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第4話
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部屋に変えると何故か姉が待っていた。
「おかえり~。何だったの?話って」
「もしかして、知ってました?」
「ん~、何を?」
姉のこの言い方は知っていたようだ。知っていてわざわざ聞いてくる。それが姉だ。
「何でも有りません。
クーディアス様のお話しは騎士爵を頂くことになったというものでした」
「へー…騎士爵…」
「はい」
「じゃあクーは、家を継がなくても貴族で居られるって事?」
「そう言うことになりますが…」
「が?」
「爵位をもらったと言っても騎士ですから、
討伐には必ず行かなければいけないそうです」
「えーーっ、それってほぼ年中いないことになるの?」
「そうです。
ですが収めるものは収めなくてはいけませんし、陛下から賜る爵位ですから
任される領地があります。
そこの経営などしなくてはいけない事が山程あるようです」
「あるようです…って。何で曖昧なの?」
「先程の話は騎士としてして来た事と、騎士爵をもらえた経緯。
そしてその後のクーディアス様の人生設計でしたので…」
「はー、また延々と話していたのね。あの男…」
「はい」
姉も幼馴染だから知っている。彼がただひたすら喋り続けることも、要件は最後の最後に一言しか言わないことも。
そして、自分で決めた人生設計通りに進まなければ絶対に許さないことも…
なので私は彼の話をすべて記憶し、部屋に戻ってそれを紙に書き起こす。
大体の基本は話してから1、2年の事を話すので、そのあたりになったらまた続きを聞くことになる。
ただしそれは本人の事しか言わないので、私はそれに合わせて動くしか無い。
さっきの話の中に婚姻とかはなかったからまだ先のこと…
と思ってその後数日を過ごしていたが、突然クーディアス様から連絡があり、1ヶ月後に式をあげその足で討伐任務に行ってくる。
と通達された。
「おかえり~。何だったの?話って」
「もしかして、知ってました?」
「ん~、何を?」
姉のこの言い方は知っていたようだ。知っていてわざわざ聞いてくる。それが姉だ。
「何でも有りません。
クーディアス様のお話しは騎士爵を頂くことになったというものでした」
「へー…騎士爵…」
「はい」
「じゃあクーは、家を継がなくても貴族で居られるって事?」
「そう言うことになりますが…」
「が?」
「爵位をもらったと言っても騎士ですから、
討伐には必ず行かなければいけないそうです」
「えーーっ、それってほぼ年中いないことになるの?」
「そうです。
ですが収めるものは収めなくてはいけませんし、陛下から賜る爵位ですから
任される領地があります。
そこの経営などしなくてはいけない事が山程あるようです」
「あるようです…って。何で曖昧なの?」
「先程の話は騎士としてして来た事と、騎士爵をもらえた経緯。
そしてその後のクーディアス様の人生設計でしたので…」
「はー、また延々と話していたのね。あの男…」
「はい」
姉も幼馴染だから知っている。彼がただひたすら喋り続けることも、要件は最後の最後に一言しか言わないことも。
そして、自分で決めた人生設計通りに進まなければ絶対に許さないことも…
なので私は彼の話をすべて記憶し、部屋に戻ってそれを紙に書き起こす。
大体の基本は話してから1、2年の事を話すので、そのあたりになったらまた続きを聞くことになる。
ただしそれは本人の事しか言わないので、私はそれに合わせて動くしか無い。
さっきの話の中に婚姻とかはなかったからまだ先のこと…
と思ってその後数日を過ごしていたが、突然クーディアス様から連絡があり、1ヶ月後に式をあげその足で討伐任務に行ってくる。
と通達された。
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