239 / 292
第四章 南大陸
拾われ子と惨禍 三十一 ―咎人達―
しおりを挟む
ノズチが物心ついた時、既に父親はいなかった。いつも傍にいてくれたのは、ノズチと同じ蛇の鱗人である母親だった。
ノズチが何度か父親の事を訊いても、死んだとも何処かへ行ったとも母親は言わなかった。
教えてくれればと思ったが、知った所で死んでいても何処かで生きていても、どっちにしろ憎んだだろうともノズチは思う。
「ごめんね、ノズチ。母さんと同じ姿に産んだばかりに……」
紫の眼に、闇属性を宿した鱗持ちの身体。母親と全く同じ特徴は、闇属性を恐れる者達の害意や悪意をノズチへと向けさせた。
「闇魔法で廃人にされるぞ!」
精神干渉なんて位の高い魔法、ノズチも母親も使えなかった。
「悪魔への供物にされる!」
悪魔を喚ぼうとした事も、喚ぶ事を考えた事も二人は無かった。
「近付くな! お前らは淫魔が先祖なんだろ! 生気を吸われちまう!」
そんな事実は無かった。否定しても聞く耳持たずに殴られた。
恐れは理解を拒む。誰かが捏造した噂は、自分の都合に良ければ真実として受入れ、伝えていく。
大人の口に上る二人の噂は、子ども達の耳にも入り、歪んだ先入観を植え付けた。
大人達は母親に、子ども達はノズチに。正義を大義名分とした悪意を振り翳しては殴り、石を投げる。
夜、自分達はいつ来るかわからない暴力に怯え震えているのに、外からは家族団欒の声が聞こえてきた時は腸が煮えくり返りそうになった。
罪なき者を咎人とし、傷付ける者が笑っている世界。ある日、ノズチは悟った。
狂った世界に生きているから、奴等もまた狂っているんだと。当たり前の事だったのだと、心の底から納得した。
直接手は出してこない人達もいたが、その誰もが二人に手を差し伸べずに見て見ぬふりをした。
悪意から逃げて、安息を得る為に寄った村で傷付けられて、また逃げての繰り返し。罪も無いのに逃亡を続ける日々に、ノズチの中で確実に何かが歪んでいった。
それを見透かしているかのように、ノズチが報復に出ようとする度に母親はノズチを宥めた。
「やり返せば、それを理由にして人はまた石を投げてくるわ。暴力に暴力で返していては、終わりはやってこないの」
やり返して、そのやり返しをくらうのが自分だけならばノズチはまだ耐えられた。だが、母親が巻き込まれるのは我慢出来なかった。
無知であるが故に、自分達の正義を疑わない人々。
不満や苛立ちが募り続けるが、母親の為だけにノズチは耐え忍んだ。
だが、とある村に来て間もなかった頃、それは起こってしまった。
「――――――!」
闇の系譜を繋ぐ悪女。淫魔の子孫。人間を貶める蛇女。
耳を塞ぎたくなる罵声を吐きながら、村人達はノズチの母親を拳で、武器で、農具で殴った。縛られ、殴られ、身動きが出来ないノズチの眼の前で。
何度止めてと叫んでも、何度謝っても終わらない暴虐。
痛みは闇の者を産んだ母親への罰であり、罰せられる母親を見ながら痛みに耐える事が、生まれてきたノズチへの罰なのだと正義を騙る村人達は醜く歪んだ顔で罵った。
「――ノズチ」
血に濡れた顔を腫らし、涙を流して母親は息子の名を呼んだ。その後に続く言葉は、無かった。
その後の事を、ノズチは覚えていない。気付いた時には、誰一人正気の者は居なくなった村の真ん中に座っていた。
ノズチは、腕の中の母親に誓う。
母親を殺した奴等を、助けてくれなかった奴等を――人間達を鏖殺すると。
「(怨敵……人類ノ、怨敵……カ)」
左手や尾を失い、右目も潰れた。全身を被う鱗は幾つも裂け、雷が傷を焼いた。
上手く動かなくなってきた身体を酷く重く感じながら、堕龍ノズチはフリーデの言葉を反芻していた。
何も知らない癖に、知ったふうな口をきくイザベラに心底腹が立った。際限無く神経を逆撫でしてくるイザベラへの怒りが、残っていた躊躇いを粉砕した。
イザベラへの殺意が、これまでノズチを虐げた者達への殺意を増幅させ、更にはあらゆるものへの破壊衝動へと変わった。
堕龍の衝動に呑まれかけても、僅かばかりの理性は残っていた。故にノズチは自分が何をしたのか、断片的にだが憶えている。
「(……町を壊シ、人間達を殺シた俺ガ人類ノ怨敵なラ……)」
母を殺した奴等が。罵声を浴びせた奴等が。
それを見て見ぬふりして、助けてくれなかった奴等が。
「……人類全員ガ、俺と母ノ怨敵ダ……!! オオオオオオオオッ!!」
『うっ!?』
「耳が!」
堕龍の咆哮が大地を揺らす。町中の魔法陣が光り、大量のモンスターが出現した。
急に現れた多数の気配に、五つの部隊には属さなかった遊撃のハンター達が戦闘態勢に入ったが、戦闘にはならなかった。
「き、消えた!?」
「何だ!? 召喚が失敗したのか?」
召喚されたモンスターの消失は、全ての魔法陣で起きた。粒子となったそれは、町の北東へと流れていく。
「(何だ? 倒したにしては速すぎる。何が起こっている?)」
気配だけでは消失の理由が解らず、状況が把握出来ないフリーデは更なる不可解を目の当たりにする。
何処からか飛んできた無数の粒子が堕龍に集まっていき、身体が歪に波打ち、変形を始めた。
「……再生、いや、これは……!?」
失われた左手と尾が生え、右目と翼は再生した。生え変わった鱗は厚さと硬度を増し、もう一対の腕と翼が生えた。
信じられない光景から眼が離せずにいるフリーデを、報告の為に走ってきた遊撃隊のハンターが呼ぶ。
「支部長!! 魔法陣から出てきたモンスターが突然消えた! 他の魔法陣でも同じ事が起きたそうだ!」
現れてすぐに消えたモンスター達。飛んできた粒子。変形した堕龍。
「……まさか」
前例が無い事の連続だが、眼の前の堕龍自体が前例の無い生まれ方をしたのだ。フリーデは自身の推測が恐らく正しいと認めざるを得ない。
「召喚したモンスターを贄にして進化したのか……!?」
巨体を空に浮かせてハンター達を見下ろした堕龍ノズチは、紫の眼を妖しく光らせた。
黒い霧と黄味がかった霧が辺りを覆う。
「混乱毒、麻痺毒」
目鼻口、耳からだけでなく皮膚からも侵入する闇属性毒魔法が堕龍討伐の面々を襲う。
スキルや装備品、補助魔法で毒耐性が高い者には効かなかったが、混乱に陥った者は仲間を襲い、麻痺毒に侵された者は地に倒れ伏して動けなくなった。
ノズチが何度か父親の事を訊いても、死んだとも何処かへ行ったとも母親は言わなかった。
教えてくれればと思ったが、知った所で死んでいても何処かで生きていても、どっちにしろ憎んだだろうともノズチは思う。
「ごめんね、ノズチ。母さんと同じ姿に産んだばかりに……」
紫の眼に、闇属性を宿した鱗持ちの身体。母親と全く同じ特徴は、闇属性を恐れる者達の害意や悪意をノズチへと向けさせた。
「闇魔法で廃人にされるぞ!」
精神干渉なんて位の高い魔法、ノズチも母親も使えなかった。
「悪魔への供物にされる!」
悪魔を喚ぼうとした事も、喚ぶ事を考えた事も二人は無かった。
「近付くな! お前らは淫魔が先祖なんだろ! 生気を吸われちまう!」
そんな事実は無かった。否定しても聞く耳持たずに殴られた。
恐れは理解を拒む。誰かが捏造した噂は、自分の都合に良ければ真実として受入れ、伝えていく。
大人の口に上る二人の噂は、子ども達の耳にも入り、歪んだ先入観を植え付けた。
大人達は母親に、子ども達はノズチに。正義を大義名分とした悪意を振り翳しては殴り、石を投げる。
夜、自分達はいつ来るかわからない暴力に怯え震えているのに、外からは家族団欒の声が聞こえてきた時は腸が煮えくり返りそうになった。
罪なき者を咎人とし、傷付ける者が笑っている世界。ある日、ノズチは悟った。
狂った世界に生きているから、奴等もまた狂っているんだと。当たり前の事だったのだと、心の底から納得した。
直接手は出してこない人達もいたが、その誰もが二人に手を差し伸べずに見て見ぬふりをした。
悪意から逃げて、安息を得る為に寄った村で傷付けられて、また逃げての繰り返し。罪も無いのに逃亡を続ける日々に、ノズチの中で確実に何かが歪んでいった。
それを見透かしているかのように、ノズチが報復に出ようとする度に母親はノズチを宥めた。
「やり返せば、それを理由にして人はまた石を投げてくるわ。暴力に暴力で返していては、終わりはやってこないの」
やり返して、そのやり返しをくらうのが自分だけならばノズチはまだ耐えられた。だが、母親が巻き込まれるのは我慢出来なかった。
無知であるが故に、自分達の正義を疑わない人々。
不満や苛立ちが募り続けるが、母親の為だけにノズチは耐え忍んだ。
だが、とある村に来て間もなかった頃、それは起こってしまった。
「――――――!」
闇の系譜を繋ぐ悪女。淫魔の子孫。人間を貶める蛇女。
耳を塞ぎたくなる罵声を吐きながら、村人達はノズチの母親を拳で、武器で、農具で殴った。縛られ、殴られ、身動きが出来ないノズチの眼の前で。
何度止めてと叫んでも、何度謝っても終わらない暴虐。
痛みは闇の者を産んだ母親への罰であり、罰せられる母親を見ながら痛みに耐える事が、生まれてきたノズチへの罰なのだと正義を騙る村人達は醜く歪んだ顔で罵った。
「――ノズチ」
血に濡れた顔を腫らし、涙を流して母親は息子の名を呼んだ。その後に続く言葉は、無かった。
その後の事を、ノズチは覚えていない。気付いた時には、誰一人正気の者は居なくなった村の真ん中に座っていた。
ノズチは、腕の中の母親に誓う。
母親を殺した奴等を、助けてくれなかった奴等を――人間達を鏖殺すると。
「(怨敵……人類ノ、怨敵……カ)」
左手や尾を失い、右目も潰れた。全身を被う鱗は幾つも裂け、雷が傷を焼いた。
上手く動かなくなってきた身体を酷く重く感じながら、堕龍ノズチはフリーデの言葉を反芻していた。
何も知らない癖に、知ったふうな口をきくイザベラに心底腹が立った。際限無く神経を逆撫でしてくるイザベラへの怒りが、残っていた躊躇いを粉砕した。
イザベラへの殺意が、これまでノズチを虐げた者達への殺意を増幅させ、更にはあらゆるものへの破壊衝動へと変わった。
堕龍の衝動に呑まれかけても、僅かばかりの理性は残っていた。故にノズチは自分が何をしたのか、断片的にだが憶えている。
「(……町を壊シ、人間達を殺シた俺ガ人類ノ怨敵なラ……)」
母を殺した奴等が。罵声を浴びせた奴等が。
それを見て見ぬふりして、助けてくれなかった奴等が。
「……人類全員ガ、俺と母ノ怨敵ダ……!! オオオオオオオオッ!!」
『うっ!?』
「耳が!」
堕龍の咆哮が大地を揺らす。町中の魔法陣が光り、大量のモンスターが出現した。
急に現れた多数の気配に、五つの部隊には属さなかった遊撃のハンター達が戦闘態勢に入ったが、戦闘にはならなかった。
「き、消えた!?」
「何だ!? 召喚が失敗したのか?」
召喚されたモンスターの消失は、全ての魔法陣で起きた。粒子となったそれは、町の北東へと流れていく。
「(何だ? 倒したにしては速すぎる。何が起こっている?)」
気配だけでは消失の理由が解らず、状況が把握出来ないフリーデは更なる不可解を目の当たりにする。
何処からか飛んできた無数の粒子が堕龍に集まっていき、身体が歪に波打ち、変形を始めた。
「……再生、いや、これは……!?」
失われた左手と尾が生え、右目と翼は再生した。生え変わった鱗は厚さと硬度を増し、もう一対の腕と翼が生えた。
信じられない光景から眼が離せずにいるフリーデを、報告の為に走ってきた遊撃隊のハンターが呼ぶ。
「支部長!! 魔法陣から出てきたモンスターが突然消えた! 他の魔法陣でも同じ事が起きたそうだ!」
現れてすぐに消えたモンスター達。飛んできた粒子。変形した堕龍。
「……まさか」
前例が無い事の連続だが、眼の前の堕龍自体が前例の無い生まれ方をしたのだ。フリーデは自身の推測が恐らく正しいと認めざるを得ない。
「召喚したモンスターを贄にして進化したのか……!?」
巨体を空に浮かせてハンター達を見下ろした堕龍ノズチは、紫の眼を妖しく光らせた。
黒い霧と黄味がかった霧が辺りを覆う。
「混乱毒、麻痺毒」
目鼻口、耳からだけでなく皮膚からも侵入する闇属性毒魔法が堕龍討伐の面々を襲う。
スキルや装備品、補助魔法で毒耐性が高い者には効かなかったが、混乱に陥った者は仲間を襲い、麻痺毒に侵された者は地に倒れ伏して動けなくなった。
129
あなたにおすすめの小説
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
スラム街の幼女、魔導書を拾う。
海夏世もみじ
ファンタジー
スラム街でたくましく生きている六歳の幼女エシラはある日、貴族のゴミ捨て場で一冊の本を拾う。その本は一人たりとも契約できた者はいない伝説の魔導書だったが、彼女はなぜか契約できてしまう。
それからというもの、様々なトラブルに巻き込まれいくうちにみるみる強くなり、スラム街から世界へと羽ばたいて行く。
これは、その魔導書で人々の忘れ物を取り戻してゆき、決して忘れない、忘れられない〝忘れじの魔女〟として生きるための物語。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
戦国転生・内政英雄譚 ― 豊臣秀長の息子として天下を創る
丸三(まるぞう)
ファンタジー
中世近世史を研究する大学講師だった男は、過労の末に倒れ、戦国時代へと転生する。
目覚めた先は、近江・長浜城。
自らの父は、豊臣秀吉の弟にして政権の屋台骨――豊臣秀長。
史実では若くして病没し、豊臣政権はやがて崩れ、徳川の時代が訪れる。
そして日本は鎖国へと向かい、発展の機会を失う。
「この未来だけは、変える」
冷静で現実主義の転生者は、武ではなく制度と経済で歴史を動かすことを選ぶ。 秀長を生かし、秀吉を支え、徳川を排し、戦国を“戦”ではなく“国家設計”で終わらせるために。
これは、剣ではなく政で天下を取る男の物語。
「民が富めば国は栄え、国が栄えれば戦は不要となる」 豊臣政権完成を目指す、戦国転生・内政英雄譚。
※小説家になろうにも投稿しています。
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる