第二の人生、公爵令嬢として頑張りますぅ?

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対岸の火事って思う内はいいけどね

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えーーーーーーー!!!

「以上です。」

頭真っ白になっている状態で終わった。
なんで皇后陛下が?
日記にはそんなの書かれてなかったのに!

「我らが偉大なる神ノーダムの代理人たる神使様に、クルト・デル・ミルボーンのご子息が学園にて述べた供述とその後司祭に告げた真実を提出致します。」

あの後、眼鏡は司祭にピンクとの事を全部吐いたんだよ。
神前裁判の詳細を知らなくても大まかには知ってるからね。

「次の神義者を呼びなさい。」

次に入ってきたのはターヘル侯爵令嬢。

「ニルバ・デル・ターヘル、聖玉に手を置きなさい。では始めなさい。」

「ターヘル様、私に関する事、学園での事、知っている事を全て話して下さい。」

「わたくしはクルト様が噂を流しているのも、平民の生徒を脅しているのも薄々知っていました。サウスリアナ様が皇太子殿下の婚約者になって羨ましかったのです。でも皇太子殿下や他の貴族子息を味方につけてサウスリアナ様を追い詰めるのを楽しんだのは初めだけです。途中からキリカさんが怖くなったんです!」

聖玉は灰色と茶のマーブルからと藍に変わった。

「どういう意味ですか?」

ピンクが怖い?まあ、男をたらし込む手腕は怖いけど。

「キリカさんが皇太子殿下と側近の方達に階段から突き落とされた時の会話を聞いたんです。

『私、見てしまったんです。でも·····』って言っててキーク様が『あの女に突き落とされたんだな』って聞くと『止めて、あの方だってこんな事したくないはずよ』って言ってたけど殿下に泣きながら言うから殿下達はサウスリアナ様が犯人だって信じてた。

それを見てゾッとしたの。
だって1度もサウスリアナ様の名前出さずに10人近くいる男子生徒をサウスリアナ様が犯人だって信じさせたのよ!彼女の言い分だけで!
もしわたくしが何か言えば標的が自分に変わるのが怖かった!
殿下が関わってるのに誰を信じていいかも分からなかったのよ!!」

泣きながら告げた。誰だって面白がってるうちは良いけど、それが自分に向くのが現実味を帯びると怖いよね。
でもあんたが怖がってる事をリアナはされてたんだよ。


「以上です。」


次はブノーセクノ(ロリコン)だったんだけど·····

「俺は彼女の為にやったんだ。キリカがいつもお前に苛められて泣いていたから、助けてやらないと。皇太子じゃなく俺が1番頼りになるって縋って来てーーー」

こんな感じで個人名を言わないと行けないのに、彼女とかお前とか注意されても直さないし、延々自分がどれだけピンクにあいされてるかの自慢話だから、エジエル様に裁判の陳述が不可能として教会の騎士に連れられて言った。聖玉はずーっと真っ赤で嘘はなかったらしい。

一時休廷をしてくれた。


つ、疲れた。




###ここから先は聖玉の色の説明があります。
想像で楽しみたい方は閉じて下さい。


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  ※  補足

聖玉の色

赤ー愛(妄執、執着含む)
黒ー憎しみ、
灰色ー嫉妬
白ー純粋、喜び
青ー悲しみ
紫ー怒り
藍ー不安、恐怖
黄色ー欲望
茶ー嘲り、負の喜び
緑ー安心、信頼
金ー尊敬、畏れ
銀ー懐古

点滅ー嘘
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