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◆159◆ルイユって聡い?それとも疎い?
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――主様。主様。起きて下さい。
うん? この声はルイユ?
僕は、眠いが目を開けた。
目の前にルイユの顔をある。近いって!
「やっとお目覚めですね。少し強く掛け過ぎましたか」
掛け過ぎたって……やっぱり魔法か何かで眠らされたんだ。
「おはよう。よく眠れたみたいだね。朝日が昇った所だよ」
「イラーノ、おはよう。って、早いなぁ」
「早朝にと伝えてありましたが?」
「まあ、そうだけど」
僕達は身支度を整え部屋を出て行く事にした。
「それ、置いて行くの?」
ルイユが備え付けられた机に、アベガルさんにもらった感知玉を置いたのを見て、イラーノが聞いた。
「これは、使わなくても感知できる優れものです」
「え? じゃ、持って行ったら僕達の居場所がわかっちゃうって事?」
「そうなりますね」
「俺、アベガルさんってルイユに気があるのかと思っていた」
僕もそう思っていたと頷く。
気がある素振りを見せて油断させて、僕達を見張る気だったのかもしれない。
ウダエカさんとモガードさんは、モンスターをルイユが倒したのを見ているが、僕達は見ていないと答えた。
それどころか、ルイユがこっそり隠れていて、オスダルスさん達が逃げた後に僕達をヒールしたと説明をしている。
全部本当ではないけど嘘でもない。ルイユがモンスターを倒したのも本当で、ルイユがヒールをしたのも本当だ。
ただ状況が状況なだけに、否めないんだろう。
森の奥に女性であるルイユがいて、アイテムが発動するぐらいの怪我を負った。
ウダエカさん達に聞いているから怪我を負わせたのは、あの二人だと言うのは間違いないと思っているはず。
でもその原因も僕達は知っていて隠していると思っているんだ。
って、人間側にエルフだと知られるとどうなるんだろう?
二人は隠していた。
隠さないとやっぱり危険なんだろうか?
ロドリゴさんもどうなるかわからないと言っていたし、やっぱり何も言わずにここを出た方がいいか。
街の塀を出て僕は振り返った。
何か僕達、逃げて場所を移動しているよな。
「どうかした?」
振り返った僕に、イラーノが聞いた。
「ううん。何でもない。行こう」
僕達三人は、森へと入って行く。
嬉しそうにジーンが尻尾を振ってお出迎えだ。
『もう、待ちくたびれたわ』
『これからどうする?』
「ごめん。東に向かおう」
『わかった』
「主様は、私が」
そう言ったルイユに振り向くと、何故か両手を広げている。
「えっと……もしかして僕は、ルイユに抱き着いて移動って事?」
「はい」
頷きながらルイユが言う。
「いや、それ無理! 手を繋いでぐらいならいいけど」
「昨日は、それで移動したではないですか」
「き、昨日はモンスターの姿だったじゃないか!」
普通に人間の女性で……モンスターだとわかっていても無理だろう。
「では、またがって……」
「それって、ジーンに乗るみたいにって事?」
「はい」
また頷くルイユ。
「もっと無理!」
「っぷ……あははは」
イラーノが、笑い出した。
「あ、ごめん。だって、ルイユって人間の事を理解しているのかと思ったらそうでもなくて……あぁ、お腹痛い」
って、言いながらまだ笑っている。
「……わかりました。私は先頭を行きます!」
ちょっとムッとしてルイユが言った。
「えっと。宜しく……」
僕がそう言うと、ルイユは頷く。
リリンは僕のリュックに入り、ジーンに僕とイラーノが乗って移動する事になった。
ルイユは、ジーンと同じ速度でフワリと浮いて凄いスピードで進む。
「ルイユ、凄すぎ……」
浮いて移動するルイユを見てイラーノが驚きの声を上げた。
昨日とは全然違う。
何となくだけど目覚めたルイユって無敵っぽい感じがする。
でもそれは、僕がいてって事なんだろうどけ。
◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆
一時間後、僕達は休憩を取る事にした。
ジーン達は平気だけど、乗っている僕達の方がヘロヘロだ。
少し木々が少ないちょっと日が当たる場所。そこで一休みだ。
「振り落とされないように乗っているのって疲れる」
イラーノの言葉に、僕は頷いた。
たぶん、ルイユのスピードが速いんだと思う。
「ルイユ、悪いんだけどスピード落として移動してくれないかな? 乗っている僕達がもたない」
「わかりました。一つ提案があるのですが」
「何?」
「裁縫で、安定する物を作ると言うのはどうでしょうか?」
「あぁなるほど」
「それいいね! クテュール何か頼むよ」
「うん。何か考えてみる」
「森の中でなければ、私でも使える物がベストです」
「うん……」
取りあえず今ある布で作れる物にしよう。
どんな物にしようかと考える。
こういう考える時間も楽しいんだよね。
うん? この声はルイユ?
僕は、眠いが目を開けた。
目の前にルイユの顔をある。近いって!
「やっとお目覚めですね。少し強く掛け過ぎましたか」
掛け過ぎたって……やっぱり魔法か何かで眠らされたんだ。
「おはよう。よく眠れたみたいだね。朝日が昇った所だよ」
「イラーノ、おはよう。って、早いなぁ」
「早朝にと伝えてありましたが?」
「まあ、そうだけど」
僕達は身支度を整え部屋を出て行く事にした。
「それ、置いて行くの?」
ルイユが備え付けられた机に、アベガルさんにもらった感知玉を置いたのを見て、イラーノが聞いた。
「これは、使わなくても感知できる優れものです」
「え? じゃ、持って行ったら僕達の居場所がわかっちゃうって事?」
「そうなりますね」
「俺、アベガルさんってルイユに気があるのかと思っていた」
僕もそう思っていたと頷く。
気がある素振りを見せて油断させて、僕達を見張る気だったのかもしれない。
ウダエカさんとモガードさんは、モンスターをルイユが倒したのを見ているが、僕達は見ていないと答えた。
それどころか、ルイユがこっそり隠れていて、オスダルスさん達が逃げた後に僕達をヒールしたと説明をしている。
全部本当ではないけど嘘でもない。ルイユがモンスターを倒したのも本当で、ルイユがヒールをしたのも本当だ。
ただ状況が状況なだけに、否めないんだろう。
森の奥に女性であるルイユがいて、アイテムが発動するぐらいの怪我を負った。
ウダエカさん達に聞いているから怪我を負わせたのは、あの二人だと言うのは間違いないと思っているはず。
でもその原因も僕達は知っていて隠していると思っているんだ。
って、人間側にエルフだと知られるとどうなるんだろう?
二人は隠していた。
隠さないとやっぱり危険なんだろうか?
ロドリゴさんもどうなるかわからないと言っていたし、やっぱり何も言わずにここを出た方がいいか。
街の塀を出て僕は振り返った。
何か僕達、逃げて場所を移動しているよな。
「どうかした?」
振り返った僕に、イラーノが聞いた。
「ううん。何でもない。行こう」
僕達三人は、森へと入って行く。
嬉しそうにジーンが尻尾を振ってお出迎えだ。
『もう、待ちくたびれたわ』
『これからどうする?』
「ごめん。東に向かおう」
『わかった』
「主様は、私が」
そう言ったルイユに振り向くと、何故か両手を広げている。
「えっと……もしかして僕は、ルイユに抱き着いて移動って事?」
「はい」
頷きながらルイユが言う。
「いや、それ無理! 手を繋いでぐらいならいいけど」
「昨日は、それで移動したではないですか」
「き、昨日はモンスターの姿だったじゃないか!」
普通に人間の女性で……モンスターだとわかっていても無理だろう。
「では、またがって……」
「それって、ジーンに乗るみたいにって事?」
「はい」
また頷くルイユ。
「もっと無理!」
「っぷ……あははは」
イラーノが、笑い出した。
「あ、ごめん。だって、ルイユって人間の事を理解しているのかと思ったらそうでもなくて……あぁ、お腹痛い」
って、言いながらまだ笑っている。
「……わかりました。私は先頭を行きます!」
ちょっとムッとしてルイユが言った。
「えっと。宜しく……」
僕がそう言うと、ルイユは頷く。
リリンは僕のリュックに入り、ジーンに僕とイラーノが乗って移動する事になった。
ルイユは、ジーンと同じ速度でフワリと浮いて凄いスピードで進む。
「ルイユ、凄すぎ……」
浮いて移動するルイユを見てイラーノが驚きの声を上げた。
昨日とは全然違う。
何となくだけど目覚めたルイユって無敵っぽい感じがする。
でもそれは、僕がいてって事なんだろうどけ。
◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆
一時間後、僕達は休憩を取る事にした。
ジーン達は平気だけど、乗っている僕達の方がヘロヘロだ。
少し木々が少ないちょっと日が当たる場所。そこで一休みだ。
「振り落とされないように乗っているのって疲れる」
イラーノの言葉に、僕は頷いた。
たぶん、ルイユのスピードが速いんだと思う。
「ルイユ、悪いんだけどスピード落として移動してくれないかな? 乗っている僕達がもたない」
「わかりました。一つ提案があるのですが」
「何?」
「裁縫で、安定する物を作ると言うのはどうでしょうか?」
「あぁなるほど」
「それいいね! クテュール何か頼むよ」
「うん。何か考えてみる」
「森の中でなければ、私でも使える物がベストです」
「うん……」
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どんな物にしようかと考える。
こういう考える時間も楽しいんだよね。
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