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141の少し後 ナッツとシェフと応援団
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「ねぇ、サーダさんは実際ナッツの事どう思ってんの?」
「うむ。お前が教えてくれたキャビアやフォアグラのように貴重で珍重だと思っているが…何の話だ、アッシュ。」
「貴重…いいじゃん。珍重…いいのか?いやいや、あんなに健気に想われてさぁ…、男同士って言っちゃったらあれなんだけど、僕とユーリだってそうなんだし…、絆されたりしないの?」
日増しにイライラしているナッツが気の毒すぎて…僕は裏から軽く援護射撃だ。
さすがにナッツが可哀そうだよ、サーダさん…
「健気に想われ…、何のことだ?」
「ウソっ!嘘でしょ!気付いてないの ⁉ いやいや…ナイから…、あんなに分かり易いじゃん!好き好きビームが駄々洩れじゃん!身の周りだってあんなにお世話してくれてるのにただのお人好しだと思ってんの ⁉」
「ナッツが世話焼きなのは昔から変わらない。…ふむ、少しばかり距離が近いと思ったことはあるな。すぐ抱きついて来たり、レシピをまとめる際も息がかかるほど側に居たり」
「ほら~」
「ちょうどそのようなとき厨房に居たノールにも聞いてみたが、父親のように慕っているんではないかと言っていたぞ?」
「だ~…、ノールさんか…」
聞く相手が間違ってる!ノールさんなんてここで一番鈍そうじゃないか!
仕方ない、一肌脱ぐか…。う、うぅん…恋愛相談は得意分野じゃないんだけどな…。
「悪いこと言わないから今のうちにナッツのこと捕まえときなよ。ナッツ逃したらサーダさんもう一生お相手見つからないよ?鍋抱えて孤独死だよ?至高のレシピも良いけどさぁ…一緒に喜んだり励ましたりしてくれる人が居たら、そのレシピが完成した時もっと嬉しいよ?僕とユーリみたいに…、は、置いといて。ナッツほどサーダさんのこと理解できる相手なんて居やしない。僕も恋愛経験は豊富じゃないけどサーダさんより…頭と耳くらいは勝ってる!僕の話も少しは聞きなよ」
「それではまるでナッツが私を好きみたいじゃないか」
「みたいじゃなくてそうなんだって!マジメに感受性大丈夫?」
「…そうなのか?うぅ…む…、よし!では今夜にでも本人にどうしたいか聞いてみよう」
この期に及んで聞くんだ…⁉ ま、まぁいい。これで少しでも進展があれば。
僕はこれ以上、塩っ辛いグリッシーニがおやつに出るのは嫌なんだよっ!高血圧になったらどうしてくれるんだ。
言うだけの事は言った。後は頑張れ、ナッツ…。
「う…グスっ…、それでシェフにはちっとも効かなくて…、せっかく手に入れたのに…媚薬のキャンディー…」
アレクシと荘園の予算に関して話を詰めていたと言うのに…何故かナッツが私の書斎に居る。先ほどから朝の仕事が進まない…どうするか…。
だがこれは実に珍しいことだ。ナッツは自由に振舞ってはいるがこれでも立場は弁えている。…それくらい切羽詰まっていると言うことだろう。
………、いつの間に熟成の臭気を手に入れていたんだ。全く。
「…あのスキルの臭気は時間とともに拡散する。大体あの日あの部屋には初夜の儀式のための香炉が炊かれていた。混ざって効果が薄れたんだろう」
「うぐっ、じ、じゃぁもう一度、今度は最初から隠れて…、ユーリウス様、アッシュ呼んでくるからちょっと押し倒して…」
「それは望むところだが…はぁ…馬鹿言って無いで直接サーダにぶつかってはどうだ。余計な策を弄するからこうなるのだと思うがね」
「どうやって…?「僕を抱いてっ!」って言えばいいの…?」
ブフッ「失礼…」
赤裸々な…。アレクシが狼狽えてむせているじゃないか…。いつも思うがナッツに恥じらいは無いのか恥じらいは…。
「その、ナッツ…、君はそもそもサーダにきちんと気持ちを伝えたのか?それもしないで身体から篭絡しようとは、あまり感心しないな」
「アレクシ…、けどもし告白して男は嫌だって言われたら?僕シェフの性癖知らないもの…。もしもそんなこと言われたら…僕…僕…うぅ…!だから先に身体からおとしちゃおうと思って!」
「…気持ちはわかるが私もアレクシに賛成だ。まず先に来るのは気持ちであるはずだろう?ふふ、私とアッシュのように。障害とはだからこそ越えられるのだと思うがね」
「分かってる…。分かってるよ、そんな事…」
手を貸してやりたいのは山々なのだが、如何せんこればかりは…。人の気持ちを無理強いは出来ない。私に出来るのは二人きりの時間を与えることくらいだ。
「私とアッシュの観測所、あそこを貸してやろう。今夜は二人で腹を割って話すがいい。夕食は気にせずともいい。」
「グス…、ありがとうユーリウス様…。」
「いいや。一日も早い助言を待っているよ」
「が、がんばる…」
翌々日から一週間、朝から晩までグラブジャムンが出たのには参った…。これでは高血圧の代わりに糖尿病だ…。
グラブジャムン、それは食した人間の歯茎を溶かす世界で一番甘いお菓子…。
ノリで教えるんじゃなかったな…、こんなことになるなら…
「うむ。お前が教えてくれたキャビアやフォアグラのように貴重で珍重だと思っているが…何の話だ、アッシュ。」
「貴重…いいじゃん。珍重…いいのか?いやいや、あんなに健気に想われてさぁ…、男同士って言っちゃったらあれなんだけど、僕とユーリだってそうなんだし…、絆されたりしないの?」
日増しにイライラしているナッツが気の毒すぎて…僕は裏から軽く援護射撃だ。
さすがにナッツが可哀そうだよ、サーダさん…
「健気に想われ…、何のことだ?」
「ウソっ!嘘でしょ!気付いてないの ⁉ いやいや…ナイから…、あんなに分かり易いじゃん!好き好きビームが駄々洩れじゃん!身の周りだってあんなにお世話してくれてるのにただのお人好しだと思ってんの ⁉」
「ナッツが世話焼きなのは昔から変わらない。…ふむ、少しばかり距離が近いと思ったことはあるな。すぐ抱きついて来たり、レシピをまとめる際も息がかかるほど側に居たり」
「ほら~」
「ちょうどそのようなとき厨房に居たノールにも聞いてみたが、父親のように慕っているんではないかと言っていたぞ?」
「だ~…、ノールさんか…」
聞く相手が間違ってる!ノールさんなんてここで一番鈍そうじゃないか!
仕方ない、一肌脱ぐか…。う、うぅん…恋愛相談は得意分野じゃないんだけどな…。
「悪いこと言わないから今のうちにナッツのこと捕まえときなよ。ナッツ逃したらサーダさんもう一生お相手見つからないよ?鍋抱えて孤独死だよ?至高のレシピも良いけどさぁ…一緒に喜んだり励ましたりしてくれる人が居たら、そのレシピが完成した時もっと嬉しいよ?僕とユーリみたいに…、は、置いといて。ナッツほどサーダさんのこと理解できる相手なんて居やしない。僕も恋愛経験は豊富じゃないけどサーダさんより…頭と耳くらいは勝ってる!僕の話も少しは聞きなよ」
「それではまるでナッツが私を好きみたいじゃないか」
「みたいじゃなくてそうなんだって!マジメに感受性大丈夫?」
「…そうなのか?うぅ…む…、よし!では今夜にでも本人にどうしたいか聞いてみよう」
この期に及んで聞くんだ…⁉ ま、まぁいい。これで少しでも進展があれば。
僕はこれ以上、塩っ辛いグリッシーニがおやつに出るのは嫌なんだよっ!高血圧になったらどうしてくれるんだ。
言うだけの事は言った。後は頑張れ、ナッツ…。
「う…グスっ…、それでシェフにはちっとも効かなくて…、せっかく手に入れたのに…媚薬のキャンディー…」
アレクシと荘園の予算に関して話を詰めていたと言うのに…何故かナッツが私の書斎に居る。先ほどから朝の仕事が進まない…どうするか…。
だがこれは実に珍しいことだ。ナッツは自由に振舞ってはいるがこれでも立場は弁えている。…それくらい切羽詰まっていると言うことだろう。
………、いつの間に熟成の臭気を手に入れていたんだ。全く。
「…あのスキルの臭気は時間とともに拡散する。大体あの日あの部屋には初夜の儀式のための香炉が炊かれていた。混ざって効果が薄れたんだろう」
「うぐっ、じ、じゃぁもう一度、今度は最初から隠れて…、ユーリウス様、アッシュ呼んでくるからちょっと押し倒して…」
「それは望むところだが…はぁ…馬鹿言って無いで直接サーダにぶつかってはどうだ。余計な策を弄するからこうなるのだと思うがね」
「どうやって…?「僕を抱いてっ!」って言えばいいの…?」
ブフッ「失礼…」
赤裸々な…。アレクシが狼狽えてむせているじゃないか…。いつも思うがナッツに恥じらいは無いのか恥じらいは…。
「その、ナッツ…、君はそもそもサーダにきちんと気持ちを伝えたのか?それもしないで身体から篭絡しようとは、あまり感心しないな」
「アレクシ…、けどもし告白して男は嫌だって言われたら?僕シェフの性癖知らないもの…。もしもそんなこと言われたら…僕…僕…うぅ…!だから先に身体からおとしちゃおうと思って!」
「…気持ちはわかるが私もアレクシに賛成だ。まず先に来るのは気持ちであるはずだろう?ふふ、私とアッシュのように。障害とはだからこそ越えられるのだと思うがね」
「分かってる…。分かってるよ、そんな事…」
手を貸してやりたいのは山々なのだが、如何せんこればかりは…。人の気持ちを無理強いは出来ない。私に出来るのは二人きりの時間を与えることくらいだ。
「私とアッシュの観測所、あそこを貸してやろう。今夜は二人で腹を割って話すがいい。夕食は気にせずともいい。」
「グス…、ありがとうユーリウス様…。」
「いいや。一日も早い助言を待っているよ」
「が、がんばる…」
翌々日から一週間、朝から晩までグラブジャムンが出たのには参った…。これでは高血圧の代わりに糖尿病だ…。
グラブジャムン、それは食した人間の歯茎を溶かす世界で一番甘いお菓子…。
ノリで教えるんじゃなかったな…、こんなことになるなら…
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