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◆225◆コーリゼの能力?
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「ねえ、ルイユ。ケアリーヌさんって女性かな?」
「えぇ、そうですが」
「え! 女性だったの? 俺はてっきり男性でルイユの思い人かと……」
まあ自分を犠牲にしてるからね、そう思うよね。
やっぱりあれは、前世の記憶だったんだ。あの時の声は、ケアリーヌさん。僕の命の恩人の一人って事だね。
「でもあれだね。ルイユは、元の姿にしばらく戻れないね」
イラーノが、ルイユを見て言った。
「問題ありません。アベガル達はまだ、私の本来の姿とこの姿がイコールにはなっていないようですね。たぶん、錬金術を使って街を行き来させていると思っているんでしょう。それをするなと言われたので、この姿でおります」
そっか。キュイだけじゃなくて、リスに見えるルイユの本来の姿も錬金術を使っているって事になるのか。姿を動物に見せているだけだけどね。
「その魔力とかは大丈夫?」
「問題ありません」
僕が聞くと、大丈夫だとルイユは頷いた。
「さて、行きましょう」
「うん」
僕達は、ルイユの脇に抱えられて森の中を凄いスピードで移動する。森の中じゃなかったらもっと早いはず。
森の出口で下ろされ、そこから自分の足で歩く。
そして、街の門で待ち受けていたのは……。
「騎士団に鞄を取りに行くと言っていたけど、どこまで鞄を取りに行ったのかしらイラーノくん」
「あ……」
ジドーっとイラーノを見つめ、マドラーユさんが待ち構えていた。イラーノは、忘れていたという表情だ。
なるほど、そう言ってマドラーユさんの所から出て来たんだ。
「それを私達に伝えに来てくれたのですよ。では私達は、これから鞄を取りに行ってきます」
「そう。じゃ私は宿で待っているわ」
「あ、はい……」
大人しく引き下がられると逆に怖い。
「イラーノ、来てくれてありがとう」
「え? 行ったけど結局役に立たなかったね」
僕がお礼を言うと、イラーノは少し照れて答えた。
「そんな事はありません。私は、剣があればどうにかなると思っていました。ですが、そうではなかった。あなたが来なければ、たぶん魔女は倒せなかったでしょう」
「コーリゼさんが手伝ってくれたから魔女を倒せたんじゃ……」
イラーノの言葉にルイユは首を横に振った。
「あなたを助けるために、主様は魔法を使いました。それで動きを封じ込める事ができたのです。どうやらあなたを死なせたくなかったようです」
ルイユの言葉に僕はハッとする。
咄嗟に取った行動の事を言っているんだ。ルイユの時は、自分が盾になろうとした。もしあの時、ルイユが目を覚まして魔女を蹴飛ばさなければ、ルイユも僕も殺されていただろう。
「あれは、思い出して何も考えずに……」
「えぇ。そこなんです。別に責めているつもりはありません。主様にとって彼は、死なせてはいけない人物だったのでしょう」
「ご、ごめん。ルイユ……」
「ですから責めているつもりは……」
「違うよルイユ。自分が盾になれないから魔法を使ったんだよ。でもその意味で言うなら俺が来てよかったかもね。さあ着いたよ。この話は、これで終わり」
僕は頷くと、階段を上る。そして、建物の中に入った。
「おぉ、来たか。こっちだ」
アベガルさんに連れられて部屋に入ると、コーリゼさんとメリュドガさんがいた。
「話は聞いた。魔女がエルフを操り、モンスターを仕向けていたらしいな」
メリュドガさんが僕達に言った。
そのまま話してるじゃないか……。
「彼から今詳しく話を聞いていたが、彼には魔女を封印する能力があった。ルイユ、君と出会ってそれが目覚めた……」
そのままじゃなかった。
僕がチラッとコーリゼさんを見ると、軽く頷いた。
どうやら移動中に、アベガルさんと話を決めたみたい。
「コーリゼが、エルフの事を聞いていたのは、ルイユを探す為だったみたいだな。だがまだ完全じゃない」
アベガルさんが続けた。
「え? それ、メリュドガさんは信じたの?」
イラーノが驚いて言った。
エルフとハーフと言うだけで、イラーノの話は信じてもらえなかった。
今回ルイユも絡んでいる。ルイユをエルフとのハーフだとメリュドガさんは思っているはずだ。それで、信じたんだろうか?
「この目でアベガルが見たと言ったからな。目覚めたコーリゼが使った能力で動きを封じられた魔女は、後少しと言う所でその場から姿を消したと……」
そっか。アベガルさんの言葉を信じたのか。
これでうまく行くといいけど。
「えぇ、そうですが」
「え! 女性だったの? 俺はてっきり男性でルイユの思い人かと……」
まあ自分を犠牲にしてるからね、そう思うよね。
やっぱりあれは、前世の記憶だったんだ。あの時の声は、ケアリーヌさん。僕の命の恩人の一人って事だね。
「でもあれだね。ルイユは、元の姿にしばらく戻れないね」
イラーノが、ルイユを見て言った。
「問題ありません。アベガル達はまだ、私の本来の姿とこの姿がイコールにはなっていないようですね。たぶん、錬金術を使って街を行き来させていると思っているんでしょう。それをするなと言われたので、この姿でおります」
そっか。キュイだけじゃなくて、リスに見えるルイユの本来の姿も錬金術を使っているって事になるのか。姿を動物に見せているだけだけどね。
「その魔力とかは大丈夫?」
「問題ありません」
僕が聞くと、大丈夫だとルイユは頷いた。
「さて、行きましょう」
「うん」
僕達は、ルイユの脇に抱えられて森の中を凄いスピードで移動する。森の中じゃなかったらもっと早いはず。
森の出口で下ろされ、そこから自分の足で歩く。
そして、街の門で待ち受けていたのは……。
「騎士団に鞄を取りに行くと言っていたけど、どこまで鞄を取りに行ったのかしらイラーノくん」
「あ……」
ジドーっとイラーノを見つめ、マドラーユさんが待ち構えていた。イラーノは、忘れていたという表情だ。
なるほど、そう言ってマドラーユさんの所から出て来たんだ。
「それを私達に伝えに来てくれたのですよ。では私達は、これから鞄を取りに行ってきます」
「そう。じゃ私は宿で待っているわ」
「あ、はい……」
大人しく引き下がられると逆に怖い。
「イラーノ、来てくれてありがとう」
「え? 行ったけど結局役に立たなかったね」
僕がお礼を言うと、イラーノは少し照れて答えた。
「そんな事はありません。私は、剣があればどうにかなると思っていました。ですが、そうではなかった。あなたが来なければ、たぶん魔女は倒せなかったでしょう」
「コーリゼさんが手伝ってくれたから魔女を倒せたんじゃ……」
イラーノの言葉にルイユは首を横に振った。
「あなたを助けるために、主様は魔法を使いました。それで動きを封じ込める事ができたのです。どうやらあなたを死なせたくなかったようです」
ルイユの言葉に僕はハッとする。
咄嗟に取った行動の事を言っているんだ。ルイユの時は、自分が盾になろうとした。もしあの時、ルイユが目を覚まして魔女を蹴飛ばさなければ、ルイユも僕も殺されていただろう。
「あれは、思い出して何も考えずに……」
「えぇ。そこなんです。別に責めているつもりはありません。主様にとって彼は、死なせてはいけない人物だったのでしょう」
「ご、ごめん。ルイユ……」
「ですから責めているつもりは……」
「違うよルイユ。自分が盾になれないから魔法を使ったんだよ。でもその意味で言うなら俺が来てよかったかもね。さあ着いたよ。この話は、これで終わり」
僕は頷くと、階段を上る。そして、建物の中に入った。
「おぉ、来たか。こっちだ」
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「話は聞いた。魔女がエルフを操り、モンスターを仕向けていたらしいな」
メリュドガさんが僕達に言った。
そのまま話してるじゃないか……。
「彼から今詳しく話を聞いていたが、彼には魔女を封印する能力があった。ルイユ、君と出会ってそれが目覚めた……」
そのままじゃなかった。
僕がチラッとコーリゼさんを見ると、軽く頷いた。
どうやら移動中に、アベガルさんと話を決めたみたい。
「コーリゼが、エルフの事を聞いていたのは、ルイユを探す為だったみたいだな。だがまだ完全じゃない」
アベガルさんが続けた。
「え? それ、メリュドガさんは信じたの?」
イラーノが驚いて言った。
エルフとハーフと言うだけで、イラーノの話は信じてもらえなかった。
今回ルイユも絡んでいる。ルイユをエルフとのハーフだとメリュドガさんは思っているはずだ。それで、信じたんだろうか?
「この目でアベガルが見たと言ったからな。目覚めたコーリゼが使った能力で動きを封じられた魔女は、後少しと言う所でその場から姿を消したと……」
そっか。アベガルさんの言葉を信じたのか。
これでうまく行くといいけど。
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