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エレノアの好きなもの
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イリスから言いたい放題言われて、色々振り返ってみた。
確かに、何様だと思うほど俺の振る舞いは自己中心的だった。
それは認める。
エレノアと争いたいわけではない。
なのに、何故彼女を軽視するような態度に出たのか…それだけ自分しか見えておらず未熟だったんだ。
自分の酷い振る舞いは省みず、彼女の事を無条件に責め立ててしまった。
じゃあ、俺はエレノアとどうなりたいんだ?
いがみ合う関係にはなりたくない。
邪魔者と思われたくないし、足手まといも困る。
じゃあ、何から始めるべきか…。
ああ、見当がつかない…。
俺は恥を忍んでクロエと勉強しているイリスに聞いてみた。
「エレノアと友好的な関係を作るなら、俺はどうすればいいんだ?」
「夫婦の事はよく分らん。自分で考えろ。」
「イリスの主人はエレノアだろう?
エレノアが喜ぶことは何かくらい教えて欲しい。」
「…。エレノアが大切にしているモノを尊重し共有すると、少しは友好的になるんじゃないか?」
「エレノアが大切にしているモノ?」
「まずは元夫だろ。
あとは、クロエとこの手話、あと、元夫の領地といったところか。」
「父上に関しては…。
俺は関与が難しい。」
「なら、クロエの手話ならどうだ?
手話の存在を否定しないのであればマスターも習得すればいい。
クロエとも円滑に話せるし、エレノアも喜ぶ。」
「手話…か。」
「なかなかに奥深いぞ。」
俺は手話を学ぶことに決めた。
最近エレノアが日中不在な事が多いので、イリスとクロエが学習している時間帯に二人の隣で四苦八苦しながら学んでいる。
そんな俺を見てクロエが嬉しそうに笑ってくれる。
こんなに嬉しそうな妹の顔が隣で見ることが出来るだけでも学び甲斐があるな。
今みたいな穏やかな時間はいつぶりだろうか…。
「ただいま~。あ~疲れた~。けど、収穫はあったわ~。
この格好でも行けるお店で買い物もついでにしてきたらからご飯までちょっと待ってね。」
聞いたことない訛り(なまり)で買い物袋を下げた濃い化粧のエレノアが登場した。
何だ、今の訛りは…。
「うえ…旦那様、こちらに居られたんですね。」
エレノアはばつの悪そうな顔をしている。
「あ、ああ。」
「はしたない姿をお見せしてすみません。
じゃあ、私…調理してきます。ごゆっくり。」
またそそくさと俺から離れようとしている。
「あ、あの!」
とっさにエレノアを引き留めようと口から声が出る。
「…何でしょうか?」
エレノアは今から何か嫌味の一つでも飛んできても対応できるよう、普段の澄ました顔に戻っていた。
「あ、あの…。お帰り。…いつも買い物まで請け負ってくれて、助かっている。」
「…。」
エレノアの顔が仮面がとれたように目を丸々とさせ驚いている。
は、恥ずかしい…。
何か言ってもらえないのだろうか。
いや、今までエレノアの挨拶を散々無下にしてきた俺がそれを期待するのは虫のいい話か。
「た、ただいま…。帰りました…。」
ああ、返事をしてくれた。
かなり警戒されているが、挨拶を無下にされないという事はこんなに安心するものだな。
「エレノア、マスターが手話を学びたいって言ってるぞ。」
「え…?旦那様が手話を?」
「い、イリス…。いや、前々から関心はあったんだ。
上達したら直接君に言おうと思って…。」
「マスターせっかくなんだからエレノア先生に自己紹介見てもらったらどうだ?」
「先生って誰の事よ。
すみません、イリスが変なこと言って。」
「いや、構わない。
そうだな…恥ずかしがっていては上達しないからな。
見てもらえるか?」
「え、ええ。もちろんです。
私で良かったら。」
「じゃあ…。わたしの…なまえ…は…でぃ・ら・ん・まっく…。」
覚えたての手話でしどろもどろになりながら自己紹介を見せる。
なかなか難しい。
自分の名前を動かすだけでも汗が出そうだ。
「いや、ちがうな…まっく・れーん・です。…これだけで重労働だ。」
恥ずかしさを誤魔化すためにジョークを入れてしまった。
ああ、また嫌味に聞こえてしまったか?
エレノアは何とも言えない顔で黙っている。
下手すぎて手話への冒涜ととらえられたか?
「だ、旦那様…。」
「ん?どうした?
不器用すぎてひどい仕上がりだったな。
すまない…。」
「いいえ!素晴らしいです!
手話に関心を持つだけでなく、実践してくださった気持ちが嬉しいです。」
え、エレノアの瞳がキラキラ光って俺を見ている。
初めて彼女からこんな視線で見てもらえた。
俺の行動がそんなに嬉しい事なのか?
「初めての手話、大変だったでしょう?
旦那様の伝えようとしてくれる気持ち、素敵な手話からすごく伝わりました。」
「そ、そうか…。」
「手が大きくて指も長いから、優雅な手話でしたよ。」
「そ、そ、そうか…。」
何でエレノアに褒められるとこんなに動悸がするんだ?
「そうそう、マックレーンのレーンは更にこう表現すると格好もつきます。
こっちの手をこう動かして…。」
全く予測していなかったタイミングでエレノアに手を握られた。
エレノアの手の感触が優しくて柔らかい。
全身の触覚神経が俺の手の平に全集中している。
エレノアは何やら手話の解説をしているが、俺の脳内はそれどころの話ではない。
何を言ってるかさっぱり理解が追い付かない。
エレノアの手が…女性らしいキメの整ったなめらかな肌触りが…。
「こうすれば、相手にも見えやすくてカッコいいですよ。ね、旦那様。」
俺の手を握ってキラキラした瞳で俺を見るエレノア。
彼女のふわりといい香りが伝わって来た。
至近距離で、はしゃぐような可愛らしい笑顔が俺の視界にドアップで入り込んだ時、
もうだめだ…と思った。
何がダメなのか説明がつかないが、頭がオーバーシュートしている…。
そんな俺の様子に気が付いたエレノアが驚いている。
もう、何も言えない…。
「旦那様。大丈夫ですか?
あ!申し訳ありません、私に触られるの不快でしたよね。
ごめんなさい、私せっかちだから直接触っちゃった…。
あの…すぐ手を洗ってくださいね。私は料理してくるんで、失礼します!」
エレノアは買い物袋を持って調理場へ行ってしまった。
一体俺はどうしてしまったんだ…。
確かに、何様だと思うほど俺の振る舞いは自己中心的だった。
それは認める。
エレノアと争いたいわけではない。
なのに、何故彼女を軽視するような態度に出たのか…それだけ自分しか見えておらず未熟だったんだ。
自分の酷い振る舞いは省みず、彼女の事を無条件に責め立ててしまった。
じゃあ、俺はエレノアとどうなりたいんだ?
いがみ合う関係にはなりたくない。
邪魔者と思われたくないし、足手まといも困る。
じゃあ、何から始めるべきか…。
ああ、見当がつかない…。
俺は恥を忍んでクロエと勉強しているイリスに聞いてみた。
「エレノアと友好的な関係を作るなら、俺はどうすればいいんだ?」
「夫婦の事はよく分らん。自分で考えろ。」
「イリスの主人はエレノアだろう?
エレノアが喜ぶことは何かくらい教えて欲しい。」
「…。エレノアが大切にしているモノを尊重し共有すると、少しは友好的になるんじゃないか?」
「エレノアが大切にしているモノ?」
「まずは元夫だろ。
あとは、クロエとこの手話、あと、元夫の領地といったところか。」
「父上に関しては…。
俺は関与が難しい。」
「なら、クロエの手話ならどうだ?
手話の存在を否定しないのであればマスターも習得すればいい。
クロエとも円滑に話せるし、エレノアも喜ぶ。」
「手話…か。」
「なかなかに奥深いぞ。」
俺は手話を学ぶことに決めた。
最近エレノアが日中不在な事が多いので、イリスとクロエが学習している時間帯に二人の隣で四苦八苦しながら学んでいる。
そんな俺を見てクロエが嬉しそうに笑ってくれる。
こんなに嬉しそうな妹の顔が隣で見ることが出来るだけでも学び甲斐があるな。
今みたいな穏やかな時間はいつぶりだろうか…。
「ただいま~。あ~疲れた~。けど、収穫はあったわ~。
この格好でも行けるお店で買い物もついでにしてきたらからご飯までちょっと待ってね。」
聞いたことない訛り(なまり)で買い物袋を下げた濃い化粧のエレノアが登場した。
何だ、今の訛りは…。
「うえ…旦那様、こちらに居られたんですね。」
エレノアはばつの悪そうな顔をしている。
「あ、ああ。」
「はしたない姿をお見せしてすみません。
じゃあ、私…調理してきます。ごゆっくり。」
またそそくさと俺から離れようとしている。
「あ、あの!」
とっさにエレノアを引き留めようと口から声が出る。
「…何でしょうか?」
エレノアは今から何か嫌味の一つでも飛んできても対応できるよう、普段の澄ました顔に戻っていた。
「あ、あの…。お帰り。…いつも買い物まで請け負ってくれて、助かっている。」
「…。」
エレノアの顔が仮面がとれたように目を丸々とさせ驚いている。
は、恥ずかしい…。
何か言ってもらえないのだろうか。
いや、今までエレノアの挨拶を散々無下にしてきた俺がそれを期待するのは虫のいい話か。
「た、ただいま…。帰りました…。」
ああ、返事をしてくれた。
かなり警戒されているが、挨拶を無下にされないという事はこんなに安心するものだな。
「エレノア、マスターが手話を学びたいって言ってるぞ。」
「え…?旦那様が手話を?」
「い、イリス…。いや、前々から関心はあったんだ。
上達したら直接君に言おうと思って…。」
「マスターせっかくなんだからエレノア先生に自己紹介見てもらったらどうだ?」
「先生って誰の事よ。
すみません、イリスが変なこと言って。」
「いや、構わない。
そうだな…恥ずかしがっていては上達しないからな。
見てもらえるか?」
「え、ええ。もちろんです。
私で良かったら。」
「じゃあ…。わたしの…なまえ…は…でぃ・ら・ん・まっく…。」
覚えたての手話でしどろもどろになりながら自己紹介を見せる。
なかなか難しい。
自分の名前を動かすだけでも汗が出そうだ。
「いや、ちがうな…まっく・れーん・です。…これだけで重労働だ。」
恥ずかしさを誤魔化すためにジョークを入れてしまった。
ああ、また嫌味に聞こえてしまったか?
エレノアは何とも言えない顔で黙っている。
下手すぎて手話への冒涜ととらえられたか?
「だ、旦那様…。」
「ん?どうした?
不器用すぎてひどい仕上がりだったな。
すまない…。」
「いいえ!素晴らしいです!
手話に関心を持つだけでなく、実践してくださった気持ちが嬉しいです。」
え、エレノアの瞳がキラキラ光って俺を見ている。
初めて彼女からこんな視線で見てもらえた。
俺の行動がそんなに嬉しい事なのか?
「初めての手話、大変だったでしょう?
旦那様の伝えようとしてくれる気持ち、素敵な手話からすごく伝わりました。」
「そ、そうか…。」
「手が大きくて指も長いから、優雅な手話でしたよ。」
「そ、そ、そうか…。」
何でエレノアに褒められるとこんなに動悸がするんだ?
「そうそう、マックレーンのレーンは更にこう表現すると格好もつきます。
こっちの手をこう動かして…。」
全く予測していなかったタイミングでエレノアに手を握られた。
エレノアの手の感触が優しくて柔らかい。
全身の触覚神経が俺の手の平に全集中している。
エレノアは何やら手話の解説をしているが、俺の脳内はそれどころの話ではない。
何を言ってるかさっぱり理解が追い付かない。
エレノアの手が…女性らしいキメの整ったなめらかな肌触りが…。
「こうすれば、相手にも見えやすくてカッコいいですよ。ね、旦那様。」
俺の手を握ってキラキラした瞳で俺を見るエレノア。
彼女のふわりといい香りが伝わって来た。
至近距離で、はしゃぐような可愛らしい笑顔が俺の視界にドアップで入り込んだ時、
もうだめだ…と思った。
何がダメなのか説明がつかないが、頭がオーバーシュートしている…。
そんな俺の様子に気が付いたエレノアが驚いている。
もう、何も言えない…。
「旦那様。大丈夫ですか?
あ!申し訳ありません、私に触られるの不快でしたよね。
ごめんなさい、私せっかちだから直接触っちゃった…。
あの…すぐ手を洗ってくださいね。私は料理してくるんで、失礼します!」
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一体俺はどうしてしまったんだ…。
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