エリート海上自衛官は秘密の息子ごと、保育士の妻に海よりも深い愛を注ぎ込む

桜城恋詠

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3・つかの間の幸せ

※あなたに触れられて(2)

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「こうして触れ合える距離にいる時は、たくさんの愛を注ぎ込もう」
「それだけ?」
「ああ。何か問題でも?」
「べ、別に……」

 清広に堂々と他にはないと宣言されてしまえば、これ以上言葉を交わす気にもなれない。

「私、広春の様子を……」
「つぐみ」

 いつまで経っても1人で息子を寝かせたままにしておく訳にはいかないと思い立ち、寝室を出ようとした時だった。
 彼の指先が妖しくたわわに実ったつぐみの果実に服の上から触れ始めたのは。

「ん……っ。ちょ、と……っ。清広、さ……っ」
「せっかく、再び彼氏になれたんだ。つぐみに触れたい」
「そういうのは、い、からぁ……っ」
「駄目なのか……」

 つぐみは身を捩って嫌がった。
 しかし、愛する人の熱に浮かされた瞳を目にしたら、どうにも拒絶しきれない。

「ここは、そうは言っていないようだが」

 こちらが戸惑っているのにをいいことに、彼の指先がスカートの裾からスルリと秘所を覆い隠す布の中へと差し込まれる。
 クロッチ部分を優しく撫でつけられるだけで、初めて情を交わしあった時の熱が再燃していくのを感じた。

「あ……っ? きよ、ひろさ……っ!」

 敏感な蕾を布越しに刺激されるだけで、つぐみの身体は面白いくらいに反応を示す。

「だ、めぇ……っ。広春、起きちゃ……っ」
「その声。堪らないな……。ずっと聞いていたくなる……」

 慌てて口元から零れ出した声がこれ以上漏れないように手で抑えたが、清広はもっとあられもない嬌声を聞いていたいのだ。
 清広がそれを許すはずもなく、より強い快楽を与えるために下着の中へ指が差し込まれた。

「ふ、ぁん……っ」
「もっと、聞かせてくれ」
「や、らぁ……っ。こん、なの……っ。恥ずか、し……!」

 つぐみは左右に首を振って嫌がるが、それが本気の拒絶ではないと判断したのだろう。
 清広しか触れさせたことのない蜜壷の具合を確かめるように、指先を奥まで差し込んだ。

「ん、ぅ……っ。ん!」
「ここが、いいんだな?」
「ゃ、らぁ……っ。違……っ」
「素直になれ」

 蜜口の浅い場所で指先をくの字に曲げて引っ掻くように刺激を与えた直後、明らかにつぐみに異変が訪れた。
 瞳がとろんと熱に屈して潤み、清広を見つめる。
 口では否定していても、強い快楽を得ているのは明らかだった。

「んん……っ!」
「ここ、だな? たっぷり、かわいがってやる」
「んぁっ!」

 己の感じる場所を何度も重点的に刺激されてしまえば、強がってばかりなどいられなかったのだろう。
 つぐみはついに声を押し殺すことすら忘れ、快感を享受する。
 そんなこちらの姿を満足そうに見下した彼は、最後の仕上げとばかりに胸元を起用に片手を使って開けさせ――。
 ぷっくりと膨れ上がった果実の先端に、唇を寄せた。

「ぁっ!?」

 まさか清広が、赤ん坊のようにたわわに実った乳房の突起へ吸いつくなど、思いもしない。
 恥ずかしいやら気持ちいいやらでパニックに陥ったつぐみは、いっぱいいっぱいな様子で快楽に喘ぐ。

「ひ、……っ。ん! 吸っちゃ……っ」
「ああ。上からも下からも、いやらしい音が聞こえてくる……」
「やらぁ……っ!」

 彼はこちらの羞恥心を煽り、行為に集中するように促してくる。
 そんな清広の責め苦から逃れたいはずなのに、つぐみの身体はなぜかうまく言うことを聞いてくれない。

  (私の身体、どうなっちゃったの……?)

 つぐみは得体のしれない恐怖を抱きながら、身体の奥底からビリビリと強い電流のような刺激が駆け巡るのを感じた。

「や、ぁ……っ。この感覚、知ってる……!」
「俺のことは気にせず、達してくれ」
「んぁ……!」

 限界が近いと悟った清広の指の動きが早まり、胸元を這い回っていた唇がより強く突起へ吸いつく。
 つぐみは一際甲高い嬌声を上げて、絶頂を迎えてしまった。

  (い、イッちゃった……)

 つぐみは恥ずかしいやら情けないやらで複雑な表情を浮かべながら、顔を真っ赤にしながら涙ぐむ。
 そんな彼女の姿を目にした清広は、不敵な笑みを浮かべて告げた。

「達するほどに気持ちよかったようで、何よりだ」
「もう……!」

 そんなふうに言われてしまったら、続きをする気にもならない。
 つぐみは彼の胸元をポカポカと叩いたあと、「もういい」と苛立ちを隠せぬ様子でふて寝した。
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