、橋爪は今度こそ声を出して笑った。
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