私の魔力は2ですから〜婚約者を妹に取られて、家族に奴隷のように扱われてる私が何故か魔王候補達に迫られる〜

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6、vsコブリー&アルフレッド、後始末(ざまぁ)

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「ーーーヒッッッッ??!!」

「ーー痛ッッッ!!」

「………?」

結界内で起きた爆発は凄まじく、結界内に隙間なく広がっていく……つまり私達二人の逃げ場も無いわけだ、目の前に迫り来る爆炎、手を前にして目を瞑るしか出来ない………しかし、いつまで経っても予想した爆炎の衝撃は無く、不思議に思って目を開ける、私を庇うように前に立っているレクス、いや、、爆炎から身を挺して私を守ってくれたようだ、しかしそれはつまり…………。

「ケフッッッ、全くやり過ぎだリレイ………初級魔法でここまでのダメージを貰うとはな………」

「な、何で……私なんかを……守るの……?」

「………何言ってるんだ?、パートナーを守るのは体の頑丈な魔族の仕事だろ?」

「ーーーッッッッ\\\\」

火傷傷を体の節々に負っている彼は黒い息を吐きながらぼやくレクス、何で私なんかを守ったのかと聞くと、パートナーを守るのは魔族の仕事と返答される、その青臭い理論に私は………不覚ながらも胸がときめてしまう。

「さてと………とりあえず俺達の勝ちだな」

「……そう、みたいだね……」

結界の外で二人仲良く気絶しているコブリーとアルフレッドを見て、私達は勝利を実感した。

「………何やってるの?」

「賭けを遵守させようと思ってな」

「………?」

「リレイに暴行をしたり、その手伝いをしたりした場合、そっくりそのまま自分に返ってくる呪いをかけておいた、………ま、一回きりだけどな」

「そ、そう………」

気絶する二人に何かの魔法をかけるレクス、どうやら二人を全く信じていないようだ、呪いをかける彼。

「……大丈夫、こいつらが守ってくれればこんな呪い、ただのコケ脅しだよ」

「あ、あはははは……」

レクスは絶対守らないと確信しているくせにコケ脅しと言いながら黒い笑顔を浮かべる、私は愛想笑いを返すことしかできない。

「………お前にも魔法をかけていいか?」

「へ?、い、いやいやいや、嫌だよそんなのッッッッ!!!!!」

「こいつらにかけた呪いとは違う、いや、全く無関係というものでは無いがな………こいつらの呪いが発動したら、連鎖的に発動する魔法だ………安全な所まで転移をする」

「あ、ああ……なるほど」

私にまで呪いをかけるつもりなのか、全力で遠慮するが、どうやらそういう事では無いらしい、彼らにかけた呪いが発動したら、安全な所まで転移するとの事………確かに呪いが発動したら逆ギレした彼らに何をされるかわかったものではない。

「………どうする?、リレイが嫌ならやめるが……」

「お、お願いします……」

「そうか、良かった」

アフターケアまで行き届いている彼の申し出を断る理由がなく、彼に魔法をかけて貰った、そのまま彼らを保健室まで届けた後、残りの授業を消化、あっという間に下校時刻、部活に所属している生徒以外は全て帰宅しだす。

「えっと、一緒に……帰る?」

「悪い、俺は学生寮だからここでお別れだ」

「あ、そうなんだ……じゃあね」

「ああ、また明日………」

………この学院でもう二度としないと思っていたやり取りに高鳴る胸、にやけそうになる顔をなんとか抑え、帰宅する私。

「………あれ、そういえばなんでレクスの魔法、あんなに威力高かったんだろ………あ、もしかしてレクスって少ない魔力でも効率よく威力を高めて魔法を放てるのかな、だからあんな自信満々だったんだ」

もう学院が見えなくなる地点で私は今更ながら先ほどの魔法の威力に首を捻る、だが、その疑問はすぐに解決した、きっと彼がなんとか勝てるよう頑張ってくれたのだと、すぐさま納得する。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「恥かかせてくれたわね……」

「…………」

「全く、一体どんなイカサマをしたんだい?」

……レクスの思った通りというか、何というか、コブリーは帰ってくるなり私に詰め寄ってくる、アルフレッドも一緒だ。

「………と、とりあえず二人共、私に乱暴はしない方が良いよ、全部貴方達に返ってくるから……」

「「は?…………クククク、アハハハハハハ!!!」」

とりあえず、彼らに忠告する私、ポカンとする彼ら、数秒後、爆笑しだす。

「そんな訳わかんない脅し、鵜呑みにすると思った????!!、ばーーーか!!」

「そ、そこまで言ったら可哀想だよハニー、ククク」

「ほ、本当なの、だから、私に乱暴はやめて」

ここまでヒートアップしたコブリーやアルフレッドが一体どんなことをするのか、想像もつかない………確かに彼らは嫌いだが、それでも取り返しのつかない怪我を負ったら気分が悪い、必死に訴えかけるも相手にしない二人。

「はいはい、それじゃあ試してみようか」

「間違っても私に当てないでよ」

「原初の炎よ!強者と弱者、真理の連鎖、獣の刹那の空腹を満たすため、獲物の血肉を焼き焦がせ!!!!炎球フレアボール

「ーーーッッッッ???!!」

私を押さえつけるコブリー、詠唱をし始めるアルフレッド、まさか魔法まで使い始めるとは流石に予想できなかった、一応、万が一外れてもコブリーに当たる確率が低確率な私の腹へと発射される、着弾した瞬間、私はどこかへ転移される。



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