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◆145◆一肌脱ぎましょう
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「はい。どうぞ。まさかお昼時に訪ねて来るとはね」
僕の前に緑の物体をマドラーユさんは置いた。
森を後にし、速攻訪ねるとお昼時だったみたいで、ちょうど休憩するところだった。なので、僕もお昼をごちそうになる事に……。
「これって何ですか?」
「パンよ」
「パン!?」
丸い緑のパン。確かに香りはパンだ。
「それはね。私特性薬草パン。大丈夫よ。苦くないから」
苦くないって、食べられるのこれ? いや、薬草だから大丈夫なんだろうけど。
「結構おいしいよ」
もしかして昨日もこのパンだったの?
牛乳とパンで、僕達は昼ご飯を食べ始める。
「あ、そうだ。僕に何かよう?」
突然訪ねて来たので、イラーノはそう思ったみたい。勘がいい。
「モガードさん達が、僕をつけ回してたんだけど、どうやらイラーノを探していたみたいなんだ」
「俺? しつこいね」
「どうも今日はちょっと違ったみたいで、イラーノみたいな綺麗な顔立ちの20代ぐらいの冒険者の二人組が、イラーノを探していてどこにいるか聞かれた」
「え? 何で探しているの?」
「あぁ。モンスターハンターね」
僕達の会話を聞き、マドラーユさんが言った。
「モンスターハンター?」
「そう言われているのよ。モンスターの特性とか熟知していて、知識で倒すらしいわ。強いモンスターもお手の物の様よ。噂だけどね」
まああの二人なら目立つだろうから目立つ行動をすれば噂にはなるよね。
でも確か、エルフってモンスター側って言ってなかったっけ?
「何でそんな人が俺を探してるの?」
「わからない。だからあまり出歩かないでほしいと思って言いに来たんだ」
「なるほどねぇ。よし、私が一肌脱いであげよう!」
頼んでないのに、マドラーユさんは嬉しそうに言うとガサゴソと何やら探し始めた。僕達は、何だろうとジッとそれを見つめる。
「あったぁ。はいこれ」
マドラーユさんが、手にしていたのはペンダントだ。
小さいけど七色に光る宝石がついている。
「えっと……」
「これはね。存在が目立たなくなるマジックアイテムよ。あなた存在自体が目立つからこれを付ければ、そこら辺の冒険者になるわ」
「はぁ。ありがとうございます」
そういうマジックアイテムもあるんだ。
イラーノは、受け取ったペンダントを首に下げた。
でも僕と一緒に居れば、イラーノに辿り着くよね。
「あのさ。暫く別々に行動した方がいいんじゃないかな? 寝泊りも」
「え? そこまで?」
「うん。見つからないとなれば、僕をつけ回すと思うんだよね」
「でも……」
「あ、そうだ! ちょっと外の空気吸ってくるわ」
うん? マドラーユさんがそう言うと、席を立って外に出て行った。
話しやすいように、気を聞かせてくれたのかな?
「で、なんでそこまでする必要があるの?」
「二人は、エルフだよ。ルイユが言っていたから間違いない。父さんは、エルフと会っていたって聞いたけど、警戒もしていたみたいだから。あの人達は、イラーノに会ってみたいって言っていたけど、会いたい理由は別かもしれない」
「そっか。エルフか」
ちょっと会いたいかもという顔をイラーノはした。
気持ちはわかるけど、友好的な相手か確かめてからじゃないとダメな様な気がする。
「ルイユが、エルフの事詳しいみたいだから僕聞いてみるよ」
「うん。わかった。でも、出来れば連絡は取り合いたい」
「うーん。僕が近づけば居場所ばれちゃうからなぁ……」
「よーし! もう一肌脱いじゃおう!」
そう言ってドアを開けたマドラーユさんに、僕達は驚いて振り向いた。
隠れて聞いていましたね!
「連絡係をしてあげるわ。どう?」
「ありがたいですけど、どうしてそこまで……」
「大切な助手の為よ!」
イラーノが聞くと、うんうんと頷きながらマドラーユさんは、返して来た。
そういう訳で、暫くはイラーノと別行動となった。
僕の前に緑の物体をマドラーユさんは置いた。
森を後にし、速攻訪ねるとお昼時だったみたいで、ちょうど休憩するところだった。なので、僕もお昼をごちそうになる事に……。
「これって何ですか?」
「パンよ」
「パン!?」
丸い緑のパン。確かに香りはパンだ。
「それはね。私特性薬草パン。大丈夫よ。苦くないから」
苦くないって、食べられるのこれ? いや、薬草だから大丈夫なんだろうけど。
「結構おいしいよ」
もしかして昨日もこのパンだったの?
牛乳とパンで、僕達は昼ご飯を食べ始める。
「あ、そうだ。僕に何かよう?」
突然訪ねて来たので、イラーノはそう思ったみたい。勘がいい。
「モガードさん達が、僕をつけ回してたんだけど、どうやらイラーノを探していたみたいなんだ」
「俺? しつこいね」
「どうも今日はちょっと違ったみたいで、イラーノみたいな綺麗な顔立ちの20代ぐらいの冒険者の二人組が、イラーノを探していてどこにいるか聞かれた」
「え? 何で探しているの?」
「あぁ。モンスターハンターね」
僕達の会話を聞き、マドラーユさんが言った。
「モンスターハンター?」
「そう言われているのよ。モンスターの特性とか熟知していて、知識で倒すらしいわ。強いモンスターもお手の物の様よ。噂だけどね」
まああの二人なら目立つだろうから目立つ行動をすれば噂にはなるよね。
でも確か、エルフってモンスター側って言ってなかったっけ?
「何でそんな人が俺を探してるの?」
「わからない。だからあまり出歩かないでほしいと思って言いに来たんだ」
「なるほどねぇ。よし、私が一肌脱いであげよう!」
頼んでないのに、マドラーユさんは嬉しそうに言うとガサゴソと何やら探し始めた。僕達は、何だろうとジッとそれを見つめる。
「あったぁ。はいこれ」
マドラーユさんが、手にしていたのはペンダントだ。
小さいけど七色に光る宝石がついている。
「えっと……」
「これはね。存在が目立たなくなるマジックアイテムよ。あなた存在自体が目立つからこれを付ければ、そこら辺の冒険者になるわ」
「はぁ。ありがとうございます」
そういうマジックアイテムもあるんだ。
イラーノは、受け取ったペンダントを首に下げた。
でも僕と一緒に居れば、イラーノに辿り着くよね。
「あのさ。暫く別々に行動した方がいいんじゃないかな? 寝泊りも」
「え? そこまで?」
「うん。見つからないとなれば、僕をつけ回すと思うんだよね」
「でも……」
「あ、そうだ! ちょっと外の空気吸ってくるわ」
うん? マドラーユさんがそう言うと、席を立って外に出て行った。
話しやすいように、気を聞かせてくれたのかな?
「で、なんでそこまでする必要があるの?」
「二人は、エルフだよ。ルイユが言っていたから間違いない。父さんは、エルフと会っていたって聞いたけど、警戒もしていたみたいだから。あの人達は、イラーノに会ってみたいって言っていたけど、会いたい理由は別かもしれない」
「そっか。エルフか」
ちょっと会いたいかもという顔をイラーノはした。
気持ちはわかるけど、友好的な相手か確かめてからじゃないとダメな様な気がする。
「ルイユが、エルフの事詳しいみたいだから僕聞いてみるよ」
「うん。わかった。でも、出来れば連絡は取り合いたい」
「うーん。僕が近づけば居場所ばれちゃうからなぁ……」
「よーし! もう一肌脱いじゃおう!」
そう言ってドアを開けたマドラーユさんに、僕達は驚いて振り向いた。
隠れて聞いていましたね!
「連絡係をしてあげるわ。どう?」
「ありがたいですけど、どうしてそこまで……」
「大切な助手の為よ!」
イラーノが聞くと、うんうんと頷きながらマドラーユさんは、返して来た。
そういう訳で、暫くはイラーノと別行動となった。
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