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208 断罪の果て 北部 ③
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滞在中のお父様は副王都を中心にしてあちこち視察に出かけ、その全てに僕を同行させた。そして一週間後…
「お父様、道中気を付けて」
「ああ。シャノン、お前も身体に気をつけなさい」
「じゃあ秋にボイル領で」
「うむ。ブラッドと待っている」
「あ、待ってお父様。これを…」
「シャノンこれは?」
「メイドさんに教えてもらったキルトでお父様のために作ったコースターです。一週間じゃこれくらいしか作れなかったけど…書斎で使ってくださいね」
「シ、シャノン…」ウルウル…
…暇つぶしの試作…というのはここだけの秘密ね。
こうしてお父様は後ろ髪を引かれながらも、プリチャード領への帰路についた。
「やれやれ、ようやくこれで君と過ごせる」
「すみません…うちの父親が…」
「かまわない。親子仲が良好でなによりだ」
実際この一週間はほとんど二人きりになれていない。お父様が僕を離さなかったのもあるが、アレイスターもかなり忙しく動き回っていたからだ。
以前「当分寂しい思いをさせる」と言っていたのは強がりなんかじゃなかったってことだね。
でも大丈夫。僕はそこにアレイスターが居…、…アレイスターがヘクターと並んでさえ居ればそれだけで十分有意義な時間を過ごせるから。
愛する主アレイスターには定められた婚約者シャノンがいた。二人の愛し合う姿に苦悩するヘクター、ある晩彼の理性は抑制を失い…
下剋上主従萌え…ジュルリ…オット、イケナイ。
「んー、ゴホン!そういえばそろそろロイド様が来るんじゃないですか?」
「…?君の黒髪騎士を同行してね」
考えてみればおかしなものだ。
シャノンを断罪するチームチャッカmanの一人であるロイドが僕の側近になって北部に来るんだから。
ホントのことを言うと、僕がこの提案をしたとき想定していたのは隊長だった。
あの時ゲームの開発画面で見たキャラも自信に満ち溢れたロイドの上位互換、っていう感じだったし。「あー、これが隊長かぁ…」なんて思っていたのに…意外な展開。
まあロイドはパシれるブレーンとして申し分のない逸材、これはこれで。
「彼が到着するとそれはそれで面倒だ。だからシャノン、今のうちにせいぜい君を一人占めするとしよう」
「つまり…?」
「今日は一切の執務を取り止めている。君と過ごしたい」
ポッ「いーですけど…じゃあお願い聞いてくれますか?」
「何が望みだい?」
「じゃああそこ。北の修道院に行きたいです!」
僕のオタ活本拠地である北の修道院へ、いざ参らん!
ということでやってきました北の修道院。ここでは僕の聖典であるシッタカブッタとナンダカンダのBLマルチメディアが今も鋭意制作されている。
イラストを交えた本(ほぼBLマンガ)、活字だけの本(BL小説)、それらを題材にした大衆向け演劇(BL2.5ステ)、などなどだ。
シッタカブッタの教えとは「生きとし生けるもの全てを尊び」、「あるがままを受け入れ生きよ」という大変エコでロハスな意識の高い教えであり神様を崇めるものではないのでルテティア国教には抵触しない。
もとは隣の国、海の国ツィッヒの片田舎で先祖代々伝えられているありがたい教えとかで、この教義への理解は北部とツィッヒの国交に大きく役立ったようだが、これを一般的に〝棚ぼた”と言う…
「皆!シャノン様が参られたぞ!」
「なに!シャノン様だと!? 」
「シャノン様の姿を一目!」
「いいやせめて一声!」
「待て!こちらを見たぞ!」
何この芸能人並みの扱い…。王都の比じゃないんだけど…
「どうやらここでもシャノンは『慈愛の神託』のようだね」
「殿下、北部の修道士は皆シャノン様の暖かい心を支えに日々修行に励んでおります。そのシャノン様が入北されるとあって今か今かと心待ちにしておりましたゆえ、騒がしいことですがどうかご容赦を」
そんな大げさな…、けどフカフカ寝具の差し入れは、僕が思った以上に修道士たちのクオリティオブライフを爆上げしたようだ。
「シャノン、少し声掛けをしてはどうだい?」
「じゃあ遠慮なく。あの、すみませーん」
「は、はぃぃ!私ですか!? 」
「刷り上がったばかりの新刊全部五部ずつお願いします」
「た、ただいまご用意します!」
「あと、既刊誌のこれとこれと…、あ、ちょっと中確認しても?」
「ええもちろん!」
パラパラパラ…「えと、これとこれとこっちを五冊ずつ。以上です。あ、お釣りが出ないようお金は崩してきました!マナーですよね!」ニッコリ
…お金は崩してきたって言ったのに…、無償で頂いてしまった…
「どうしよう…、爆買いするつもりでいっぱい崩してきちゃった。銀貨と銅貨が重い…」
「シャノン、ではそこの献金箱に入れるといい」
「じゃあそうします」ジャラジャラジャラ…∞
「一体どれだけ持ってきたんだい?君はここをマルシェか何かと勘違いしていないか?」
マルシェというか、マーケットね。マーケットの上にちょっとオマケ付くけど…行ってみたかったんだよね~。
「それよりシャノン、君たちの贈った苗木がそろそろ実をつけるようだ。見に行かないか?」
「あ、行きます行きます!」
北の修道院への寄付…それはある意味すべての始まり。だって僕の断罪後計画はすべてここから始まったのだ。いやー、実に感慨深い…
僕は修道院の周りをこう、ぐるっと果物の樹で囲んだらいいんじゃないかと思ってたんだけど…
実際の修道院は高い塀に囲まれ(罪人も来るんだから当然か…)天然の囲いは出番がない。
そこで裏庭の一区画を全て果樹園として拡げたのだとか。そこには現在りんごにスモモ、ブルーベリーの樹が植えられている。
「あっ!アレイスター!こっちにぶどう棚のハウスもある!早く早く!」
「シャノン、走っては駄目だ、待て!」
「だって実が生ってる!あっ!」
「危ない!」
おっとー!これは予定外のバックハグ。えーと…離して…
「ほら見たことか。落ち着くんだシャノン。葡萄棚は消えたりしない」
「はぁい…」
テンション上がりすぎて叱られちゃった。てへ☆
おかげで僕の手はアレイスターに捕獲中…
そのアレイスターが小さな合図をおくると、彼の従者リッチーとカイルはハウスの入り口で立ち止まる。
ははーんなるほど、二人きりを仕掛けてきたな?
…僕は今自分が腐男子だったことを少し後悔している。何故なら…
あんなシチュエーションもこんなシチュエーションも、まるで手に取るかのようにわかってしまうからだ。予想外の落とし穴。まさに盲点。キュンキュンするトキメキはどこ?
ってことはアレも仕掛けてくるつもりだな?そーはさせないよ?…いや待て…
…させていいのか…。そうだよな、夫夫になるんだし。むしろここは積極的に行くべき?…ムリムリムリ!
内心の葛藤をよそにアレイスターはずんずん進む。ずんずん進んで…あ、あれ?
「ちょ、待ってアレイスター、どこいくん」
「いいからお出で」
「お出でってどこへ…、アレイ…ちょ、待てよ!」
芸人の方になってしまった…
ハウスの奥にはもう一つの出入り口。その出入り口には…
一頭の馬が繋がれていた。
これが本物のサプライズスター…
「お父様、道中気を付けて」
「ああ。シャノン、お前も身体に気をつけなさい」
「じゃあ秋にボイル領で」
「うむ。ブラッドと待っている」
「あ、待ってお父様。これを…」
「シャノンこれは?」
「メイドさんに教えてもらったキルトでお父様のために作ったコースターです。一週間じゃこれくらいしか作れなかったけど…書斎で使ってくださいね」
「シ、シャノン…」ウルウル…
…暇つぶしの試作…というのはここだけの秘密ね。
こうしてお父様は後ろ髪を引かれながらも、プリチャード領への帰路についた。
「やれやれ、ようやくこれで君と過ごせる」
「すみません…うちの父親が…」
「かまわない。親子仲が良好でなによりだ」
実際この一週間はほとんど二人きりになれていない。お父様が僕を離さなかったのもあるが、アレイスターもかなり忙しく動き回っていたからだ。
以前「当分寂しい思いをさせる」と言っていたのは強がりなんかじゃなかったってことだね。
でも大丈夫。僕はそこにアレイスターが居…、…アレイスターがヘクターと並んでさえ居ればそれだけで十分有意義な時間を過ごせるから。
愛する主アレイスターには定められた婚約者シャノンがいた。二人の愛し合う姿に苦悩するヘクター、ある晩彼の理性は抑制を失い…
下剋上主従萌え…ジュルリ…オット、イケナイ。
「んー、ゴホン!そういえばそろそろロイド様が来るんじゃないですか?」
「…?君の黒髪騎士を同行してね」
考えてみればおかしなものだ。
シャノンを断罪するチームチャッカmanの一人であるロイドが僕の側近になって北部に来るんだから。
ホントのことを言うと、僕がこの提案をしたとき想定していたのは隊長だった。
あの時ゲームの開発画面で見たキャラも自信に満ち溢れたロイドの上位互換、っていう感じだったし。「あー、これが隊長かぁ…」なんて思っていたのに…意外な展開。
まあロイドはパシれるブレーンとして申し分のない逸材、これはこれで。
「彼が到着するとそれはそれで面倒だ。だからシャノン、今のうちにせいぜい君を一人占めするとしよう」
「つまり…?」
「今日は一切の執務を取り止めている。君と過ごしたい」
ポッ「いーですけど…じゃあお願い聞いてくれますか?」
「何が望みだい?」
「じゃああそこ。北の修道院に行きたいです!」
僕のオタ活本拠地である北の修道院へ、いざ参らん!
ということでやってきました北の修道院。ここでは僕の聖典であるシッタカブッタとナンダカンダのBLマルチメディアが今も鋭意制作されている。
イラストを交えた本(ほぼBLマンガ)、活字だけの本(BL小説)、それらを題材にした大衆向け演劇(BL2.5ステ)、などなどだ。
シッタカブッタの教えとは「生きとし生けるもの全てを尊び」、「あるがままを受け入れ生きよ」という大変エコでロハスな意識の高い教えであり神様を崇めるものではないのでルテティア国教には抵触しない。
もとは隣の国、海の国ツィッヒの片田舎で先祖代々伝えられているありがたい教えとかで、この教義への理解は北部とツィッヒの国交に大きく役立ったようだが、これを一般的に〝棚ぼた”と言う…
「皆!シャノン様が参られたぞ!」
「なに!シャノン様だと!? 」
「シャノン様の姿を一目!」
「いいやせめて一声!」
「待て!こちらを見たぞ!」
何この芸能人並みの扱い…。王都の比じゃないんだけど…
「どうやらここでもシャノンは『慈愛の神託』のようだね」
「殿下、北部の修道士は皆シャノン様の暖かい心を支えに日々修行に励んでおります。そのシャノン様が入北されるとあって今か今かと心待ちにしておりましたゆえ、騒がしいことですがどうかご容赦を」
そんな大げさな…、けどフカフカ寝具の差し入れは、僕が思った以上に修道士たちのクオリティオブライフを爆上げしたようだ。
「シャノン、少し声掛けをしてはどうだい?」
「じゃあ遠慮なく。あの、すみませーん」
「は、はぃぃ!私ですか!? 」
「刷り上がったばかりの新刊全部五部ずつお願いします」
「た、ただいまご用意します!」
「あと、既刊誌のこれとこれと…、あ、ちょっと中確認しても?」
「ええもちろん!」
パラパラパラ…「えと、これとこれとこっちを五冊ずつ。以上です。あ、お釣りが出ないようお金は崩してきました!マナーですよね!」ニッコリ
…お金は崩してきたって言ったのに…、無償で頂いてしまった…
「どうしよう…、爆買いするつもりでいっぱい崩してきちゃった。銀貨と銅貨が重い…」
「シャノン、ではそこの献金箱に入れるといい」
「じゃあそうします」ジャラジャラジャラ…∞
「一体どれだけ持ってきたんだい?君はここをマルシェか何かと勘違いしていないか?」
マルシェというか、マーケットね。マーケットの上にちょっとオマケ付くけど…行ってみたかったんだよね~。
「それよりシャノン、君たちの贈った苗木がそろそろ実をつけるようだ。見に行かないか?」
「あ、行きます行きます!」
北の修道院への寄付…それはある意味すべての始まり。だって僕の断罪後計画はすべてここから始まったのだ。いやー、実に感慨深い…
僕は修道院の周りをこう、ぐるっと果物の樹で囲んだらいいんじゃないかと思ってたんだけど…
実際の修道院は高い塀に囲まれ(罪人も来るんだから当然か…)天然の囲いは出番がない。
そこで裏庭の一区画を全て果樹園として拡げたのだとか。そこには現在りんごにスモモ、ブルーベリーの樹が植えられている。
「あっ!アレイスター!こっちにぶどう棚のハウスもある!早く早く!」
「シャノン、走っては駄目だ、待て!」
「だって実が生ってる!あっ!」
「危ない!」
おっとー!これは予定外のバックハグ。えーと…離して…
「ほら見たことか。落ち着くんだシャノン。葡萄棚は消えたりしない」
「はぁい…」
テンション上がりすぎて叱られちゃった。てへ☆
おかげで僕の手はアレイスターに捕獲中…
そのアレイスターが小さな合図をおくると、彼の従者リッチーとカイルはハウスの入り口で立ち止まる。
ははーんなるほど、二人きりを仕掛けてきたな?
…僕は今自分が腐男子だったことを少し後悔している。何故なら…
あんなシチュエーションもこんなシチュエーションも、まるで手に取るかのようにわかってしまうからだ。予想外の落とし穴。まさに盲点。キュンキュンするトキメキはどこ?
ってことはアレも仕掛けてくるつもりだな?そーはさせないよ?…いや待て…
…させていいのか…。そうだよな、夫夫になるんだし。むしろここは積極的に行くべき?…ムリムリムリ!
内心の葛藤をよそにアレイスターはずんずん進む。ずんずん進んで…あ、あれ?
「ちょ、待ってアレイスター、どこいくん」
「いいからお出で」
「お出でってどこへ…、アレイ…ちょ、待てよ!」
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