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31扉の秘密2
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「ロサーノさんが、わたくし達の話を全く聞いてくださらなかったからあんな事になったのですわよ!」
マリアさんが不満を述べる。確かにおじいちゃんの名前でも聞けば話を聞いてくれていたかもね。
「すまなかった。知ってれば待っていたのだが」
「あんな事とは?」
「はい。飛び立ったのがリアムさんだとは思わず、彼女達を私達の世界に連れて行こうとしたのですが、何故か扉が見当たらず……。多分閉まっているからだと思うのですが。それでやむを得ず戻って来たのですが、あのような事態になってしまったのです」
なるほどと、おじいちゃんは頷いている。
多分ロサーノさん……アメリアさんもそうだけど、精霊の玉を持って来ていなかったところを見ると、地球が魔力が少ないと知らずに来たんだろうね。
「場所を間違えたとかではありませんの?」
「それはあり得ない」
「そうだな。訪問者である私達が間違えるわけがない」
マリアさんが言うと、ロサーノさんとおじいちゃんは口を揃えて否定した。迷子ではなかった訳だ。……じゃ、扉を閉められたのかも。ロサーノさんは開けて地球から出たんだし。
「向こうの世界で扉閉めたんじゃない?」
「やっぱりそれしかないのか?」
「しかし、世界側から開け閉めできるが、次元側からは閉まっていると、それ自体が見えなくなるのに閉めるか? ロサーノさんも外にいるのを知っているというのに……」
「え? そうなのですか? 知りませんでした。地球の扉が開いていてよかった」
二人の会話を聞き、アメリアさんは驚いていた。
と、いう事は、アメリアさんはあの扉から入って来たんじゃないんだ! 扉っていっぱいあるのかな?
「そう言えばアメリアさんは、一体本を持ち出して何をしようとしていたのですか?」
「実はエリーヌさんが兄にお願い事をしたのですが、ティメオ様に信じてもらえずに本の中に捕らえられてしまってそれで……ついとっさに奪ってリアムさんを尋ねに来たのです」
「そうでしたか。しかし、随分大胆な行動を……」
アメリアさんから詳細を聞いたロサーノさんは驚いていた。
って、お兄さんが閉じ込められた本ってリードできないのかな? 閉じ込めた時はそういうのはないものなのかな?
「本から出す方法ってリードではないの?」
「普通はリードです」
私が唐突に聞くもアメリアさんが答えてくれる。
「じゃなんでアメリアさん自身でリードしないの? 条件で何かあるの?」
「いえ条件云々とかではなくて、能力の問題です。ティメオ様がお作りになった本を解除できるのは、リアムさんしかいないと思って……」
そういうもんなのか。
「買い被り過ぎだ。私でも無理だ」
「つじつまが合いませんわ。おじい様がお作りになった本をアメリアさんはリードをなさったではありませんか」
そう言えばそうだった! マリアさん鋭い! 能力の力関係ならおかしい事になる!
「ガード掛けていないからな。ガードを掛けると本人もしくは、本人以上の力の持ち主でないとリードや解除は出来ないのだ」
アメリアさんではなくおじいちゃんが説明をしてくれた。
なるほど。おじいちゃんのはガードを掛けていなかったので、アメリアさんでもリードを出来たって事ね。
「そうでしたの。それもそうですわね。罪人として閉じ込めたのですから鍵を掛けて当然ですわね」
マリアさんも納得してそう言った。
「この本はお返ししましょう。逃亡の恐れもないようだし」
「いいのですか?」
ロサーノさんは頷いて本をアメリアさんに手渡した。
「あなたが直接ティメオ様にお返しして下さい。きっとわかって下さいます」
「ありがとうございます」
アメリアさんは精霊の本をギュッと抱きしめた。
ロサーノさんって融通の利かない人かと思ったけど、優しい人だった。
「さて取りあえずは、扉をこじ開け安否確認だな」
「そうですね。今まで一度もこんな事がなかったのですから」
おじいちゃんとロサーノさんは頷きあう。
安否確認って穏やかじゃない内容だけど。何かが起こっているって事? 一度も閉められた事がない扉が閉められていた。何かが起こっている?
「おじいちゃん、すぐに行っちゃうの?」
「すぐに行きたいが、もうそろそろ二人が戻って来るだろう。お前達に何かあったかも知れないと思っているからな。顔を見てから行く。準備をしている間に戻ってくるだろう」
おじいちゃんに聞くとそう言った。ハル君達もアメリアさんに何かあったかもって知っているんだ。まあ必然的に私達もそれに巻き込まれているかもって思うよね? ちゃんと仕事してるかなぁ?
おじいちゃんは、ロサーノさんとアメリアさんに精霊の玉を渡している。
「ありがとうございます。まさか地球がこんな所だとは思わず助かります」
「私もです。ありがとうございます」
二人はおじいちゃんに礼をすると、渡された精霊の玉を握りしめた。
マリアさんが不満を述べる。確かにおじいちゃんの名前でも聞けば話を聞いてくれていたかもね。
「すまなかった。知ってれば待っていたのだが」
「あんな事とは?」
「はい。飛び立ったのがリアムさんだとは思わず、彼女達を私達の世界に連れて行こうとしたのですが、何故か扉が見当たらず……。多分閉まっているからだと思うのですが。それでやむを得ず戻って来たのですが、あのような事態になってしまったのです」
なるほどと、おじいちゃんは頷いている。
多分ロサーノさん……アメリアさんもそうだけど、精霊の玉を持って来ていなかったところを見ると、地球が魔力が少ないと知らずに来たんだろうね。
「場所を間違えたとかではありませんの?」
「それはあり得ない」
「そうだな。訪問者である私達が間違えるわけがない」
マリアさんが言うと、ロサーノさんとおじいちゃんは口を揃えて否定した。迷子ではなかった訳だ。……じゃ、扉を閉められたのかも。ロサーノさんは開けて地球から出たんだし。
「向こうの世界で扉閉めたんじゃない?」
「やっぱりそれしかないのか?」
「しかし、世界側から開け閉めできるが、次元側からは閉まっていると、それ自体が見えなくなるのに閉めるか? ロサーノさんも外にいるのを知っているというのに……」
「え? そうなのですか? 知りませんでした。地球の扉が開いていてよかった」
二人の会話を聞き、アメリアさんは驚いていた。
と、いう事は、アメリアさんはあの扉から入って来たんじゃないんだ! 扉っていっぱいあるのかな?
「そう言えばアメリアさんは、一体本を持ち出して何をしようとしていたのですか?」
「実はエリーヌさんが兄にお願い事をしたのですが、ティメオ様に信じてもらえずに本の中に捕らえられてしまってそれで……ついとっさに奪ってリアムさんを尋ねに来たのです」
「そうでしたか。しかし、随分大胆な行動を……」
アメリアさんから詳細を聞いたロサーノさんは驚いていた。
って、お兄さんが閉じ込められた本ってリードできないのかな? 閉じ込めた時はそういうのはないものなのかな?
「本から出す方法ってリードではないの?」
「普通はリードです」
私が唐突に聞くもアメリアさんが答えてくれる。
「じゃなんでアメリアさん自身でリードしないの? 条件で何かあるの?」
「いえ条件云々とかではなくて、能力の問題です。ティメオ様がお作りになった本を解除できるのは、リアムさんしかいないと思って……」
そういうもんなのか。
「買い被り過ぎだ。私でも無理だ」
「つじつまが合いませんわ。おじい様がお作りになった本をアメリアさんはリードをなさったではありませんか」
そう言えばそうだった! マリアさん鋭い! 能力の力関係ならおかしい事になる!
「ガード掛けていないからな。ガードを掛けると本人もしくは、本人以上の力の持ち主でないとリードや解除は出来ないのだ」
アメリアさんではなくおじいちゃんが説明をしてくれた。
なるほど。おじいちゃんのはガードを掛けていなかったので、アメリアさんでもリードを出来たって事ね。
「そうでしたの。それもそうですわね。罪人として閉じ込めたのですから鍵を掛けて当然ですわね」
マリアさんも納得してそう言った。
「この本はお返ししましょう。逃亡の恐れもないようだし」
「いいのですか?」
ロサーノさんは頷いて本をアメリアさんに手渡した。
「あなたが直接ティメオ様にお返しして下さい。きっとわかって下さいます」
「ありがとうございます」
アメリアさんは精霊の本をギュッと抱きしめた。
ロサーノさんって融通の利かない人かと思ったけど、優しい人だった。
「さて取りあえずは、扉をこじ開け安否確認だな」
「そうですね。今まで一度もこんな事がなかったのですから」
おじいちゃんとロサーノさんは頷きあう。
安否確認って穏やかじゃない内容だけど。何かが起こっているって事? 一度も閉められた事がない扉が閉められていた。何かが起こっている?
「おじいちゃん、すぐに行っちゃうの?」
「すぐに行きたいが、もうそろそろ二人が戻って来るだろう。お前達に何かあったかも知れないと思っているからな。顔を見てから行く。準備をしている間に戻ってくるだろう」
おじいちゃんに聞くとそう言った。ハル君達もアメリアさんに何かあったかもって知っているんだ。まあ必然的に私達もそれに巻き込まれているかもって思うよね? ちゃんと仕事してるかなぁ?
おじいちゃんは、ロサーノさんとアメリアさんに精霊の玉を渡している。
「ありがとうございます。まさか地球がこんな所だとは思わず助かります」
「私もです。ありがとうございます」
二人はおじいちゃんに礼をすると、渡された精霊の玉を握りしめた。
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