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第23話 回収しまくります
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ふぁ~。
夕飯を食べ仕事場に戻って来たエストキラは、大きな欠伸を一つした。今日は、重労働だったので、おなか一杯になり眠くなったのだ。
毛布に包まれると、自然と睡魔が襲って来る。
”マスタースキル上げは明日やろう”
次の日ぐっすりと寝たエストキラは元気いっぱいだ。
倉庫に行くと、魔道具をせっせと箱へと運び、がん!と叩いた。そして、ほくほく顔でガントが、鉱石を錬金術協会に運んでいく。それを見送った後、さっそくマスタースキルのレベル上げ開始だ。
だが、ガントが戻ってくるまでやったがレベルは上がらなかった。
今日も2回で叩くのは終了になり、夕飯まで自由時間。また開始した。
――オプションがレベル10になりました
――マスターがレベル10になりました
「やっと上がった。前回の倍かかった感じがする」
*マスター
*レベル10:スキル発動消費MPを1にする。また経験値を2倍獲得。アブソープションを取得(レベルアップ時、MP全回復)。成功率+5%。ダブルを取得(両手それぞれ違う対象に限り一緒に発動させる事ができる)。ダブルその2を取得(対象の上に右手を乗せその上に左手を乗せると効果が5倍になる)。鑑定を取得(オプションが付いているモノがわかるようになり、触れて鑑定と唱えればオプションを判別できる)。効果を10倍にする。回収を取得(鑑定したオプションに限り、回収と唱えれば回収し保存できる)。ペースト(回収したオプションも発動できるようになる)。
次のレベルまで:オプションがレベルアップ時に一緒にレベルアップする。
「あ、レベルが上がって使えるようになったんだ」
*動作-3/動作が3%ゆっくりになる。(マスター効果/一度のみ)
発動条件:対象に触れながら『ペーストユックリト』と発する
”よし、発動できるようになってる! でも一回きりなんだ。移すってイメージなんだ。そうだ。あの魔道具の山のオプションを回収すれば、いいのあるかも!”
「鑑定!」
《飛距離+7》飛距離が7%伸びる。
「色んなのあるなぁ。回収」
――飛距離+7を回収しました
”どれどれちゃんと回収したかな?”
*回収:動作-3/飛距離+7(マスター効果)
次のレベルまで:0P/20000P
成功時6P、失敗時2P(マスター効果)
”ちゃんと回収できてる。って、経験値えぐいなぁ。あ、成功率のポイントちょっぴり増えてる。ちょっぴりだけど。まずは、戻るまでに出来るだけ回収しよう!”
エストキラは、夕飯までの残りの時間、鑑定しては回収していった。
◇
「けほん。けほん」
”ずっと唱えてばっかりいたから喉が変だ”
「うん? 風邪でも引いたか? そうだなぁ。明日は休みにしよう」
「え! お休み?」
「体調管理も大切だ。まあボードの練習するなら倉庫に行ってもいいけど、開けっ放しで出かけるなよ」
「はい」
今日もまた毛布に包まると、睡魔が襲ってきた。
”金貨40枚も貯まった。……このお金でお母さんとお父さんに何か買ってあげたいなぁ。リナにあ会ったらバレそうだけど親になら大丈夫じゃないか? うーん。変装していく? うーん……”
考え事をしていると、いつの間にか眠りについていたのだった。
「――おい。大丈夫か」
ガントの声でエストキラは目を覚ます。
「あ、おはようございます……」
「やっぱり熱っぽいな」
「え……」
”そういえば、フラフラする”
「これ、飲んでおけ」
なにやら苦そうな匂いがする液体が入った瓶を渡される。
「もしかしてこれ、あのポーションですか?」
「ちょっと違う。それは、薬だ。まあ錬金術で作った薬だけどな」
「でもこれ、もう入ってないんじゃないですか?」
ビンに半分も入っていない。
「それで一回分だ。万能薬だ。金貨1枚だがやる」
「金貨1枚!?」
「医者に診てもらって、処方される薬より断然これの方が治る。高いけどな」
「ほ、本当に貰ってもいいんですか?」
「あぁ。飲めばすぐに元気になるはずだ。だけど、今日は体を休めておけ」
「ありがとうございます!」
エストキラは、ごくんと飲んだ。
「にが~」
”そうだった。凄く苦いんだった。でも、フラフラする感じもだるさもなくなった!”
「凄い効き目! これってどこに売っているんですか?」
「うん? ポーション屋や錬金術協会で売っている。言っておくがこれは、病気を治す薬だからな。毒とかも消せる。体力回復は、別にある」
「あ、うん。わかりました。ありがとうございます」
”これをこっそりお母さん達にあげておこう”
いいことを知ったと嬉しくなるエストキラだった。
夕飯を食べ仕事場に戻って来たエストキラは、大きな欠伸を一つした。今日は、重労働だったので、おなか一杯になり眠くなったのだ。
毛布に包まれると、自然と睡魔が襲って来る。
”マスタースキル上げは明日やろう”
次の日ぐっすりと寝たエストキラは元気いっぱいだ。
倉庫に行くと、魔道具をせっせと箱へと運び、がん!と叩いた。そして、ほくほく顔でガントが、鉱石を錬金術協会に運んでいく。それを見送った後、さっそくマスタースキルのレベル上げ開始だ。
だが、ガントが戻ってくるまでやったがレベルは上がらなかった。
今日も2回で叩くのは終了になり、夕飯まで自由時間。また開始した。
――オプションがレベル10になりました
――マスターがレベル10になりました
「やっと上がった。前回の倍かかった感じがする」
*マスター
*レベル10:スキル発動消費MPを1にする。また経験値を2倍獲得。アブソープションを取得(レベルアップ時、MP全回復)。成功率+5%。ダブルを取得(両手それぞれ違う対象に限り一緒に発動させる事ができる)。ダブルその2を取得(対象の上に右手を乗せその上に左手を乗せると効果が5倍になる)。鑑定を取得(オプションが付いているモノがわかるようになり、触れて鑑定と唱えればオプションを判別できる)。効果を10倍にする。回収を取得(鑑定したオプションに限り、回収と唱えれば回収し保存できる)。ペースト(回収したオプションも発動できるようになる)。
次のレベルまで:オプションがレベルアップ時に一緒にレベルアップする。
「あ、レベルが上がって使えるようになったんだ」
*動作-3/動作が3%ゆっくりになる。(マスター効果/一度のみ)
発動条件:対象に触れながら『ペーストユックリト』と発する
”よし、発動できるようになってる! でも一回きりなんだ。移すってイメージなんだ。そうだ。あの魔道具の山のオプションを回収すれば、いいのあるかも!”
「鑑定!」
《飛距離+7》飛距離が7%伸びる。
「色んなのあるなぁ。回収」
――飛距離+7を回収しました
”どれどれちゃんと回収したかな?”
*回収:動作-3/飛距離+7(マスター効果)
次のレベルまで:0P/20000P
成功時6P、失敗時2P(マスター効果)
”ちゃんと回収できてる。って、経験値えぐいなぁ。あ、成功率のポイントちょっぴり増えてる。ちょっぴりだけど。まずは、戻るまでに出来るだけ回収しよう!”
エストキラは、夕飯までの残りの時間、鑑定しては回収していった。
◇
「けほん。けほん」
”ずっと唱えてばっかりいたから喉が変だ”
「うん? 風邪でも引いたか? そうだなぁ。明日は休みにしよう」
「え! お休み?」
「体調管理も大切だ。まあボードの練習するなら倉庫に行ってもいいけど、開けっ放しで出かけるなよ」
「はい」
今日もまた毛布に包まると、睡魔が襲ってきた。
”金貨40枚も貯まった。……このお金でお母さんとお父さんに何か買ってあげたいなぁ。リナにあ会ったらバレそうだけど親になら大丈夫じゃないか? うーん。変装していく? うーん……”
考え事をしていると、いつの間にか眠りについていたのだった。
「――おい。大丈夫か」
ガントの声でエストキラは目を覚ます。
「あ、おはようございます……」
「やっぱり熱っぽいな」
「え……」
”そういえば、フラフラする”
「これ、飲んでおけ」
なにやら苦そうな匂いがする液体が入った瓶を渡される。
「もしかしてこれ、あのポーションですか?」
「ちょっと違う。それは、薬だ。まあ錬金術で作った薬だけどな」
「でもこれ、もう入ってないんじゃないですか?」
ビンに半分も入っていない。
「それで一回分だ。万能薬だ。金貨1枚だがやる」
「金貨1枚!?」
「医者に診てもらって、処方される薬より断然これの方が治る。高いけどな」
「ほ、本当に貰ってもいいんですか?」
「あぁ。飲めばすぐに元気になるはずだ。だけど、今日は体を休めておけ」
「ありがとうございます!」
エストキラは、ごくんと飲んだ。
「にが~」
”そうだった。凄く苦いんだった。でも、フラフラする感じもだるさもなくなった!”
「凄い効き目! これってどこに売っているんですか?」
「うん? ポーション屋や錬金術協会で売っている。言っておくがこれは、病気を治す薬だからな。毒とかも消せる。体力回復は、別にある」
「あ、うん。わかりました。ありがとうございます」
”これをこっそりお母さん達にあげておこう”
いいことを知ったと嬉しくなるエストキラだった。
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