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第2話ー①
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「はぁ!?なんで俺が!」
奏汰の悲痛な声が放課後の空き教室に響いた。
斉田高等学校は奏汰の家から自転車で15分ほどの距離にある。
勉強も部活も程々に、進学率もまちまちである。偏差値で言うと県内でも平均ぐらいで、奏汰は家から近いという理由で通っている高校だった。
机を挟んで座る目の前には、担任の佐治先生が座っている。髪を後ろで一まとめにしている30代手前の女性で、女子生徒からはさーちん先生なんて愛称で呼ばれている。
「お願いだよー。橘くん、部活動してなかったでしょ?」
放課後、呼び出されたかと思いきやこの有様だ。
というのも、最近転校した生徒に変わって委員会の人員に穴が開くので、その代わりに入って欲しいという事だった。
佐治先生は机に張り付きながら両手を合わせて懇願する。相当困っているらしい。けれど奏汰には絶対に入りたく無い理由がある。
クラスから2名ずつ選出されるこの委員会、もう1人があの宮部武だからだった。
奏汰は断固として言い放った。
「無理です!絶対にお断りします!」
「それでは会議を始めます。今日の議題ですが……」
数分後、奏汰は放心したまま委員会の会議に参加していた。
委員会にあてがわれた教室で、机をコの字に並べた中、中央に座る3年生の委員長が話し始める。
委員長の隣には同じ3年の副委員長。机を分けた後方に書記が座り、コの字には各学年から2名、計20名での会議である。
隣にはもちろん宮部が座っている。済ました顔をして、こちらを気にかける様子はない。
ふん、そちらがその気なら、と奏汰はいじけた様に正面に顔を向け直した。そしてそのまま、担任が教えてくれた委員会の説明を思い出す。
地域郷土委員会。高齢化が進む斉田町で、地域活性化、高校生の地域住民との交流や学びの為に5年程前から設立されたらしい。
主な活動は校外誌の作成だ。これは校内誌とは異なり、主に斉田町の地域住人に向けて発信する冊子である。例えばどこに新しくスーパーができるとか、〇〇さん家で生まれた子猫とか、季節のイベント毎にそれをまとめた増刊号を出したりする。
2ヶ月に1回発行しているのに加え、毎年この9、10月が特に忙しい。と言うのも、文化祭と町の祭りシーズンの為、沢山のイベントが迫っているからだ。その分の校外誌の調査、作成、イベントへの出展、資料作りにやる事は盛り沢山ある。担任が代わりの生徒を探していたのもその為だった。
教室では委員長が話すのに合わせ、副委員長が黒板に文字を書いていく。斉田高校の文化祭、略して“斉高祭”と、斎田神社の“例大祭”の文字が空間を開けて書かれていて、その下には複数の項目が並んでいる。
「それでは分担するが……基本は今までと同じだな。班は一緒のままで良いか?」
奏汰は黒板に目をやった。副委員長が答える。
「そうだな……、例大祭の取材班を2人1組に細かくしよう。じゃないと全部回りきれない。」
他の生徒は、賛同する者もいれば多少不満げな者もいる。奏汰は今までの活動を知らないので、肯定も否定も出来ず黙していた。机の上に広げたノートには白紙のままで、ペンを持つ手も止まっている。
隣の武が手を挙げたかと思うと、凛とした声で発言する。
「それでは、同クラス2人にならない様メンバーを分けませんか。その方が交流しやすいし、仲も深まります。」
それに対し、委員長は首を傾げる。
「親交は十分取れていると思うが……。それに同クラスなら、授業が終わるタイミングで放課後活動しやすいだろ?情報共有もしやすいし、わざわざ変える必要はないんじゃないか?」
「それは……、そうですが。」
奏汰は聞きながら、武の意図を察した。恐らく今までの分担のまま、2名ごとに分け直すとすると、同クラスの奏汰と武で行動しなければならなくなるのだろう。
奏汰にとっても不満だったが、言い返せない武を見るに反対はできそうにない。こんなに自分を嫌っている人間とペアになるなんて、先行きが不安すぎる。
なんて事だ、と天井を仰いているうち、案の定2人の名前は黒板の「例大祭 B地区調査」の下に連なって書かれてしまった。
そうして話し合いを進める内、他の空間も徐々に埋まっていく。計画予定や次回の確認をして、奏汰の初回は終了した。
他の生徒の流れに合わせて、隣の武もさっさと教室を出て行こうとする。奏汰はそれを恨めしく眺めながら、ふと声をかけられたのに気がついた。
「橘、宮部も、ちょっと。」
振り向くと、副委員長が立っている。眼鏡をかけた癖っ毛の温厚そうな男で、名前は確か、松来裕介だ。
呼ばれた宮部も素直に戻って来た。
「橘は初めてだったのに、会議中に説明できなくてごめんな。これ、皆に配ってた今年の資料。」
そう言って松来はプリントの束を奏汰に差し出した。委員会の構成メンバーから、イベントスケジュール、それぞれでやる事や決める事など、今までの会議で配ったであろう資料がまとめられている。
正直何も分からず不安だった奏汰は、やっと少し安心した。とりあえず副委員長に聞けばなんでも教えてくれそうだ。ペアの事も相談してみようか。
「分からない事があれば教えようか?宮部はどこまで説明したんだ?」
話をふられ、武は少し困惑した様に答える。
「急に決まった事だったので、何も説明できてないんです。」
「そうなの?悪いね。委員長も俺も、勝手に話を進めてた。」
松来は、背後で黒板を消す委員長を横目に見た後、申し訳なさそうに奏汰へ謝った。武の反応に引っかかるところがありながらも、奏汰は慌てて首を振る。
「いえ、ある程度は先生から聞いてたので大丈夫です。校外誌の為に調査をすれば良いんですよね。」
「うん。斎田神社例大祭ってお祭りの、号外誌の取材だね。各自治体の神輿や獅子舞の特徴をまとめるんだ。あとは今年の見どころとかね。」
松来は奏汰の資料を覗き込みながら続ける。
「斎田神社例大祭は、主に神輿が9基、獅子舞が4頭出るから、さっきのはその分担をしてたんだ。君たち調査班が調べて来たものを、編集班で動画や冊子に加工する。」
斎田神社例大祭は、斉田町で1番大きな祭りだ。県のテレビや観光客も多く来て、県外に住む人も、祭りに参加する為にわざわざ帰ってくるほど。
松来は奏汰を見て、にっこりと笑った。
「調査用紙は決まった物を作ってあるから、それを埋めてくれればいいよ。文化祭用に写真や映像を撮ってくるのを忘れずに。」
上部に調査用紙と書かれたプリントには、自治体名や代表者名から、アピールポイントやメモを書く欄が続いている。
颯太はそれを眺めて、ふと不安になった。取材をする為にはアポを取ったり、話を引き出す話術が必要で、奏汰はそもそも人と関わるのが得意ではない。
そんな心境を分かってか、松来は朗らかに武の肩を叩いた。
「大丈夫!ここに優等生がいるじゃないか!宮部は人と打ち解けるのも早いし、顔が広いから任せてればいいよ。」
そう言われて武は笑顔を浮かべるが、少しぎこちなさが残っている様に見える。
奏汰は不審がりながらも、仕方なく頷いたのであった。
奏汰の悲痛な声が放課後の空き教室に響いた。
斉田高等学校は奏汰の家から自転車で15分ほどの距離にある。
勉強も部活も程々に、進学率もまちまちである。偏差値で言うと県内でも平均ぐらいで、奏汰は家から近いという理由で通っている高校だった。
机を挟んで座る目の前には、担任の佐治先生が座っている。髪を後ろで一まとめにしている30代手前の女性で、女子生徒からはさーちん先生なんて愛称で呼ばれている。
「お願いだよー。橘くん、部活動してなかったでしょ?」
放課後、呼び出されたかと思いきやこの有様だ。
というのも、最近転校した生徒に変わって委員会の人員に穴が開くので、その代わりに入って欲しいという事だった。
佐治先生は机に張り付きながら両手を合わせて懇願する。相当困っているらしい。けれど奏汰には絶対に入りたく無い理由がある。
クラスから2名ずつ選出されるこの委員会、もう1人があの宮部武だからだった。
奏汰は断固として言い放った。
「無理です!絶対にお断りします!」
「それでは会議を始めます。今日の議題ですが……」
数分後、奏汰は放心したまま委員会の会議に参加していた。
委員会にあてがわれた教室で、机をコの字に並べた中、中央に座る3年生の委員長が話し始める。
委員長の隣には同じ3年の副委員長。机を分けた後方に書記が座り、コの字には各学年から2名、計20名での会議である。
隣にはもちろん宮部が座っている。済ました顔をして、こちらを気にかける様子はない。
ふん、そちらがその気なら、と奏汰はいじけた様に正面に顔を向け直した。そしてそのまま、担任が教えてくれた委員会の説明を思い出す。
地域郷土委員会。高齢化が進む斉田町で、地域活性化、高校生の地域住民との交流や学びの為に5年程前から設立されたらしい。
主な活動は校外誌の作成だ。これは校内誌とは異なり、主に斉田町の地域住人に向けて発信する冊子である。例えばどこに新しくスーパーができるとか、〇〇さん家で生まれた子猫とか、季節のイベント毎にそれをまとめた増刊号を出したりする。
2ヶ月に1回発行しているのに加え、毎年この9、10月が特に忙しい。と言うのも、文化祭と町の祭りシーズンの為、沢山のイベントが迫っているからだ。その分の校外誌の調査、作成、イベントへの出展、資料作りにやる事は盛り沢山ある。担任が代わりの生徒を探していたのもその為だった。
教室では委員長が話すのに合わせ、副委員長が黒板に文字を書いていく。斉田高校の文化祭、略して“斉高祭”と、斎田神社の“例大祭”の文字が空間を開けて書かれていて、その下には複数の項目が並んでいる。
「それでは分担するが……基本は今までと同じだな。班は一緒のままで良いか?」
奏汰は黒板に目をやった。副委員長が答える。
「そうだな……、例大祭の取材班を2人1組に細かくしよう。じゃないと全部回りきれない。」
他の生徒は、賛同する者もいれば多少不満げな者もいる。奏汰は今までの活動を知らないので、肯定も否定も出来ず黙していた。机の上に広げたノートには白紙のままで、ペンを持つ手も止まっている。
隣の武が手を挙げたかと思うと、凛とした声で発言する。
「それでは、同クラス2人にならない様メンバーを分けませんか。その方が交流しやすいし、仲も深まります。」
それに対し、委員長は首を傾げる。
「親交は十分取れていると思うが……。それに同クラスなら、授業が終わるタイミングで放課後活動しやすいだろ?情報共有もしやすいし、わざわざ変える必要はないんじゃないか?」
「それは……、そうですが。」
奏汰は聞きながら、武の意図を察した。恐らく今までの分担のまま、2名ごとに分け直すとすると、同クラスの奏汰と武で行動しなければならなくなるのだろう。
奏汰にとっても不満だったが、言い返せない武を見るに反対はできそうにない。こんなに自分を嫌っている人間とペアになるなんて、先行きが不安すぎる。
なんて事だ、と天井を仰いているうち、案の定2人の名前は黒板の「例大祭 B地区調査」の下に連なって書かれてしまった。
そうして話し合いを進める内、他の空間も徐々に埋まっていく。計画予定や次回の確認をして、奏汰の初回は終了した。
他の生徒の流れに合わせて、隣の武もさっさと教室を出て行こうとする。奏汰はそれを恨めしく眺めながら、ふと声をかけられたのに気がついた。
「橘、宮部も、ちょっと。」
振り向くと、副委員長が立っている。眼鏡をかけた癖っ毛の温厚そうな男で、名前は確か、松来裕介だ。
呼ばれた宮部も素直に戻って来た。
「橘は初めてだったのに、会議中に説明できなくてごめんな。これ、皆に配ってた今年の資料。」
そう言って松来はプリントの束を奏汰に差し出した。委員会の構成メンバーから、イベントスケジュール、それぞれでやる事や決める事など、今までの会議で配ったであろう資料がまとめられている。
正直何も分からず不安だった奏汰は、やっと少し安心した。とりあえず副委員長に聞けばなんでも教えてくれそうだ。ペアの事も相談してみようか。
「分からない事があれば教えようか?宮部はどこまで説明したんだ?」
話をふられ、武は少し困惑した様に答える。
「急に決まった事だったので、何も説明できてないんです。」
「そうなの?悪いね。委員長も俺も、勝手に話を進めてた。」
松来は、背後で黒板を消す委員長を横目に見た後、申し訳なさそうに奏汰へ謝った。武の反応に引っかかるところがありながらも、奏汰は慌てて首を振る。
「いえ、ある程度は先生から聞いてたので大丈夫です。校外誌の為に調査をすれば良いんですよね。」
「うん。斎田神社例大祭ってお祭りの、号外誌の取材だね。各自治体の神輿や獅子舞の特徴をまとめるんだ。あとは今年の見どころとかね。」
松来は奏汰の資料を覗き込みながら続ける。
「斎田神社例大祭は、主に神輿が9基、獅子舞が4頭出るから、さっきのはその分担をしてたんだ。君たち調査班が調べて来たものを、編集班で動画や冊子に加工する。」
斎田神社例大祭は、斉田町で1番大きな祭りだ。県のテレビや観光客も多く来て、県外に住む人も、祭りに参加する為にわざわざ帰ってくるほど。
松来は奏汰を見て、にっこりと笑った。
「調査用紙は決まった物を作ってあるから、それを埋めてくれればいいよ。文化祭用に写真や映像を撮ってくるのを忘れずに。」
上部に調査用紙と書かれたプリントには、自治体名や代表者名から、アピールポイントやメモを書く欄が続いている。
颯太はそれを眺めて、ふと不安になった。取材をする為にはアポを取ったり、話を引き出す話術が必要で、奏汰はそもそも人と関わるのが得意ではない。
そんな心境を分かってか、松来は朗らかに武の肩を叩いた。
「大丈夫!ここに優等生がいるじゃないか!宮部は人と打ち解けるのも早いし、顔が広いから任せてればいいよ。」
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奏汰は不審がりながらも、仕方なく頷いたのであった。
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