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第29話
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「そう言うことならまず、夫人を外に出してくださらんか」
「分かりました。グレイス、部屋から出なさい」
「でも・・・」
「お前がいては、話が進まない」
「でしたらマリアも、一緒に出ますわ。
ここには、必要ございませんから」
そう言ってお母様は席を立ち、私のところまで来ると、手を握って引っ張った。
「お、お母様・・・」
「黙ってついてきなさい。貴方はここにいる必要ないのよ」
そう言って引きずっていくお母様に、私は何も言えない。
すると
「グレイス・クルーシュ伯爵夫人。彼女の手を、離していただけますか?」
と声がかかった。
「どうしてでしょう?この子は、ここにいる資格のない子ですわ」
そう言って、にっこりと微笑むお母様の前にいたのは、コンラート・デラクール様だった。
「この場で、それを決めるのは、貴方ではないはずです。
手を離してください。
私は彼女と、話してみたいのです」
コンラート様の言葉に
「こ、コンラート様と話すような子ではありませんわ。
時間の無駄ではありませんか?」
お母様がそんなことを言った。
すると
「貴方は、マリア嬢の母上ですよね?」
「えぇ、そうよ」
「では何故、ご自分の娘を否定なさるのですか?」
「否定?否定などしていませんわ」
その後、コンラート様とお母様の話し合い?が始まってしまった。
それを見ていたデラクール公爵様は、楽しそうにお父様と話し始め、私は・・・
何故か、お母様とコンラート様に、片手ずつ手を握られ、言い合う2人に挟まれて、なんとも言いがたい状態になっていた。
「分かりました。グレイス、部屋から出なさい」
「でも・・・」
「お前がいては、話が進まない」
「でしたらマリアも、一緒に出ますわ。
ここには、必要ございませんから」
そう言ってお母様は席を立ち、私のところまで来ると、手を握って引っ張った。
「お、お母様・・・」
「黙ってついてきなさい。貴方はここにいる必要ないのよ」
そう言って引きずっていくお母様に、私は何も言えない。
すると
「グレイス・クルーシュ伯爵夫人。彼女の手を、離していただけますか?」
と声がかかった。
「どうしてでしょう?この子は、ここにいる資格のない子ですわ」
そう言って、にっこりと微笑むお母様の前にいたのは、コンラート・デラクール様だった。
「この場で、それを決めるのは、貴方ではないはずです。
手を離してください。
私は彼女と、話してみたいのです」
コンラート様の言葉に
「こ、コンラート様と話すような子ではありませんわ。
時間の無駄ではありませんか?」
お母様がそんなことを言った。
すると
「貴方は、マリア嬢の母上ですよね?」
「えぇ、そうよ」
「では何故、ご自分の娘を否定なさるのですか?」
「否定?否定などしていませんわ」
その後、コンラート様とお母様の話し合い?が始まってしまった。
それを見ていたデラクール公爵様は、楽しそうにお父様と話し始め、私は・・・
何故か、お母様とコンラート様に、片手ずつ手を握られ、言い合う2人に挟まれて、なんとも言いがたい状態になっていた。
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