姪だけど、抱かれたい!

茜色

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結ばれるふたり

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「はぁ・・・っ。遼ちゃん、どうしよう・・・気持ちいい」
ショーツも脱がされ生まれたままの姿になった私は、はしたないほど両脚を広げて遼ちゃんの指に翻弄されている。
「痛くない・・・?これは、大丈夫か?」
遼ちゃんは指をそっと折り曲げて私の内壁を何度も擦った。息が荒くなる。薄く眼を開けて、遼ちゃんと至近距離で見つめあった。私の表情を注意深く見ながら、遼ちゃんが指の角度を繊細に変えては刺激を与えてくる。

「あ、あ、そこ・・・。なんか、じんわり、感じる・・・」
「ここだよな。気持ちいい・・・?あと、もっと奥にもあるはずだよ」
遼ちゃんの指が更に奥へと進み、硬くコリッとした何かに当たる。そのすぐ手前のスポットを指が優しくなぞると、思わず「ふあ、やぁっ・・・ん」と小さな喘ぎ声がこぼれ出た。
「遼ちゃん、怖い・・・!そこ、ダメ・・・!」
「怖くないよ、気持ちよくなるから。力抜いて・・・そう、全部預けて」

中指で深い場所を何度も擦りながら、同時に別の指でクリトリスを捏ねられる。お腹の奥でフワーッと何かが染みて広がるような深い感覚に襲われ、私は怖くなって遼ちゃんにしがみついた。
「はあっ・・・!遼、ちゃ・・・待って・・・」
4年前にクリトリスだけで導かれたのとは種類が違う、もっと底なしで深い快楽の気配。動揺した私の呼吸が激しく乱れた。
身体ってこんなふうになるんだ。もっともっと先に進んだら、私はどうなってしまうんだろう・・・?
遼ちゃんは震えている私のなかから指を引き抜くと、からみついた愛液を美味しそうに舐めた。

「可愛いよ、梓。こんなに可愛いと、俺の方が変になりそうで、ヤバい」
背中をグイッと抱き寄せられ、息がつまりそうな深いキスで覆われた。
さっき掴みかけた快感の気配のせいで、身体の奥にはっきりと甘い衝動が芽生えている。私は遼ちゃんの唇を夢中で貪った。
・・・気持ちいい。すごくすごく、いい。遼ちゃんとこうしているだけで、深い海の底に堕ちていきそうなほどだ。

遼ちゃんが身体を起こして、自分の下着を引き下ろした。
眼の前にさらけ出された力強い身体。頬が燃えるように熱くて、私は眼を上げられない。
シーツに横たわってじっと待っていると、遼ちゃんに腕を引っ張られ、身体を起こされた。向かい合って座る形になると、遼ちゃんは恥ずかしがっている私の手を取って自分のペニスへと導いた。
思わず「あっ・・・!」と声を上げてしまう。手に触れたそれは、とても熱くて滑らかで、息を呑むほどくっきりと立ち上がっていた。

「これが、俺のだよ。今から梓のなかに入る。受け入れてくれる・・・?」
私は耳まで真っ赤になっていた。胸が痛いほどドキドキ騒いでいる。勇気を出して、手のなかの熱い塊を見下ろす。
知らず、甘い溜め息が漏れた。この、重たくて太い塊が、今から私の身体を貫く。やっと、ひとつになれる。そう思うと、大きく屹立して痛そうにも見える遼ちゃん自身が、ひどく愛おしく感じられた。
私は遼ちゃんに身を寄せ、耳元に唇を近づけて囁いた。
「遼ちゃんのこれ・・・私にちょうだい。すごく、欲しい」
遼ちゃんがせつなそうに深く息を吸い込み、私のお尻を力強く引き寄せた。

遼ちゃんの膝の上に跨るようにして、抱きあいながら唇を吸いあった。
舌がぬらぬらと絡み、遼ちゃんの手が私の乳房を揉みしだくたびに唇から甘い吐息が漏れる。お互いの身体が密着して、私のねっとりと濡れた秘所に、遼ちゃんのペニスが苦しげに押し当てられていた。さっきよりもどんどん硬くなっているのが分かる。キスが激しくなるにつれ、擦りあう性器がますます濡れていく。
お腹の奥が熱く疼いてたまらない。きゅうっと絞られるような狂おしい衝動に、私はこれ以上待てなくなった。

「・・・遼ちゃん、もう挿れて。早く遼ちゃんと繋がりたい・・・」
「いいよ・・・。今すぐ、俺のものにしてやる」
野蛮なほど勃起している遼ちゃんの男性自身を、私の未熟な身体がどこまで受け入れられるのか不安はあった。でも、痛くても苦しくても構わない。ただただ、遼ちゃんとひとつになりたい。ずっと願ってきた想いが、私の身体から更に甘い液を滴らせた。

再びベッドに横たわった私は、遼ちゃんの手で両脚を大きく開かされた。オレンジ色の灯りの下で、ぐじゅぐじゅに濡れた私の秘裂がさらされている。恥ずかしさと怖さと期待で、もう何がなんだか分からなかった。
「すごいな。いやらしい蜜が滴ってるよ、梓」
「やっ・・・!そんなこと言っちゃダメ・・・」
「なんで?エッチなこと言うと、おまえ喜んで余計に濡れるじゃないか。・・・ほら、また垂れてきた」
「やだもう、遼ちゃんのバカ・・・」
「こら、そういうことを言う子はお仕置きしようか?」
遼ちゃんはニヤリと笑いながら、私の秘部にペニスを押し当てた。くちゅっと淫らな音がして、私の膣口が押し開かれる。
「ああ、梓のここ、美味しそうに俺のこと呑み込んでる・・・」
「あっ、あっ、入ってくる・・・!」
ぬうっ・・・とゆっくり押し入ってくる熱い塊。覚悟していた以上にそれは大きく、埋め尽くすような存在感で私を内側から押しつぶした。

「あっ、ああ、遼ちゃん・・・!はあっ・・・」
「んっ・・・。半分、入った。梓、大丈夫か?痛い・・・?」
遼ちゃんは息を乱しながら、汗で額に張り付いた私の前髪をそっと掻き上げた。瞼や鼻先、そして唇に、音をたててキスをして、私の緊張を解いてくれる。
「ごめんな、どうしたって痛いよな。もう少しだけ、我慢してくれ」
遼ちゃんは私の頬や唇を親指で撫でながら、愛おしそうに私を見つめている。眼差しや言葉、指先から遼ちゃんの溢れる愛を感じ、私は泣きだしそうになった。お腹の奥がせつなくキュウンと締まる。遼ちゃんがそれに反応して、「あぁっ・・・」と感じている声を漏らした。

「梓・・・。ただでさえすごい締め付けなのに、余計キツイ・・・!」
「あ、ん。遼ちゃん・・・!大っきい・・・。や、もう、ダメぇ・・・」
「ったく・・・!悪い女だ・・・!」
遼ちゃんが私の腰を思い切り引き寄せ、ペニスを私の一番奥までググッと押し込んだ。みっちりと埋まる甘い痛みに、私はせつなく悲鳴をあげた。


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